2026年3月5日、株式会社PFUより「HHKB Professional キーマップ変更ツール」の大幅アップデート(バージョン2.0.0)が発表されました。
どのようなアップデートがあったか、見ていきましょう。
バージョンアップ手順については公式サイトをご確認ください。
対象;HHKB Hybrid Type-S /Hybrid /Classic Type-S

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Greenkeys Editor-in-Chief/Web Writer
Founder of Japan Layout Alliance (JLA)
日本のキーボード専門メディア「Greenkeys」の編集長です。
メカニカルキーボード、自作キーボード、入力デバイスに関するレビュー・取材・検証・撮影・計測・執筆を一貫して担当しています。
これまで100製品以上のキーボードや入力デバイスをレビューし、日本語配列キーボードの互換性問題に関する情報整理と市場解説を行っています。
また、日本語配列キーボードの互換性標準化を目的とした業界連携プロジェクト Japan Layout Alliance(JLA) を設立し、国内外メーカーと協力した活動を進めています。
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アップデート内容について
今回のアップデートで追加された機能は下記の通りです。
| 機能・項目 | 従来(Ver.1.x) | 新バージョン(Ver.2.0.0) |
|---|---|---|
| ショートカット設定 | 単一キーの割当のみ | 複数キーの同時押し(1キーで実行)が可能 |
| 修飾キー単体割当 | 不可(または限定的) | 修飾キーのみの割当にも対応((M)キー併用) |
| スリープ時間設定 | 固定(変更不可) | 10分〜60分の間で調整可能(HYBRIDのみ) |
| 設定可能キーの範囲 | 標準的なキーのみ | F13〜F24、テンキー、輝度調整などを追加 |
| レイヤー切り替え | 切替操作が必要 | 専用の「レイヤータブ」で視覚的に切替可能 |
| プロファイル互換性 | OSごとに独立 | Windows/Mac間でのインポート/エクスポートが可能 |
| UIの親切設計 | 特になし | DIPスイッチや設定キーへのツールチップ表示 |
| ダークモード | Mac版のみ | Windows版も対応(OS設定連動) |
| 更新確認機能 | 手動確認 | 起動時に最新版の有無を自動チェック |
| MOD-TAP機能 | 未実装 | 引き続き未実装(今回のアップデートに含まず) |
「1キーでショートカット」が可能に

今回のアップデートで、複数キーの同時押し(ショートカット)を1つのキーに割り当てられるようになりました。
Control、Shift、Alt、Win/Cmdといった修飾キーと任意のキーの組み合わせが可能になり、例えば「Win + Shift + S」のようなスクリーンショット操作もボタン一つで完結します。
さらに、修飾キーのみを特定のキーに割り当てることも可能です。
KawamuraMacユーザーなら、⌘+Shift+4の範囲スクリーンショットもできますね。
スリープ時間設定が可能に

HYBRIDシリーズのBluetooth接続時において、自動スリープに入るまでの時間を10分単位(10〜60分)で調整できるようになりました。
これまで「スリープが早すぎる(あるいは遅すぎる)」と感じていた方にとって、痒いところに手が届く改善です
UXの向上と設定キーの拡充





ツール自体の使い勝手も大きく向上しています。
- レイヤータブの追加: 仮想キーボード上で「標準」と「Fn」のレイヤーをタブで簡単に切り替えられるようになりました。
- ツールチップ表示: DIPスイッチや設定済みショートカットにマウスオーバーすると、詳細が表示される親切設計に。
- 設定可能キーの追加: F13~F24やテンキー、画面輝度調整キーなども設定対象に加わりました。
- OS間の互換性: Windowsで作成した設定データをMacでインポート(およびその逆)が可能になり、マルチデバイス環境での管理がさらに楽になります
MOD-TAPの実装は見送り
今回のアップデートでは、コミュニティから期待の声が大きかった「MOD-TAP」(キーを短く押すと特定の文字、長押しすると修飾キーとして機能する設定)の実装は、残念なが見送られたようです。
KawamuraHHKBミートアップでもそのようなお話をしましたが、構想にはあるようですので気長に待ちましょう。
やはり英語配列ユーザーにとっては、スペースバーの両脇の⌘キーを、長押しで⌘、短押しで「英数」「かな」として使いたい人は多いはず。
昨今のカスタムキーボードでは標準的に「キーマップ変更機能」が実装されるようになってきており、その内容は多種多様にになりつつあります。
市販のキーボードで利用されるキーマップ変更ソフトウェア
| ソフトウェア | プラットフォーム | Mod-Tap対応可否 |
|---|---|---|
| VIA | WEBアプリ | 可能 |
| Vial | WEBアプリ | 可能 |
| ZMK Studio | WEBアプリ | 可能 |
| Keychron Lancher | WEBアプリ | 可能 |
| NuPhy IO 2.0 | WEBアプリ | 可能 |
| Lofree Control HUB | WEBアプリ | 不可 |
| Remap | WEBアプリ | 可能 |
| Happy Hacking Keyboardキーマップ変更ツール | ローカルアプリ | 不可 |
最近のキーボード市場の現状としては、ハードウェア部分での差別化に加えて、ソフトウェア部分での差別化が激化してきています。
特に、ゲーミングキーボードのジャンルではそれが顕著となっており、磁気式キーボードなどの細やかな調整についても可能となってきており、今後さらにソフト開発が進んでいくと編集部では予想しています。
まとめ
以上、HHKBのキーマップ変更ツールがアップデートされたことについてお伝えしてきました。
HHKBについては、2026年12月で30周年を迎えます。
2025年10月にはHHKBビジネス部として独立し、30周年ということも踏まえ2026年に関しては「目玉企画」が期待されるHHKB。
今後のアップデートについても期待が高まりますね。
- 初版執筆日:2026年3月6日
- 最終更新日:2026年3月6日
- 取材方法:メーカー公式リリース・HHKBユーザーミートアップでの担当者への取材
- 参照・引用元:https://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/miura/2059909.html https://happyhackingkb.com/jp/news/2026/news20260305.html
- 利益相反:商品提供:なし 本稿収益化リンク:あり


