2024年2月にMakuakeにて鮮烈なデビューをした「Rainy75」のあの衝撃を覚えている方はきっと多いのではないでしょうか。
あの「ルックス」「打鍵感」「打鍵音」に加えて、常識を覆すような価格設定で、瞬く間に日本でも大人気となりました。
あれからまだ1年も経っていませんが、Rainy75をリリースしたWobkeyの新作が日本に上陸します。
その名も「Wobkey Crush 80 Reboot」です。
Wobkey Crush 80 Rebootは、2024年12月31日からクラウドファンディングサイト「Makuake」にて販売を開始します。
もちろん、日本正規販売代理店はお馴染みの「株式会社KIBU」です。
本記事では、Wobkey Crush 80 Rebootの魅力をたっぷりとお伝えしていきます。
- 打鍵音が素晴らしい
- 打鍵感のカスタマイズが簡単にできる
- 製品としてのクオリティが非常に高い
- 信じられないくらいコストパフォーマンスに優れている
- 多彩なキーレイアウトが選択可能
- 日本語配列の用意はない
- 分解組み立て後のポゴピンの接触には注意が必要
- MOD-TAPなどのAnyキーにはファームウェア上対応していない
- 本体の重量が重いため持ち運びは難しい
Wobkey Crush 80 Rebootの概要について
Wobkey Crush 80 Reboot(別名:Crush80RE)は、2024年10月中旬から国際販売を開始しているWobkeyの新作キーボードです。
Crush80に関しては、公式ブログで試作機を作成しての正式版のリリースに至った過程が提示されているなど、非常に趣向が凝らされた80%TKLレイアウトのメカニカルキーボードとなっています。
その最大の特徴は、やはり「スクリューレス」機構でしょう。
通常、キーボードは基板を挟み込むためのケースを「ネジ止め」するのが主流です。
しかし、Wobkey Crush80 Rebootでは、トップケースとボトムケースの接合にネジではなく「マグネット」使用しました。
また、ドーターボードとメイン基板の接続部も磁気式接続である「ポゴピン」を採用したことにより、基板の交換や吸音フォームの入れ替えなどが非常に容易になり、よりカスタマイズしやすくなっています。
この手法は以前から存在はしていましたが、ここまで高いクオリティで実現できているのは、おそらくWobkeyが初なのではないでしょうか。
Wobkey Crush 80 Rebootのカラーについて
カラーバリエーションはなんとPro系10種類、Lite系2種類の合計12種類!
ウェイトカラーもボディカラーによって異なるため、好みやデスクスタイルにぴったりの一台を選ぶことができるでしょう。
Pro系カラー(10種類)
Lite系カラー(2種類)
Wobkey Crush 80 Rebootの価格
Makuakeでのクラウドファンディング開始記念価格として、非常に割引率が高くなっています。
欲しいカラーに関して売り切れの可能性もあるため、割引率が高い内に買った方がいいでしょう。
Pro | Lite | |
---|---|---|
通常価格 | 32,800円 | 26,900円 |
早割 限定各100台 | 24,900円(24%オフ) | 21,500円(20%オフ) |
MK割 限定各100台 | 25,900円(17%オフ) | 23,500円(13%オフ) |
分割スペースプレート1,200円(税込)はアドオンキットとして購入可能です。
分割スペースプレートは買っておいて損はありません!ぜひ一緒にどうぞ。
Wobkey Crush 80 Rebootの販売スケジュール
Wobkey Crush80 Rebootの販売から発送までのスケジュールは下記を予定しています。
- 2024年12月31日 Makuakeプロジェクト開始
- 2025年2月1日 Makuakeプロジェクト 終了
- 2025年2中旬 メーカー製造開始
- 2025年3月中旬 メーカー出荷予定
- 2025年3月下旬 日本での順次配送開始
Wobkey Crush 80 Reboot Pro/Liteの違い
Rainy75の時と同じように、今回のCrush80 Rebootに関しても「Pro」と「Lite」が存在します。
価格差も大きいため、よく考えて選択しましょう。
Crush 80 Reboot Lite
Feature | Non RGB Version |
---|---|
Quick Release | Galvanized Ball-Catch Quick Release (4 Pairs) |
Battery Pin | Customized Magnetic POGO Pin |
Frame | 6063 Aluminium |
RGB | No RGB |
Color | White / Silver / Black / Beige / Blue / Yellow / Purple / Pink / Silver / Warm Silver / Black / Navy / Red |
Finish | Electrophoresis (180 Grit) / Anodized (220 Grit) |
Battery Compartment | White Electrophoresis / Gray Anodized / Silver Anodized |
Backplate | Ice Patten Stainless Steel / Gray PVD Stonewash / Black PVD Stonewash |
Switches | HMX Frost Switch (45g) |
Keycaps | PBT (Double Shot / Dye Sublimation) |
Badge | Stainless Steel WOB LOGO |
Connectivity | Wired / 2.4G / BT5.0 |
Battery Capacity | 3750mAh |
Positioning Plate | PP |
Heartbeat Light | RGB Heartbeat Light |
Acoustic Set | PORON Plate Foam / 8x IXPE Switch Pad / PCB Foam(W PET insulation) / Poron Case Foam(W PET insulation) |
PCB | A1 Black PCB with Extra Film (Supports – Plate & PCB Stabs / Split Space / ISO Layout / Stepped Caps) |
Driver | VIA Support |
Stabilizers | WOB Customized Stabilizers |
Weight | 2380g |
Packaging | Customized Carrying Case |
Accessory | Alternative Aluminium Positioning Plate *1 / Spare Screws *8 / Gaskets *4 / Silicone Bumper *2 / Silicone Feet *2 / Cable / Manual / Cloth Bag / Switch Puller / IXPE Pad *1 |
Crush 80 Reboot Pro
Feature | RGB Pro Version |
---|---|
Quick Release | Galvanized Ball-Catch Quick Release (4 Pairs) |
Battery Pin | Customized Magnetic POGO Pin |
Frame | 6063 Aluminium |
RGB | South Facing A-RGB |
Color | White / Silver / Black / Beige / Blue / Yellow / Purple / Pink / Silver / Warm Silver / Black / Navy / Red |
Finish | Electrophoresis (180 Grit) / Anodized (220 Grit) |
Battery Compartment | Gray Anodized / Brown Anodized / Silver Anodized / Warm Silver Anodized |
Backplate | Ice Pattern Stainless Steel / Gray PVD Stonewash / Bronze PVD Stonewash / Black PVD Stonewash / Silver PVD Stonewash / Bronze PVD Stonewash |
Switches | Kailh Cocoa Switch (45g) |
Keycaps | PBT (Double Shot / Dye Sublimation) |
Badge | Stainless Steel WOB LOGO |
Connectivity | Wired / 2.4G / BT5.0 |
Battery Capacity | 7500mAh |
Positioning Plate | FR4 |
Heartbeat Light | RGB Heartbeat Light |
Acoustic Set | PORON Plate Foam / 8x IXPE Switch Pad / PET Film / PCB Foam(W PET insulation) / PORON Case Foam(W PET insulation) |
PCB | A1 Black PCB with Extra Film (Supports – Plate & PCB Stabs / Split Space / ISO Layout / Stepped Caps) |
Driver | VIA Support |
Stabilizers | WOB Customized Stabilizers |
Weight | 2380g |
Packaging | Customized Carrying Case |
Accessory | Alternative Aluminium Positioning Plate *1 / Spare Screws *8 / Gaskets *4 / Silicone Bumper *2 / Silicone Feet *2 / Cable / Manual / Cloth Bag / Switch Puller / IXPE Pad *1 |
それでは違いを端的にまとめましょう。
下記の7点において違いがあります。
項目 | Lite (Non RGB版) | Pro (RGB Pro版) |
---|---|---|
ライティング機能 | RGBなし | 南向きアドレス指定RGB (A-RGB) RGBハートビートライト 搭載 |
バッテリー容量 | 3750mAh | 7500mAh |
スイッチプレート | PP(ポリプロピレン) | FR4(ガラス繊維基板) |
仕上げ (Finish) | Electrophoresis (180 Grit)、 Anodized (220 Grit) など | Electrophoresis (180 Grit)、 Anodized (220 Grit) など |
バックプレート | Ice Patten Stainless Steel、 Gray PVD Stonewash、 Black PVD Stonewash | Ice Pattern Stainless Steel、 Gray PVD Stonewash、 Bronze PVD Stonewash、 Black PVD Stonewash、 Silver PVD Stonewash、 Bronze PVD Stonewash |
スイッチ | HMX Frost Switch (45g) | Kailh Cocoa Switch (45g) |
アコースティックセット (吸音材構成) | PORON Plate Foam、 8x IXPE Switch Pad、 PCB Foam (PET絶縁)、 PORON Case Foam (PET絶縁) | PORON Plate Foam、 8x IXPE Switch Pad、 PET Film、 PCB Foam (PET絶縁)、 PORON Case Foam (PET絶縁) |
その他の共通仕様 | フレーム素材:6063 アルミニウム 接続方法:有線 / 2.4G / Bluetooth 5.0 基板:VIA対応 A1 Black PCB スタビライザー:WOB カスタマイズドスタビ 重量:約 2380g 同梱品:キャリングケース、追加ガスケット、ケーブル、取扱説明書、スイッチプラーなど |
1. ライティング機能(RGBの有無)
- Lite(Non RGB版)
- RGBは搭載されていません。
- Pro(RGB Pro版)
- 南向きLEDによるアドレス指定可能なRGB(A-RGB)機能を搭載。
- RGBハートビートライトも装備。
2. バッテリー容量
- Lite(Non RGB版)
- 約 3750mAh
- Pro(RGB Pro版)
- 約 7500mAh
- 大容量バッテリーにより、RGBライティング込みでも長時間のワイヤレス使用が可能。
恐らくは、底面に仕込まれているバッテリーのパックが、Liteは一つ、Proは二つ(3750mAh×2=7500mAh)です。
3. スイッチプレート
- Lite(Non RGB版)
- PP(ポリプロピレン) 製
- 軽量かつある程度柔らかい打鍵感が得られる。
- Pro(RGB Pro版)
- FR4(ガラス繊維入り基板素材) 製
- 剛性が高く、よりはっきりした打鍵感を得られる。
好みの問題もありそうですが、個人的にはスリットが入っているのであればFR4が好みです。スリットの有無で大きく打鍵感が異なりますが、一般的に硬い打鍵感に分類されるFR4もスリットが入るとかなりマイルドになります。
4. 選択可能な仕上げ(Finish)とカラーバリエーション
- Lite(Non RGB版)
- 「Electrophoresis (180 Grit)」または「Anodized (220 Grit)」など数種類が選択可能。
- バッテリー収納部やバックプレートも複数のオプションあり。
- Pro(RGB Pro版)
- 同様に「Electrophoresis (180 Grit)」や「Anodized (220 Grit)」が選べますが、
バックプレートの仕上げバリエーションがさらに豊富(例:Bronze PVD Stonewash など)。
- 同様に「Electrophoresis (180 Grit)」や「Anodized (220 Grit)」が選べますが、
カラバリは圧倒的にProが多いですね。
Redのウェイトカラーであるゴールドは本当にうっとりします。
5. 標準スイッチ
- Lite(Non RGB版)
- 「HMX Frost Switch (45g)」が標準搭載。
- Pro(RGB Pro版)
- 「Kailh Cocoa Switch (45g)」が標準搭載。
Kailh Cocoa Switch
HMX Frost Switch
6. アコースティックセット(内部吸音材など)
- Lite(Non RGB版)
- PORONプレートフォーム、IXPEスイッチパッド、PCBフォーム(PET絶縁)、ケースフォーム(PET絶縁)などが含まれる。
- Pro(RGB Pro版)
- 基本構成はほぼ同じですが、上記に加えてPETフィルムが追加される。
この辺りは正直そんなに変わらないかもしれません。
ーその他の共通点
- フレーム素材はいずれも 6063アルミニウム
- 接続方法は 有線 / 2.4G / Bluetooth5.0 に対応
- 基板はどちらも VIA対応
- スタビライザーは WOBカスタマイズドスタビライザー
- 重量はほぼ同じで約 2380g
- 付属品や梱包内容、専用キャリングケースなども共通
【レビュー】写真で見るWobkey Crush 80 Reboot
前置きが長くなりましたが、実際の写真を見ていきましょう。
まずはケースから。
かなりしっかりとしたケースです。
これで3,000円の実売価値とのことで、もちろん無料で付属します。
チャックを開けると、こんな感じでほぼ布に包まれてキーボードが収納されています。
7-8万円クラスのフルアルミニウム製キーボードと全く遜色ないパッキングです。
中身はこんな感じです。
同系色のPC製のスイッチプレートが付属してきます。
また、追加の吸音材も嬉しいですね。
シリコンキャップや滑り止めゴムなどが入っています。
(商品にはすでに装着済みで、あくまでも予備用ということだとおもわれます)
取り扱い説明書にはしっかりと技適マークが確認できました。
先に重量を…と思ったらエラー。
これは2000gまでしか測れませんでした。
重量は2,380g(カタログ値)ですので、ほぼ鈍器です。
外観を見ていきましょう。
今回選択したカラーは「Red」です。
よく見ると、モディファイアキーが明るい赤、アルファキーがちょっと暗い赤となっているのがわかります。
アクセントの白いキーキャップが映えますね。
白いキーキャップの印字は赤ではなく、濃いワインレッドのような感じです。
TKLモデルなので、当然アローキーは独立しており、その上に特殊キーが並んでいます。
アローキーの上にあるロゴはバックライトを透過して光ります。
いい感じですね。
専用のLEDが5機仕込んでありました。
ProバージョンなのでスイッチプレートはFR4です。
スリットが細かく入っているため、そこまで極端な打鍵時の硬さは感じられません。
鮮やかな印字のキーキャップはダブルショットPBT製となっており、耐摩耗性・耐油性に優れています。
キースイッチは、Kailh Cocoa Linear 45gfが採用されています。
押下圧もちょうど良く、底打ち音が「コトコト」気持ちいいキースイッチとなっています。
側面からも見ていきましょう。
後述しますが、Crush80 Rebootは3ピース構造のケースとなっており、バッテリー収納兼ティルトレッグの役割を果たす部分と、ボトムケースとの間には段差があります。
このような構造になっており、隙間部分にLEDが仕込まれています。
この計算され尽くしたライティングは、Liteでは味わえないProだからこそ楽しめる特権です。
タイピングアングルは約6度と一般的な傾斜です。
周囲にはスイッチ類はなく、背面にType-C端子があるのみです。
底面はゴージャスなウェイトの中央部にWobkeyのロゴがあしらわれたプレートがあります。
実はここ、磁石でくっついており、蓋になっています。
蓋を外すと中からはUSBドングルが出てきます。
実用性を兼ねた美しい収納ですね!
このウェイト、しっかりと反射するくらい光っています。
これは美しいですね。
今回のCrash 80 Rebootは、トップケースとボトムケースがマグネットでくっついているため、簡単に分解することができます。
ケース背面と上に持ち上げるようにすると外れます。
ただ、かなり強固にくっついているため、ちょっと力を入れないと外れないかもしれません。
単純なS-Nではなく、しっかりとした機構によってカチッとハマるため、ケースが装着中にずれることはありません。
このように、4箇所で固定されています。
また、メイン基板はボトムケースにネジ止めされたボトムウェイト部分に仕込まれたポゴピンと磁気接続されるため、フラットケーブルなどは必要ありません。
これにより、簡単にフォームの変更や基板の変更が可能となっています。
これは交換用基板が欲しいですね。
気分によってキーキャップ・キースイッチを丸ごとセットで入れ替えできます。
基板のマウント方法は、シリコンキャップ用いたガスケットマウントとなっており、ボトムケースの窪みにシリコンキャップがはまる仕組みです。
普段は見えないボトムケースの内側もこの仕上がりです。
文句のつけどころがありません。
Wobkey Crush 80 Rebootのメリット
- 打鍵音が素晴らしい
- 打鍵感のカスタマイズが簡単にできる
- 製品としてのクオリティが非常に高い
- 信じられないくらいコストパフォーマンスに優れている
- 多彩なキーレイアウトが選択可能
打鍵音が素晴らしい【打鍵音動画あり】
まず、こちらの動画をご覧ください。
素晴らしい打鍵音です。
Rainy75やRainy75HEのチューニングでも同じことを思いましたが、このWobkeyというブランドは打鍵音のチューニングがうますぎます。
しっかり「聞かせる」、「コトコト」としたサウンドは決してうるさくなく、「心地よい」のです。
打鍵感のカスタマイズが簡単にできる
今回はトップケースおよび基板がマグネット式となっているため、打鍵音の調整=フォームの入れ替えが非常に簡単となっている点も魅力的です。
フォームをなくせば、「パチパチ」とした打鍵音が聞けますし、フォームを詰めれば「コトコト」とした、いわゆる「Thocky」な打鍵音を楽しむことができるでしょう。
製品としてのクオリティが非常に高い
Crush 80 Rebootは、本当に細かい部分までよく作り込まれています。
背面ウェイトの仕上がりやドングル収納蓋、ダブルショットキーキャップ、ライティング、ケース、マグネットによるケース接合、フォーム‥すべての部分においてクオリティが高く、細やかな部分まで繊細な配慮がされています。
たくさんのキーボードをレビューしてきましたが、トップクラスの仕上がりです。
信じられないくらいコストパフォーマンスに優れている
改めて販売価格を見てみましょう。
Pro | Lite | |
---|---|---|
通常価格 | 32,800円 | 26,900円 |
早割 限定各100台 | 24,900円(24%オフ) | 21,500円(20%オフ) |
MK割 限定各100台 | 25,900円(17%オフ) | 23,500円(13%オフ) |
このクオリティで25,000円以下で購入できるキーボードはおそらくCrush80 Rebootのみでしょう。
信じられないくらい安いです。
Rainy75の時も驚きましたが、これは本当にとんでもない価格です。
買っておいて損はないでしょう。
多彩なキーレイアウトが選択可能
Crush 80 Rebootは、多彩なキーレイアウトに対応しており、しかもこの全てがホットスワップ仕様となっているのには驚きです。
ISOエンター、左シフト、スペースバー、スプリットバックスペースを採用するためには、一度キースイッチを全て外す必要はあるものの、ハンダつけは不要です。
写真左側のEnterキー周りがカオスになっていますが、これでしっかりスタビライザーとホットスワップを両立させているのは驚異的です。
分割スペースバーに関しては、分割した3つのうち二つを頻回に利用するキー(Enter,Backspaceなど)に割り当てても良いでしょう。
また、HHKBレイアウトも実現可能です。
Wobkey Crush 80 Rebootのデメリット
- 日本語配列の用意はない
- 分解組み立て後のポゴピンの接触には注意が必要
- MOD-TAPなどのAnyキーにはファームウェア上対応していない
- 本体の重量が重いため持ち運びは難しい
なんちゃって日本語配列の用意しかない
海外製のキーボードの定番デメリットにはなりますが、Crush80には日本語配列はありません。
デフォルト使用ではUS配列です。
ただし、「擬似日本語配列」に仕上げることは可能です。
このように、「~」行にある「バックスラッシュ」が分割できるため、日本語配列特有の1uバックスペースキーが置けます。
また、ISO Enterに対応しているため、Enterキー周りのレイアウトも問題ありません。
ただし、右シフトが分割できないため、日本語配列でいうところの「¥(KC_RO)」がない点には注意が必要です。
その代わりにUK ISOレイアウト(左シフトを1.25uサイズにして、その隣に1uキーを置くレイアウト)が適用できるため、ここに「ろ」を置いても良いでしょう。
分解組み立て後のポゴピンの接触には注意が必要
Crush80 Rebootの目玉機能であるポゴピン接続によるドーターボードとメイン基板の接続ですが、ドーターボード側のポゴピンが沈み込んでいる場合があります。
その際は、うまく接点を持てずドーターボードと接続されません。
あらかじめUSBケーブル接続を行うなどで、通電するか確認してからトップケースをはめた方が良いでしょう。
MOD-TAPなどのAnyキーにはファームウェア上対応していない
これはRainy75でも同様ですが、Crush 80 RebootはMOD-TAPなどのAnyキーの機能には対応していません。
よって、スペースバーを分割してLT(2,KC_BSPC)などと設定しても、機能しないため注意が必要です。
おそらく、通常用途で使っている場合はこのような特殊設定はしないと思うので気にしなくても問題ありません。
本体の重量が重いため持ち運びは難しい
Crush 80 Rebootの公式重量は2,380gです。
このように、2,000gがマックスの測りでは測れないほど重いため、持ち運びはできないと考えて良いでしょう。
落とせば鈍器とほとんど変わりありませんので、床は凹み、足の上に落とせば怪我のリスクもあります。
地震などの万が一に備えて、立てかけてのディスプレイなどはせず、平置きもしくはケースでの保管を推奨します。
お子様がいるご家庭では手の届かないところにおいてください。
これ、マジです。
まとめ|買っておいて損はない一台
以上、Wobkey Crush 80 Rebootについてレビューしてきました。
「買っておいて損はない一台」という文言を使うのは滅多にないのですが、これは間違いなく「買っておいて損はない一台」です。
この「全部盛り仕様」がこの価格で買えるのは本当に驚異的です。
75%レイアウトを好む方も多いと思いますが、アローキーレイアウトにおいては、やはり独立している方が使いやすいと個人的には感じます。
Makuakeでお得に買えるチャンスをお見逃しなく。
メカニカル方式(Normal Profile)
US
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