個人的に「これ!」と思ったものにようやく巡り会えたので、界隈の方々にシェアします。
自作キーボードを作っていて困るのが、ティルトアングルがないモデルが多いことです。
一般的な既製品のキーボードは5度から9度くらいの傾斜がついており、手前に向かって倒れているような形のものが多くなっています。
こうすることで、ホームポジションから最上段までの距離(というか心理的距離かもしれん)が短くなったり、最上段を押鍵するときに、掌が最下段と接触しないようになるのです。
(中にはネガティブキャンバーを好む方やフラットなプロファイル×フラットアングルを好む方もいますのでそのあたりは好みの問題です。)
その点、自作キーボードの多くは、ゴム脚は付属していても、既製品のようなティルトアングルとはならず、少々工夫が必要となっています。
問題は、「じゃあ角度つけるためにどういうものを履かせれば良いのか?」ということでしょう。
本記事では、現時点での筆者の最適解を紹介します。

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一般的なキーボードの傾斜角度
肌感ですが、一般的なキーボードの傾斜角度は、5度から8度くらいに設定されているような気がします。
既製品であれば、「脚」を出すことでさらに傾斜させることが可能なモデルも存在します。
デフォルトで8度のティルトアングルがついているHHKBは、ここからさらに2段上げることが可能となっていますが、かなりの「鬼キャンバー」なので、私は使っていません。


傾斜角度をつける最適パーツは「戸当たりゴム」で決まり

結論から言うと、私の現状の最適解は「戸当たりゴム」です。
写真のものは、高さ10mmのもので、この高さだと大体下記のような傾斜角をつけることが可能です。
キーボード | 傾斜角 |
---|---|
40% | 7度〜8度 |
60%/65% 75%/80% 96%/100% | 6度〜7度 |
私が選んだのは「丸型15.9mm高さ10.1mm」のものですが、非常に多くの選択肢があります。

また、好みに応じて角形も選択できるのも嬉しいポイントです。
実際にどんな感じか写真で見てみましょう。








キーボードの高さとパームレストの高さをセットで考えると、ツライチも実現可能です。


裏側はこんな感じ。


今までのクッションフォームには戻れない
この戸当たりゴムを見つけるまではPORONフォームやウレタンフォームを切り出して高さを調整していました。
下記は、Vortex CoreとYamada53ANにウレタンフォームをつけた姿です。



これはこれでアリなんですが、なかなかルックスの問題と打鍵時にやわらかすぎる問題があって、今一つ満足できませんでした。
実はこれ「ディアマンテガラス製パームレスト」で採用しているものかも
ふと、普段使っているパームレストの脚をみると…たぶん今回見つけた商品と同じです。


個人的に私一推しのパームレストなのでぜひお試しください。
