Jezail Funder 霧(MIST)サイレントリニアスイッチレビュー|ゴム感の少ない静音スイッチ

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この記事の位置づけ
本記事は、実機使用または継続検証に基づくレビューです。使用感や評価には筆者の主観を含みますが、編集方針に基づき、提供・広告・収益化の有無を明示したうえで執筆しています。製品提供・広告出稿・アフィリエイトリンクの有無は、本記事内に明記します。

こんな静音スイッチを待っていました。

2026年4月 日にJezail Funder Japanから販売された静音リニアスイッチ「霧(MIST)」。

Kailh choc v2規格のサイレントリニアスイッチとなっており、静音性はもちろんのこと、底打ち時の「ゴム感」がかなり少なくなっているのが大きな特徴と言えます。

加えて、押下圧に関しても37gfとなっており、軽いタッチで快適にタイピングできるということもあり、人気になりそうなキースイッチといえます。

本コンテンツでは、Jezail Funder 霧(MIST)サイレントリニアスイッチのレビューをお伝えしていきます。

購入の参考にしてください。

立場の開示:Jezail Funder 霧スイッチは、Jezail Funder Japan(合同会社陶熹)からプロモーションを目的として提供されました。本コンテンツから商品の成約が生じた際には、Greenkeysの運営元であるGreenEchoes Studioが利益を得る場合がございます。なお、本製品はJezail Funder Japanより提供を受けていますが、本記事では実機を用いた使用感をもとに率直にレビューしています。

6,500円(税込)/50pcs
9,600円(税込)/80pcs

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Jezail Funder 霧(MIST)サイレントリニアスイッチの打鍵音について

JezailFunder MIST2

まずは打鍵音から耳で確認していきましょう。

打鍵音がよりわかりやすいように、キーボード自体のクッションフォームは「なし」とし、マウントはトレーマウントのものを選択しました。

加えて、キーボードを置く環境については、底面が空洞となっている傾斜台の上としています。

キーボードおよび打鍵環境

  • Keyboard:Keyball LP
  • Switch:Jezail Funder MIST Silent Linear
  • Mount:Tray Mount
  • Plate:FR4
  • Split:Yes
  • Tenting Angle:5°

Kailh Deep Sea Island Pink Miniとのスペック・打鍵感の比較

スペックの違いについて

やはり競合となるのは、スペックが近いKailh Deep Sea Island Mini Pinkキースイッチでしょう。

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Kailh Deep Sea Island Mini Pink(Amazon)

公開されているMISTスイッチのスペックをもとに比較していきます。

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※MISTはメーカー提示画像をもとに作成。Kailh Deep Sea Silent Island Pink Miniは各種サイトの掲載仕様をもとに作成。

項目MISTDeep Sea Silent Island Pink Mini
スイッチタイプ静音・リニア静音・リニア
作動力37±10gf35±10gf
作動トラベル1.3mm±0.3mm1.3mm±0.30mm
総トラベル2.8mm±0.25mm2.8mm±0.25mm
リターンフォース10gf min未公表
耐久性5,000万回5,000万回
互換性Kailh Choc v2Kailh Choc v2
トップハウジングPC(高透過)PC
ボトムハウジングPOMナイロン
ステムPOMPOM
事前潤滑ありあり
備考Jezail Funder Japan公式Xで素材公開。Kailh共同開発。素材は販売店系仕様情報ベース。

このように、明確な違いは押下圧です。

Deep Sea Island Mini Pinkの押下圧(作動力)は約35gfとなっているのに対して、MISTは37gfとなっています。

つまり、MISTの方が「ちょっと重い」のです。

そのほか、ボトムハウジングの素材が霧は「POM」となっており、ナイロンより底打ちが柔らかい方向です。

実際にはDeep Sea Island Mini Pinkは底打ち時のゴム感の方が強く、硬さを感じることはありませんでした。

Kawamura top RKawamura

Jezail Funder Japan代表の朱氏の話では、当初は32gfで試作していたようですが、軽すぎてミスタッチが増えてしまうという欠点が見えたため、調整を重ねた結果として37gfに落ち着いたとのことです。

打鍵感の違いについて

Deep Sea Island Mini Pinkとの明確に異なるのは「底打ちの感触」です。

Deep Sea Island Mini Pinkは、キースイッチを押し切った時のボトムハウジングとステムが接触する感触が「ぐにゃ」っとしてゴムのような感触があります。

一方で、同じ「静音スイッチ」ジャンルであるMISTは、底打ち時にゴムっぽい感触がありません。

これがMISTの最大の利点であり、好みが分かれる点と言えるでしょう。

Kawamura top RKawamura

個人的には、スムースな底打ち体験はかなり好みでした。
しかし、ゴムのようなタイピングフィードバックが気に入っている方は、フィードバックが弱いと感じる可能性もあります。

実際のMISTの写真を見る

それでは、実際にMISTの写真を見ていきましょう。

トップハウジングは透過性の高いポリカーボネートが採用されており、透明感が目立ちます。

JezailFunder MIST6

ボトムハウジングは乳白色のPOM素材を採用、ピン数は中央足を含め3ピンです。

JezailFunder MIST4

ステムはボトムハウジングと同様にPOMが採用されています。

Kailhの文字がかっこいいですね。

JezailFunder MIST5

分解して、Kailh choc v2の競合スイッチであるDeep Sea Island Mini Pinkと比較してみましょう。

最も大きな違いがみられるのはボトムハウジング部分です。

Deep Sea Island Mini Pinkは軸受けの両サイドに何もないのに対して、霧スイッチは明確な樹脂素材の立ち上がりが軸受けの両脇に確認できます。

JezailFunder MIST12

静音機構は、両スイッチともにゴム素材で底打ち音を軽減する構造で変わりありませんが、ボトムハウジングの特徴的な「サイドウォール機構」とでも命名したくなるような構造が、ゴムとハウジングの直接的な接触を防いでいる印象です。

結果として、ゴム感の少ない底打ち感を演出していると考察できます。

JezailFunder MIST14
JezailFunder MIST13

全体的な外観についても見ていきましょう。

透明度の高いトップハウジングから透ける乳白色のボトムハウジングは非常にクリーンで、どんなカラーのキーボードにもマッチしそうです。

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JezailFunder MIST1
JezailFunder MIST2

霧(MIST)スイッチが向いている人・向いていない人

MISTが向いている人

  • 静音性の高いChoc v2スイッチを探している人
  • Deep Sea Island Pink Miniの打鍵時のゴム感が少し気になっていた人
  • ロープロファイルでも、できるだけ自然な打鍵感を求める人
  • 静かさとタイピングの気持ちよさを両立したい人

MISTが向いていない人

  • Deep Sea系のやわらかくクッション的な打鍵感が好みの人
  • 静音性よりも、より明確で強い打鍵フィードバック(底打ち感覚)を重視する人
  • ロープロファイルでも、より軽快でカチッとした印象を求める人

まとめ

JezailFunder MIST11

以上、Jezail Funder新作サイレントリニアスイッチ「霧(MIST)」についてレビューしてきました。

通常のMXスイッチとは異なり、Choc v2スイッチはボトムハウジングスペースが小さく、静音化手段はクッション材を用いるなどの方法に限られます。

そうした中で、人気となっていたDeep Sea Island Miniシリーズに関しては、静音ながらも底打ちの感覚が気になるという方も多かったのではないでしょうか。

今回リリースされた霧(MIST)スイッチに関しては、Deep Sea Island Mini Pinkで感じやすかったゴム感を抑えたい人には、有力な選択肢だと評価しています。

オフィスユースでの静音スイッチを探している方で、すっと沈み込んでスムーズにタイピングできる感触はおすすめできます。

ご検討ください!

  • 初版執筆日:2026年4月9日
  • 最終更新日:2026年4月9日
  • 取材方法:公式SNS投稿参照
  • 参照・引用元
  • 利益相反:商品提供:あり 本稿収益化リンク:あり

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河村 亮介のアバター 河村 亮介 Greenkeys chief editor

日本のキーボード専門メディア「Greenkeys」の編集長です。
メカニカルキーボード、自作キーボード、入力デバイスに関するレビュー・取材・検証・撮影・計測・執筆を一貫して担当しています。
これまで100製品以上のキーボードや入力デバイスをレビューし、日本語配列キーボードの互換性問題に関する情報整理と市場解説を行っています。
また、日本語配列キーボードの互換性標準化を目的とした業界連携プロジェクト Japan Layout Alliance(JLA) を設立し、国内外メーカーと協力した活動を進めています。
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