QSPEC Calmミニデスクマットショートレビュー|打鍵音を整えるという新しい発想

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この記事の位置づけ
本記事は、実機使用または継続検証に基づくレビューです。使用感や評価には筆者の主観を含みますが、編集方針に基づき、提供・広告・収益化の有無を明示したうえで執筆しています。製品提供・広告出稿・アフィリエイトリンクの有無は、本記事内に明記します。

キーボードの打鍵音を構成する要素は非常に多く、キーボード筐体そのものに加えて、キーボードを置く「場所」や「素材」にも大きく影響されます。

そんな発想から開発されたのがQSPECのミニデスクマット「Calm」です。

60%サイズのミニデスクマットを同社では「キーボード用フェルトマット」と呼称し、「打鍵の衝撃を、机に渡さない。」をコンセプトに2026年9月14日販売を開始しています。

果たして、どのような影響を与えるのか。

Calmは、打鍵音を上品にしたいすべてのユーザーにおすすめしたいミニデスクマット。

実際に使ってみると、高音がちょうど良くスポイルされて、耳馴染みの良い打鍵音に変化するが印象的でした。

【QSPEC Calm】ショートレビューまとめ

QSPEC Calm 10

良かった点

  • 打鍵音のピーキーな部分がスポイルされる
  • サイズがちょうど良く利用しやすい
  • 気軽に試し易い価格設定
  • デスクに傷がつきにくい

気になった点・購入前の確認事項

  • 厚さ5.5mmはパームレストの有無にも影響する可能性がある
  • カラーバリエーションが単一

コンテンツの立場の開示

CalmはQSPECからレビュー用に提供されました。本記事の制作にあたり、記事制作費の受領はありません。評価・掲載内容はGreenkeysの編集判断に基づいています。本記事のリンクから購入すると、Greenkeysを運営するGreenEchoes Studioが報酬を得る場合があります。

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Table of Contents

QSPEC Calmの概要とレビュー環境

項目内容
製品名QSPEC Calm
製品種別キーボード用フェルトマット
対応サイズの目安60%キーボード向け
本体サイズ320 × 132mm
厚さ5.5mm
表面ポリエステルフェルト100%、厚さ2mm
裏面発泡ゴム、厚さ3.5mm
縁の仕上げ四辺ステッチ加工・角丸
主な用途キーボードと天板の接触を防ぐ/打鍵時に天板へ伝わる振動を抑える
カラーグレー(Amazon掲載品)
公式ストア掲載価格2,480円(税込)
販売ページQSPEC公式ページ/Amazon

今回使用した構成・環境

  • 使用機:deadline studio TPS40 Ortho /w XVX Retro Ceramic Keycaps,BSUN Buzz Switch
  • デスクの種類:自作デスク(1.8mm杉正目集成材と1.2mm構造用合板の自作天板(オイルフィニッシュ)にKANADEMONOのデスク脚)
  • 使用環境:MacOSX
  • 主な用途:日本語の文章執筆

実際に使って感じたこと

実際にQSPEC Calmを使用してみて感じたことは以下のとおりです。

  • 打鍵音のピーキーな部分がスポイルされる
  • サイズがちょうど良く利用しやすい
  • 気軽に試し易い価格設定
  • デスクに傷がつきにくい
  • 厚さ5.5mmはパームレストの有無にも影響する可能性がある
  • カラーバリエーションが単一

お断り:打鍵音の性質変化に関しては、言語化が難しく評価には主観要素が大きく影響します。よって、今回はあえて打鍵音の収録を実施していません。ここに記載する内容については、あくまでも筆者自身の内観であり、使用者によってはこの限りではない点があります。

打鍵音のピーキーな部分がスポイルされる

もっとも興味深かった点は、打鍵音のピーキーな部分のみスポイルされる点です。

主観的要素が大きく影響しますが、Calmを敷くとかなり打鍵音が「丸くなる」ような印象を持ちました。

Kawamura top RKawamura

特にセラミックキーキャップは特有の打鍵音の硬さがありましたが、「ちょうどいい」感じになりました。

サイズがちょうど良く利用しやすい

60%サイズというのは、スモールキーボード〜60%レイアウトキーボードを利用するには本当に「ちょうどいい」サイズ感です。

61 cdEfJicL. AC SL1254
QSPEC Calm 1
パッケージングもシンプルでおしゃれ
QSPEC Calm 10
40%サイズ(TPS40)
QSPEC Calm 3
60%サイズ(HHKB)
QSPEC Calm 6
60%サイズ(Cerakey Maris 60 HE)
QSPEC Calm 4
60%+α(HHKB Studio)
QSPEC Calm 5
65%(Mode Designs Envoy)

ただし、デスクマットという「ルックス」を重視するのであれば、もう少し縦横に長い「TKLサイズ」程度のものもあっても良いような印象でした。

気軽に試し易い価格設定

image 24
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価格も非常に試しやすいです。

デスクマットという費用対効果が未知数という部分で、2,480円(税込)という価格は、十分にチャレンジしやすい価格帯の商品と言えるでしょう。

デスクに傷がつきにくい

716ZEQmg1L. AC SX679

これは、あくまでも「アルミニウム筐体」を用いているキーボードに限定します。

アルミニウム筐体を採用しているキーボードは、重量が重い場合が多く、その重量は2kgを超えることもしばしばあります。

そういった時に、デスク上のキーボードを「ずらす」と、天面に傷がついてしまうケースもあるでしょう。

Calmを敷くことでそのリスクを最小限に防ぐことができます。

デスクの木目を活かしたいという方にとって、最小限のカバー範囲で済むCalmは、有効な選択の一つと言えそうです。

厚さ5.5mmはパームレストの有無にも影響する可能性がある

一方でデメリットも存在します。

それは、「厚い」という点です。

厚さ5.5mmというのは、パームレストの使用を検討するのに十分な高さです。

QSPEC Calm 19

手首の角度に敏感な方に限りますが、キーボード自体の高さがデスク天面から5.5mm上がるというのは、手首の角度の変化は十分に考慮してから購入判断をすべきでしょう。

カラーバリエーションが単一

現時点では、カラーバリエーションはグレー一色です。

競合製品では他のカラーバリエーションもあるため、デスクによってはもう少し明るいカラーラインナップも待たれます。

まとめ|QSPEC Calmはどんな人に向いている?

QSPEC Calm 15

以上、QSPEC Calmについてのレビューをお送りしてきました。

QSPEC Calmは、キーボードの下に敷くことで、打鍵音の響きとデスクへの接触を調整できるフェルトマットです。

今回使用したTPS40では、セラミックキーキャップ特有の硬い響きがやわらぎ、打鍵音が丸くなるように感じました。

音の変化はキーボードや天板との組み合わせによって異なりますが、手軽に試せる点は魅力です。

こうした「ミニデスクマット」ジャンルの先行商品として有名なのが「KEEBMATⓇ」でしょう。

本商品はKEEBMATのフェルトモデルよりも厚く、表面のフェルト処理も上質な印象があります。

QSPEC Calm 22
上:Calm |中・下:KEEBMAT
QSPEC Calm 20
フェルト生地が上質
QSPEC Calm 17
ステッチ加工も非常に丁寧

先行製品のKEEBMATと並べると、Calmは厚みがあり、フェルト表面や縁のステッチも丁寧な仕上がりに見えます。

一方、その5.5mmという厚みはキーボードの高さにも影響します。パームレストを使っている方や、手首の角度に敏感な方は、購入前に確認しておきたいところです。

60%前後のキーボードを使っていて、デスク全体を覆わずに打鍵音の響きや天板との接触を調整したい方には、試す価値のある一枚と言えるでしょう。

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  • 初回公開日:
  • 最終更新日:
  • 取材方法:実物使用・メーカー公式ページ参照
  • 参照・引用元:https://qspec.jp/pages/calm
  • 利益相反:商品提供:あり(QSPEC)/記事制作費:なし/本稿収益化リンク:あり
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河村 亮介のアバター 河村 亮介 Greenkeys chief editor

日本のキーボード専門メディア「Greenkeys」編集長。GreenEchoes Studio代表。

メカニカルキーボード、自作キーボード、入力デバイスに関するレビュー・取材・検証・撮影・執筆を担当しています。これまで100製品以上をレビューし、日本語配列キーボードの互換性問題や国内市場動向についても継続的に情報発信しています。

日本語配列キーボードの互換性向上を目的とした業界連携プロジェクト「Japan Layout Alliance(JLA)」を設立し、国内外メーカーと協力した活動も行っています。

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