YUZU Cutom Keycapsと同じFKcapsが運営する「FKcustom」は、個人でもオリジナルキーキャップが作成できるサービスです。
YUZUと比較すると、選べるキーキャップのカラーは2種類と少ないですが、さまざまなプロファイルが選択できるのが大きな特徴となっています。
さらに、選択したキーキャップによっては、LEDを透過するため、自分だけの「シャインスルーキーキャップ」を作ることも可能です。
本記事では「FKcustom」のキーキャップ作成サービスについてレビューしていきます。
FKcustomで作成したオリジナルキーキャップレビュー
今回のコンセプトは「ロープロファイル」「ノースフェッチLED透過」です。
今回のターゲットは私の所有しているCorne v4 chocolate mini。
Choc v2スイッチが搭載されているロープロファイルメカニカルキーボードです。
このキーボード、ロープロファイルでキーキャップのバリエーションが少ない上にLEDの向きが南向きではなく北向きとなっているため、シャインスルーの適合するキーキャップはほとんどありません。
そこで、「ないなら作ってみよう!」となりました。
今回注文したキーキャップのプロファイルは「LPF」プロファイルです。
それでは早速、FKcustomで作成したオリジナルキーキャップについて見ていきましょう。
ロゴ入りの箱に入って届きました。
これはテンションがあがります。
開封すると、真空パックのような形で入っていました。
これであれば輸送中の衝撃でもキーキャップ同士がぶつかって破損することもありませんね。
非常に好印象です。
まさに注文した通りのレイアウトのまま真空パックされています。
これどーやってんだろ…すごい!
照明にかざすと、レジェンド部分だけでなく、アイコン部分もしっかりと光を透過する様子がわかります。
LPFという初めて触るプロファイル。
じっくりと観察していきます。
形状に関しては上下非対称となっており、キートップは若干のシリンドリカル形状です。
上面からみると、手前側に若干広く、指当たりが良いように角が丸くなっていますね。
ロープロファイル界隈では定番のNuPhyと比較しましょう。
NuPhyはPBT素材。
LPFの素材は明らかにされていませんが、ABSかもしれません。
シボ感などに大きな違いは見られないように思います。
高さもほぼ一緒です。
形状に関しても非常に類似していますね。
十字ステムに関しては、LPFの方が透明な素材を使っていますが、耐久性の部分では現時点では問題にはならない様子。
NuPhyがダブルショット。
LPFは透明な素材を使ったダブルショット?のように見えます。
光が透過していることを考えると透明な素材を使った2色成型のように見えました。
続いて、Lofree Flow Liteで採用されているPBT素材を使ったシャインスルーキーキャップと比較しましょう。
構造としてはこのキーキャップとほとんど成型方法は同じように思います。
こちらは軸兼シャインスルーの部分に使われている透明素材は「PC」とされていました。
LPFに関しても、透明なABS、もしくはPCの可能性が高いです。
実際にCorne に装着した写真はこちら。
比較対象に中央部の2つのキーはNuPhyのものを使用しています。
シャインスルーのWoB、いい感じですね。
ちょっとわかりにくいですが、明るい照明のもとでLEDを点灯させています。
完全に照明を落とすとこんな感じになります。
親指部分は光を透過する位置にアイコンを置かなかったため、透過してませんが、それ以外の部分はしっかりと光っているのがわかるでしょう。
LED透過具合はこちらがわかりやすいかもしれません。
北側に配置したレジェンド部分は綺麗に光っていますが、それ以外の部分は光っていないように見えます。
LEDの透過具合は結構シビアということがよくわかりました。
全キーシャインスルーにしたい場合は、LEDの位置を見ながらレジェンドやアイコンの位置を検討しましょう。
FKcustomで選択できるキーキャップのカラーとプロファイル
執筆時点では、全部で10種類のプロファイルから作成するキーキャップを選択することができます。
キーキャップのカラーは白もしくは黒、レジェンドのカラーリングについては写真の通り1色のみとなります。
デフォルトでは下の段の5つのキーキャップはオプション扱いとなってしまわれています。クリックで展開される感じです。
キーレイアウトについては非常に多くの種類から選択可能です。
また、オリジナルレイアウトのキーボードに合わせてカスタマイズすることも可能となっているため、近いレイアウトを選択してキーの配置を修正するのもいいでしょう。
カスタマイズ画面はこんな感じです。
好きなキーを追加できます。
Keyballにカスタムすることもできます。
今回はLPFを選択したパターンを紹介します。
まずは使用するフォントやアイコンを選択する画面からスタートします。
好みのフォントを選択することも可能ですし、自身が所有しているフォントをアップロードして利用することもできます。
Presetsの項目では、フォントのサイズやおおまかな位置調整を行うことができます。
わたしの場合は、北向きLEDでシャインスルーにしたかったため、キートップの上の方へレジェンドを配置しています。
続いて、アイコンの設定画面です。
非常に多くのデフォルトアイコンから選択できます。
続いて、文字やアイコンの細かな位置調整です。
本当に細かい部分まで配置を調整することができます。
最終確認画面です。
スモールキーボードだとキー数が少なくて安い…!!
最終確認が済んだら「Check out」をクリックします。
最終的にはこのような形となりました。
日本までの送料は$9.00となっているため、最低発注ラインは約$50.00程度です。
次の画面でクレジットカード、もしくはGoogle Payを選択して支払い情報を入力、最後に住所や氏名などの必要情報を入力して完了です。
お疲れ様でした。
住所を英語に変換してくれるサイトはこちらがおすすめです。
まとめ|気軽にオリジナルキーキャップを作りたい人におすすめ
以上、FKcustomについて紹介してきました。
YUZUと比較すると、そこまで自由度が高いサービスではありませんが、これだけたくさんのプロファイルが選択できる点に加えて、安価に利用できる点では、こちらのサービスの方が好みの方もきっと多いのではないでしょうか。
特に、自作キーボードユーザーに関しては、自身のキーマップと同じレイアウトの既存キーキャップはまず存在しません。
あなただけのオリジナルキーキャップを作って、キーボードライフを満喫してくださいね。
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