【天キー】天下一キーボードわいわい会Vol.9レポート-2

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2025年11月8日に開催された「天下一キーボードわいわい会Vol.9」の個人ブースの様子をお伝えします。

企業ブース編は下記からご覧ください。

天下一キーボードわいわい会Vol.9

  • 開催日時:2025年11月8日(土)13:00-17:00
  • 入場時間:12:30-13:00
  • 定員:370名(一般枠300名、初参加or学生枠70名)
  • 会場:東京都港区六本木3-2-1 住友不動産六本木グランドタワー 24F
    DMM.comグループ セミナールーム
  • 会場提供・協力:合同会社DMM.com
  • 公式URL:https://tenkey.connpass.com/event/367265/ 

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この記事の著者
Kawamura top R

GreenEchoes Studio代表
/Greenkeys編集長/WEBライター

河村亮介(カワムラリョウスケ)

取材・検証・撮影・計測・執筆を一貫して担当し、全コンテンツを制作。

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天下一キーボードわいわい会Vol.9取材レポート➖個人ブース編

個人ブース編では、私が気になったキーボードや直接クリエイターさんからお話を伺うことができた作品を中心に紹介していきます。

カラムスタッガードレイアウトの祖が作るワンオフロープロファイルCornelius

foostan氏といえば、2019年に発表した左右分割カラムスタッガードレイアウトキーボード「Corne」の作者として、自作キーボード界隈では知らない方はいないほどの存在です。

日本だけでなく世界でも、このキーボードをフィーチャーして生まれたキーボードが多く存在します。

そんな彼が展示していたのは、2024年8月にアナウンスした「Cornelius v2(ロープロファイル版)」の鏡面加工モデルです。

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表面加工なしのアルミニウムケースを手作業で研磨したという、まさに至高のワンオフ品です。

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これはよだれが出そうでしたね。

チタンアルチザンキーキャップ作家としても活動|蓮乃 紫

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ロータス配列を考案した蓮乃 紫氏の周りには、ロータス配列をフィーチャーしたキーボードが数多く並んでいました。

もちろん、キーボード中央にトラックボールを配置した新作オリジナルキーボードも展示されていましたが、一際目を引いたのが美しいアルチザンキーキャップ群でした。

「Ekam」と名付けられたそのキーキャップはチタンで形作られており、一つ一つ手作業で磨き上げ、一つの形になっています。

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ハスの花弁のような形状のキーキャップは天面の紋様・磨き方によって様々に表情を変えます。

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また、Dve Ratnaと名付けられた天面に宝石を嵌め込む形式はアルチザンキーキャップの枠を超え、まるで指輪のような存在感を放っていました。

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今後の彼の活動に期待したいですね。

それはまるで高級家具のような佇まい|ウッドケースにこだわったMokulateが素敵

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自作キーボード界隈のウッドケース第一人者と言えばやはり、「Nobuki Inoue」氏でしょう。

これまで、数多くの木製キーボードケースを手がけてきた彼が「ケースを木で作るためにゼロから作り出したキーボード」がMokulateです。

既存キーボードを木で囲うと、CNCだけでは横穴加工や面取りが難しく手作業が多く作業効率が低下しやすいという課題があり、それの根本的な解決を図るために設計したのがこのキーボード。

ボトムケースを3DPケースで作成し、トップケースを木で作成することで、横穴不要・面どりしやすいフラットな天面になり効率的に作成できるようになったとのこと。

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ウォールナットと思われるダークウッドカラーのボディにマット調のLAKキーキャップを合わせた佇まいは、まるで高級家具や高級オーディオを鑑賞しているような気分なります。

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デフォルトで4度のテンティング角になっているのもかなり使いやすい。

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裏面に電池収納としており、マイコンごとカバーする構造となっており、基本的な利用は無線接続を想定しているようです。

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これは世に出てくるのが楽しみですね。

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ダブルトラックボールマウスという新ジャンルを開拓|massさん

Omuni CSやOmuni Orthoなどの「デュアルトラックボールキーボード」を設計開発するmassさんの新作はなんと「デュアルボールトラックボールマウス」です。

その名も「Omuni TB(仮)」

Shakupan氏のアドバイスをもとに1キーを急遽追加して7ボタンとなったのが上の筐体で、最初のプロトタイプは6ボタンだったそうです。

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握り込むスタイルのトラックボールマウスで、大玉は44mm、小玉は20mm。

操作はDEFT Proのような人差し指操作スタイルとなっており、親指ではなく人差し指や中指で操作するタイプです。

小玉トラックボールのほうは親指操作となっており、人差し指球でカーソルを操作し、親指球でスクロールを操作できるという革新的な操作スタイルとなっているのが大きな特徴となっています。

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また、右背面には1.28インチの円形ディスプレイを搭載しており、Omuni CS同様に各種設定ができたり、タッチパッドとしても使うことができます。

7ボタン全てにVialファームウェアで設定できるだけのマクロを仕込むことが可能で、デモ機ではエクセルの行挿入や範囲選択などのショートカットが仕込まれていました。

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使いこなせればかなりの業務効率化が図れますね!

トラックボール自体の支持機構も完全オリジナルとなっており、スラストベアリングを3基搭載し、軽い送球感を作り出しているとのことです。

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たぶん世界初です。
若干操球時の音が気になる方もいそうですが、これは素晴らしい機構ですね!

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もう、界隈のプロダクトとしてはぶっちぎちのクオリティですので、どうにかマス層にも届けたいと強く思った次第です。(massだけに)

Cornixのヒットで沸くJezail Funderの新作展示|Jezail Funder Japanの朱さん

朱さんのブースには、Jezail Funderが販売を準備していると見られる新作二種が展示されていました。

まずは左右分割75%ANSIレイアウトの「Jiffy75」。

木製ケースとパームレストが一体となっており、見た目はどハマりです。

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また、隣に展示してあったのは、コンパクトな見た目の「Bashful」です。

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HHKBスタイルでのロープロファイルとなっているようですが、スプリットバックスペースにはなっておらず、ANSIをベースとしつつもBottom Rowレイアウトに「変換」「無変換」があるなど、オリジナリティあふれるキーボードに仕上がっていました。

これは楽しみですね。

打鍵感に対するこだわり|はしくれエンジニアさんのmeteorite40

打鍵感のジャンルは本当に奥深く正解がさっぱりわからない。

そんな中でも「Thocky」の正解なのかも、と思わせてくれたのがはしくれエンジニアさんのmeteorite40です。

販売している商品とは異なるワンオフのアルミケースを採用したモデルでは、本当に気持ち良い「コトコト感」を感じることができました。

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隣に展示していた「ZEN65」の打鍵感に近く、はしくれさんの本気を感じました。

meteorite40に関しては今年中にGreenkeysにてレビューを公開予定です。

超薄型アケコンの世界|NUMB41(なむしぃ)さん

なむしぃさんが展示していたのはLuminoSoundという自作のアーケードコントローラー。

東方ダンマクカグラのディレクターの「たかむら氏」と企画した音ゲー専用のコントローラーキーボードとのこと。

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アケコンを取り上げたのはたぶんGreenkeys史上初です。

なむしぃさん曰く、昨今のアケコンニーズは変化してきており、以前は安定を求めた「大きくて重い」ものが好まれていましたが、最近では持ち運びに便利なように「薄くて軽い」にニーズが変化してきているとのこと。

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めちゃくちゃ薄い。7mm厚。

アケコンの存在目的は「速さ」とのことで、ストロークが短くアクチュエーションポイントが浅いキースイッチを用いることで、物理的な入力速度を極限まで上げているそう。

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メカニカルキーボードとはまた違った、奥深い世界を垣間見ました。

TGRとLamy -カスタムキーボードの世界|ほたるぢゃやさん

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Monokei x TGR 910 v2 ME Suave Blue /Lamy TKL の2台を展示していたのは蛍茶屋さん

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2台とも最高にクールでした‥!

MonokeiとTGRのダブルネームの本機はGMK Norseがセットされており、その特徴的なサブレジェンドがたまりません。

「910」ロゴがくり抜きなのも鑑賞ポイント高めです。

(なおPCBはホットスワップではなくSolderとのこと)

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Lamy TKLは、KIBOUから販売されていたTKLサイズのキーボードです。

(商品情報がなかったためMekibから引用)

おそらくはポリカーボネート削り出しと思われる水色に近いハーフマットボディが芸術品の域に達しています。

これは所有欲を満たすやつですね。

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両機ともにホーミングキーにディープディッシュを採用しているというこだわりっぷり。

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わたしもディープディッシュ派です。

English Summary

Greenkeys’ “Vol. 9 – Report 2” covers standout individual booths from Tenkaichi Keyboard Waiwai-kai on Nov 8, 2025. Highlights include foostan’s mirror-polished, low-profile Cornelius v2 one-off; Hasuno Murasaki’s titanium artisan caps (“Ekam”) and gemstone-inset “Dve Ratna”; Nobuki Inoue’s wood-first keyboard Mokulate (top case in wood, default 4° tent, wireless-oriented design); mass’s prototype Omuni TB dual-trackball mouse (44 mm + 20 mm balls, 1.28″ round touch display, Vial-programmable macros); Jezail Funder Japan’s upcoming Jiffy75 split 75% with integrated wood case/palm rest and compact low-profile Bashful; Hashikure Engineer’s meteorite40 aluminum one-off tuned for a “thocky” feel (akin to ZEN65); NUMB41’s ultra-thin 7 mm LuminoSound rhythm-game controller; and Hotarujaya’s custom Monokei x TGR 910 v2 ME (with GMK Norse) and Lamy TKL in a striking translucent body. The piece underscores the variety and craftsmanship of Japan’s DIY keyboard scene.

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GreenKeys著者情報

河村 亮介のアバター 河村 亮介 Greenkeys運営責任者/GreenEchoes Studio代表

本サイトの記事はすべて筆者が取材・編集・執筆を行っています。
キーボードを100台以上所有・レビューし、国内外のメーカー・販売店への寄稿実績があります。また、自社運営のキーボード専門ショップ「Greenkeys Shop」を運営。
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