HHKB Studio専用キーキャップセットと純正キーキャップの特殊形状キーを比較

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Greenkeys運営の河村です。

2024年6月からKeyreativeと開発を進めてきた「HHKB Studio専用交換用キーキャプセット」。

今回は、みなさんが一番気になっている「G/H/B」の特殊形状や、互換性のあるスペースバーについて、純正のキーキャップとの違いと完成度を比較していきたいと思います。

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G/H/Bの比較【HHKB_Studio_Keycaps】

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HHKB Studioは、GHBの間にポインティングスティックを搭載しているため、ホームポジションをキープしたままマウス操作ができる画期的な仕組みとなっています。

そのトレードオフとして生じているのが、「互換性をもつキーキャップがない」という点です。

そこで、実際のHHKB Studioの実測データを用いて、Keyreativeに金型から制作してもらったのがこの「GHB」です。

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このように、干渉することなく、完全な形でKeyreative社がライセンスを保有するKATプロファイルに合わせて作成することに成功しました。

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純正キーキャップはPBT素材に昇華印刷を施した「シングルショット」と言われる手法で作成されていますが、今回作成したキーキャップは印字部分と外装部分を別々のパーツで組み合わせて作った「ダブルショット(2色成型)」という手法で作成されています。

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印字部分が異なる樹脂パーツで作られているため、このように印字がはっきりとしているだけでなく、摩耗によって文字が消えることがありません。

これにより、快適なポインティングスティック操作を実現しています。

KATプロファイルは、HHKB Studio純正キートップよりも背が高いため、ポインティングスティック部分の窪みが若干大きくなっているのがわかるでしょう。

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左:KAT(B) 右:オリジナル(B)
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左:KAT(G) 右:オリジナル(G)
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左:KAT(H) 右:オリジナル(H)

切掛け部分の精度も素晴らしく、バリなども一切なく、美しい仕上がりです。

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特に注力してもらったのが「B」です。

純正キートップとは異なり、レジェンドが大きく、中央に配置してあることに加えて、ポインティングスティックの操作性を確保するためにはキーキャップ上面の面積を少なくしなければいけません。

これを解決するために「文字を立体的に再現する」ダブルショットが採用されました。

上から見ると「B」に見えますが、他の面から見ると立体的に文字が表現されています。

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これは、Keyreativeだからこそできる芸当と言えるでしょう…!

スペースバーの比較【HHKB_Studio_Keycaps】

次に課題となったのは、スペースバーです。

伝統的に、HHKBのスペースバーの長さは「6u」となっています。

一般的なメカニカルキーボードのスペースバーといえば、6.25uが最もメジャーで、7uがついで採用されるケースが多い印象です。

Kawamura top RKawamura

6uというサイズは、世界的に見ても非常の稀です。

また、スペースバーのように、横に長いキーキャップの場合、キースイッチの中央から離れるに連れて動作が不安定になるため、安定されるための仕組み=スタビライザーをつけるのが通例です。

当然、このスタビライザーも6.25uがもっとも入手性が高くなっています。

このいいとこ取りをしたようなものがHHKB Studioのスペースバーで、長さは6u、スタビライザーの規格は6.25uになっていました。

Kawamura top RKawamura

わたしの推察ですが、伝統的な6uは維持しつつも、調達性を確保するために、6uサイズ、スタビライザーは6.25uサイズになったような気がしています。

ただ、そうなると、「特殊規格」となるため、一般的に市販されているキーキャップでは合いません。

これについても、Keyreativeの協力により、専用スペースバーを開発してもらいました。

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上:純正 下:KATプロファイル
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上:純正 下:KATプロファイル

このように、純正スペースバーと全く同じサイズとなります。

まとめ

photo 075

以上、こだわりの詰まった「GHB」と「スペースバー」について解説してきました。

Kawamura top RKawamura

まじで「B」の造形には驚きました。
KeyreativeのZhao氏のアイディアでしたが、「そんなことできるん…?」と半信半疑だったのをよく覚えています。

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GreenKeys著者情報

河村 亮介のアバター 河村 亮介 GreenKeys運営責任者/事業代表

WEBサイト運営事業GreenEchoes Studio代表をしています。他社法人メディアの運営ほかキーボードメディアや通信系メディアへの寄稿を行うなど、ウェブライターとしても活動しています。今年はオリジナルキーキャップセットを作る予定。

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