このページでは、Gravity36に関するよくある質問について回答しています。
Forumで質問する前にご覧ください。
かなり長いので、目次機能を利用して探したい場所へジャンプしてください!
Gravity36に関するよくある質問
Gravity36 DIY Keyboard Kitとは何ですか?
Gravity36 DIY Keyboard Kitは、カスタマイズ可能なコンパクトな36キーのメカニカルキーボードキットです。
自分好みにパーツを選んで組み立てることができ、プログラマブルな機能を備えています。
小さくて可愛いガジェットが好きな方やキーボードを自由にカスタマイズしたい方に最適です。
自作キーボードキットということはハンダつけをする必要がありますか?
ハンダ付けを必要とする箇所があるため、組み立てにはハンダつけが必要です。
ただし、ハンダ付けが難しい方には「ハンダ付けオプション(1,500円(税込))」を用意しています。
商品購入時に一緒に購入することで、ハンダ付けなしで組み立てることができるようになりますので、ぜひセットでお申し込みください。
組み立てに必要な工具やスキルはありますか?
組み立てに必要な工具は、基本的にはプラス精密ドライバーのみです。
下記は必要に応じて準備してください。
あると便利な工具
- 電動精密ドライバー(組み立てに使用)
- アクリル板静電気防止スプレー
- 精密ピンセット(ゴム足の貼り付けに使用)
加えて、ハンダつけオプションを利用しない場合は、ハンダゴテセット一式(ハンダ含む)と基本的なハンダつけスキルが必要です。
ハンダつけが必要な箇所はProMicroとコンスルーの部分となっています。
詳細については、オンラインビルドガイドをご覧ください。
対応しているキースイッチは何ですか?
Gravity36 DIY Keyboard Kitは、MX互換のメカニカルスイッチ(Cherry MX、Gateron、Kailhなど)に対応しています。
お好みのスイッチを選んで装着することが可能です。
必要なパーツはすべてキットに含まれていますか?
基本的なパーツはすべてキットに含まれていますが、キースイッチとパソコンに接続するUSBケーブルなどは別途ご用意いただく必要があります。
サポートや保証について教えてください。
本キットは自作キーボードキットとなっており、組み立て時の購入者の過失により動作不良となる可能性が大きい商品です。
よって、最低限のサポートはForum等で実施しますが、基本的にはご自身で組み立てられる方におすすめしています。
また、破損による保証等はございません。
パーツ等に関しては、同等品をご自身でご用意ください。
発送にはどのくらい時間がかかりますか?
本商品は「プレオーダー(予約商品)」となっており、支払い完了から発送までにお時間をいただいております。
2025年3月下旬から随時発送を開始する予定です。
発送方法に関しては日本郵政のクリックポストを予定しています。
海外への発送は可能ですか?
現在、国内発送のみ対応しております。
海外への発送をご希望の方に関しては、購入前にご連絡ください。
キットの返品や交換はできますか?
未開封かつ未使用の場合、商品到着後14日以内であれば返品・交換を承ります。
ただし、組み立て済みの商品や一部のカスタムパーツは対象外となります。
詳細は返品ポリシーをご確認ください。
コンスルーとは何ですか?
コンスルーとは、MAC8社が提供している抜き差し可能なピンヘッダのことを指します。
通常は20pinもしくは40pinで販売していますが、当サイトでは販売代理店を介してMAC8社に特注しており、 12pinを特別製造していただいています。
抜き差し回数に関しては概ね50回程度と規定されており、それ以上の抜き差しでは機能しなくなる可能性がありますのでご注意ください。
はんだ付けの難易度は高いですか?
ハンダ付けの難易度は「低い」です。
ハンダ付けをするスルーホールは近接していますが、温めた部分にしかハンダは流れていかないため、比較的簡単にハンダ付けを行うことができます。
ハンダつけ方法についてはこちらの動画で解説していますので、ぜひご覧ください。
はんだ付けなしでも使うことが出来ますか?
はい、ハンダ付けなしでも使用することができます。
通常であれば、確実な電気的接点を持たせるには、コンスルーとProMicroをはんだつけする必要がありますが、幸いにもProMicroのスルーホールにピンがフィットしているため、電気的接点が作られています。
しかし、いつ電気的接点が失われるかは保証ができませんので、コンスルーとProMicroをハンダ付けをして利用することを強くお勧めします。
コンスルーの挿入方向を教えてください。
○の位置を目安にして、画像のように挿入してください。
○が近い方をProMicro側にして、同一方向に○が見えるように挿入します。
ハンダ付け前によく確認してください。
ハンダつけ後のリカバリーは難しいため、失敗してしまって動作しなかった場合は、新たにパーツを新調しましょう。
パーツを紛失したのですが再度購入できますか?
他の色のアクリルプレートが欲しいのですが自分で注文できますか?
できます。
遊者工房の登録済みデータアクリルカットサービスを利用することで、お好みのアクリルカラーで注文することが可能です。
注文の際は「KLEC-01 Gravity-36 – 3mm」を指定してください。
カラーサンプル等に関しては、遊者工房の販売サイトにてご覧ください。
キーキャップの単品注文はできますか?
できません。
キーボードキットとのセット販売のみ承っております。
オリジナルキーキャップセットが作りたいです。良いサービスはありますか?
あります。
当サイトが提携している「YUZU Custom Keycaps」のGravity36のテンプレートを用いることで、ご自身の好きなカラー、好きなアイコン、好きなフォントを使用して世界に一つだけのオリジナルキーキャプが制作できます。
選択できるキープロファイルは、一般的なCherryとオリジナルキットに採用しているKAMプロファイルの2つです。
特に、スモールキーボードに関しては、使う人によって裏レイヤーに設定する文字や記号が異なるため、視認性の高いオリジナルキーキャップを使用することは非常に有意義です。
キーマップの変更方法を教えてください。
キーマップの変更は「Remap」を使います。
Gravity36をUSB接続した状態でお使いのブラウザ(Chrome推奨)を使ってRemapにアクセスします。
「Customize Your Keyboard」をクリックします。
「+KEYBOARD」をクリックします。
HIDデバイスの接続を許可するために、Gravity36を選択して「接続」をクリックします。
各キーごとに下段のキーを変更したい部分にドラッグ&ドロップを行う、もしくは直接キーを編集します。
完了したら右上の「Flash」ボタンを押して、書き込みを完了させます。
Gravity36では「同時押し」や「MOD-TAP」を利用することはできますか?
できます。
「同時押し」に関しては、各キーの設定画面から同時に押したいKeycodeを入力し、一緒に押したいModifiersキーにチェックを入れてください。
Windowsで「コピー」の同時押しをワンアクションで実行したい時は下記のように設定します。
MOD-TAPとは、押下時間に応じてキーの挙動が変わる仕組みです。
長押しすればShiftとして機能する、単推しでは「・」と入力されるなど、一つのキーに二つの機能を持たせることができます。
設定方法は、各キー設定の「HOLD/TAP」からそれぞれのキーを選択するだけです。
二つのアルファキーを同時に押すことはできますか?
マクロ機能を利用することで実現可能です。
FUNCTIONタブの一番下にある「Macro」の鉛筆マークから設定可能です。
その他のRemapの機能を教えてください。
Remapを使っていたら文字や記号の組み合わせがいつもと違います。どうしてですか?
モードが「English(US)」になっているためです。
Japaneseを選択するといつもの組み合わせがご利用いただけます。
Remapのデフォルトキーマップはどうなっていますか?
出荷時のデフォルトキーマップはWindows用の日本語配列に準じたものに設定しています。
あくまでもウェブライターの河村が考えてたどり着いた「日本語を効率よくタイピングするための配置」というだけですので、好みの応じて変更してください。
Windowsを使っていますが、日本語英語切り替えの「半角/全角」ボタンがなくて困っています。
Gravity36のWindows日本語配列用のデフォルトキーマップには「半角/全角」キーは配置していません。
代わりに、「Ctrl+Space」でIMEのオンオフをコントロールできます。
「Ctrl+Space」でのIMEオンオフを有効化するためには下記の手順に従って設定してください。
(OSはWindows11を想定しています)
手順
- Windowsボタン→設定(歯車のマーク)をクリック
- 検索窓に「IME」と入力し「日本語IMEの設定」を選択
- 「キーとタッチのカスタマイズ」を選択
- 「各キーに好みの機能を割り当てる」を「オフ」から「オン」に変更
- 「Ctrl+Space」を「IME-オン/オフ」に設定する
キーマップがなかなか覚えられません。どうしたらいいですか?
うーん、慣れるしかありません笑
まず、キーマップを覚える以前に、デフォルトの65%レイアウトで、ホームポジションを起点としたタッチタイピングを習得しないと、分割キーボードのタイピングは困難です。
Gravity36の配列はこれがメインになっています。
まずは、基礎から始めた方が良いでしょう。
その上で、キーマップが覚えられない…ということであれば
私の場合、普通にタイピングしていて、打てない文字(裏レイヤーに置いた記号)は都度、印刷したチートシートを見て入力していました。
トライアンドエラーと繰り返していると、意外と早く覚えることができます。
数字を覚える際は、指とセットで覚えると結構簡単です。
- 左手小指ー1
- 左手薬指ー2
- 左手中指ー3
- 左手人差し指ー4/5
- 右手人差し指ー6/7
- 右手中指ー8
- 右手薬指ー9
- 右手小指ー0
TRRSケーブルとはなんですか?
TRRSケーブルとは、4極の属性がついたφ3.5mm端子をもったオーディオケーブルです。
TRRSとは、Tip Ring Ring Sleeveの頭文字でTipが先端、Ring1/2が真ん中、Sleeveが末端と、それぞれに極性があることを示しています。
通常のステレオプラグは3極(TRS)、モノラルプラグは2極です。
Gravity36は「TRRS」で動作するため、他のケーブルを用いることはお控えください。
TRRSケーブルはUSBケーブルを接続中に抜き差ししてもいいですか?
分割キーボードの禁忌事項の第一位が「USBケーブル接続中にTRRSケーブルを抜くこと」です。
ショートするため、絶対に抜いてはいけません。
また、半挿しの状態で接続することも故障の原因になります。
TRRSケーブルを抜くときは、①USBケーブルを抜いて電流を遮断する ②TRRSケーブルを抜くという手順をとりましょう。
通電中に抜去すると、MCUが故障します。
TRRSケーブルの末端はL字とI字(ストレート)はどちらがいいですか?
I字(ストレート形状)をおすすめしています。
L字では抜き差しが困難です。
TRRSケーブルでおすすめはありますか?
Jizai Styleさんのケーブルがおすすめです。
Jizai Styleさんのケーブルはスロープ部分が若干太くなっています。
このケーブルが使いたいがために、このケーブルが刺さるスペーサーを選択しているほどです。
USBケーブルはどのようなものがおすすめですか?
USBケーブルに特に指定はありません。
Type-C to Type-Cでも、Type-C to Type-Aの両方での動作を確認しています。
万が一、入力ができない場合は、Type-C to Type-Aケーブルで接続してみてください。
ただし、USBケーブルのキーボード側の形状は「I字(ストレート)」形状以外は刺さらないためご注意ください。
TRRSケーブルを接続した状態で両方のマイコン(ProMicro)にUSBケーブルを挿すとどうなりますか?
壊れます。
両方のUSBケーブルから電流が流れ込み、キーボード内部でショートする可能性が高いので絶対に同時に接続してはいけません。
TRRSケーブルを接続しない状態で両方のマイコン(ProMicro)にUSBケーブルを挿すとどうなりますか?
独立して使用することが可能です。
ただし、このような利用方法の場合、マクロパッドとして使う方が望ましいです。
マクロパッドとして利用する場合は、マクロパッド専用のキーマップを作成したほうが良いでしょう。
左右間通信も含めて、無線接続はできますか?
現状の設計では実現することはできません。
キーマップの設定が大変です。プリセットはありませんか?
プリセットを用意しており、下記の手順で簡単に変更することができます。
Remapのキーマップ変更画面の右側から「Save/Restore a keymap」を選択する
設定したいキーマッププロファイルを選択する
「flash」ボタンを押してキーマップの変更を反映させる
キーマップの変更を反映させるには「flash」ボタンを忘れずに押してください!
Remapで読み込むと「Gravity36」ではなく、「KLEC-02」と表示されますが故障ですか?
いいえ、それで正しいです。
Gravity36の設計はtakashicompanyさんが行っています。
よって、元々の名称(製品番号)は「KLEC-02」であり、Greenkeysが販売する際に商品名として「Gravity36」という名称をつけているという事情があります。
Macユーザーです。Remapで設定しようとしたところ、OptionとCommandのマークがありません。どうしたらいいですか?
Remapの表示は基本的にはWindows表示のため、「BASIC」タブにそれらはありません。
代わりに、下記のように対応しています。
- Option→Alt
- Command→Win
Macユーザーです。英語配列で使いたいのですが、どうしたらいいですか?
下記手順に沿って実施してください。
また、日本語配列に切り替えたい場合も同様です。
設定→キーボード→キーボードの種類の変更をクリック
キーボード設定アシスタントを立ち上げて「続ける」をクリック
適当な位置のボタンを2回押す→下記の画面に切り替える
ANSIを選択して「再起動」してください。
Windowsユーザーです。日本語配列から英語配列へ切り替えたいのですが、どうしたら良いですか?
下記の手順に従って実施してください。
詳細についてはこちらのコンテンツもあわせてご覧ください。
ファームウェアをフラッシュ(焼き込む)する方法を教えてください。(Win/Mac共通)
まず、Gravity36の左手側のマイコンにUSBケーブルを接続します。
takashicompanyのKLEC-02のファームウェアページを開いたら、「VIA Firmware左右設定可能」を項目の「DOWNLOAD」をクリックし、「KLEC-02-1735826243046」というファイルをダウンロードして保存します。
Sekigon氏の「Pro Micro Web Updater」ページを開き、ダウンロードしたファームウェアファイルを指定→Split-leftにチェックを入れて「flash」ボタンをクリックします。
シリアルポートへの接続要求画面が出たら、背面の「リセットボタン」を素早く「2回」押して「ProMicro(5V)」という項目を出現させます。
ProMicro(5V)を選択し、「接続」をクリックするとファームウェアの焼き込みが開始され、完了します。
USBケーブルを左手側のマイコンから抜き、右手側に挿して同様の手順でファームウェアを焼き込みます。
右手側を焼く際には「Split-right」を指定するのを忘れないでください。