第一回キーボードマーケットトーキョー取材を終えての後書き

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グリーンキーズ運営の河村です。

大盛況の後に閉会したキーケット。

取材記事も公開となり、SNSの反応を見る限りでは、たくさんの方に楽しんでいただけているようで大変嬉しく思います。

ウチのサイトは同時翻訳で英語でも読めるので、英語圏の方にも徐々にリーチしてきているようで、日本の自作キーボード界隈のアツさを知ってもらういい機会になりそうです。

たぶん、そのうちにkbd.newsさんで取り上げてもらえそうな雰囲気です。

取材の後書き、ということでちょっとつらつらと書いていきますね。

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あとがきー雑感をつらつらと

本当にメモ書き程度ですので悪しからず。

出店者さんの作品について

取材前調査として、出店される方の作品についてはすべて目をとおしていたのですが、やはり文面よりも実物は多く語るとはまさにその通りで、実際に目で見て手にとってわかることが非常に多いと感じました。

これが展示即売会の醍醐味なのだと。

バーゲンセールのような人だかりも各所で発生しており、ほんとにお祭り騒ぎという雰囲気は非常に心地よかったです。

反省点

メンタル面での反省といえば、人見知りが炸裂したことでした。

そこまで初対面の方をお話しするのは得意な方ではないので、かなり緊張してしまったことは反省点です。

いざ話に行こうと思っても、なかなか客足が途絶えないブースがほとんどで、取材タイミングを見計らっていたらどんどん時間が過ぎていってしまったのも大きな反省点でした。

取材自体も初めてだったので、今回の経験が今後生きるような気がします。

また、機材面での課題も見えました。

「シャッターチャンスは足で取りに行くものだ!」という誰かからの受け売りで、接近できる被写体にはズームレンズを使わずに単焦点レンズで臨むのが私の平常運転でした。

しかし、今回のような混雑した状況で、画角の設定も満足にできない場所では通常画角の単焦点レンズが使いにくいことが判明。

キーボードの全景を写そうとするとかなり後ろに下がる必要が出てきてしまい、もちろん後ろにはお客さんがいるためそんなことはできず。

アルチザンキーキャップを寄って撮りたくても、通常の単焦点ではさっぱりよれず、満足のいく写真がほとんど撮れなかったのでした。

こういったシーンでは、超広角ズームレンズと欲を言えばマクロレンズも持っておいた方がよかったなぁと思いました。

学び。

自作キーボードとの出会い

ウェブサイト運営やらウェブ広告業界に参入したのは、2018年でした。

ウェブサイト運営は、超簡単に言うとウェブサイト=箱を作って、そこに記事を入れることでGoogle検索で上位表示させて、集客→広告クリックを促して報酬を得るとう形のビジネスモデルです。

ウェブサイトは基本的には「文字」で構成されている関係上、ヘビーにタイピングをするのが仕事といっても過言ではありません。

仕事の効率を上げるには、「頭にあるワードをいかに速くタイピングできるか」が肝になってきます。

そんな中で出会ったのが「メカニカルキーボード」でした。

HHKBから始まり、さまざまな市販キーボードを経て、完成品の「7sPro」を皮切りに、zincを初ビルドして、現在に至ります。

自キ入門は2023年5月です。

「カスタムキーボードや自作キーボードなどの界隈の面白さをもっと世に広めたい」という単純な思いで立ち上げたのがこのグリーンキーズでした。

ただし、事業として運営していく以上、収益化を考慮しなければいけません。

おそらく、キーボード界隈のサイトが少ないのは、検索ボリュームが小さいのに加えて市場規模が小さく、ウェブサイト運営ではマネタイズが難しいためだと推察しています。

(事業としては、とあるジャンルの監修者やウェブライター、WEBサイト運営委託などなど、多くの事業を並行して走らせているので、このサイトだけでどうにかしている、ということではありません)

収益化の難しさ

グリーンキーズ自体は、商品の販売を行う小売業ではなく、あくまでも「紹介料」をいただく「広告業」です。

ウェブサイト運営事業は大きく分けると「広告業」に分類されます。

営利事業として実施している以上、収益化しないといけないため、主に「クリック広告」と「成果型報酬広告」を運用して収益化していました。

ただ、2022年頃から始まった検索アルゴリズムアップデートにより、「コンテンツのクオリティ」だけでは上位表示することが難しくなり、自社サイト運営をストップ→法人の事業委託を受ける形に切り替えて収益化する形へシフトせざるを得ない状況に。

2023年に入ると、更なるアルゴリズムアップデートによって、「強い」と言われていた企業サイトも次々と上位表示が困難な状況に陥り、暗雲が立ち込めていました。

2023年末のアルゴリズムアップデートが決定打となり、取引先企業の撤退が相次ぎ、低迷…というのが現状です。

そして始まった2024年3月の大規模アップデート。

SEOハックを撲滅するようですがどうなることやら。

なかなか世知辛い世の中ですね。

どうやって運営しているの?

グリーンキーズは主に、海外キーボード事業者との提携による成果型報酬広告による利益で運営しています。

内容に関しても、事業者との交渉の中で可能な限りウチを利用してくれる方がお得に買えるように「クーポンコード」を提供してもらえるように工夫しているのです。

Googleのクリック広告は、スキップできない鬼仕様になっていたり、記事を読んでいる途中で出てきて個人的にもあまり好きではないことに加えて、そもそものページビュー絶対数が小さく、click単価も小さいため、総合的に考えて使っていません(まぁ単純に嫌いなんです)

今後

ただ、やはり広めたいのは「自作キーボード」なのです。

自作キーボードを設計販売されている方にもいろいろな考えの方がいらっしゃると思います。

「趣味の範囲だから別に収益化までは望んでいない」という方がほとんどでしょう。

ただし中には、「趣味の範囲だけど、自分の商品が売れたら楽しそう」と考える方や、事業として展開したい、大手メーカーと開発協力をして自分の設計したものを世の中に広めたい…という野望を持っているかたもきっといらっしゃるのではないでしょうか。

ただ、どんな考えを持っている方でも、純粋に「自分の作ったものが評価されてたくさんの方に使ってもらえる」というのは嬉しいことだと思います。

私は、そんな素敵な「ものづくり」をしている人を応援したい。

ただし、事業としてもこのサイト運営を継続していかなくてはいけない…。

「同人ジャンルでサイト運営して収益化なんて、何言ってんだコイツ」「趣味でやっている人たちを餌に金儲けするとかあり得ない」と揶揄されたことも多々あります。

相反するこの二つの軸をどうにか交わらせつつ、歩んでいく方法をまだまだ模索する必要がありそうです。

(shopifyなどの成果型報酬広告が実施できるプラットフォームを母体にしている方との提携は容易だとは思いますが、原価率や利益率を含めての価格設定になっていないケースが多いと思います。そもそも「作品を宣伝するようなメディア」というポジションがなかったから、仕方ないといえば仕方ないですが)

すぐに解決できる課題ではないので、まずはメカニカルキーボードへの取っ掛かりとなるようなコンテンツの拡充から始めていくのもよいかと思っています。

まとめ

まったくまとまりのない文章でごめんなさい。

キーケット自体は、第二回目の開催も予定されているようですし、許されるのであれば来年も取材でお邪魔させていただければと思います。

今年は、まだ参加したことがない「天キー」にも参加できればなぁと思います。

おしまい。

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GreenKeys著者情報

河村 亮介のアバター 河村 亮介 GreenKeys運営責任者/事業代表

WEBサイト運営事業GreenEchoes Studio代表をしています。他社法人メディアの運営ほかキーボードメディアや通信系メディアへの寄稿を行うなど、ウェブライターとしても活動しています。今年はオリジナルキーキャップセットを作る予定。

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