PBS プロファイルキーキャップは、Drop MT3やGMK MTNUを手掛けるデザイナー「Matt3o」氏がデザインしたキーキャップです。
その大きな特徴は、各行による傾斜の違いがないフラットキーキャップとなっていることで、中央部が窪んだスフェルカルデザインにもかかわらず全高が抑えられている点にあります。
本記事では、PBS Profile Keycapsについてレビューしていきます。
刻印ありはこちら
PBS Profile Keycapsとは|概要について
PBS Blank Keycapsは、MT3やMTNUなどのプロファイルを手掛けるデザイナー「Matt3o」氏がデザインしたキーキャップです。
PBSとは「Penguin Belly Slide」の略称で、おそらくは中央部のくぼみがちょうどペンギンのお腹のような形状をしていたことから名付けられたのではないでしょうか。
商品設計についてはCannonkeysと連携して行われ、2022年から開発が始まったようです。
彼のキーキャップデザインは中央部が窪んだスフェリカル形状に特徴がありますが、今回開発されたPBSは、各行の傾斜に違いがないフラットプロファイルという点で、前述のMT3やMTNUと大きな違いがあります。
Cannonkeysによると、PBSプロファイルの利点は下記の3点が挙げられています。
- すべての列が同じ形状なので、キーを別の列に移動できる
- 均一プロファイルはどんな形状のキーボードでも最高のタイピング感覚を提供できる
- キーボード全体でより均一な音が得られる
また、PBSプロファイルは、他のスフェリカルデザインを採用したキープロファイルよりも窪みが深いため、より指先にフィットしやすい特徴があり、全高が抑えられているため、タイピング時にリストレストも不要になる可能性があります。
下記画像は、KAMプロファイルとPBSプロファイルキーキャップを比較した写真です。
(左:PBS 右:KAM)
側面の厚さは1.5mm、素材はPBTを採用、印字方法はデザイナーがより柔軟な選択ができるように昇華印刷が採用されました。
製造はKeyreativeが行います。
このキーキャップセットは、Cannonkeysがグローバルディストリビューターとなり、全世界に向けて販売される予定となっています。
情報参照元:https://cannonkeys.com/blogs/news-and-updates/introducing-pbs-profile
PBS Blanks Keycapsの実際の写真を見る
2024年8月に限定発売されたPBS Blanks をメディアプロモーション用に提供していただきました。
世界のベンダーで試験的に限定発売されて、瞬く間に売り切れたようですが…
日本から近いKeyreativeの在庫を買い占めたのはおそらく殆どが日本人だったような気がします…笑
それでは実際の写真を見ていきましょう。
こんなおしゃれな紙パッケージに入って届きました。
非常にシンプルな外装ですね。
クリーム色のパッケージに反して、入っているキーキャップは「白」なのでちょっと注意が必要です。
コンベックスキーも多く、無刻印ということもあり、どんなキーボードにもマッチするのがこのキーキャップセットの大きな特徴でしょう。
特に1u/1.5uのコンベックスキーは非常に珍しいのでカラムスタッガードレイアウトキーボードユーザーには嬉しいですね!
今回は黒のセットを中心に見ていきます。
このように、中央部が窪んでいることがわかりますが、かなり滑らかに中心部に向かって窪んでいる印象です。
キーキャップの角は丸くなっているため、指触りも非常に柔らかで好印象でした。
コンベックスキーも緩やかなRで、親指に優しいデザインです。
それにしても美しいですね…。
コンベックスキーですが、通常のホーミングタイプと中央部の窪みが強いタイプの2種類があります。
本当に目視では僅かな窪みの変化ですが、指で触ると確かに「他のキーとは違う」ことがはっきり分かる程度で、ホーミングキーとしても十分な役割を果たしています。
やはり、黒一色のキーキャップは、どんなキーボードケースにもマッチします。
ここでは、cool536lcとKeyballを用いた実際の写真を紹介します。
まとめ
以上、PBSプロファイルキーキャップについて紹介してきました。
これまでたくさんのフラットプロファイルキーキャップを使ってきましたが、PBSプロファイルキーキャップはその中でも抜群のフィッティング感でした。
おそらくは、これから先に様々なデザイナーの作品が世の中に出て、フラットデザインキーキャップを牽引する存在になるものだと思います。
これからの新作に期待したいですね!
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