TOKYO KEYBOARD EXPO 2025 取材レポート-Vol.3

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2025年9月23日、東京秋葉原UDX2階AKIBA SQUARE内で行われた「TOKYO KEYBOARD EXPO 2025」へ行ってきました。

第三弾は自作キーボード作家さんのブースを紹介していきます。

この記事の著者
Kawamura top R

GreenEchoes Studio代表

河村亮介(カワムラリョウスケ)

サイト運営者兼WEBライターとして自社メディアを立ち上げ、現在では複数の法人運営メディアの企画運営を行う。仕事上、ヘビーに文字を打つことが多く効率化を求めるうちにキーボード沼にハマり、「GreenKeys」を開設。

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出展ブースの紹介

コンテンツの関係上、ブース紹介を複数コンテンツに分割しています。

Vol.3は、日本の自作キーボードクリエイターのブースを中心に紹介していきます。

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サリチル酸さんのKeeb-On!ブースやshakupan/sayuさんのmoNaブースは人が多すぎて今回は撮影できず‥無念。
またの機会に!

1u猫キー屋

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1u猫キー屋は @ymkn_gbf 氏が設計するキーボードを展示しています。

展示してあったのは、YM60JIS/Henge40/neigeの3台。

中でも注目を集めていたのが30%キーボードのneigeでした。

展示してあったのは3DPケース製のもの(白/黒)と、アルミケース製のもの。

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上:3DPケース 下:アルミケース 板チョコみたいなサイズ感でかわいい。

やはり30%となると気になるのがキーマップ。

特に最下段がないため、スペースキーをどこへ配置しているのか気になった方が多いのではないでしょうか。

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キーマップ解説の図。写真がうまく撮れていませんが、こういった展示で買いやすくなった入門者の方がいらっしゃいました。

スペースキーはなんと、Mod-Tapで左Ctrlと共存していました。

たしかにこれだと、右側の同じ位置にあるEnterキーと左右対称となり、ルックス的にも「変換(Spece)→確定(Enter)」を一連のタイピングの流れとしている日本語入力にとってはかなり理にかなっている配置だと唸りました。

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いやー、参考になるキーマップでした。

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ボトムへ向けて裾野が広がったようなデザインとそのカラーリングから「ピラミッドみたい」という声が聞こえてきました。

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dotting dots…

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もうPOPからして完全に「その道のプロ」だなーというのをひしひしと感じさせるのは「dotting dots…」ブースです。

製作者はモリシタヨウスケさん。

メインの展示は40%オーソリニアレイアウトの「dotmatrix40」です。

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イメージカラーは黒×黄色ですが、今回は「オールホワイト」モデルの展示が目を惹きました。

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基板はマルチソケット対応となっており、chocソケットは現状では別売りのキットを購入して対応できる様子。

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構造としてはオーソドックスなFR4のサンドイッチ構造となっていますが、打鍵感を向上させるためにドローン用のOリングのようなパーツを噛ませることでガスケットマウントのようなクッション製を生み出していました。

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フレームに関しては3DPパーツとなっており、公開されたデータを用いて自身で印刷することで、好きなカラーリングにカスタムできるのも魅力的ですね。

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デザインセンスの塊のような魅力的なキーボードでした。

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kumakey

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kumakeyブースでは、roBaを中心に展示・販売をしていました。

数回のアップデートを重ね、4月24日に公開した v3 からはchocソケットにも対応し、ロープロ化できるようになった様子。

一際目を引いていたのが個人的に使用しているという「透明roBa」です。

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そのほかにも、Nobuki Inoueさんが販売している木製roBaケースの展示もありました。

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途中からイノウエさんがブースに普通にいて面白かったですw

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omni kbd

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非常に本格的な展示とどのブースよりも「尖った」キーボードの展示が印象的だったのがmassさんの「omni kbd」ブース。

メインの展示は オーソリニアデュアルトラックボールの「omni orth」とカラムスタッガードデュアルボールの「omni cs」の2台です。

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omuni ortho。トラックボールが目、LCDモニターが口に見えてなんだか可愛らしい。
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オールブラックのomni cs。これはとんでもなくかっこいい。

自作キーボード界隈から見ても、omni csに関しては中央のディスプレイで各種設定をコントロールしつつ、トラックボールが二つ、カラムスタッガード一体型レイアウトというのは非常に際立った存在。

そんなキーボードがこういった「普通のキーボードファン」が集まるイベントでは極めて「異質」に映ったのは間違いないでしょう。

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あ、褒め言葉です。

自作キーボードというジャンルから昇華し、独自の製品化したようなomni kbdのキーボードは、来場者だけでなく、集まった中国のブランドにも衝撃をもって受け止められたと思います。

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imDRESSion

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抜群のルックスで常に多くの人で溢れていたのはimDRESSionブース。

もちろん、お目当ては「DRESSTIHNG」です。

9月23日から販売を開始した黒バージョンに関心を寄せる人が多くいました。

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やはりDRESSTIHNGの素晴らしさは、細部までこだわり抜かれたデザインでしょう。

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デザインの統一感という意味ではdotting dots…に通じるものがあるような印象です。

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基板。これだけでもインテリアとして映えそうなルックス。

個人的に気になったのが、デザインコンセプトです。

これまで公開されていなかったということもあり、後日公開された下記のコンセプトを見て唸っていました。

引用:https://x.com/soo_suke/status/1970834465598652602

DRESSTIHNGの購入はこちら▷▷

あとがき

以上、3部+エクストラの合計4部に合わせてTOKYO KEYBOARD EXPOの様子をお伝えしてきました。

キーボードジャンルにはHHKBからスタートし、自作キーボードの文脈で物事を考えるようになり、レビュワーという別軸でブランド品のキーボードを見てきました。

並行して走っていた二つのキーボードの軸が、今回のイベントを通して「交わってきた」という印象を強く持ちました。

メーカーサイドから自作キーボードを見た時に、「キーボード」という枠組みでは飽和しつつある製品としての枠組みにスパイスを与える存在でもあり、自作キーボードからメーカーサイドを見た時には、マウント構造やハード面、デザイン面など非常に参考になる部分が多いように思います。

また、最近ではこの二つの文脈が交わった「Nape Pro」の登場も発表され、いよいよこのクロスオーバーが面白くなってきた印象が強いです。

今後、ますますキーボード界隈は盛り上がっていきそうですね。

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GreenKeys著者情報

河村 亮介のアバター 河村 亮介 GreenKeys運営責任者/事業代表

WEBサイト運営事業GreenEchoes Studio代表をしています。他社法人メディアの運営ほかキーボードメディアや通信系メディアへの寄稿を行うなど、ウェブライターとしても活動しています。今年はオリジナルキーキャップセットを作る予定。

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