もう全部入りでこの価格は買うしかないでしょう。
Epomakerというブランドはご存知でしょうか?
日本をはじめ、ドイツ、韓国、オーストラリア、カナダ、イタリア、ブラジル、スペイン、フランスで公式ショップを展開する世界展開を行うキーボードブランドです。
高品質なキーボードを低価格で提供しており、非常に優れたコストパフォーマンスを誇ります。
そんなEpomakerがリリースした「RT65」は65%キーボードレイアウトの理想系ともいえる工夫が凝らされた商品です。
本記事では、Epomaker RT65の魅力をお伝えしていきます。

- コストパフォーマンスに優れている
- 打鍵感が良い
- 65%レイアウトとして非常に優れている
- キーマップ変更が直感的ではない
- ジョイスティックの使い勝手は良くない
- ミニディスプレイの使い勝手は工夫が必要
- Mac用のキーキャップは検討の余地あり
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Greenkeys編集長/WEBライター
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Epomaker RT65の概要

Epomaker RT65は英語配列65%レイアウトのメカニカルキーボードです。
わずか1万円ちょっとで購入できる安さが魅力ですが、メカニカルキーボードとしての機能に一切の妥協はありません。
ガスケットマウントと複数層にわたる吸音機構を搭載しているため、打鍵音・打鍵感に妥協がないだけでなく、ダブルショットPBTキーキャップ、トリプルモード対応、ホットスワップ対応、ミニディスプレー付き、キーマップ変更にも対応しており、まさに「コスパ抜群のメカニカルキーボード」と言えるでしょう。
カラーは2色展開でGrey White とPinkから選択可能。



Wisteria Linear(Factory Lubed)
- Material: POM+PTFE stem, PC top housing, PA66 bottom housing
- Spring: 20.4mm extra-long spring
- Pin: 5 pins
- Actuation force: 45gf
- Pre Travel: 2mm
- Total Travel: 3.6mm

Flamingo Linear(Factory Lubed)
- Material: POM stem, PC housing,
- Spring: dual spring
- Pin: 5 Pins
- Actuation force: 47 ± 5gf
- Actuation Travel: 1.50-2.00mm
- Initial force: 35gf min
- Bottom force: 60gf max
- Total Travel: 3.80mm
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| ボタン数 | 67 |
| レイアウト | 65% |
| 配列 | ANSI(US配列) ※日本語配列モデルなし |
| 接続方式 | Wired Type-C, Bluetooth, 2.4G Wireless |
| バックライト | RGB (South-facing) |
| ケース素材 | ABS Plastic |
| マウント方式 | Gasket Mount |
| 吸音フォーム | ポロンサンドイッチフォーム IXPEスイッチパッド ソケットフォーム PETフィルム ケースフォーム |
| スイッチプレート | PC |
| ホットスワップ | 対応 |
| キーキャッププロファイル | Cherry |
| 印字方法 | ダブルショット(2色成型) |
| キーキャップ素材 | PBT |
| バッテリー | 3000mAh |
| アンチゴースト | NKRO(Nキーロールオーバー) 複数キーの同時押しに対応 |
| サイズ | 332.8×130.5×38.3mm |
| 重量 | 0.67kg |
| 本体カラー | Grey White/ Pink |
| 選択できるキースイッチ | Epomaker Framingo Linear Epomaker Wisteria Linear |
| 内容物 | キーボード本体 マニュアル キーボードキャップ スイッチプーラー 2.4G ドングル タイプCケーブル ミニディスプレイ |
| 設定ソフトウェア | Epomaker Driver(Win/Mac) |
| キーマップ変更 | 可能(専用ソフトウェア使用) |
| ミニディスプレイコントロール | 可能(専用ソフトウェア使用) |
Epomaker RT65の打鍵音
キースイッチの特性上、ややハイ寄りの底打ち音となっています。
ケースの反響音やスタビライザーの擦れる音はほぼ聞こえません。
ガスケットマウント構造となっているため、柔らかい打鍵感です。
また、スイッチプレートがPC製でかつ、スリットが入っていることも打鍵感の柔らかさに寄与している印象です。
【レビュー】写真でみるEpomaker RT65
それでは早速、RT65の実際の写真を見ていきましょう。
パッケージは非常にしっかりしていますね。
配列や対応OS、ミニディスプレイがあるのも一目でわかります。

裏面に関しても、ガスケットマウントであることなど、端的に特徴を表していますね。
さすが大手メーカー品のパッケージングです。

開封すると、背面側にアクセサリーが入っており、中央部にキーボード本体が入っています。
輸送時に動かないようジャストサイズのサイジングとなっているのも見事です。

内容物は、本体、交換用キーキャップ、ミニディスプレイ、予備キースイッチ3つ、Type-A to Type-Cケーブル、キーキャップ&キースイッチプラー、マニュアルです。
ケーブルに関してはラバー性のバンドが付いている点も細やかな配慮がされていますね。

デメリットの項でも後述しますが、残念ながらMac用の交換用キーキャップは何故か色味がデフォルトのものと合わず、フォントも異なっていました。
Kawamura大半はWindowsユーザーなのでそこまで気にしなくて良いかもしれません。

重量は実測で625gとかなり軽量です。
バッテリーを内蔵してこの軽さというのは、やはりABS樹脂性のボディのおかげでしょう。

ミニディスプレイをつけた全体像です。
全体としては、クラシカルなベージュカラーをベースとしたおとなしめのカラーリングとなっていますが、チョコレートカラーのアクセントキーキャップが、レトロゲームのような非常にいい味を出しています。
Kawamura個人的には抜群に好きなルックスです。

ズームアップして見ていきます。
本体左上には2.4GHzのドングル収納用の窪みを塞ぐキャップがはめられています。



この蓋を外すとレシーバーが出てきます。

さらにレシーバーを外すと、ミニディスプレイ用の接続端子があります。

接続すると、こんな感じです。
Kawamura余談ではありますが、ミニディスプレイを使った場合、USBドングルを使わなければ収納場所がありません。また、使ったとしてもカバーの収納ができないため、無くす可能性がありますのでご注意ください。

中央部上段には装飾用のLEDが9灯仕込まれています。

LEDのライティングについては、専用ソフトウェア「EPOMAKER Driver」で細かく編集が可能です。
デフォルトではこのようにカラフルなライティングとなっています。

専用ソフトウェアの設定画面はこんな感じです。
通常のバックライトは「Light」タブから、上部のライトは「Light Strip」から編集できます。

本体右には、「無線接続のための」電源オンオフスイッチ、ジョイスティックがあります。
また、アローキーと特殊キーは独立しているため、タッチタイピングでのミスタッチが軽減できるのが嬉しいポイントですね。
特殊キーの左側には、CapsLockの状態を表すLEDライトやバッテリー残量を表す表示があるのもユーザビリティへの配慮が見られます。


本体右側の背面には、有線接続用のType-C端子があります。
若干上に設置されていますが、実際に接続してみるとそこまで違和感はありません。

本体は全体的に曲線が美しい加工がされており、「流線美」という言葉が似合うキーボードです。



底面には滑り止めが5箇所ついているため、グリップ力は抜群です。

キースイッチはEpomakerオリジナルのフラミンゴスイッチ(リニア)です。
押下圧が45gfとなっているようですが、体感上はもっと軽い印象を受けました。
Kawamuraこれはおそらくは、ガスケットマウント構造に加えて、スイッチプレートが柔らかなPOMプレート、しかも各キーの間にスリットが入っているため、より柔軟に沈み込む仕様となっているためだと推察されます。

レジェンドの滲みもなく、しっかりと印字されています。

この価格帯ではABS素材でかつ、UVプリントキーキャップとなることが多いのですが、2色成型でかつPBT素材を採用している点は驚愕です。

暗所でのライティングはこのような感じになります。
PBT素材のキーキャップとなっているため、バックライトは透過しません。

隙間から溢れでる光が非常に綺麗ですね。


実際のデスクにおいた写真も掲載します。
個人的には、黒をベースとしたシックなデスクによく似合うカラーだと思いました。








Epomaker Driverについて
RT65のキーマップ変更やライティング変更は、専用のソフトウェアをお使いのPCにインストールして行います。
Epomaker Driver(Win/Mac)
キーマップの変更方法は、変更したいキーをクリックで選択し、その状態で画面左下のキーボードマークをクリック→出てきたキー一覧から変更したいキーを選択→画面中央部右側の枠の「Confirm」ボタンを押して完了となります。





Epomaker RT65のメリット
- コストパフォーマンスに優れている
- 打鍵感が良い
- 65%レイアウトとしては非常に優れている
コストパフォーマンスに優れている

やはり、RT65の1番の魅力は、そのコストパフォーマンスの良さでしょう。
とても「1万円ちょっとで購入できるキーボード」とは思えません。
少し前までは、1万円で買えるメカニカルキーボードといえば、吸音材が入っておらずキースイッチの事前潤滑もされていない「品質がいまひとつ」なものが殆どでしたが、RT65はこのかかくで「高級キーボード同等のスペック」を備えています。
特筆すべきは、打鍵感の良さでしょう。
基板をケース内部で浮かせるような「ガスケットマウント構造」となっているため、柔らかな打鍵感を演出しており、さらに5層にわたる吸音材を搭載しているため、デッドな打鍵音を作り出しています。
これに加えて、キーマップ変更機能、ホットスワップ対応、フルバックライト対応、ミニディスプレイ付き、トリプルモード、ダブルショットPBTキーキャップなど、キーボードにあって欲しい機能が全部入っています。
打鍵感が良い

前述しましたが、RT65は打鍵感の良さが魅力です。
ガスケットマウント構造による柔かな打鍵感に加えて、5層にわたる吸音材を搭載してるため、ケース内の反響音がありません。
加えて、Epomaker製の事前潤滑されたキースイッチは「コトコト」という非常に気持ちいい中低音を奏でてくれます。
65%レイアウトとして非常に優れている

RT65は、65%レイアウトキーボードの配列としては、わたしのイメージする「理想系」となっています。
やはり、キーボードに慣れてくると自然と「手元を見ない」でタイピングできるようになります。
その時に「ミスタッチ」が多くなるのが右下周りのキーです。
特に、アローキーに関しては、一度ホームポジションを崩さないと打鍵できないため、右のシフトキーや特殊キーと押し間違えることが多くあります。
その点においてRT65は、アローキーと特殊キーは「独立」しているため、ミスタッチのリスクを大幅に軽減できると言えるでしょう。
Epomaker RT65のデメリット
- キーマップ変更でMOD-TAPなどの機能は使えない
- ジョイスティックの使い勝手は良くない
- ミニディスプレイの使い勝手は工夫が必要
- Mac用キーキャップは検討の余地あり
キーマップ変更が直感的ではない

RT65は、Epomaker Driverというソフトウェアでキーマップの変更やライティングの変更が可能です。
しかし、販売ページにもその案内はなく、自身で探し出す必要がある点についてはユーザーにとっては利便性に欠けるかもしれません。
Epomaker Driver(Win/Mac)
また、キーマップ変更についても、変更したいキーを選択してから、左下の「Combination」画面のキーボードマークを押すと変更できるという仕様は、初見では分かりません。
操作方法のチュートリアルもないため、正しいキーマップ変更方法がわからないケースもあるかもしれません。
加えて、QMKベースでは実施できる「MOD-TAP」などの特殊機能についても利用できないため、「キーボードに慣れている人」にとっては若干使いにくく感じることもあるでしょう。
Kawamuraただし、おそらくはこのキーボードを購入する人は、キーボード初心者のことが多いと思うので、この辺りの細かい点については気にする必要はありません。
ジョイスティックの使い勝手は良くない

RT65のジョイスティックは、ボリュームコントロール兼ポインティングスティックとして使えるのですが、ポインティングスティックとしては使用感がいまひとつです。
ポインタの速度変更が行えないことに加えて、斜め方向への動きが少々難しく、補助として使うとしても機能が不十分です。
ミニディスプレイの使い勝手は工夫が必要

非常にかっこいいミニディスプレイですが、実用性を考えるとどのように活用すれば良いか考える必要があります。

バッテリーの状況、カレンダーや時間、接続状況などが一目でわかるのは非常に有益ですが、どの画像を表示するか、どうのように活用するかについては工夫が必要でしょう。

Mac用のキーキャップは検討の余地あり

RT65には、Mac用のキーキャップが付属してきますが、残念ながら色味と書体が通常のものとマッチしていません。
これは合わせるべきだと思います。
まとめ
以上、Epomaker RT65についてのレビューを行ってきました。
全世界共通流通ということで、若干気になる点はあるものの、この価格でこの打鍵感を作り出しているのは驚異的と言わざるを得ません。
ちょっと気になった点
- ミニディスプレイを装着した際のドングルとカバーの収納場所がない
- 有線モードで利用する時はスイッチをオフにしたまま接続仕様がちょっと分かりにくいかも
- ジョイスティックでのポインタ操作は結構難しいかも
- キーマップ変更ソフトの案内が欲しい
- キーマップ変更ソフトが直感的ではない
- Mac用のキーキャップがデフォルトのものとミスマッチ
これらの気になるポイントがクリアできるのであれば、一台持っているだけで十分楽しめるキーボードと言えるでしょう。
購入はAmazonほか、公式サイトやAliExpressからも可能です。
気になった方、使ってみてくださいね。

