「エントリー機」という言葉では片付けられない魅力が詰まっています。
公式サイトでは2025年11月10日に販売されたNodeシリーズですが、2025年12月30日からNuPhyの日本販売代理店であるDIGIART(三陽合同会社)にて予約販売が開始されました。
約17,000円程度という値段設定に加えて、オフィスデスクにも似合うシンプルなカラーリングとディーターラムスの「Good Designの法則」を連想させるようなデザイン、加えて好みに応じてノーマルプロファイル*とロープロファイルから選択できるなど、これまでのNuPhy作品のどれよりも「選びやすい」商品と言えるでしょう。
※Cherry MX互換のノーマルプロファイルですが、商品紹介上「Hi-Profile」としています
本記事では、新発売となった「NuPhy Nodeシリーズ」についてレビューしていきます。
注意事項
執筆時点の1月11日時点では、Nodeシリーズの96%レイアウトバージョンの「Node100」のラインナップはDIGIARTではありません。


Node100を購入したい場合は、海外公式ストアよりどうぞ。
30秒でわかるNodeシリーズの魅力
- NuPhyキーボードで一番コスパが良い
- 感圧式タッチバー搭載
- 好みに応じてハイプロかロープロが選べる
- シックなデザインと静音キースイッチ選択でオフィスユースに最適
- 万人ウケするデザイン
- キーマップ変更がWEB上で可能
- Windows /Macに対応

- オフィスユースでも使える「オトナデザイン」が秀逸
- コスパ最高で買いやすい
- 好みに応じたキーキャップカスタマイズができる
- ハイプロ/ロープロを選択できる
- NuPhy IO2.0での「痒いところに手が届く」キーマップ変更がすばらしい
- ロープロファイルなのにストローク幅がノーマルプロファイルに近い
- 打鍵感と打鍵音は良くも悪くも樹脂筐体のそれ
- ロープロファイルキースイッチにしてはストロークが深すぎると感じる場合も
- 現時点では日本語配列がラインナップされていない
- ハイプロファイル版ではキーキャップ形状が合わないケースもありそう
- Windows用のキーキャップがもっと欲しい
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NuPhy Node Series(Low-Profile/Hi-Profile)の価格・販売形態・入手性
- 入手性:★★★★★(非常に入手しやすい)
- 価格:17,600円(税込)
- 公式サイトのみクーポンコード「ryo10」利用にて10%オフ(15,840円(税込))で購入可能
- 販売形態:予約販売
- 発送時期:1月下旬
- 入手先:DIGIART(日本公式ストア)/ 海外公式サイト/ビックカメラ.com /ヨドバシ・ドット・コム
NuPhy Node Series(Low-Profile/Hi-Profile)のスペック概要
スペック概要を見る▷▷
| 項目 | Node 75 Low-Profile | Node 75 High-Profile |
| レイアウト | ANSI 75% 日本語配列は現時点ではなし | ANSI 75% 日本語配列は現時点ではなし |
|---|---|---|
| キー数 | 84キー | 82キー |
| スイッチタイプ | ロープロファイル | ハイプロファイル |
| マウント方式 | ガスケットマウント | ガスケットマウント |
| スタビライザー | プレートマウント | プレートマウント |
| ホットスワップ | 対応 | 対応 |
| バックライト | ノースフェイス RGB LED (20モード) | ノースフェイス RGB LED (20モード) |
| 接続方式 | 2.4GHz / 有線(USB-C) / Bluetooth 5.0 | 2.4GHz / 有線(USB-C) / Bluetooth 5.0 |
| ポーリングレート | 1000Hz (2.4G/有線) / 125Hz (BT) | 1000Hz (2.4G/有線) / 125Hz (BT) |
| キーキャップ | ダブルショット nSA プロファイル | ダブルショット mSA プロファイル |
| 筐体素材 | トップ/ボトム:ABS、プレート:PC | トップ/ボトム:ABS、プレート:PC |
| サイズ | 317.1 × 137.1 × 14 mm | 318.1 × 141.5 × 18.9 mm |
| 重量 | 659g | 827g |
| タイピング角度 | 4° / 8° / 11° | 6° / 9° / 12° |
| バッテリー容量 | 3000mAh | 4000mAh |
| 連続使用時間 (ライト点灯) | 約60〜100時間 | 約60〜100時間 |
| 連続使用時間 (ライト消灯) | 最大約1000時間 | 最大約1000時間 |
| 対応OS | macOS / Windows / Android / iOS | macOS / Windows / Android / iOS |
パッケージ内容
- キーボード本体 ×1
- 2.4G レシーバー ×1
- USB-C to USB-C ケーブル ×1
- USB-C to USB-A 変換アダプター ×1
- キーキャップ/スイッチプラー ×1
- 交換用キーキャップ ×3
- ドットデザインキーキャップ ×3
- クイックスタートガイド ×1
NuPhy Node Series(Low-Profile/Hi-Profile)レビュー環境
レビュー環境は下記の通りです。
- 接続環境:macOS
- 使用スイッチ:Low-Profile:Blush nano/Hi-Profile:Brown Max
- レイアウト:75%ANSI
- 主な用途:コンテンツ執筆(日本語のタイピング)
キースイッチスペックはこちら▷▷

| スイッチ名 | タイプ | 押下圧(Operating) | 底打ち圧(End Force) | ストローク(Total Travel) | 接点(Pre-travel) | 特徴・素材 |
| Red nano | リニア | 45±15gf | 60±15gf | 3.5mm Max | 1.7mm | ・ステム: POM ・ハウジング: POM (Top/Btm) ・標準的な赤軸の打鍵感 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| Brown nano | タクタイル | 50±15gf | 65±15gf | 3.5mm Max | 1.7mm | ・ステム: POM ・ハウジング: PC(Top)/POM(Btm) ・確かなクリック感 |
| Blush nano | 静音リニア | 42±15gf | 55±15gf | 3.2mm | 1.7mm | ・ステム: POM ・ハウジング: PC(Top)/PA66(Btm) ・ダブルステージスプリング採用 ・ストロークが若干浅く高速入力向き |
| スイッチ名 | タイプ | 押下圧(Operating) | 底打ち圧(End Force) | ストローク(Total Travel) | 接点(Pre-travel) | 特徴・素材 |
| Red Max | リニア | 45±5gf | 58±5gf | 3.4mm | 1.8mm | ・ステム: LY素材 (滑らか) ・ハウジング: POM(Top)/PA66(Btm) ・21mm シングルステージバネ |
|---|---|---|---|---|---|---|
| Brown Max | タクタイル | 50±5gf | 65±5gf | 3.4mm | 1.8mm | ・ステム: LY素材 (滑らか) ・ハウジング: POM(Top)/PA66(Btm) ・21mm シングルステージバネ |
| Blush Max | 静音リニア | 42±10gf | 55±10gf | 3.8mm | 2.0mm | ・ステム: POM ・ハウジング: PC(Top)/PA66(Btm) ・標準より**深いストローク(3.8mm)**が特徴 |
打鍵感・打鍵音の評価
Node75 Low-Profile Bulsh nano(静音リニア)
- 打鍵音の大きさ:★☆☆☆☆(ほとんど聞こえない)
- 音の高さ:ー(ほとんど聞こえない)
- キーの重さ:普通(42gfは軽い部類ではあるがロープロスイッチとしてはストロークが深いため若干重く感じる可能性あり)
- 底打ち感:かなりソフト(ゴム感は少ない)
- キーのぐらつき:ふつう
Node75 Hi-Profile Brown Max(タクタイル)
- 打鍵音の大きさ:★★★★☆(周囲は気になるレベル)
- 音の高さ:中間(一般的なキースイッチ同等)
- キーの重さ:やや重い(タクタイルスイッチの中でも押し始めにヤマがくるタイプのため若干重いと感じる方が多いか)
- 底打ち感:くっきり
- キーのぐらつき:ふつう
NuPhy Node Series(Low-Profile/Hi-Profile)のメリット
それでは早速、Nodeシリーズのメリットから見ていきましょう。
NuPhy Node Series(Low-Profile/Hi-Profile)のメリット
- オフィスユースでも使える「オトナデザイン」が秀逸
- コスパ最高で買いやすい
- 好みに応じたキーキャップカスタマイズができる
- ハイプロ/ロープロを選択できる
- NuPhy IO2.0での「痒いところに手が届く」キーマップ変更がすばらしい
- ロープロファイルでもストローク幅が深い
オフィスユースでも使える「オトナデザイン」が秀逸

Node75は、オフィスユースでも使える「オトナデザイン」が素晴らしいという点は、多くの人に共通する大きなメリットです。
はじめてNode75を見たときに、直感的に「懐かしい」「今風でおしゃれ」と感じた人が多いのではないでしょうか。
これは公式には明言されていませんが、明らかにディーターラムスが提唱した「良いザイン10の法則」を意識したものです。
そのドットマトリクスや幾何学的なフォルムは、ドイツの家電メーカーBraun(ブラウン)の黄金期を支えた伝説的デザイナー、ディーター・ラムスの仕事—特に名機ラジオ『T3』などを彷彿とさせます。

現代のApple製品にも多大な影響を与えた「機能的でミニマル」な美学の源流にあるのがこのディーターラムスです。
NuPhyはそれを、単なる懐古趣味ではなく、現代のデスクに馴染む「新しいスタンダード」として再構築しようとしているのかもしれません。
NuPhyというと、「ポップできらきら光る緑と赤と黄色をアクセントにしたキーボード」を作るブランドとして認識している方がほとんどでしょう。
しかし、このNodeシリーズは違います。
明らかにターゲット層を「マニア」から「大衆」へ向けており、カラーリングについても「さりげなく溶け込む色」をチョイスしています。

右上のドットマトリクスも、単なる飾りではありません。
バッテリー残量や接続先をさりげなく伝えるその光り方は、ゲーミングデバイスというより、「精密機器のインジケーター」のような気遣いが溢れています。
コスパ最高で買いやすい

Nodeシリーズは、NuPhyのキーボードラインナップの中では「最も安価」なモデルです。
ハイエンドに位置する「HALO」シリーズが3万円オーバーとなっているところ、このシリーズは17,600円(税込)で購入することができます。
キーマップ変更ができてこの秀逸なデザインでこの価格となれば、試してみたくなる方もきっと多いのではないでしょうか。
好みに応じたキーキャップカスタマイズができる
メリットの冒頭でも触れましたが、このキーボードのルックスでのポイントは「オトナデザイン」にあります。
つまり、「主張しすぎないカラーリング」がオフィスユースでのポイントとも言えます。
しかし、自宅ではポップに飾りたい‥そんなニーズにも応えるために、交換用のドットデザインキーキャップ も付属しています。


Kawamuraこのように、ニーズに応じた見た目の変化も楽しむことができます。
ハイプロ/ロープロを選択できる

Nodeシリーズはハイプロ(Cherry MX互換の通常モデル)とロープロ(Cherry MX互換規格よりも高さが低いモデル)のいずれかを選択することができます。

これは「Kick75」で実施したような「パーツ組み換えによるハイブリッド構成」ではなく、明確に「同じコンセプトで異なる高さを選択できる」という考えです。
メカニカルキーボードらしい深い打鍵感が好みの場合はハイプロモデル、ノートパソコンライクにタイピングを楽しみたい場合はロープロを選択する、というのがおすすめです。
NuPhy IO2.0での「痒いところに手が届く」キーマップ変更がすばらしい

Nodeシリーズは、NuPhyが独自に開発したキーマップ等変更WEBアプリ「NuPhy IO 2.0」に対応しています。
昨今でよく見かけるキーマップ変更アプリに関しては「QMK/VIA」が主流ですが、VIAに関してはキーマップ変更に専用の「.json」ファイルを求められるケースが多く、カスタムの面では専門的な知識が必要など、使い勝手の面で課題が残ります。
その点、NuPhy IO 2.0ではすべて解消しており、より直感的なキーボードカスタマイズがOSを問わず行える点は、競合他社と比較しての大きな強みといえます。
ロープロファイルでもストローク幅が深い

Nodeシリーズのロープロファイルモデルで採用されている「Gateron Low-Profile 3.0(〇〇 nanoシリーズ)」は、ロープロファイルキースイッチにも関わらず、ノーマルプロファイルと同程度のストローク長を実現しています。
つまり、通常のCherry MX互換キースイッチのストローク感覚でタイピングできるというのは大きなメリットと言えるでしょう。
このようにBlush nanoが、Cherry MXのシルバー軸相当の3.2mm、Brown/Red nanoはCherry MXの4.0mmより若干短い3.5mm長となっています。



「ロープロファイルのストロークの短さが気になる」という方にとっても快適に利用できるでしょう。
KawamuraCherry MXの打鍵感も捨て難いですが、やはり構造上どうしてもデスクからの上方向への高さが出てしまいます。
そうなってくると、パームレストを使わないと手首が痛くなってしまう可能性があるのです。
パームレストなしで使えて、ストローク長はノーマルプロファイルクラス、というのは唯一無二の魅力といえます。
NuPhy Node Series(Low-Profile/Hi-Profile)のデメリット
Nodeシリーズを購入する前に確認したいデメリットについて見ていきます。
NuPhy Node Series(Low-Profile/Hi-Profile)のデメリット
- 打鍵感と打鍵音は良くも悪くも樹脂筐体のそれ
- ロープロファイルキースイッチにしてはストロークが深すぎると感じる場合も
- 現時点では日本語配列がラインナップされていない
- ハイプロファイル版ではキーキャップ形状が合わないケースもありそう
打鍵感と打鍵音は良くも悪くも樹脂筐体のそれ
やはり上位機種でアルミニウム筐体を採用したHaloシリーズと比較すると、打鍵感は「チープ」に感じやすいのは事実です。
やはり重厚感のある打鍵感は、金属筐体からでしか得られないという現実があります。
一方で、これは好みの問題でもあるため、そこまで大きく気にする必要はないでしょう。
特に、初めてメカニカルキーボードの購入を検討している方であれば全く気にしなくても良い問題です。
ロープロファイルキースイッチにしてはストロークが深すぎると感じる場合も

これはNode75 Low-Profileで採用しているGateron LP 3.0キースイッチの長所でもありますが、ロープロファイルキースイッチとしては若干ストロークが深いと感じる方もいるでしょう。
特に、「Lofree Flow」などで採用されている「Kailh choc v2」スイッチの押し心地に慣れた方に関してはなおさら強く感じるかもしれません。
choc v2キースイッチのストロークの多くは2.8mmに設定されており、Brown nano/Red nonoの「3.5mm」というストローク幅はこれと比較するとかなり「深い」と言えるでしょう。
KawamuraBlush nanoは3.2mmストロークで個人的には許容範囲内なので、キースイッチを選ぶならBlush nanoがおすすめです。
やはりストロークは浅い方が良い、という方はLofree Flow Lite /Flow Lite JISをおすすめします。
現時点では日本語配列がラインナップされていない
これは「現時点では」という注釈付きですが、販売されているのは英語配列のみで、日本語配列のラインナップはありません。
Nodeシリーズはおそらくは「一般層」への普及を狙ったモデルです。
一般的には、日本市場での日本語配列の利用率は90%以上と言われており、マス層に購入してもらうには日本語配列のラインナップは必須と言えるでしょう。
今後の登場に期待したいですね。
日本語配列普及についてのデータ▷▷
| 対象属性 | 日本語配列 (JIS) | 英語配列 (US) | データ出典・備考 |
| 一般市場 | 圧倒的多数 (90%以上推計) | 少数派 | 家電量販店等のPCは標準がJIS配列であり、US配列はBTO(受注生産)等が主であるため。 |
| ガジェット好き (Appleユーザー等) | 約 65% | 約 24% | ガジェット系YouTuberによる視聴者アンケート(回答数約5,600件)[1] |
| Web系エンジニア (特定のIT企業) | 46% | 54% | freee株式会社の開発者向けアンケート(2022年)[2] |
1. ITエンジニア・開発者対象(US配列率が高い傾向)
- freee Developers Blog (2022年)2022年、隣のキーボード事情はどう変わったか。
- Findy / エンジニアのお気持ち投票 (2024年)キーボードの配列 何派? – エンジニアのお気持ち投票
2. Macユーザー・ガジェット愛好家対象
- YouTube:Apple信者1億人創出計画 (2023年)【5592名に聞きました】人気No.1のキーボード配列はどれ?US?JIS?UK?
3. 一般市場(参考情報)
- 公的な統計データはありませんが、各大手PCメーカー(NEC、富士通、Dynabook等)の個人向け製品ラインナップにおいて、店頭モデルが「日本語配列」のみである現状が、圧倒的シェアの根拠。
ハイプロファイル版ではキーキャップ形状が合わないケースもありそう

これは特にNode75 Hi-Profileで言えることですが、Node75ハイプロで採用されているキーキャップは「スフェリカル形状」です。

つまり、一般的に普及しているCherryプロファイルとして浸透している「シリンドリカルデザイン」ではないため、撫で打ちをする際に引っかかりとして感じる可能性があります。


Kawamuraこれらはおそらくは設計思想が異なるだけで、優劣はありません。
シリンドリカルデザインは横へのスライドに秀でており、スフェリカルデザインは真上からキーを捉えることに特化しています。
スフェリカルデザインの源流はおそらくはタイプライターで、下へ打つ形のタイピング方法であれば問題ないでしょう。レトロルックスで可愛いのが特徴です。
Windows用のキーキャップがもっと欲しい
NodeシリーズのデフォルトキーキャップはMac用となっています。
よって、最初はWindowsユーザーは見慣れない「OPT」「CMD」のふたつがあるのが気になるでしょう。
通常であれば、OPT→ALT、CMD→OSなど、Windows用の交換用キーキャップがあるはずなのですが、NodeシリーズにはALTキーしかなく、OSキーはありません。
代わりに、計算機マークのキーが付属します。
やはり、Windowsユーザーであれば、Windowsマークのキーまではなくとも、CMDの代わりになるキーは付属して欲しいですね。
似たコンセプトのキーボードとの比較
やはりこういったコンセプトのキーボードは多く販売されており、最近ではKeychronやLofreeだけでなく、IQUNIXなども高品質なメカニカルキーボードをリリースしています。
ただし、今回のNodeシリーズに関しての一番のライバルは、上位機種として位置付けられている「Haloシリーズ」と「Airシリーズ」かもしれません。
今回の比較は、Halo /Airシリーズに加えて、
| 機種名 | NuPhy Node75 | NuPhy Air75 V3 | Lofree Flow Lite 84 | NuPhy Halo75 V2 |
| メーカー | NuPhy | NuPhy | Lofree | NuPhy |
|---|---|---|---|---|
| プロファイル | High / Low 選択可 | Low (薄型) | Low (薄型) | High (通常) |
| デザインテーマ | レトロモダン | ポップ | モダン・ミニマル | ポップ |
| 筐体素材 | ABS (樹脂) | アルミ + ABS | ABS(樹脂) | アルミ + ABS |
| 価格帯 (目安) | 17,600円 | 28,600円 | 17,600円 | 33,000円 |
| キーマップ変更 | 対応 (NuPhy IO2.0) | 対応 (NuPhy IO2.0) | 対応(独自ソフト) | 対応 (NuPhy IO2.0) |
| ターゲット | デザインとコスパ重視 | 持ち運び・実用重視 | コスパ・打鍵感重視 | 打鍵音・剛性重視 |
価格はすべて税込です
1. NuPhy Air75 V3(自社 / アルミ&多機能のフラッグシップ)

やはりNode75ロープロ版の一番のライバルは、自社商品の格上フラッグシップであるAir75 v3でしょう。
Air75 v3は、従来のv2からの刷新を図り、トップフレームにアルミニウムを採用、ガスケットマウントを採用し、これまでとは一味違った高級モデルへと進化しました。
また、V3で新搭載された「交換可能なモジュラーノブ」も大きな特徴と言えるでしょう。

Node75 (Low-Profile)は、Air V3と同じ「Nanoスイッチ」を採用しており、打鍵感の基礎体力は同等です。
しかし、筐体をオール樹脂にすることで価格を約半額近く(国内価格比)に抑えています。
マウントに関しても同様ですが、やはり筐体剛性の違いによる打鍵感の違いが大きく、やはりアルミモデルの方が「どっしり」した感じがあるのは事実です。
Kawamuraしかし、これは好みの問題でもあり、個人的には「ライトに使えてデスク映えも良い」Nodeロープロシリーズの方が好みです。
2. Lofree Flow Lite(他社 / コスパと打鍵感の直接競合)

Node75と同じ「樹脂筐体 × ガスケット」のコンセプトを持つ、最大のライバルです。
上位機種である「FLOW」の廉価版としての位置付けとなっており、AirシリーズをフラッグシップとしたNodeシリーズと同じポジションにある対抗馬と言えるでしょう。
打鍵感ではFlow Liteに軍配

「打鍵感」という部分では、おそらくはFlow Liteの方が上です。
これは単純に「キースイッチの勝負」でKailh choc v2の方が先駆者としての経験が大きいという違いでもあります。
Kailh choc v2はロープロファイルスイッチらしい「2.8mmのショートストローク設計」でかつ、最近流行となっている事前潤滑によるスムーズな打鍵感が魅力です。
一方、Node75の採用しているGateron LP 3.0に関してはリリースしてからまだ日が浅く、ブラッシュアップできる余地がまだまだ残っています。
カスタマイズ性ではNode75が何枚も上手

一方で、カスタマイズ性という部分ではNode75が何枚も上手です。
Flow Liteに関しては、リリースじはWindows専用のキーマップ変更アプリのみでしたが、アップデートを経てWEB版をリリースし、待望のMacユーザーのキーマップ変更にも対応しました。
しかし、Mod-Tapの設定など、細かな部分の調整ができない点については残念な部分です。
一方で、NuPhyに関しては兼ねてからキーマップ変更アプリの独自開発を進めており、Mod-Tapの変更をふくめてかなり細かい部分まで設定できる「NuPhy IO 2.0」をリリースしています。
もちろん、Nodeシリーズに関してもこれに対応しており、カスタマイズ性という観点ではNodeが上手、という印象です。

3. NuPhy Halo75 V2(自社 / ハイプロファイルの比較対象)

Node75のHigh-Profile版を検討する場合の比較対象は、自社の上位機種となるHalo75 V2となります。
Halo75v2に関しては、マイナーアップデートを経て「NuPhy IO 2.0」対応の基板へ変更されました。
そういった点でNode75とは同じポジションにあると言えます。
この2機種が同条件で最も異なる点は、筐体の違いでしょう。

Halo75v2はアルミニウム筐体で重く、打鍵感はかなり重厚感があります。
一方、Node75ハイプロファイルはすべて樹脂筐体を採用しており、良くも悪くも軽い打鍵感となっています。
価格差は1万5千円程度とかなり大きいのも大きな違いですね。
両者共に複数層にわたる吸音材を搭載し、同じガスケットマウント機構ということを考慮すると、究極の打鍵感を求めたい場合はHalo75v2、軽くてカジュアルにタイピングを楽しみたい場合はNode75が良い、と言えそうです。
また、余白を生かしたデザインが好みという方に関しては、Node75をおすすめします。


NuPhy Node Series


¥17,600-(税込)
【写真で見る】NuPhy Node Series(Low-Profile/Hi-Profile)レビュー
それでは早速、実際のキーボードを見ていきましょう。
今回はハイプロファイル版とロープロファイル版の二つを掲載しますので、下記アコーディオンから展開してご覧ください。




ハイプロファイル版
ハイプロファイル版はインクグレーを貸与してもらいました。

単体では一見すると「黒」ですが、比較すると、これがいかに「グレーカラー」かわかります。

細部について見ていきます。
ケース自体は余白を楽しめるデザインとなっており、Fキーの上部に余白があり、規則的なドット模様がなんともクラシカルな雰囲気を醸し出しています。

Fキーが独立しており、ハイエンド機であるHaloシリーズよりもかなりゆとりあるルックスとなっているのが特徴です。

デフォルトのキーキャップはMac用ですが、交換用キーキャップを使用することでOPT→ALTにも付け替えることが可能です。
しかし、Windowsアイコンはなく、計算機マークのアイコンしのものしか付属しない点については注意が必要でしょう。
Kawamura写真にはありませんが、付属のキーキャップは下記の通りです。
- ALT(1.25u)×2個
- 計算マーク(1.25u)×1個
- アクセントキーキャップ(最上段用-1.0u)×3個(赤・緑・黄色)
また、ここには掲載されていませんがアクセント用のキーキャップも付属しており、従来の「ポップなNuPhyらしく」利用することも可能です。



一見すると何もないような右上部分ですが、ここだけ感圧式のタッチバーとなっており、NuPhy IO 2.0でアクションを設定することができます。
デフォルトで設定されているのは照度設定です。(Vol /照度/バックライトのコントロールが可能)

左上のドットマトリクスLEDはバッテリーインジケーター、タイピング時のペースインジケーター、CapsLock作動時のライトとして機能します。

キーキャップはmSAプロファイルを採用し、ホーミングキーはバータイプ、行によって傾斜が異なるステップスカルプチャードデザインを採用しています。


キーキャップはPBT素材、昇華印刷を採用しています。

ステム成型も非常に美しいですね。

ステップスカルプチャードデザインとなっているため、各キーで行の確認が行えます。

bottom rowの右下は0.5u分の物理スペースが開いており、ノールックでアローキー操作がしやすくなっています。

背面から側面についても見ていきましょう。
有線接続時は左背面のType-Cポートに接続する形です。

従来のHaloシリーズとは異なり、ドットを意識したスライドボタンが非常に印象的です。

右背面には2.4GHz無線接続用のドングルが収納されています。

手前側側面右側には、新しくなったNuPhyロゴが印象的ですね。

底面についても見ていきましょう。
底面にはティルトレッグ、ロゴのシールが貼り付けられています。
ゴム足はバータイプが四隅に4箇所設置されています。
これはMacbook等のラップトップパソコンの上においてもキーが干渉しない位置に設計されている点も見逃せません。

ティルトレッグに関しては、足を起こさない状態ではバータイプのゴム足と兼用になっています。
傾斜は追加で2段階のアップが可能です。



傾斜はそれぞれ6° / 9° / 12°となっており、足を起こさずとも適切な傾斜となっています。



技適認証マークが底面シールと一体化した点はかなり好印象です。


底面もドット模様があしらわれており、デザインとしての統一感を感じることができます。

キースイッチは新しくなった「NuPhy Maxシリーズ」を採用し、今回はBrown Maxキースイッチとなっています。

LEDディフューザーが南側に付属しており、事前潤滑がされています。
押し始めから強いタクタイルの山が来るアーリーバンプスタイルです。


スイッチプレートはポリカーボネート、LEDは北向きです。

ロープロファイル版
ロープロファイル版についても見ていきましょう。
なんともおしゃれな外装の箱です。


ほどこされたドット模様は、デザインだけでなく機能性も兼ねているのがパッケージでわかります。

左上のドットマトリクスLEDはバッテリーインジケーター、タイピング時のペースインジケーター、CapsLock作動時のライトとして機能します。

一見すると何もないような右上部分ですが、ここだけ感圧式のタッチバーとなっており、NuPhy IO 2.0でアクションを設定することができます。
デフォルトで設定されているのは照度設定です。(Vol /照度/バックライトのコントロールが可能)


パッケージ背面にはケーブル、交換用キーキャップ、キーキャップ/キースイッチプラー等が収納されています。


新ロゴがかっこいいですね。

今回レビューしたのはピンクカラー。
フレームも含めてオールピンクという統一感のあるルックスはピンク好きにはたまらないでしょう。

デフォルトのキーキャップはMac用ですが、交換用キーキャップを使用することでOPT→ALTにも付け替えることが可能です。
しかし、Windowsアイコンはなく、計算機マークのアイコンしのものしか付属しない点については注意が必要でしょう。
Kawamura写真にはありませんが、付属のキーキャップは下記の通りです。
- ALT(1.25u)×2個
- 計算マーク(1.25u)×1個
- アクセントキーキャップ(最上段用-1.0u)×3個(赤・緑・黄色)


ハイプロファイル版とは異なり、右下のキーレイアウトが1.25u 1.25u 0.5uブランクではなく、1uサイズキーが3つ並んでおり、アローキーと隣り合っている点については誤操作の注意が必要といえます。
最初にも触れましたが、右上の三つのキーの上部の余白はタッチバーとなっており、照度やボリュームのコントロールが可能です。

左上のESCキー上はLEDインジケーターです。

キープロファイルはNuPhy独自のnSAプロファイルで、ホーミングキーはバータイプです。

ハイプロファイルモデルとは異なり、行によって傾斜に差がないフラットデザインとなっています。

キーキャップ形状はスフェリカルデザインで、中央に向かって窪んでいます。


印字はダブルショット、キーキャップのステム成型も非常に丁寧ですね。



スイッチプレートはポリカーボネート、LEDは北向きです。


今回のモデルは静音リニアでかつ、唯一ショートストローク(3.2mmトラベル)となっているBlush nanoをチョイスしました。



他キースイッチと比較すると打鍵音はほとんど聞こえず、オフィスユースでも全く心配はありません。
ショートスロトークということもあり、高速タイピングが期待できます。

側面から背面についても見ていきましょう。
側面から見るとピンク色になっているのは上部のフレームのみで、ボトムケースは黒いことがわかります。

背面は、本体向かって左端にType-C有線接続用の端子口があり、その隣にドットをモチーフとしたスライドスイッチがあります。

フレーム色とボトムケース色を反転させているあたりは、さすがのデザインセンスと言えるでしょう。

底面は四隅にバータイプのゴム足が4箇所に配置されています。
これはMacbook等のラップトップパソコンの上においてもキーが干渉しない位置に設計されている点も見逃せません。


技適マークが最初から刻印されているのはかなり好印象ですね。

ケース裏側にもドットデザインを施しており、デザインの統一感が素晴らしいです。

収納式ティルトレッグは3段階となっています。



傾斜角度はそれぞれ 4° / 8° / 11°です。










まとめ
以上、Nodeシリーズについてレビューをしてきました。
立ち位置としてはNuPhyの大衆普及機、エントリーを目的とした機種ですが、そのデザインセンスとキーボードとしてのクオリティは間違いなく上質そのものです。
むしろ、エントリー機としてこれを使用できるというのは、非常によいメカニカルキーボードライフのスタートを切れることでしょう。
また、キーボードマニアにも十分満足できるルックスとなっています。
気になった方はぜひ試してみてはいかがでしょうか。
NuPhy Node Series


¥17,600-(税込)
注意事項
執筆時点の1月11日時点では、Nodeシリーズの96%レイアウトバージョンの「Node100」のラインナップはDIGIARTではありません。


Node100を購入したい場合は、海外公式ストアよりどうぞ。
- 初版執筆日:2026年1月11日
- 最終更新日:2026年1月11日
- 取材方法:商品貸与
- 参照・画像引用元:DIGIART
- 利益相反:商品提供:あり(貸与品) 本稿収益化リンク:あり

