キーボード関連の用語は、ほとんどが英語もしくは中国語ベースとなっているため、「書けるし意味は分かるけど読み方がわからない」というシーンに頻回に遭遇します。
特に、日本人にとっては、英語も中国語もすべて「カタカタ読み」になってしまうため、なおのこと読み方がわからないというシーンに出くわすことが多くあるのではないでしょうか?
キーボードイベントに取材に行った際も非常に困った経験があります。
今回は、そんな悩みをLofree本社 の日本マーケティング担当である「Siko」さんにどう発音しているのか聞いてみました。
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音声付きですので、ぜひ一つずつ聞いてみてください!
キーボード関連の読み方に自信がない用語一覧
今回、Sikoさんに読み上げを依頼したリストはこんな感じです。
用語 | 中国表記 | 説明 | 種類 |
---|---|---|---|
Gateron | 佳达隆 | 中国のキースイッチメーカー、広範囲にわたるスイッチタイプを提供。 | キースイッチ |
Outemu | 欧特姆 | 低価格で高品質な機械式キースイッチを提供する中国のブランド。 | キースイッチ |
TTC | 天同 | キースイッチ及びマウススイッチを提供する中国のメーカー。 | キースイッチ |
Huano | 华弘 | 主にマウススイッチを製造、キーボードスイッチにも進出。 | キースイッチ |
MoYu Studio | 魔域工作室 | カスタムキーキャップとアーティザンキーキャップを製造。 | キースイッチ |
Lingbao | 灵豹 | キースイッチの新興ブランド、革新的なデザインで注目。 | キースイッチ |
Fei | 飞 | スイッチスプリングやキーボード内部部品を提供。 | キースイッチ |
YOK | 耀克 | 主に重たいキースイッチを提供、カスタムビルドに適している。 | キースイッチ |
Zeal PC | 热忱 | 高品質で高価格のカスタムスイッチを提供。 | キースイッチ |
Haimu | 海鶴 | キーボードのスイッチやその他の周辺機器を製造するブランド名 | キースイッチ |
Kailh | 凱華 | キースイッチブランド | キースイッチ |
Tecsee | 特西 | キースイッチブランド | キースイッチ |
Gazzew | – | キースイッチブランド | キースイッチ |
Choc | – | キースイッチブランド | キースイッチ種類 |
Domikey | 多米键 | カスタムキーキャップ、特にSAプロファイルの製造に注目。 | キーボード |
VIA | – | カスタムキーボードのキー配置や動作を設定できる人気のソフトウェア | システム |
Wuque Studio | 無缺工作室 | 北京に拠点を置くカスタムキーボードブランド | ブランド |
Akko | 阿克 | キーボードブランド | ブランド |
Epomaker | 愛宝 | キーボードブランド | ブランド |
Lofree | 洛斐 | キーボードブランド | ブランド |
Nuphy | 纽菲 | キーボードブランド | ブランド |
PC | – | ポリカーボネート素材。キースイッチの構成パーツで使われる | 素材 |
POM | – | ポリオキシメチレン素材。キースイッチのやプレートで使われる | 素材 |
POK | – | ポリケトン素材。 | 素材 |
読み上げ難易度|★☆☆(かんたん)
まずは、日本語での発音を英語での発音がほぼ同一となっているワードから紹介しましょう。
Gateron
キースイッチでお馴染みのGateron。
いろいろな読み方がありそうですが、やはりメジャーなのは「ゲートロン」ですね。
TTC
キースイッチメーカーのTTC。
これも素直に「ティーティーシー」が正解なのかもしれません。
Fei
日本では耳馴染みがあまりない方も多いかもしれない「Fei」。
これは「フェイ」でいいですね。
YOK
押下圧の高い「重い」キースイッチを作っている「YOK」
これは「ヨーク」と読みます。
Zeal PC
高級キースイッチを作る「Zeal PC」。
「ズィールピーシー」と「Z」部分が「ジー」ではなく、「ズィー」となるのがポイントです。
Haimu
キースイッチメーカー「Haimu」
これはそのまま「ハイムー」みたいですね。
なんか響きが可愛い。
イントネーションが「ハ」ではなく、「ム」にあるのがポイントみたい。
Gazzew
キースイッチメーカーの「Gazzew」
「ガズー」ではなく、「ギャズー」に近いです。
Choc
ロープロファイルキースイッチの規格名の「Choc」
これは結構読み方がばらついている印象ですが、「チョック」と読むみたいです。
Domikey
キーキャップブランドの「Domikey」
は「ドミキ」という感じですね。
「キー」と伸ばさないみたいです。
Akko
キースイッチとキーボードを製造する「Akko」
これは「アッコ」ではなく、「エ」と「ア」の中間のような「A」の発音になります。
カタカナだと「エァッコー」ですね。
Lofree
キーボードブランドの「Lofree」
しっかりと「L」の発音なので、下を上の前歯の後ろにつけて発音します。
カタカナだと「ロフリー」です。
PC
POM
POK
キースイッチに使われることの多い素材3つ。
これはそのまま「ピースィー」「ポム」「ポック」ですね。
読み上げ難易度|★★☆(ちょっと難しい)
続いて難易度がちょっと上がります。
英語の字面と日本語的な発音がちょっと一致しないものがこちら。
Outemu
格安キースイッチを提供するブランドです。
「アウテム」という感じで発音するようですね。
「オーテム」じゃないところがポイント。
Tecsee
MX規格のロープロファイルキースイッチを提供する「Tecsee」
てっきり「テックシー」かと思っていましたが、「C」は発音せず、「テッシー」のようですね。
VIA
キーマップ変更ソフトの「VIA」
これは「ヴァイア」ではなく、「ヴィア」と発音します。
Epomaker
コスパの高いカスタムキーボードを提供する「Epomaker」。
「エポメーカー」ではなく、「イポメーカー」と発音するようです。
Nuphy
キーボードブランドの「NuPhy」。
これは「ph」の表現が日本語にはありません。
カタカナで書き表すのも難しいので、耳で確かめてください。
読み上げ難易度|★★★(難しい)
さて、ここからがいよいよ本番です。
私、ほとんどが間違っていました。
Huano
ゲーミングマウス用の交換用マウスマイクロスイッチを製造販売している「Huano」
これ、「ファノ」の読みます。
「ヒューアノ」みたいに読んでいた方、多いのではないでしょうか。
Lingbao
これもまさに中国語読みという感じですね。
「リンバオ」という風に聞こえます。
gは発音しないのですね。
Kailh
キーボード界隈では、非常によく見る単語がこの「Kailh」ですが、なんて読むのか検討がつきませんでした。
「カイル」っぽいですが、おそらく「ケェイロゥ」という感じです。
Wuque Studio
最後はこれ。
わたしは「ダブリューユーキュー」と読んでいました。
「ウーチューェストゥディオ」と発音するようです。
ピンイン、難しいですね。
まとめ|これで対面イベントも安心
以上、ちょっと読むのに自信がないキーボード関連用語の読み方をLofree日本マーケティング担当のSikoさんに教えてもらいました。
これで、対面のキーボードイベントでも自信を持って会話することができますね!
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