2026年3月25日ー28日、Lofree Japanと三陽合同会社は、コクヨ東京ショールームで期間限定イベント「Lofree Tokyo Pop-up」を開催しました。
このイベントは「日常に、ちょっとしたトキメキを。」をコンセプトに、ブランドの世界観を体感できる場として案内されています。
会場では人気製品の展示に加え、来場者向け体験エリアや交流機会も用意されており、単なる新製品展示会ではありませんでした。
今回の会場で目を引いたのは、最終日に急遽開催されたHyzenの展示です。
ただ、会場全体を見ていくと、Lofreeが本当に見せたかったのはHyzen単体ではなく、「2㎡の空間」をどうデザインするかというブランドの考え方だったように思えました。
Lofreeはグローバルサイトでも、自らを“2㎡”に着目するブランドとして説明しており、キーボードやマウス、テンキーを含む製品群で、手元の空間を個性的かつ快適に整えることを打ち出しています。
今回のポップアップは、まさにその思想を日本で立体化した展示だったと、取材を通して改めて感じることができました。
テーマごとに異なるデスクの雰囲気をつくり、その中心にLofreeのキーボードを置く。
Lofreeがこのポップアップで見せたかったのは、「キーボードを売る展示」ではなく、「デスクの見せ方を提案する展示」だったように思います。
この記事では、当日の取材会場で見えた4つのテーマを振り返りながら、Lofreeというブランドの本質を考えてみます。
Lofree Tokyo Pop-upは「製品展示」ではなく「2㎡の空間体験スペース」


「Lofree Tokyo Pop-up」は2026年3月25日から3月28日まで、コクヨ東京ショールームで開催された期間限定イベントです。






Lofree社と日本総代理店の三陽合同会社による共同開催となっており、Lofree製品を用いた「デスクセットアップの世界観」と楽しめるイベントとなっていました。
最終日にはインフルエンサー向けの特別セッション開催。
LofreeはこのPOPUPをアジア各国で開催予定で、日本はPOPUPツアーの最初の国に位置付けており、日本への熱量を感じます。
このポップアップは単なるブランドイベントではありません。
会場では、単に製品を並べて触れるだけではない構成が取られていました。



- スローライフ|LIVE IN THE MOMENTー心安らぐ場所で思いがけない驚きを見つける
- メトロポリス|CITY CHICー日常がステージ。
- ミニマリズム|LESS IS MOREーシンプル。
- バックトゥザ・フューチャー|クラシックから新たなトレンドへ。
このデスク全体をコーディネートするという考え方こそが、Lofreeが以前から語ってきた「2㎡」のブランドコンセプトです。
キーボードやマウス、電卓などを通じて、限られたワークスペースを快適で個性的な場所に変えることをLofreeの価値として説明しています。
今回会場となったコクヨの最新チェア「ing Series」を含め、スペック表では表すことができないLofreeの「体験としてのイメージ」を展示空間で伝えようとしていたのかもしれません。

ここからは、当日のブースの写真を見ながら、Lofreeが提示した4つのテーマについて見ていきましょう。

1. メトロポリス|都会的なデスク

展示商品
- Lipstick
- Foundation
- Lipstick 3-Mode ワイヤレス テンキーパッド
- Foundation 3-Mode ワイヤレス テンキーパッド
- Clouds パームレスト(シルバー)
- Foundationパームレスト
- Pudding ワイヤレスマウス
- Glamor Magnetic Power Bank ※日本未発売


メトロポリスと名付けられたテーマのデスクには、メイクアップ道具を連想させるようなキーボードや小物が並べられ、まるでお気に入りのパウダールームのような雰囲気を醸し出しています。
身に着ける、いつも肌に近い「ファッション」要素に近いものを入力機器に落とし込むという発想は世界的に見ても非常に斬新であり、Lofreeがキーボードブランドとしてだけではなく、ライフスタイルブランドとして振る舞おうとしている意図がよく出ています。








2. 未来へ戻る|レトロだけど新しい

展示商品
- Block
- Touch ワイヤレスマウス(Block)
- 1970s
- 1970s Bluetoothマウス(オリーブ)
- Typewriter Piano(オリーブ)日本未発売
- Digit Mechanical Calculator(オリーブ)日本未発売


「未来へ戻る(Back to the Future)」のデスクでは、レトロ家電を思わせる小物の組み合わせが確認できます。
「未来へ戻る」というテーマ名が示していたのは、単なる懐古ではなく、レトロな意匠を現代のデスクにどう再配置するか、という視点だったように思います。
昨今では「レトロ家電」と呼ばれるデザインが流行の兆しを見せており、ルックスはレトロでも中身は最先端というギャップも含めて「レトロデザイン」が受け入れられている印象です。
過去の世界線から戻ってきたようなどことなく懐かしいルックスは、現代においてはなぜか「新しく」見えます。
ディーターラムス思想に通じるデザインが特徴的なLofreeの方向性を感じさせるブースといえるでしょう。








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3. ミニマリズム|視界のノイズを減らす

展示商品
- FLOW2 84keys
- FLOW LITE JIS
- HYPACE ワイヤレスマウス
- Wavy Chips(White)※日本未発売
- アトモスフィアランプ(ホワイト)


ミニマリズムのブースでは、白やグレーを基調にした整理された構図となっており、デスクを飾るというよりも「整える」というイメージが前面に出ていました。
FLOW2は、大ヒットとなったFLOWを超える販売数となっているLofreeのフラッグシップキーボードであり、クラウドファンディングでは8,000人以上からの支援を集めました。
また、FLOW LITEに関しては、ミニマルなルックスと購入しやすい価格というのものあり、キーボードライト層にも人気となっているようです。
特にMacユーザーとの相性がよく、ブースの中では最もノイズの少ない洗練されたデスクだったように感じます。
LipstickやBlockなどのポップさとは対照的なデスクでした。





4. スローライフ|生活の延長としてのデスク

展示商品
- 1%(Transparent/Misty)


スローライフのブースでは、生活の中でのデスクを表していたように思います。
透明感の高い「1%」ラインのキーボードは、存在感がちょうどよく生活空間に溶け込みやすい。
ワークスペースにおいてキーボードは「主役」ポジションとなりやすいですが、生活空間には異質に映りやすい。
スローライフブースでは、ワークスペースの中にあるキーボードではなく、生活に溶け込むキーボードという価値観を表していたのかもしれません。




Hyzenの展示は偶発的要素

最終日に急遽展示となったHyzenに関しては、偶発的要素が強かったように感じます。
今回Lofreeが見せたかったのは「新製品」ではなく、キーボードを核にしたデスクのバリエーションです。
当初のスケジュールでは展示は予定されておらず、最終日のみの展示という事情もあり、見ることができた方は運が良かったという捉え方で十分かもしれません。
Lofreeが見せたかったのは、あくまでも新製品ではなく、「空間デザイン」だったはずです。

入力体験は、椅子まで含めて完成する|コクヨ開催の意味

今回のポップアップがコクヨ東京ショールームで開催されたことも、見逃せないポイントです。
スタンディングデスクを除き、キーボードを用いたタイピング作業を行う上で必須となるのがデスクと「チェア」です。
つまり、入力体験はこれらすべてを含めて初めて完成します。
「入力機器とチェアを含めてワークスペース全体を提案する場」という意味では、Lofreeとコクヨの意図は一致しており、Lofreeの展示コンセプトを下支えしていたような印象でした。



まとめ|Lofreeは「キーボード」ではなくデスク全体の体験を提案していた

今回のLofree Tokyo Pop-upを振り返ると、印象に残ったのはHyzenの存在感だけではありませんでした。
むしろ強く感じたのは、Lofreeがキーボード単体ではなく、「どんな空間で、どんな気分で使うか」まで含めて提案しようとしていることです。
メトロポリス、未来へ戻る、ミニマリズム、スローライフ。
各テーマに共通していたのは、キーボードが単なる入力機器ではなく、机の上の空気感を決める存在として置かれていたことでした。
今回の展示は、Lofreeを「キーボードブランド」として見るだけでは拾いきれない側面を、分かりやすく見せていたように思います。
Hyzenのような新製品は、たしかに強い話題になります。
しかし、「テーマごとにデスクをつくる」という視点の方が強く見えました。
Lofreeは、製品単体を売るというより、デスク全体の体験をどう見せるかまで考えているブランドとして見たほうが、今回のポップアップではしっくりきた、という印象です。
今回の展示で登場したLofree製品を探す
今回のポップアップで展示されていたLofree製品の多くは、Lofree Japanで購入可能です。
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- 初版執筆日:2026年4月3日
- 最終更新日:2026年4月3日
- 取材方法:現地取材
- 参照・引用元:
- 利益相反:商品提供:なし 本稿収益化リンク:あり

