Jezail Funderの新作スイッチ「霧」の登場によって、ロープロファイル向け静音リニアはかなり選びやすいカテゴリになってきました。
これまではLofree x Kailh 系やKailh Deep Sea系が中心でしたが、ここに37gfの「霧(MIST)」が入ってきたことで、軽さ・静音性・扱いやすさのバランスを見ながら選べる状況になっています。
特に面白いのは、今回の比較対象が単に「押下圧の比較」で片付かないことです。
重さ以上に、打鍵感やストローク幅が異なるため、好みに応じた選び方ができるようになってきたと言えるでしょう。
メカニカルキーボードのオフィスユースニーズの高まりから流行の兆しを見せてきている静音リニアスイッチ。
そのスペックについて比較していきましょう。
Greenkeysでは本コンテンツ掲載のすべてのキースイッチを所有しており、実際使用してみた感触を記載しています。
Kailh choc v2ロープロ静音リニアスペック比較
| 製品名 | 作動力 | 作動トラベル | 総トラベル | 素材 | ルブ | 耐久性 | 参考価格 | ひとこと |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| Kailh Silent Purple Swallowtail Mini | 30±10gf | 0.8mm | 1.8mm | 未確認 | 未確認 | 未確認 | 96円/pcs | 超軽量・超浅ストローク。高速入力寄り |
| Kailh Deep Sea Mini Pink Island | 35±10gf | 1.3±0.3mm | 2.8±0.25mm | 未記載 | あり | 未記載 | 65円/pcs | 軽めの王道ロープロ静音リニア |
| JezailFunder 霧 / MIST | 37±10gf | 1.3±0.3mm | 2.8±0.25mm | POM+PC | あり | 5000万回 | 130円/pcs | 軽すぎず重すぎない中間ポジション |
| Lofree Void Low-profile POM | 40±10gf | 1.3±0.3mm | 2.8±0.25mm | POM+PC | あり | 5000万回 | 190円/pcs | Lofree現行の静音リニア |
| Lofree Hades Low-profile POM | 40±10gf | 1.3±0.3mm | 2.8±0.25mm | 未記載 | あり | 5000万回 | 165円/pcs | Lofreeの従来静音リニア |
| Kailh Deep Sea Silent mini Islet | 43±10gf | 1.3±0.3mm | 2.8±0.25mm | 未記載 | あり | 未記載 | 65円/pcs | 今回比較では最も重めで安定志向 |
参考価格参照元
- Kailh Silent Purple Swallowtail Mini|beekeeb.jp
- Kailh Deep Sea Mini Pink Island|Amazon
- JezailFunder 霧 / MIST|Jezail Funder Japan
- Lofree Void Low-profile POM|Lofree Japan
- Lofree Hades Low-profile POM|Lofree Japan
- Kailh Deep Sea Mini Island|Amazon
各スイッチの特徴についてみていきましょう。
打鍵音比較も検討したのですが、「静音」なので打鍵音での差異がかなり取りにくいです。よって、今回のコンテンツではテキストベースで比較しました。
Kailh Silent Purple Swallowtail Mini

今回の中では最軽量。
作動トラベル 0.8mm / 総トラベル 1.8mm とかなり浅く、静音リニアというより高速入力系の静音ショートストローク軸というイメージ。
ノートパソコン並みの超ショートストロークを求める人や、静音アケコンスイッチを求めている人にはおすすめできます。
Kailh Deep Sea Mini Pink Island

35gfと比較的軽めの押下圧。
Deep Sea Mini Islandのバリエーションとして後発ラインナップされたスイッチであり、こちらを好む人が多い印象。
Deep Sea Mini Islandは若干重く感じます。
霧よりも一段軽い押し心地を求めるなら有力候補です。
一方で、底打ち時の「ぐにゃり」としたゴム感があるため、好みは分かれそうです。
JezailFunder 霧 / MIST

37gfで、軽さと安定感のバランスが良いポジション。
POM+PCを採用しています。
Deep Sea Island Miniとほぼ同じような構造ですが、ボトムハウジングに立ち上がりがあることで、底打ち時のゴム感が軽減されています。
押下圧もDeep Sea Island Mini Pinkとかなり近いため、ゴム感の少ないキースイッチを探している方にはおすすめ。
Lofree Void Low-profile POM

40gfの押下圧をもつキースイッチ。
Lofree純正で採用されており、LEDディフューザーが搭載されているため、北向きバックライトPCBとの相性が良いです。
静音機構はKailhということもありDeep Sea系と同じですが、こちらも底打ち時のゴム感は少なめです。
標準的な重さということもあり、スタンダードを求める方にはおすすめ。
Lofree Hades Low-profile POM

Voidと同じく40gf帯。
現行ラインナップの一つ前のキースイッチ。
Lofree静音軸の元祖という感じのポジションで、Voidと同じく底打ち時のゴム感は少なめです。
LEDディフューザーが不要な方はこちらでも満足できると思います。
Kailh Deep Sea Silent mini Island

43gfで今回比較では最も重め。
静音キースイッチとしてはおそらくは古参の部類で、これから派生していった印象です。
押下圧はロープロキースイッチとしては重めで、底打ち時のゴム感も強い。
軽快さよりも、やや落ち着いた押下感や確実な入力感を重視する人に向くポジションですね。
まとめ|静音リニアスイッチは打鍵感と押下圧で選ぶ
以上、Kailh choc v2規格の静音キースイッチについて比較してきました。
Cherry MXとは異なり、Kailh choc v2規格の静音リニアスイッチの「静音性」はかなり高いレベルに到達しており、音の大きさやスレ感は比較対象になり得ない印書です。
それよりも、比較軸が明快な「押した時の重さ」と「底打ち感触」を主軸に選んだ方が良いでしょう。
お好みのスイッチを試してみてください!
- Kailh Silent Purple Swallowtail Mini|beekeeb.jp
- Kailh Deep Sea Mini Pink Island|Amazon
- JezailFunder 霧 / MIST|Jezail Funder Japan
- Lofree Void Low-profile POM|Lofree Japan
- Lofree Hades Low-profile POM|Lofree Japan
- Kailh Deep Sea Mini Island|Amazon
- 初版執筆日:2026年4月11日
- 最終更新日:2026年4月11日
- 取材方法:各種商品ページ参照
- 参照・引用元:各種商品ページ参照
- 利益相反:商品提供:一部あり(Lofree /Jezail Funder Japan) 本稿収益化リンク:あり



