Syntech Chronos68は、2025年7月上旬から順次、ビックカメラなどの家電量販店などでの取り扱いが始まった磁気式キーボードです。
カラーはブラック/ホワイト/イエローの3色で、店頭価格は22,800円(税込)となっています。
0.1~3.5mmのアクチュエーションポイント(AP)設定や0.01mmのラピッドトリガー(RT)検知に加えて、最近のゲーミングキーボードらしく8,000Hzポーリングに対応しています。
ケースはアルミニウム製のボトムケースを採用し、吸音材が搭載されているなど、打鍵感にもこだわりを感じます。
一方で「ちょっとかっこいいキーボードだけど、ゲーミングシーン以外でも使えるの?」と考えている方もいらっしゃるでしょう。
本記事では、あえてゲーミング目線とは異なった「普通の視点」でSyntech Chronos68のレビューをしていきます。
本ページには広告が含まれます。メーカーから提供を受けた製品・リンクを含む場合がありますが、編集方針に基づき、公平な検証と明確な開示を行います。

Greenkeys編集長/WEBライター
取材・検証・撮影・計測・執筆を一貫して担当し、全コンテンツを制作。
編集の独立性と明確な開示を重視しています。
レビュー・PRのご相談は 媒体資料 をご覧ください。
好きなキーボードレイアウトを探す
Syntech Chronos68のスペック詳細

商品仕様
- 商品名:Syntech Chronos68
- トータル・キー数:68
- メインボディ素材:アルミボトムケース
- キーキャップ素材:PBTキーキャップ(シャインスルー)
- バックライト:RGB
- 対応システム:Windows(推定)
- 接続:USB TYPE-C,
- ポーリングレート:8000 Hz
- MCU:Syntech Original(詳細不明)
- バッテリー:なし
- Nキーロールオーバー(NKRO):未記載
- サイズ:310 x 117mm x 前方高さ29mm(後方高さ41mm(キーキャップ含む))/約850g
- デフォルトキースイッチ:Outem Magnetic Sealed(ピンク)/Gateron Magnetic Jade Pro(緑)
- カラーリング:黒・白・黄色
- 磁気エフェクト:AP設定・RT(ラピッドトリガー)・SnapTap
- 吸音材:4層(Poron/PET/Poron/PVC)
- マウント方式:トレーマウント
- 付属品:本体・取り扱い説明書・リストレスト・予備キースイッチ・キーキャップ/キースイッチプラー・Type-A to Cケーブル
- 価格:22,800円(税込)
- 購入場所:ビックカメラなど
【写真で見る】Syntech Chronos68レビュー
それでは早速、Chronos68を見ていきましょう。
かなりしっかりとした箱に入っています。

裏面は内容物一覧。

引き出すための紐を用意している点などをみても、外観から非常に高級感を漂わせています。

本体・取り扱い説明書・リストレスト・予備キースイッチ・キーキャップ/キースイッチプラー・Type-A to Cケーブル。
今回の提供品でのキースイッチはOutemでした。

取り扱い説明書は全て英語です。

パームレストは背面は樹脂製、表面はおそらくは合成皮革+ウレタンフォームだと思われます。

さすが専用というだけあって、キーボードとツライチです。

個人的にはパームレストなしでも快適にタイピングできました。

本体外観を見ていきましょう。
今回はイエローカラーのモデルです。

ケースカラーとキーキャップは白、アクセントとしてESCキーとエンターキー、スペースキーが黄色になっています。
サイドからは「Syntech」のロゴが見えますね。






キーキャップ素材はPBT製となっており、アクセントキー以外はダブルショット成型です。

ダブルショットに使用されている素材は光を透過する素材となっているため、半透明な外観となっています。


アクセントキーはおそらくは昇華印刷ですね。

キーキャップのプロファイルについて明記されていませんが、おそらくはCherryプロファイルライクなステップスカルプチャード・シリンドリカルデザインとなっています。
タイピングアングルは約6.3度で固定されており、ティルトレッグなどはありません。

背面はシンプルにゴム足とステッカーのみです。
有線接続モデルとなっているため、技適認証ロゴはありません。


本体側面には有線接続のためのType-C以外は何もありません。

本体右上にインジケーターランプが3つあります。
具体的にどのようなシグナルで表示されるかについては記載がありませんが、おそらくはFn+Spaceなどの専用モードの際に光るようです。

スイッチはOutemuの磁気式スイッチが採用されています。
本家ショップではGateron Magnetic Jade Proが選択できるようですが、日本国内の量販店ではスイッチの選択肢はありません。
おそらくはこのOutemuがインストールされていると思われます。

スイッチプレートはアルミニウム製となっており、トレーマウントということもあり打鍵感は若干硬めです。

磁気式キースイッチの設定は専用WEBアプリで実施
Chronos 68の磁気式キースイッチのアクション設定は、専用WEBアプリで実施します。
アクセスするとこのような画面が出てきます。

KawamuraわたしはMacで開いたのでMac部分に(推奨)となっています。
専用のドライバーをパソコンにインストールすると利用できるようですが、macOSで利用できませんでした。
Windowsであれば、ドライバーをインストールした後に、キーボード本体を接続した状態で上記URLへアクセスすると変更画面にアクセスできます。
残念ながら日本語には対応しておらず、中国語もしくは英語をブラウザ翻訳で利用する形となっており、何を指しているかよく分かりません。
キーマップの変更自体は行えず、あくまでも特定のキーのカスタマイズというようなイメージが強いです。

それ以外の磁気エフェクトの設定は下記画面から実施する形です。

キースイッチ変更によるキャリブレーションも可能で、Outemu以外にもGateron/TTC Magnetoスイッチにも対応しているようです。


設定は自動保存されるようで、保存ボタンなどはありませんでした。
Syntech Chronos68のメリット
- コンパクトでクールなルックス
- 打鍵感がメカニカルキーボードに近い
コンパクトでクールなルックス

1番の魅力と感じたのは、このルックスです。
ファンクションキーがない65%レイアウトはコンパクトでデスクに置いた時の収まりも良いですね。
また、PBT製キーキャップのレジェンドもゲーミングっぽく角ばったゴシック体となっており、アクセントキーキャップもいい味を出しています。
アルミボトムケースの質感もよく程よい重量もあることから、初めての「ちょっといいキーボード」としては満足できるクオリティです。
打鍵感・打鍵音がメカニカルキーボードに近い
磁気式キースイッチを使用したキーボードは、なぜか「カチカチ」とピーキーな打鍵音になりやすいく、打っている感触もあまりよくありません。
そういった点でChronos68は、4層にわたる吸音材を搭載するなど徹底したチューニングを行っていることが伺えます。

Kawamuraゲーミングキーボードは反応速度が命な部分が大きいので、どうしても硬いスイッチプレート、トップマウントを採用しやすく、結果として打鍵音・打鍵感が悪化しやすいです。
そういった点に配慮して設計されているのは素晴らしいですね。
Syntech Chronos68のデメリット
- WEBアプリでの設定が使いにくい
- キーマップの変更ができない
- MOD-TAPなどのカスタマイズができない
WEBアプリでの設定が使いにくい

おそらく、一番のデメリットはこの点でしょう。
現状の私の環境ではWindowsでしかWEBアプリにアクセスできないため、Macユーザーは利用できない可能性があります。
(そもそもMacでゲーミングキーボードを使う人はほとんどいないかもしれませんが)
せめて日本語対応であればまだ見やすいのですが、中国語・英語をブラウザ翻訳をしている状態では、非常にわかりにくいです。
キーマップの変更ができない
キーマップの変更はできないようで、対象のキースイッチのMODキーとのコンビネーションを行う、オフにする、特定のキーと入れ替えるなどの設定のみとなっていました。
普段カスタムメカニカルキーボードを使っている方にとっては違和感を感じるかもしれません。
MOD-TAPなどのカスタマイズができない
加えて、MOD-TAPなどの機能には対応していません。
これらのアプリは磁気エフェクト調整専用に設計されているようで、マクロ設定などはできるものも、一般的になカスタムキーボードの感覚とは異なるようです。
まとめ|通常のANSIキーボードとしてはおすすめ

以上、Chronos 68のレビューでした。
ソフトウェア面でのブラッシュアップの必要性は感じましたが、キーボードとしてはしっかりと考えられている印象です。
キーマップの変更をしない前提、もしくはソフトウェア部分でのキーマップ変更ソフトを使うのであれば、満足した打鍵感を味わうことができるキーボードと言えるでしょう。
日本ではビックカメラなどに展示してあるはずですので、興味がある方はぜひ店頭で触ってみてくださいね。

