エレキットが、初のキーボード組み立てキットとして「双掌 SO-SHO」を公開しました。
公開画像では、27,500円(税込)、40%サイズのカラムスタッガード、左右分割の完全無線接続、左右1基ずつのロータリーエンコーダー、さらにトラックボール/トラックパッド/カバーから選べる構成が案内されています。
見た目のインパクトだけでなく、かなり現代的な自作キーボード文脈を意識した内容です。
セット内容としては、キーボードベースキット、トラックパッドモジュール、トラックボールモジュール、LiPoバッテリー×2が含まれ、別途必要なものとしてキースイッチ、キーキャップ、Xiao nRF52840 Plus ×2、はんだごてなどの組み立て工具が挙げられています。
つまり完成品ではなく、あくまで組み立てを楽しむためのキットです。
入門向けの簡易キットというより、分割・無線・ポインティングデバイス対応まで含めた、かなり本格的な構成に見えます。
メインビジュアルはエレキットの投稿画像を一部加工させていただいています。
ELEKIT初のキーボード組み立てキット双掌(SO-SHO)について

双掌 SO-SHO の概要
- 製品名:双掌 SO-SHO
- 価格:27,500円(税込)
- 注意点:一部はんだ付けあり
- 物理レイアウト:40%カラムスタッガード配列
- 左右分割構造
- 完全無線接続
- 左右にロータリーエンコーダーを1基ずつ搭載
- トラックボール / トラックパッド / カバーを選択可能
セット内容
- キーボードベースキット
- トラックパッドモジュール
- トラックボールモジュール
- LiPoバッテリー ×2
別途必要なもの
- キースイッチ
- キーキャップ
- Xiao nRF52840 Plus ×2
- はんだごてなどの組み立て工具
販売はキーケット2026会場内の遊舎工房ブース(S-18)にて若干数の販売予定とのこと。
購入後のサポートは株式会社イーケイジャパンが実施予定と案内されています。

このほかにも、遊舎工房でお馴染みのキーボード組み立てキットをエレキットがパッケージ化した「Macrokeypad6」「MacroNumpad」も販売予定です。


今回の双掌の発表は、遊舎工房の傘下入りから約1年でグループ内のキーボード文脈が目に見える形で動き始めたことも感じさせます。
双掌から見える遊舎工房と嘉穂無線ホールディングスのキーボード文脈での現在地
双掌を通して、遊舎工房並びに親会社である嘉穂無線ホールディングスの「キーボード文脈」での現在地が見えてきました。
エレキットを展開するイーケイジャパンは嘉穂無線ホールディングスのグループ企業です。
同社の企業概要ページにはグッデイ、カホパーツセンター、遊舎工房などが同じグループ企業として並んでいます。

つまり、電子工作キット、電子部品流通、ホームセンター、自作キーボード専門店が、「嘉穂無線ホールディング企業グループ」の中に入っていることがわかります。
そして、その流れはここ1年で実際の動きとしても見え始めています。
遊舎工房は2025年3月25日に嘉穂無線ホールディングスの子会社化を公表しており、執筆時点では傘下入りから約1年のタイミングです。
さらに2025年7月には、グループ会社のカホパーツセンターが遊舎工房との連携施策の一環として自作キーボード関連商品の販売を開始※1。
続く2025年9月には、ホームセンターグッデイ姪浜店で遊舎工房の自作キーボード関連商品の取り扱い開始も案内されました※2。
※1 自作キーボードの聖地”遊舎工房”が九州初上陸 カホパーツセンターで82品目の販売開始|PRTIMES
※2 グッデイ姪浜店にて “自作キーボード” の世界を提案|PRTIMES(グッデイは北部九州・山口等に67店舗を展開)
この背景を踏まえると、今回の「双掌 SO-SHO」は、単にエレキットが新ジャンルに参入したという意味合いではなく、嘉穂無線ホールディングスグループの中で電子工作と自作キーボードが一体化してきた動きと捉えることができます。
自作キーボード専門店の遊舎工房が嘉穂無線ホールディングスの傘下に入って約1年。
パーツ流通やホームセンター店頭での展開に続いて、今度はエレキットブランドからキーボード組み立てキットが出てきたことになります。
これはグループとして見ても、かなり大きな一歩に見えます。
まとめ|開かれる自作キーボードの世界

今回の双掌のリリースは、「自作キーボードジャンル」にとって大きな意味を持つ動きだと編集部では捉えています。
嘉穂無線ホールディングスとしては、「自作キーボード」を専門店の中だけで閉じた趣味ではなく、電子工作や一般流通の文脈にも少しずつ根付かせようとしているようにも見えます。
これだけでなく、昨今では完成品の左右分割キーボードが注目を集めたり、自作キーボードジャンルから生まれた製品がクラウドファンディングで大きな関心を集めたりと、「既存の枠にとらわれない入力装置」という捉え方そのものが少しずつ広がってきている印象です。
トラッキングデバイスを含めた構成も含め、この領域は以前より確実に裾野が広がってきました。
今はまさに、その変化の途中にある時期なのかもしれません。
今後の変遷についても、Greenkeysでは引き続き追っていきたいと思います。
- 初版執筆日:2026年3月27日
- 最終更新日:2026年3月27日
- 取材方法:公式SNS投稿参照
- 参照・引用元:https://x.com/elekit_official/status/2037092364611969393
- 参照リンク
- 利益相反:商品提供:なし 本稿収益化リンク:なし

