このキーボードはタイピングにリズムと笑顔を与えることができます。
Smurve80は、台湾の「Play Keyboard」と韓国の「SWAGKEYS」が共同開発した、ソレノイドモジュール搭載のTri-Modeメカニカルキーボードです。
名称の「Smurve」は「Smile(スマイル)」と「Curve(カーブ)」を組み合わせたもので、その名の通り笑顔を想起させる緩やかなカーブを描いたケースデザインが特徴となっています。
最大の特徴は、かつてのタイプライターのような打鍵音を物理的に生み出すソレノイドモジュールを内蔵している点でしょう。
名機「IBM Model M」からインスピレーションを受けつつ、現代のワイヤレス技術やカスタマイズ性を融合させた、唯一無二のタイピング体験を提供します。
本記事では、三陽合同会社でGB実施中のSmurve80のレビューを行います。

- 曲線美とレトロ感が素晴らしい
- ソノレイドの打鍵音が唯一無二のフィーリング
- VIAによるカスタマイズ性の高さ
- カスタマイズキットではさらに自由にレトロルックスを楽しむことができる
- カスタムキットの場合は別途キーキャップとキースイッチが必要
- カスタムキットのキーキャップはプロファイルによって干渉する可能性がある
- ソノレイドオンの状態ではかなりうるさい

完成品|¥19,800-(税込)
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価格・販売形態・入手性

販売スケジュール
グループバイ開始:2026月2月3日11:00
グループバイ終了:2026年2月16日23:59
発送予定:2026年7月から9月を予定(第二四半期)
- 入手性:★★☆☆☆(グループバイ期間限定)
- カラー:サンドストーン/グラファイト
- 価格:19,800円(税込)
- 販売形態:グループバイ(共同購入)
- スケジュール:
- 受付期間:2026年2月3日〜2026年2月16日
- 発送予定:2026年第2四半期以降(7月から9月)
- 入手先:DIGIART
商品バリエーション
- 完成品(Cherry MX Slirent Red Switch)|19,800円(税込)
- 完成品(Cherry MX Honey Switch)|19,800円(税込)
- カスタムキット(6.25u space bar)|15,400(税込)
- カスタムキット(7.0u space bar)|15,400円(税込)

Smurve80のスペック概要
Smurve80は、ABS製の曲面射出成形樹脂ケースを採用した80%(TKL)レイアウトのキーボードです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 製品名 | Smurve80 |
| 設計・開発 | Play Keyboard & SWAGKEYS |
| レイアウト | 80% / ANSI(87キー) |
| 特徴的な機能 | ソレノイドモジュール内蔵 |
| 接続方式 | トライモード(USB有線 / BT / 2.4Gワイヤレス) |
| バッテリー | 8,000mAh 大容量バッテリー内蔵 |
| スイッチ対応 | Cherry MXスタイル / ホットスワップ対応 |
| マウント方式 | ガスケットマウント |
| 設定ソフト | VIA対応 |
| ケース素材 | ABS(曲面設計) |
詳細はこちら▷▷
【スペック】
レイアウト:ANSI
キーの数:87
技適認証:取得済み(認証番号:R214-260032)
スイッチタイプ:Cherry MXスタイルメカニカルスイッチ
プロファイル:Cherryプロファイル
スタビライザータイプ:PCBマウント
マウントタイプ:ガスケットマウント
ホットスワップ対応:〇
Nキーロールオーバー:〇
VIAキーマップ設定対応:〇
バックライト:South-facing RGB-LED
対応システム:Windows / MacOS
【接続】
接続モード:USB-C有線/Bluetooth/2.4G無線接続対応
有線ポーリングレート:1000Hz
2.4GHzポーリングレート:1000Hz
Bluetoothポーリングレート:125Hz
【サイズ・重量】
サイズ:386.72 × 178.68 ×37.7 mm
前面の高さ:17mm
重量:1384g(完成品)
【素材】
ケース:ABS
キースイッチプレート:アルミニウム
キーキャップ:Cherry Profile Doubleshot PBT
【電源・バッテリー】
バッテリー容量:8000mAh
最大使用時間:
(バックライトオフ時)約266~320時間(ラボ測定値)
(バックライト最大時)約23.5~40時間(ラボ測定値)
充電端子:USB-C
パッケージ内容
ソレノイドモジュール搭載 Smurve80 Tri-Mode メカニカルキーボード本体 ×1※
スイッチプラー×1
キーキャッププラー×1
クリーニングブラシ×1
USB-Cケーブル×1
取扱説明書×1
レビュー環境
レビュー環境は下記の通りです。
- 接続環境:macOS
- 使用スイッチ:Cherry Silent Red
- レイアウト:80%TKL
- 主な用途:コンテンツ執筆(日本語のタイピング)
キースイッチスペックはこちら▷▷
打鍵感・打鍵音の評価
Smurve80はガスケットマウント構造を採用していることに加えて、複数層の吸音材を搭載しているため、タイピングサウンドの傾向としては「コトコト系」です。

ただし、ソノレイドという、タイピングと連動して「カチカチ」音がする特殊装置が付いているため、通常の打鍵音に加えてちょっと特殊な音がします。
KawamuraFn+Gでいつでもオンオフができるので、気分によって切り替えられるのもいいですね。

- 打鍵音の大きさ(ソノレイドオン):★★★★★(ソノレイドオンでめちゃくちゃ音が大きい)
- 打鍵音の大きさ(ソノレイドオフ):★☆☆☆☆(ソノレイドオフならオフィス利用可能※サイレントスイッチの場合)
- 音の高さ:ー(ほとんど聞こえないが、聞こえる音を評価するならやや音は低め)
- キーの重さ:丁度良い重さ(サイレントスイッチで45cN)
- 底打ち感:ソフト
- キーのぐらつき:ふつう
性能評価
- 接続方法の選択肢:柔軟な選択肢が用意されている。トライモード対応により、PCからタブレットまでシーンを選ばず利用可能。
- ゲーミング性能:8Kポーリングレートではないが、有線およびドングル接続では通常利用可能。有線および2.4GHz接続時のポーリングレートは1000Hzに達し、ワイヤレスながら遅延を最小限に抑えた運用が可能。しかし、BT接続ではゲーミング用途には不向き
- 電池持ち:かなり優秀。8,000mAhの大容量バッテリーを搭載しており、バックライトオフ時には約266〜320時間の連続使用が可能。(連続使用時間についてはラボ実験数値のため前後する可能性あり)
- キーマップカスタマイズ性:高い。VIAソフトウェアに対応しており、ブラウザ上で簡単にキーマップの変更が可能。MOD-TAPにも対応しており、無線接続時でも有線接続時と同様にMOD-TAPが利用可能。ただし、Macモード(1/3レイヤー)、Windowsモード(0/2レイヤー)となっている点は注意が必要
- キーボードカスタマイズ性:高いが注意が必要。ホットスワップ対応により、好みのスイッチへ手軽に交換できる。一方で、曲面スイッチプレートを利用しているため、Cherryプロファイル以外のキーキャップは隣り合う行のキーキャップと干渉する可能性が考えられる。
- タイピングサウンド:優れている。広い内部空間を活かした設計とガスケットマウントにより、バランスの取れたやや低めの打鍵音。ソノレイドをオンにすると気持ちいいくらいバチバチのサウンドを奏でてくれる。

完成品|¥19,800-(税込)
【写真で見る】Smurve80レビュー
それでは早速、Smurve80の実際の写真を見ていきましょう。
目の覚めるような赤の外装に、金の印字が印象的なパッケージです。
Smurve80のアイコニックな部分のプレート部分がカーブしている様子が模られていますね。

コンセプトが明確でわかりやすいです。


PlayKeyboardとSwagkeysのダブルネームもアツい。

スリープを抜くと、白の箱が出てきます。
ここにも同じようにスマイルとカーブのアイコンが印字されています。

内容物を見ていきましょう。
内容物
本体
スイッチプラー×1
キーキャッププラー×1
クリーニングブラシ×1
USB-Cケーブル×1
取扱説明書×1

外観から見ていきましょう。
全体的なルックスはベージュ系のグレーカラーでクラシックな感じを前面に押し出しています。
80%TKLというオーソドックスなレイアウト。
筐体はABS樹脂製です。

レジェンドはサンセリフ体(日本語でいうとベーシックなゴシック体)となっており、左上揃えのトラディショナルな形になっています。

スペースバーサイズは6.25uです。
今回レビューする商品は完成キットとなっているため、7uスペースバーへの変更はできません。

スマイルとプレートが弓形となっていることを示すアイコンがクールです。

IBMフィーチャーキーボードでは、このようにケース形状で曲線を描くことがほとんどですが、本商品はプレートごと曲がっているのが驚きですね。


Kawamuraこれ、ほんとにプレートから曲がっているのには驚きました。

アルファキーは淡色、Modキーは濃色となっており、メリハリが効いています。
こうしてみると、余白のあるケースデザインが大変美しいですね。

ケース形状は、手前側は曲線が美しいですが、背面は角張った形状です。

背面にはシンプルに有線接続用のUSB Type-Cポートのみしかありません。
Kawamura接続モードの切り替えは底面のスライドスイッチで行います。

続いて底面を見ていきましょう。
底面は、ケース余白部分を避けるようにゴム足が四隅に配置されています。
接続モード切り替えスイッチは本体底面上部に位置しており、左がBT接続、中央が有線、右がドングル接続です。



ティルトレッグは収納式で、2段階の高さ調整が可能です。






キーキャップ・キースイッチを見ていきましょう。
キーキャップはダブルショットPBT製となっており、印字が消えることはありません。
くっきりとしたレジェンドの出方が特徴です。

キープロファイルはCherryとなっており、横軸方向に弓形に窪んだ形状(シリンドリカルデザイン)で、格行によって縦軸方向の傾斜が異なるデザイン(ステップスカルプチャード)です。


内壁はやや薄め、キーキャップの末端処理も美しく、バリなどは見られませんでした。

キースイッチはCherry MX Silent Redを搭載。
他にもタクタイルスイッチである「Cherry M2A Honey」も選択可能です。



KawamuraCherryのM2Aシリーズはかさつき感が少なく、良いスイッチですね。





Smurve80の魅力
Smurve80の魅力
- 曲線美とレトロ感が素晴らしい
- ソノレイドの打鍵音が唯一無二のフィーリング
- VIAによるカスタマイズ性の高さ
- カスタマイズキットではさらに自由にレトロルックスを楽しむことができる
やはり、Smurve80の一番の魅力と言えば、その曲線美とレトロ感でしょう。
他社がリリースしているレトロフィーチャーモデルとは異なり、基板やスイッチプレートごと曲げているのは、Smurve80の持つ大きな魅力といえます。
このおかげで、物理的にホームポジションからの上下行の距離が近くなり、指のリーチが短くて済むという実用的なメリットは大きいと感じました。
また、ソノレイドを用いた唯一無二のタイピング体験は「ハマる」こと間違いナシです。
気分を上げたい時はソノレイドをオンにして、落ち着いてきたら手元で簡単にオフにできるのもフレキシブルで素晴らしい配慮ですね。
Smurve80を購入する前に確認したいこと
Smurve80を購入する前に確認したいこと
- カスタムキットの場合は別途キーキャップとキースイッチが必要
- カスタムキットのキーキャップはプロファイルによって干渉する可能性がある
- ソノレイドオンの状態ではかなりうるさい
Smurve80は、完成キットの他に二種類のカスタムキットが併売されています。
この二つのカスタムキットの違いは、「搭載できるスペースバーの長さ」のみです。
6.25/7uのいずれかを選択することができます。
ただし、このカスタムキットは、キースイッチとキーキャップが同梱されておらず、自身で別途用意する必要がある点は注意しましょう。
Kawamuraレトロルックスなら、KAP MV CLASSICキーキャップがおすすめです。

また、プレート自体が弓状となっているため、選ぶキープロファイルによっては、上下行でキーキャップ同士が干渉してしまう可能性があります。
不安な方は、Cherryプロファイルに則ったキープロファイルのキーキャップを購入しましょう。
最後に、ソノレイドの音量はかなり「大きい」です。
寝ている子供が起きるレベルの音の大きさですので、ある程度は覚悟してから購入するようにしてください。
似たコンセプトのキーボードとの比較
IBM Model Mをフィーチャーしているキーボードは、実は他にも存在します。
ここでは、Smurve80の対抗馬となるレトロフィーチャーキーボードを二つ紹介しましょう。
| 機種名 | Smurve80 | Vortex Model M SSK | NCR-80 | 8BitDo Retro Mechanical Keyboard |
|---|---|---|---|---|
| コンセプト | ギミック重視 (ソレノイド内蔵) | 再現度重視 (忠実なリサイズ) | 打鍵音重視 | 遊び心とコスパ重視 |
| 打鍵感・音 | 物理的な振動と打撃音 | タイトで現代的な打鍵感 | Thockyな感じ | カチャカチャしたレトロタイピング |
| サイズ | TKL (80%) | TKL (80%) | TKL (80%) | TKL (80%) |
| おすすめの対象 | 刺激が欲しい人 | IBMデザインが好き | カスタムしたい | レトロかつ現代風 |
1. デザインの純度で選ぶなら:Vortex Model M SSK

Smurve80を検討する際、真っ先に比較対象となるのがVortexのModel Mシリーズです。
特にSmurve80と同じテンキーレス(TKL)サイズ感の「Model M SSK Kit」の他にも、M65というよりコンパクトにしたモデルも存在する点が特徴です。

特にレトロフィーチャーキーボードは80%サイズということでデスクの占有面積が大きくなりやすい傾向にあるのが難点ですが、M65はかなりコンパクトなのは魅力的ですね。
比較点
- Vortex: IBM Model Mの形状を忠実に再現し、現代風に65%アレンジモデルも存在。筐体の質感やカーブの再現度は非常に高く、「上質な現代のModel M」として評価されている。
- Smurve80: デザインはModel M風だが、現代的なアレンジ(物理的に湾曲したスイッチプレートやLEDなど)が加わっている。
ポイント
- 「IBMのあの形」が純粋に好きで、デスクをシックにまとめたいならVortex。
- 「カチカチ」というソレノイドのサウンドやガジェットとしての面白さを求めるならSmurve80。
2. Thockyなタイピングサウンド好きなら:NCR-80

IBM Model Mとは異なりますが、Cherry G80-3000系をオマージュしたNCR-80も、レトロフィーチャーという枠組みでは対抗馬と言えるでしょう。
比較点
- NCR-80: あえて軽量なプラスチック筐体を採用しており、キーを叩いた時に筐体全体が楽器のように響くのが特徴。
- Smurve80: ソレノイド内蔵のため、音の方向性は「タタタタ・カチカチ」系です。
ポイント
- コトコトとした心地よい打鍵音が好きならNCR-80。
- タイプライターのような物理的なフィードバックで脳汁を出したいならSmurve80。
3. コスパと利便性の優等生:8BitDo Retro Mechanical Keyboard

もっとカジュアルにレトロ感を楽しみたい場合は、8BitDo Retro Mechanical Keyboardがおすすめできます。
比較点
- 8BitDo: Bluetooth/2.4GHz無線対応で、巨大な「スーパーボタン」が付属するなど、遊び心がある。ルックス的にはファミコンライクな配色もある。価格もSmurve80やVortexより手頃。
- Smurve80: レトロルックスに加えて、ソノレイドの「タイピング体験」に主眼を置いている
ポイント
- 遊び心をカチカチ感、安価にレトロ感を楽しみたいなら8BitDo。
- 唯一無二のギミックと所有欲を満たしたいならSmurve80。
まとめ
以上、Smurve80のレビューを行ってきました。
2025年から盛り上がりを見せてきた「レトロフィーチャーブーム」の集大成とも言える本機ですが、これまでのレトロフィーチャーキーボードとは一線を画した「遊び心」を持ったキーボードとなっています。
GB商品となっているため、再販売の可能性については未定です。
ビビッと来た方、この機会をお見逃しなく。

完成品|¥19,800-(税込)
- 初版執筆日:2026年2月7日
- 最終更新日:2026年2月7日
- 取材方法:商品提供(貸与)
- 参照・画像引用元:https://sanyollc.com/products/group-buy-smurve80-tri-mode-keyboard / https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000023.000143092.html
- 利益相反:商品提供:あり(ただし貸与) 本稿収益化リンク:あり
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