少ないキーでフルサイズキーボードのようにタイピングできる仕組み
物理的に36個しかないキーで通常のキーボードと同じようにタイピングするには、「レイヤー」を複数もたせることで実現できます。
Gravity36には、合計で4つのレイヤーが存在し、デフォルトレイヤーである「Layer 0」を起点にそれぞれのレイヤーへ移動することで、ほぼ全てのキーを仮想的に押すことが可能です。
下記はデフォルトとして提案しているキーマップとなっています。
これをベースにして、あなただけの「都合のよい」キーマップを作ることもできるでしょう。
キーマップ作成について
- 一般的な事務作業での利用を想定(Office系ソフト)
- A-Zのキーと頻出記号キーはLayer0(表レイヤー)に配置
- 記号などは関連性を持たせてグルーピング
- 通常キーボードと同じShiftレイヤー
- Shiftレイヤー以外はできる限り2アクション以内でタイピングできるように設定
- Sihftレイヤーに関しては3アクションとなるが、無理のない形でタイピングできるように設定
- キー数削減のため、Win/Macともに日本語⇄英語の切り替え(IMEのオンオフ)はCtrl+Spaceとする
- 右手でマウスを操作しながら左手でショートカットキーを操作できるように組み合わせキーを配置
用語解説
- MT(XX,〇〇) 長押しで「XX」、短押しで「〇〇」
- LT (数字,〇〇) 長押しで「数字」レイヤーへ押している間のみ移動、短押しで「〇〇」
Remapを用いたキーマップの変更方法
- Gravity36の左側もしくは右側のProMicroにUSBケーブルを接続します。
- Remapへアクセスします。
- 「Customize Your Keyboard」をクリックします。
この画面が出てきたらキーマップ変更準備は完了です。
キーマップの変更方法
各キーごとに下段のキーを変更したい部分にドラッグ&ドロップを行う、もしくは直接キーを編集します。
完了したら右上の「Flash」ボタンを押して、書き込みを完了させます。
MOD-TAPや同時押しなどの設定について
「同時押し」に関しては、各キーの設定画面から同時に押したいKeycodeを入力し、一緒に押したいModifiersキーにチェックを入れてください。
Windowsで「コピー」の同時押しをワンアクションで実行したい時は下記のように設定します。
MOD-TAPとは、押下時間に応じてキーの挙動が変わる仕組みです。
長押しすればShiftとして機能する、単推しでは「・」と入力されるなど、一つのキーに二つの機能を持たせることができます。
設定方法は、各キー設定の「HOLD/TAP」からそれぞれのキーを選択するだけです。
デフォルトキーマップの読み込み方法
デフォルトキーマップは「Windowsー日本語配列」となっています。
必要に応じて、Remapのキーマップ変更画面の右側から「Save/Restore a keymap」を選択し、デフォルトキーマップを読み込んでください。
設定したいキーマッププロファイルを選択する
「flash」ボタンを押してキーマップの変更を反映させる
キーマップの変更を反映させるには「flash」ボタンを忘れずに押してください!