TOKYO KEYBOARD EXPO 2025取材レポートーVol.1

当ページのリンクには広告が含まれています。
  • URLをコピーしました!

2025年9月23日、「TOKYO KEYBOARD EXPO」が開催されました。

主催は自作キーボード専門店の遊舎工房と中国を代表するキーボードコミュニティであるzFrontier。

日本では初となる「国外のキーボードブランド」を招いてのキーボードの展示販売イベントということもあり、チケットは完売となる人気ぶりです。

本記事では、当日の様子を抜粋してレポートしていきます。

本記事は複数部構成です。続編は後日公開します。

この記事の著者
Kawamura top R

GreenEchoes Studio代表

河村亮介(カワムラリョウスケ)

サイト運営者兼WEBライターとして自社メディアを立ち上げ、現在では複数の法人運営メディアの企画運営を行う。仕事上、ヘビーに文字を打つことが多く効率化を求めるうちにキーボード沼にハマり、「GreenKeys」を開設。

タップできる目次

クーポンコード一覧はこちら▷▷

記事一覧を見る▷▷

好きなキーボードレイアウトを探す

当サイトは成果型報酬広告で運営されており、当サイト経由の商品購入で弊社が収益を得る場合がございます。また、当サイトで掲載しているキーボードに関しては、広告(PR)として紹介している部分もございますので、あらかじめご了承ください。この注意喚起情報は2023年10月1日施行の改正景品表示法第5条第3号の規定に準じています。

Greenkeysは成果型報酬広告のみで運営されており、Google広告はユーザーアビリティが低下するため使用していません。
メディア運営継続のために、記事を読んで良かったと思った方はBuy me a coffeeを通して支援をお願いします。

開場1時間前から列ができるという人気ぶりーTOKYO KEYBOARD EXPO

TOKYO KEYBOARD EXPOの開場となったのは、秋葉原UDX内2階にあるAKIBA SQUARE。

秋葉原電気街口を出てすぐのところにありました。

P1092261
P1091928
P1091930
P1091932
P1091939

会場には開演30分前の9時30分に到着したのですが、すでに待機列ができるほど。

P1091936

10時の開場前にはこの何倍もの人が並び、開場と共に会場の熱気は一気に加速しました。

P1091944
P1091940

一際目立ったのが、左右分割トラックボール付きキーボードを購入すると思われる列です。

Kawamura top RKawamura

100人くらいは並んでいたのではないでしょうか。
商品は瞬く間に完売したようです。

P1091942
Kawamura top RKawamura

会場に来ていたzFrontierの方とも日本の「分割キーボード人気」について話をしましたが、やはり「日本特有」とのことでした。
中国をはじめとした海外ではやはり一体型が根強い人気を誇っており、分割キーボードはそこまで人気ではないとのこと。
中国国内では40%サイズのスモールキーボードが徐々に流行ってきているとのことでした。

出典ブースの紹介

ここからは、当日出展していたブースの様子を写真多めでお伝えしていきます。

MWKEYS

P1092028

MWKEYSで一際目を引いていたのは、11月に発売予定の「MASS 80」というキーボードです。

P1092009
P1092018

アルミニウム削り出しボティにトップフレームのカラーバリエーションが楽しめます。

特に裏面の造形がとんでもなく凝っており、メカメカしいルックスに惹かれて多くの方が手に取っていました。

P1092020

80%TKLサイズで、特殊キー部分は大型LCDディスプレーを搭載。

P1092027
リストレストも専用のものが用意されており統一感が素晴らしい

タッチパネル式でさまざまな情報を表示できる様子。

Kawamura top RKawamura

PC内部の状況以外にもミュージックプレイヤーのジャケット写真/メディアコントロールなど、さまざまな機能を今後のアップデートで追加していくようです。

P1092022

これ以外にも、高品質なダブルショットキーキャップ、PBT製のDye-Subキーキャップも展示していました。

DARK FORCE

P1092180

Dark Forceブースで展示されていたのは、Fib(68)というキーボードです。

P1092177
シャンパンゴールド×ウッドアクセント
P1092174
マットシルバー×ストーンアクセント

キーボードとしてのデザインセンスが光る非常にクオリティの高いキーボードでした。

Kawamura top RKawamura

これは日本でもヒットしそうですね!
こういうテイストのキーボードはもうインテリアとして置いておくだけで満足できそうです。

KBDCraft

P1092057

DIYキーボードという枠組みの中でも異質だったのがKBDCraftです。

なんと、レゴブロックのようなパーツを組み立ててケースにできるキーボードです。

P1092056

並べられたキーボードままるでおもちゃのようなポップなルックスです。

P1092053

特にこの「Lilin」に興味を持っている方が多くいました。

P1092054

monograph/Tobalog

P1092243

開場からずっと人垣が絶えず、人混みの中でこの一枚しか撮影できなかったのが悔やまれます。

人気YouTuberの堀口さんと、「トバログ」で有名な鳥羽さんのコンビということもあり、大人気となっているブースでした。

Kawamura top RKawamura

知人のConductorを触らせてもらいましたが、あのサイズのトラックボールは素晴らしいですね。
手前のキーをタイピングする時にも邪魔になりません。

Akko/Monsgeek

P1092189

Epomakerと並んで多種多様なキーボードをリリースしているAkko/Mondgeekブースには、所狭しとさまざまなキーボードが並べられていました。

日本語配列のキーボードも多く、日本のキーボードニーズにも応えられるよう製品設計をしている印象を持ちました。

P1092185

中でも気になったのが「Akko MU01」というキーボードです。

P1092188

なんとこのキーボード、ケースが「ローズウッド」という木材でできています。

ローズウッドといえば、ギターの指板材としても使われる濃いブラウンが美しい木材です。

P1092186

真鍮っぽいアクセントもローズウッドと非常にマッチしており、高級家具のような装いをしています。

Kawamura top RKawamura

ウッドワックスも同梱しているようで、家具と一緒で「育てるキーボード」ですね。

P1092187

KEYTOK

NuPhyのキーキャップを製造していることで有名なKEYTOKブースには、手がけているNuPhyキーボードがずらりと並んでいました。

P1092071

弊メディアでも紹介した「Smile Turn to 90’s Keycaps」やゴジラモチーフのキーキャップなど、ポップだけどおしゃれなキーキャップを多くラインナップしています。

P1092074
P1092075
新作のPLATOもおしゃれですね。

Wuque Studio

P1092204

日本語での読み方は「ウーチースタジオ」が一番近いかもしれません。

拼音(ピンイン)の発音なので日本人には聞き馴染みのないブランド名かもしれません。

気になったのはこのキーボード。

P1092205

機械式時計のような装飾がすごくおしゃれです。

Kawamura top RKawamura

先行展示品でしょうか。
ちょっと名称がわかりませんでした。 

P1092206

その他にも、アルミニウム製キーキャップなども展示されていました。

P1092209

Jio. & Associates

P1092133

個人的に「これはきっと日本で人気が出る」と思ったのが、Jioさんのブースです。

23歳の彼は一人でこの全てを設計しているようで、GBでの販売を予定しているとのこと。

展示してあったのは、40%Daisyレイアウトと35%QAZオーソリニアレイアウトの2つのキーボード。

P1092124
P1092127

特にこのオーソリニアレイアウトキーボードは抜群の完成度でした。

P1092128

余白の多いデザインがたまりません。

P1092130

3ピース構造となっており、一番下はステンレス、中間層は真鍮、トップはアルミ切削で作っているとのことで、その見た目からは想像もつかないような超重量級でした。

P1092131
P1092129
P1092125

Keyreative

P1092081

Greenkeysとしても親交の深いKeyreativeブースでは、新作ロープロファイルキーキャップが多数展示されていました。

また、HHKB Studio専用キーキャップを装着した「HHKB Studio 雪」の展示も目を引きました。

Kawamura top RKawamura

これはGreenkeysとの協業で実現したプロジェクトです。
トラックポイントに合わせたキーキャップの形状となるようにゼロから金型を起こして設計しました。

P1092086

また、最近開発された「側面ダブルショット」のキーキャップのモックが展示もあるなど、その技術力の高さはおそらくキーキャップ製造会社の中でもトップクラスと言えるでしょう。

P1092088
P1092079

また、フランスのキーキャップデザイナーBiipによる「TP-1」も展示されていました。

P1092084

ドイツのキーボードブランド「Geistmaschine」の「Geist」に装着されていました。

P1092080

キーボードの魅力もさることながら、この線の細いフォントや色味はさすがはBiipデザインですね。

Owlab

P1092237

日本ではQWERTY KEYSやneoシリーズが有名なOwlab。

良い意味で「価格に見合わない」驚愕コスパを誇るneo ergoをはじめ、QK Aliceなど数多くのキーボードが展示されていました。

P1092239
P1092240
Kawamura top RKawamura

他のブースと比較すると、打鍵音を確かめるようにタイピングをしている方が非常に多かったように思います。

Lofree Japan(三陽合同会社)

Lofree Japanブースでは、分割スペースが印象的な日本語配列キーボード「Lofree Flow Lite JIS」を試打する人が多くいました。

P1092134

また、クラウドファンディングで大成功を納めた「Flow 2」の実機も展示されており、その完成度の高さに驚いている方が多くいたようです。

P1092137

また、キーキャップのバラ売りも大人気で、絶えずブースに人が押し寄せていました。

Epomaker

P1092160

Akkoと同じく、圧倒的な商品ラインナップを誇るEpomakerは、全ブースの中でもダントツの展示量を誇っており、多種多様なキーボードが展示されていました。

P1092150

ほかのブースとは異なり、女性が多く見にきていたのが非常に印象的でした。

P1092152

商品ラインナップも柔らかい印象のものが多く、説明するスタッフも女性が多かったため、日本でも新たな層を獲得できそうです。

P1092155
Kawamura top RKawamura

日本のキーボードシーンでも、少しずつ女性のキーボードファンが増えてきているようですね。
キーケットの時よりも女性のお客さんが多かった印象です。

第二編へ続く。

(後日公開予定)

Greenkeysは成果型報酬広告のみで運営されており、Google広告はユーザーアビリティが低下するため使用していません。
メディア運営継続のために、記事を読んで良かったと思った方はBuy me a coffeeを通して支援をお願いします。

好きなキーボードレイアウトを探す

気に入ったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

GreenKeys著者情報

河村 亮介のアバター 河村 亮介 GreenKeys運営責任者/事業代表

WEBサイト運営事業GreenEchoes Studio代表をしています。他社法人メディアの運営ほかキーボードメディアや通信系メディアへの寄稿を行うなど、ウェブライターとしても活動しています。今年はオリジナルキーキャップセットを作る予定。

タップできる目次