PFUさん、ありがとうございます。
2022年10月25日、株式会社PFUは、公式サイト上およびTwitterで「HHKB Professional HYBRID Type-S 雪」の再販売を発表しました。
大変お待たせしました!!!!!
— HHKB OFFICIAL (@PFU_HHKB) October 25, 2022
1年越しにようやく皆様のもとへ #HHKB雪 をお届けできます!中央印字デザインのキーを採用した新しいデザインになって定番モデルとして本日より発売開始いたします。 https://t.co/FnQz1FqBtl pic.twitter.com/7lcuPKOZv1
HHKB「雪」は2021年10月25日に「25周年記念限定モデル」として数量限定で発売されたオールホワイトの静電容量無接点方式のメカニカルキーボードです。
国内2,500台限定(英語配列:1,250台、日本語配列:1,250台)と結構な台数が用意されていましたが、あまりの人気ぶりに瞬く間に販売終了・売り切れとなり、メルカリやヤフオクなどのオークションサイトでは、中古品が10万円から20万円程度のプレミア価格で取引されることも珍しくありませんでした。
中にはいわゆる「新品未使用品」の転売ヤーが出品していると思われるものも…。
そんな大人気の「HHKB雪」が、仕様をアップデートしてついに定番販売されるのです。

テンションが上がりすぎて気づいたらポチっていました。
本記事では「HHKB雪」の再販売開始についてお伝えしていきます。

好きなキーボードレイアウトを探す
HHKB雪、ついに再販売決定!2022年10月25日から販売開始

この日を待ち望んでいた方も多いのではないでしょうか。
2021年10月25日の「新作限定発売」から一年、ついに「HHKB雪」の再販売が決定しました!
2022年10月25日から、PFU公式オンラインショップおよび、Amazon、楽天市場、ヤフーショッピングで購入できるようになりました。
それまでも存在していた「HHKB」ですが、「HHKB雪」がここまで人気となったのは、その「洗練された佇まい」からだと筆者は考えています。

見てくださいこの美しさを!
HHKBのラインナップは既存の「白」「墨」に加えて「雪」が加わったことで3色構成になりました。
決して「白」「雪」が美しくないわけではありません。
ただし、やはり「雪」に比べるとどうしても「重厚な存在感」が大きく、こんなにコンパクトなのにそれなりの見た目の重さを出してしまうのです。


ところがこの「HHKB雪」はまったく視界に入っても重さを感じることがありません。
むしろ、透き通るような「白鍵の整列」は軽さすら感じられます。
見ていて美しい、いつまでも触っていたくなるようなキーボードはなかなかないでしょう。
購入するのであれば、吸音・滑り止めにもなる純正ラバーマットの購入もお忘れ無く。
HHKB Professional HYBRID Type-S 雪の販売価格
HHKB Professional HYBRID Type-S 雪の販売価格は、すべてのモデルで36,850円(税込)となっています。
商品 | 価格 |
---|---|
![]() 英語配列/雪 PD-KB800YSC |
36,850円 Amazonで見る |
![]() 日本語配列/雪 PD-KB820YSC |
36,850円 Amazonで見る |
![]() 無刻印/雪(英語配列) PD-KB800YNS |
36,850円 Amazonで見る |
![]() 無刻印/雪(日本語配列) PD-KB820YNS |
36,850円 Amazonで見る |
※価格はすべて税込
既存モデルである「墨」「白」と同じ価格となっているのは非常に嬉しいですね!
25周年記念モデルとして販売されていた時と同じ価格です。
HHKB Professional HYBRID Type-S 雪の販売ラインナップ
HHKB Professional HYBRID Type-S 雪の販売ラインナップは全部で4種類です。
US配列(英語配列)とJIS配列(日本語配列)にそれぞれ刻印ありのキートップ、無刻印キートップ(キーキャップ)が付属している形となっています。
通常盤の「HHKB Professional HYBRID(非静音モデル)」および「HHKB Professional Classic(有線接続モデル)」のラインナップはありません。

個人的にはHHKBを買うなら「Type-S」一択です。
非静音モデルとのType-Sの違いは「打鍵音の大きさ」でしょう。
非静音モデルはお世辞にも「静か」とは言えず、オフィスでの利用も難し印象です。
刻印あり | 無刻印 | |
---|---|---|
英語配列 | ![]() 英語配列/雪 PD-KB800YSC |
![]() 無刻印/雪(英語配列) PD-KB800YNS |
日本語配列 | ![]() 日本語配列/雪 PD-KB820YSC |
![]() 無刻印/雪(日本語配列) PD-KB820YNS |
HHKB Professional HYBRID Type-S 雪の25周年モデルと再販モデルの違い

基本的な仕様は、今回の再販モデルと25周年記念モデルで大きな変更点はありません。
異なる点としては、キートップの刻印が変更となった点でしょう。
25周年記念モデルでは、キートップの刻印が左上にあったのに対して、新しく再販売されるモデルでは、文字の刻印が中央となっています。
書体も変更となっており、ゴシック体からMontserrat(モンセラート)のようなスタイリッシュな書体に変更となりました。
REALFORCE R3から採用された書体とほぼ同一だとは思いますが、若干フォントサイズが小さいような気がします。
こうやって比較してみると、より一層「雪」の白さが際立ちますね!
HHKB Professional HYBRID Type-S 雪は「黄ばみ」とは無縁
歴代HHKBユーザーであればわかると思いますが、HHKB「白」は長年使用していると必ず最後には「黄ばみ」が問題となってきます。
その点、HHKB雪では、「黄ばみのでないABS樹脂=難燃剤の含まれていない樹脂」を採用しているため、一般的な利用方法であれば黄ばむことばほとんどないでしょう。

キーボードの変色は樹脂の劣化と難燃剤の変質に由来しますが、多くは後者が原因です。過酸化水素水と漂白活性剤に漬け込み紫外線を当てると化学反応を起こして元の色に近い色に戻ります。
こちらは公式さんも明言しています。
雪モデルは黄ばみの出ないABS樹脂を使用しているので、一般的な使い方をしていれば基本的には大丈夫なはずです
— HHKB OFFICIAL (@PFU_HHKB) October 26, 2021
HHKB「雪」にキートップも再販売決定




HHKB Professional HYBRID Type-S 雪の販売とあわせて話題となった「キートップセット(雪)」も、今回から定番ラインナップに加わる形となります。
商品 | 価格 |
---|---|
![]() 英語配列/雪 PD-KB400KTYC |
6,600円 Amazonで見る |
![]() 日本語配列/雪 PD-KB420KTYC |
7,590円 Amazonで見る |
![]() 無刻印/雪(英語配列) PD-KB400KTYN |
6,600円 Amazonで見る |
![]() 無刻印/雪(日本語配列) PD-KB420KTYN |
7,590円 Amazonで見る |
英語配列の対応モデル一覧
- HHKB Professional
- HHKB Professional2
- HHKB Professional2 Type-S
- HHKB Professional BT
- HHKB Professional HYBRID Type-S
- HHKB Professional HYBRID
- HHKB Professional Classic
日本語配列の対応モデル一覧
- HHKB Professional JP
- HHKB Professional JP Type-S
- HHKB Professional BT
- HHKB Professional HYBRID Type-S
- HHKB Professional HYBRID
販売価格は英語配列が6,600円(税込)、日本語配列が7,590円(税込)となっており、日本語配列のキーキャップの方がキートップの数が単純に多いためか若干高額となっています。
ボディカラーはそのままとなりますが、キートップのみ「雪」に変えてもその雰囲気を味わうことができることでしょう。
HHKBはREALFORCEのキーキャップの流用も可能
HHKBは「静電容量無接点方式」を採用している関係上、軸が一般的な「Cherry MX軸」ではなく、「Topre軸(東プレ軸)」となっており、サードパーティ製のキーキャップはほとんど販売されていません。
しかし、同系列のREALFORCEのキーキャップであれば交換が可能です。
白や黒の他にも、オレンジ系やピンク系なども売っているため、カスタマイズの幅が広がりそうですね。

キーキャップの外し方は「キープラー」で引っこ抜くだけです。
本体以外にもオプション製品も販売開始



HHKB Professional HYBRID Type-S 雪の発売にあわせて、気の利いたオプション製品も新発売となっています。
特に私のおすすめは「キーボードブリッジ」です。
HHKBをいわゆる「尊師スタイル」で利用するのに必須オプションとなっています。
新製品のキーボードブリッジ(フリーザー)では、旧製品のようにゴム脚が使っているうちに取れないようにしっかりと接着してあるのが特徴です。
尊師スタイルで利用予定の方はお買い求めください。

キーボードブリッジ・USBケーブル・キャリングケースがセットになったお得セットもあります。
#帰ってきたHHKB雪Twitter投稿キャンペーンも開催中

HHKB Professional HYBRID Type-S 雪の再販売を記念したキャンペーンも開催中です。
キャンペーン期間中、Twitterにて既定の条件を満たして応募すると、記念マブカップが抽選で5名に当たります。
応募要項
- 期間:2022年10月25日(火曜日)~2022年11月7日(月曜日)
- 参加方法:①Twitterで「@PFU_HHKB」をフォロー/②「#帰ってきたHHKB雪」をつけてツイート
- 賞品:HHKB雪モデル発売記念マグカップ
キャンペーンは下記より
HHKB Professional HYBRID Type-S 雪の実際の写真
冒頭でお伝えしていたように、2022年10月25日にポチりました。
無事に到着したため、実機の写真をご覧ください。
想像していた以上に「白い」のが非常に印象的です。
これはずっと打っていたいくらいのルックスと打鍵感です…!!!
HHKB Professional HYBRID Type-S 雪の仕様詳細
まとめ|HHKBは白?墨?それとも雪?
以上、HHKB Professional HYBRID Type-S 雪の再販売開始についてまとめていきました。
HHKBのカラーリングは3種類あってどれを買うか非常に迷う…やはり買うなら「雪」一択です。
「墨」は刻印が見えにくいので、ブラインドタッチができないと使いにくいですし、「白」は黄ばみが気になる可能性があります。
「雪」が定番モデルに昇格したため、今後いつでも買うことができるようになった点は非常に嬉しいですね!
ただし、今回の再販売も爆発的な人気となる可能性があり、最悪売り切れも十分に考えられます。
決してHHKBは安い買い物ではありませんので、購入に踏み切れない方もきっと多いことでしょう。
「配列が特殊で慣れにくい」という声に答えるための「HHKBキーマップ変更ツール」も用意されており、お好みのキー配列にカスタマイズすることもできます。
ファンクションキーがない点については、Fn+数字キーとの同時押しで解消できるため、慣れの許容範囲ではないでしょうか。

20台以上のメカニカルキーボードを所有していますが、HHKB(英語配列)は私のメインキーボードです。
20台買って最終的にHHKBに落ち着くくらいですので、MacユーザーでもWindowsユーザーでも買って後悔はないでしょう。
購入希望の方はお早めにどうぞ。
情報参照元および画像引用元
- 「HHKB Professional HYBRID Type-S 雪」を販売開始|PRTIMES
- Happy Hacking Keyboard生誕25周年特別記念モデルを限定販売|PRTIMES
- HHKB公式サイト

静電容量無接点方式
JIS/US-HHKB