コンパクトさをあなたに。
VortexGear Core Plusは、英語配列をベースとした40%レイアウトを持つロープロファイルメカニカルキーボードです。
初代Coreから数えると二代目となる本機は、VIAによる強力なキーマップ変更機能を搭載し、「ロープロファイルメカニカルキーボード」として登場しました。
日本国内での無線規格である「技適」も取得しており、安心して利用できるのも大きな特徴です。
コンパクトキーボードとしての入手性も良好で、コンパクトキーボードの入門としては最適な一台とと言えるでしょう。
本記事では、VortexGear Core Plusについてレビューしていきます。

- アルミボトムケースの完成品としては破格の安さ
- 洗練されたルックスが美しい
- 技適対応で安心して無線接続ができる
- QMKベースの各種応用設定ができない

VORTEXKEYBOARD Core Plus ロープロファイルスイッチ 50キー
¥21,000-(税込)
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VortexGear Core Plusのスペック概要

| 項目 | 内容 |
| 製品名 | Vortex Core Plus |
| サイズ / 配列 | 40%レイアウト / 全50キー |
| スイッチ | ロープロファイルメカニカルスイッチ (Gateron Low Profile 専用設計) |
| スイッチオプション | 茶軸 / 赤軸 / 青軸 / 静音赤軸 (Silent Red) |
| ホットスワップ | 対応 |
| キーキャップ | VTGプロファイル(Vortex独自ロープロファイル形状) |
| 筐体素材 | CNCアルミニウム(ボトムケース) |
| 接続方式 | 有線 (USB Type-C) Bluetooth 2.4GHzワイヤレス(ドングル付属) |
| ソフトウェア | VIA 3.0 対応(キーマップ変更可) |
| 内部構造 | FR4プレート採用 ダブルレイヤーフォーム(PCB上下に配置) |
| タイピング角度 | 5度 |
| 本体サイズ | 26.9 × 9.2 × 1.5 cm |
| 重量 | 約 552g (本体のみ) |
| 対応OS | Windows 7以降 / Mac OS |
| カラー | Black / White / Retro Grey |
レビュー環境

レビュー環境は下記の通りです。
- 接続環境:macOS
- 使用スイッチ:赤軸スイッチ(Gateron LP 2.0 Red Linear 50gf)
- レイアウト:40%英語配列
- 主な用途:コンテンツ執筆(日本語のタイピング)
キースイッチスペックはこちら▷▷
スイッチタイプ:リニア
キーストローク
プリトラベル:1.7±0.4mm
総トラベル:3.2±0.2mm
押下圧
作動圧:50±15gf
底打ち圧:60±5gf
マウントピン:3ピン
素材
ステム:POM
トップハウジング:PC
ボトムハウジング:nylon pa66
スプリング
13.5mm 2stageスプリング
ファクトリールブ:〇
Vortex Core Plusはどんな人におすすめ?
Vortex Core Plusをおすすめしたい・おすすめにづらいのは下記のような特徴の方です。
Vortex Core Plusをおすすめできる人
- はじめてスモールキーボードを使いたい人
- ロープロファイルメカニカルキーボード入門用に
- 無線接続でキーボードを使うことにこだわりたい方に
Vortex Core Plusは、「はじめてのスモールキーボード入門」におすすめできるキーボードです。
スモールキーボードというジャンルはニッチであり、入手性が課題となることが多く、「ほしい時に買えない」というケースが多い印象があります。
やはり、「いつもと違うキーボードにチャレンジする」という方がほとんどで、ある程度検討する時間が必要な方にとっては、いつでも入手できる本機はとても魅力的といえます。
加えて、技適を取得しているため、安心して無線接続ができる点についても大きな特徴と言えるでしょう。
Kawamura希少性が高いスモールキーボードとしては安価に購入できる価格帯であることもいいですね。
Vortex Core Plusをおすすめしづらい人
- MOD-TAP や同時押し・マクロ機能を使いたい人
- 大きさと入力しやすさのトレードオフに納得できない人
Vortex Core Plusの唯一の弱点が、「複雑な操作設定がソフトウェア側で行うことができない」という点です。
キーマップ変更に関してはVIAという仕組みを用いていますが、ファームウェアビルドに関してはオープンソースであるQMKという仕組みを用いていないようです。(サポート談)
よって、押下時間によってキーバインドを変更する「MOD-TAP」や「⌘+C」などの同時押しを行うための機能、複雑な操作をワンボタンで実行できるようにする「マクロ機能」などは利用できません。
特に不便に感じる可能性があるシーンは「裏レイヤー」をタイピングする時です。
MOD-TAP対応であれば、スペースバーなどの使用頻度が高いキーとレイヤーキーを同居させて利用することができますが、本機ではレイヤー移動をする際に別のキーを押し続ける必要があります。
慣れの問題で解消できる可能性はありますが、他のスモールキーボードでMOD-TAPを利用している方にとっては慣れるのが難しい叶瀬ギアあります。
また、こうしたスモールキーボードは「表レイヤーに足りないキーは裏レイヤーに置く」のが基本です。
通常のキーボードと比較すると、裏レイヤーのキーを押すにはどうしてもファンクションキーを押すという過程が増える点に納得できないと、おすすめすることは難しいかもしれません。
【写真で見る】Vortex Core Plusレビュー
それでは早速、Vortex Core Plusの実機を見ていきましょう。
かなりしっかりした上質な化粧箱に入っています。

上下ツーピース構成となっており、上の蓋を持ち上げて開けるスタイルとなっています。

内容物を確認しましょう。
本体、簡易説明書、USBドングル、USBケーブル(Type-A to C)とシンプルな構成です。

Mac用のキーキャップの付属はありません。
簡易マニュアルには、無線での接続方法等について記載されています。

今回レビューするのは「White」モデルです。
このほかにもBlack /Retro Greyモデルがあります。
横幅14uの40%レイアウトキーボードとなっており、マルチレイアウトには非対応。
スペースバーは分割されており、左が1.75u/右が2.75u、右のみスタビライザーを搭載しています。

左シフトキーは1.75uサイズで、Z行のズレは通常の英語配列キーボードと同等です。


右側に関しては、Pの隣に [ ] キーが配置されている点は通常の65%レイアウトキーボードを踏襲していますが、その隣は|ではなくDelキーが配置されている点で異なります。
Lの隣に関しては65%キーボードと同じとなっているため、スモールキーボード入門としてはスイッチングハードルはそこまで高くないでしょう。

キースイッチはGateron LP 2.0を採用しており、赤軸、茶軸、青軸のほか、静音赤軸(サイレントリニア)も選択できます。

キープロファイルはロープロファイルとなっており、行によって傾斜の差はありません。
キートップは弓形に削り取られたようなシリンドリカルデザイです。

ボディはアルミニウム製となっており、背面にType-C接続口があるのみのシンプルなデザインとなっています。


底面を見ていきましょう。
底面は、ゴム脚が4隅に配置されており、中央下部には無線接続用の乾電池収納場所、電源のオンオフスイッチが備わっています。



電池は単四電池×2本。

しっかりと技適番号が印字されているのは安心感がありますね。

タイピングティルトアングルは約5度で固定となっています。

プレートはFR4素材です。キースイッチは先述のようにGateron LP 2.0を採用しています。

各キーに北向きLEDを搭載してます。

キーキャップについて見ていきましょう。
キーキャップ素材はPBT、印字はおそらく昇華印刷です。


プロファイルはVortexオリジナルのVTGプロファイルとなっています。

キーキャップ成型精度は非常に高く、かなり精密な作りとなっています。

打鍵感・打鍵音の評価
- 打鍵音の大きさ:★★★☆☆(そこまで大きくはないが周囲は気になるレベル)
- 音の高さ:中間(一般的なキースイッチ同等)
- キーの重さ:やや重い(50gfは若干重いと感じる方が多い印象)
- 底打ち感:くっきり(静音スイッチであれば恐らくはソフト)
- キーのぐらつき:ふつう
Vortex Core Plusのメリット

Vortex Core Plusのメリット
- アルミボトムケースの完成品としては破格の安さ
- 洗練されたルックスが美しい
- 技適対応で安心して無線接続ができる
アルミボトムケースの完成品としては破格の安さ

Vortex Core Plusの大きなメリットの一つがその価格の安さです。
約2万円という価格設定は、日本で販売されている一般的なキーボード価格からみると「高い」と思われやすいですが、「スモールキーボード」というジャンルの中では「購入しやすい」価格帯の商品です。
スモールキーボードはニッチジャンルのため、こういった製品は受注生産性、ハンダつけが必要な自作キーボード、または海外ショップでのグループバイ(GB)で入手することがほとんどで、それらの価格は3万円以上となるケースも多くあります。
さらに、素材単価の高い「アルミニウムケース」を採用した場合はさらに金額が上がることが多いです。
加えて、キースイッチやキーキャップが同梱されない場合も多く、自身で探して購入する必要があるのです。
こういった観点で見ると、「アルミニウムケース採用」「キーキャップ・キースイッチ付き」「届けばすぐに使える」というメリットを備えつつ、この価格帯で購入できるのは、驚異的コスパと言えるでしょう。
洗練されたルックスが美しい

Vortex Core Plusはアルミニウムケースの造形が非常に美しいです。
特に背面に伸びた余白部分や、ソリッドな「塊感」は、鑑賞物としての存在価値も高く、所有している満足感を感じさせます。
技適対応で安心して無線接続ができる
Vortex Core Plusは、技適を取得しているため日本国内でも安心して無線接続が行えます。
こういった「完成品」のスモールキーボードは海外製品が多く、技適を取得していないケースがほとんどです。
また、これらの製品を有線接続で使用したとしても、電波を発する可能性を有している場合は電波法違反に当たる可能性があります。
Core Plusに関しては、商品設計段階から日本の技適を取得しており、日本での販売を視野に設計製造されているため安心感が高いといえます。
技適番号リンク→
Vortex Core Plusのデメリット
Vortex Core Plusのデメリット
- QMKベースの各種応用設定ができない
QMKベースの各種応用設定ができない
Core Plusで唯一のデメリットが、QMKベースの詳細設定ができない点です。
具体的には、下記の2点の設定ができない点については購入前に納得する必要があります。
MOD-TAPが設定できない
VIAには、「Anykey」という設定項目があり、ここからMOD-TAPという設定をマニュアルで設定することができます。
MOD-TAPは、簡単にいうと「押している時間に応じて入力するキーを出し分ける」機能です。
例えば、スペースバーに対してMOD-TAPを設定し、短く押した場合は「スペース」、長く押した場合は「ファンクションキー(レイヤーキー)」ということが実現できるのです。
これは、キー数が少ないスモールキーボードと非常に相性が良い機能で、少ないキーで複数の機能を持たせることができるため非常に重宝します。
この機能がCore Plusでは利用できません。
同時押しの設定ができない
キーマップ変更アプリ「VIA」を用いて同時押し「Ctrl+C(コピー)」などを設定するためには二つの方法があります。
- Macro機能を使う
- Anykeyから同時押しコマンドをマニュアルで設定する
Core Plusではこの両方の機能が利用できないため、一つのキーで二つのキーを同時に押す設定はできません。
Kawamuraこの辺りですが、改善されるともっと使いやすいと思います。
似たコンセプトのキーボードとの比較

Vortex Core Plusとの比較に最適なキーボードとして、以下の2製品を選定し、比較を作成しました。
- Keychron Q9 Plus: 同じ40%レイアウトで、ハイエンドなカスタムキーボードの代表格。
- NuPhy Air60 V2: ロープロファイルかつ携帯性に優れた「持ち運び用キーボード」としての強力な競合(60%サイズ)。
Vortex Core Plusは「40%サイズ」かつ「ロープロファイル」という非常にユニークな立ち位置にあります。
購入を検討する際、比較対象となりやすい2つのモデルとの違いをまとめました。
Kawamura直接的なライバルとなるのは、おそらくはNiuNiu @40 などですが、安定供給がない(GBが前提)となっており、直接比較は困難です。
1. Keychron Q9 Plus との比較
同じ「40%配列・アルミ筐体・QMK/VIA対応」というコンセプトを持つ、ハイエンドなカスタムキーボードとの比較です。
| 特徴 | Vortex Core Plus | Keychron Q9 Plus |
| コンセプト | 薄型・軽量で持ち運べるプレミアム40% | 重量級・重厚な据え置き型プレミアム40% |
| スイッチ | ロープロファイル (Gateron Low Profile) | ノーマルプロファイル (MX互換) |
| 接続 | 有線 / BT / 2.4GHz (トライモード) | 有線のみ |
| 重量 | 約 552g | 約 1050g (約2倍の重さ) |
| 構造 | トレイ/トップマウント系 (フォーム入り) | ダブルガスケットマウント (柔らかい打鍵感) |
| 価格帯 | $129.00 | $159.00 – $179.00 (構成による) |
外出先でも使いたい、あるいは机の上を極限までスッキリさせたいなら Core Plus。
自宅での据え置きメインで、ノーマルプロファイルスイッチの深い打鍵感やカスタマイズ性を追求するなら Q9 Plus が適しています。
2. NuPhy Air60 V2 との比較
「持ち運び用メカニカルキーボード」として人気の高いロープロファイルモデル(60%サイズ)との比較です。
| 特徴 | Vortex Core Plus | NuPhy Air60 V2 |
| サイズ | 40% (数字列なし、極小サイズ) | 60% (数字列あり、標準的なコンパクト) |
| キー数 | 50キー | 64キー |
| スイッチ | Gateron Low Profile | Gateron Low Profile (NuPhyカスタム軸あり) |
| 携帯性 | ★★★★★ (ポケットに入るレベルの小ささ) | ★★★★☆ (薄いが、横幅はCore Plusより広い) |
| 習熟難易度 | 高め (数字や記号へのレイヤー操作が必須) | 中 (数字キーがあるため、比較的慣れやすい) |
| 筐体素材 | CNCフルアルミ (高級感・剛性重視) | アルミフレーム + ABSボトム (軽量化重視) |
| 重量 | 約 552g | 約 463g (素材の違いによりAir60の方が軽い) |
数字キーすら削ぎ落とし、指の移動距離を最小化したい「40%レイアウト愛好家」や、フルアルミの金属感を好むなら Core Plus。
一般的なキー配列の利便性を維持しつつ、軽さを最優先したいなら Air60 V2 が強力なライバルとなります。
価格・販売形態・入手性
- 入手性:★★★★★(非常に入手しやすい)
- 価格帯:$129.00(約21,000円(税込)程度)
- 販売形態:通常販売
- 再販予定:常時ストック販売
- 入手先:Amazon(日本)/ 海外公式サイト
Vortex Core Plus|Amazon Japan▷▷
まとめ

以上、Vortex Core Plusについてレビューしてきました。
ニッチジャンルの商品がストック販売でいつでも購入できるのは素晴らしいですし、これだけのクオリティを持ったアルミニウムキーボードが日本でも2万円ちょっとで購入できるのは驚異的なコスパだと評価します。
ただし、QMKベースの機能を前提で考えいる方については注意が必要と言えるでしょう。
興味を持った方、ぜひ商品ページをご覧ください!

VORTEXKEYBOARD Core Plus ロープロファイルスイッチ 50キー
¥21,000-(税込)
- 初版執筆日:2025/12/12
- 最終更新日:2025/12/12
- 取材方法:商品提供
- 参照・画像引用元:Vortex Keyboard 公式サイト
- 利益相反:商品提供:あり 本稿収益化リンク:あり

