見惚れる完成度|Nape Proプロトタイプが天下一キーボードわいわい会Vol.10で一般公開

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トラッキングデバイスのゲームチェンジャーがついに日本でも一般公開です。

メカニカルキーボードブランドの「Keychron(キークロン)」と、テクノロジーメディア「ギズモード・ジャパン」が共同開発した、新感覚の超小型トラックボールデバイス「Nape Pro」の実機プロトタイプが、天キーVol.10で日本で一般公開されました。

Nape Proは、6つのボタンとスクロールリングを持つ超小型のトラックボールデバイスです。

かなり尖ったトラッキングデバイスにもかかわらず、クラウドファンディングではなんと購入者数2万3千人以上、合計3億円以上を集めた超人気商品となっています。

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画像:https://costory.jp/cf-published-sku-groups/1254312814

本記事では、Keychronブースで開発者の網藤氏からNape Proの現状について取材してきた様子をお伝えします。

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CES2026展示品から大きく改善されたNape Proの開発状況

Nape Proの開発状況としては、CES2026で展示されたものを「試作1号機」とするのであれば、今回は「試作2号機」にあたります。

試作1号機からのアップデートに歓喜する網藤氏の様子からも、その完成度の高さが伺えますね。

それでは、実際の写真を見ていきましょう。

全体の外観はこちら。

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試作第二号の展示品は黒のみ。
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筐体は樹脂製となっており、2ピース構造のよう
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裏面中央には穴が空いており、ここを細長い棒でつっつくとトラックボールを外すことができる

撮影が漏れていましたが、トラックボールの支持機構は「ジルコニウム3点支持」です。

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マウスボタンやスクロールリングなどはKeychron Lancherで細やかに設定可能。もちろんマクロ設定もできる
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トラックボールの動きはヌルヌル系でかなり気持ちよく動く
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置き方は縦、横、斜め45度を試すことができました。

置き方によってトラックボールの上下センターを変更できるため、斜めの状態でボールを真下に転がしてもカーソルがしっかり下へ動きます。

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これはかなり感動しました。

開発中の「Keychron Lancher」の画面も見せていただきましたが、本家ZMK Studioアプリと比較すると全く「別のもの」になっていました。

操作性も直感的で、誰でも使いやすいようにユーザーインターフェースが設計されている点はもう素晴らしいという言葉に尽きます。

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Kensinton SBPのように「2つのボタン同時押し」でのジェスチャーや、レイヤーキーを押しながら裏レイヤーのボタンを押すなどの高度な設定も可能となっており、まさに自身で無限のカスタマイズができる優秀なマクロデバイスとしても利用可能です。

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また、今回はシェルパームレストの試作品の展示もありました。

窪みがある2ピースアクリルには、Nape Proぴったりの窪みがあります。

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上下でマグネットでくっつくようになっており、Nape Proを入れて蓋をすると…

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こう。

持ち運びケースが完成します。

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メカニカルキーボードの分割パームレストとして使用できる優れものです。

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Nape Proは3モード対応で有線接続も可能。

ケーブル接続用の穴も空いているなど、きめ細かい配慮も行き届いていました。

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Nape Proと一緒に展示してあった磁気式キーボード「Keychorn K6 Ultra」は、Nape Proと同じくZMKファームウェアベースで動くようです。

これも打鍵感がよく、たくさんの人がその感触を確かめていました。

Nape Pro|試作1号から2号へのアップデートは?

ルックスとしては、CES2026での展示物から大きく変更がありませんが、細やかな使用感の部分で素晴らしいアップデートが施されていました。

大きくアップデートされた点は下記の2点です。

  • スイッチの剛性について
  • スクロールリングのトルクについて

スイッチの剛性について

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一緒に展示してあった試作1号と比較すると、スイッチの剛性がかなり向上した印象です。

スイッチ自体のぐらつきが大幅に少なくなったことに加えて、どの場所でクリックしても「当たり」判定となるような工夫がなされていました。

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非常に細かい部分ですが、使用感に直結する部分ですのでこだわりが見られるポイントでした。
Nape Proの特性上、さまざまな角度での使用が想定されるため、どんな押し方をしても「当たり」判定となるように工夫してもらったとのことでした。(網藤氏談)

スクロールリングについて

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スクロールリングについても、トルク部分の調整が施されていました。

本体が軽くてもつまんで回せるほどのトルクに調整されています。

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本体重量も試作1号と比較して若干重くしているようです。
本体重量はそれでも軽いため基本的には親指、人差し指、中指で上から「摘んで」回す操作が基本となります。
ただし、キーボードに押しつけて使用する形であれば、指の腹で押しつけて回す方法もできそうでした。

次回のNape Pro先行販売は2月13日から

Nape Proの第二弾クラウドファンディング(先行販売)は2月13日から開始予定です。

  • 販売期間:2026年2月13日(金) 21時~2026年3月31日(火) 23時59分まで
  • 販売価格:10,791円(税込・送料別)
  • お届け時期:2026年6月~7月頃に順次お届け予定
  • 販売場所:GIZMART(オンラインストア「CoSTORY」内にて展開予定)

初回販売よりも商品到着時期が遅くなりますが、グローバル一般販売前に買える最後のチャンスです。

この機会をお見逃しなく。

また、このクラウドファンディングでは、天キーで展示のあった「K6 Ultra ZMK Special Edition」、購入者の要望をもとに開発したシェルパームレスト、Nape Pro専用の交換用25mmトラックボールなど、Nape Proと合わせて使いたいアイテムも一緒に販売予定とのこと。

さらに上記キーボード・Nape Pro本体・シェルパームレストがセットになった「Nape Proスターターキット」の用意も予定しているようです。

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これは楽しみですね。

ガジェットファンの中にはトラックボールを常用している方も多い印象ですが、やはり「持ち運ぶ」となると大きくて億劫という方も多いでしょう。

その点、Nape Proであれば小さくて持ち運びしやすく、操作性も抜群です。

ケースデータの公開も予定されているようですので、サードパーティ製プロダクトの登場が期待されますね。

筆者個人としては、斜め置き専用のくりぬき式パームレスト、Nape Pro内蔵機構を搭載したオリジナルキーボードなどの登場を心待ちにしています。

これからもNape Proの躍進から目が離せません。

  • 初版執筆日:2026年2月9日
  • 最終更新日:2026年2月9日
  • 取材方法:会場取材・公式SNS投稿・ギズモードコンテンツ参照
  • 参照・引用元https://www.gizmodo.jp/2026/02/nape-pro-second-launch.html
  • 利益相反:商品提供:なし 本稿収益化リンク:なし

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河村 亮介のアバター 河村 亮介 Greenkeys chief editor

日本のキーボード専門メディア「Greenkeys」の編集長です。
メカニカルキーボード、自作キーボード、入力デバイスに関するレビュー・取材・検証・撮影・計測・執筆を一貫して担当しています。
これまで100製品以上のキーボードや入力デバイスをレビューし、日本語配列キーボードの互換性問題に関する情報整理と市場解説を行っています。
また、日本語配列キーボードの互換性標準化を目的とした業界連携プロジェクト Japan Layout Alliance(JLA) を設立し、国内外メーカーと協力した活動を進めています。
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