Cornix LPレビュー|完全無線対応の分割40%ロープロファイルメカニカルキーボード

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ついに日本上陸です。

Cornix LPは、2025年5月23日-6月5日まで遊舎工房でGBが行われた左右分割40%カラムスタッガードレイアウトのロープロファイルメカニカルキーボードです。

完全無線接続ができるCorneタイプの派生キーボードとして注目を集め、10月8日に手元に到着しました。

当初は2025年7月の到着予定でしたが、無線モジュールだけでなく本体で技適認証を取得しなければいけなくなった関係上、発送時期がずれ込んだ形です。

販売に関しては、Jezail Funder Japan 公式オンラインショップで10月29日12時~上限なしの予約販売開始となり、10月30日23時59分締め切り(予定)となっています。

さまざまなカラムスタッガードレイアウトのメカニカルキーボードを使用してきましたが、Cornix LPはある意味ではその完成系に近いかもしれません。

本記事ではCornix LPについてレビューしていきます。

Cornix LPは提供品ではなく購入したものです。当サイトとJezail Funder Japan の提携により、本記事のリンクより成約した場合は、Greenkeysを運営するGreenEchoes Studioが報酬を得る場合があります。

Cornix LP Jezail Funder
Cornix 9
総合評価
( 4.5 )
メリット
  • 技適取得品のため安心して利用できる
  • 完全無線のため場所やデバイスを選ばずに使える
  • ロープロファイルキーボードのためパームレストが不要
  • コストパフォーマンスに優れている
  • テンティングレッグが本体に装着されている
デメリット
  • 無線接続が故の若干のレイテンシーが気になる
  • MOD-TAPの設定がフルオプションではない
  • カラムスタッガード配列初心者にはちょっとハードルが高い
  • マイコンカバー装飾パーツや一部キーキャップの装飾が独特

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この記事の著者
Kawamura top R

GreenEchoes Studio代表
/Greenkeys編集長/WEBライター

河村亮介(カワムラリョウスケ)

取材・検証・撮影・計測・執筆を一貫して担当し、全コンテンツを制作。

編集の独立性と明確な開示を重視しています。

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Cornix LPのスペック概要

スペック概要

  • 製造:Jezail Funder
  • 素材:6063アルミ削り出し(サンドブラストアルマイト仕上げ)
  • 配列:カラムスタッガード40%レイアウト(48keys)
  • キーリマップ変更:可能
  • キーマップ変更ソフト:Vial
  • ファームウェアアップデート:可能
  • カラー:シルバー/ブラック/オレンジ(限定カラー)
    • パープル/レッドは終売(再販売未定)
  • テンティング角度調整:0°・6°・12°・18°・24°
  • バッテリー:リチウム電池 650mAh(片側)
  • プレート:FR4
  • 接続方式:有線(USB-C)+ Bluetooth(最大3台まで)
  • スイッチ:Kailh choc V2 Spring / WhiteRain
  • キーキャップ:LCK(透明ポリカーボネート製)/ LAK(PBT製ロープロファイルキーキャップ)

販売情報

  • キーボード本体:26,900円(税込)/限定カラーオレンジのみ27,900円(税込)
  • 専用ポーチ:990円(税込)
  • 交換用キーキャップ:3,800円(税込)ー4つのカラーから選択可能

キーボードは完成品となっているため組み立ての必要はありません。ご安心ください。

初回販売から黒の仕様が変更されています。

また、10/29-30の予約販売のみ限定カラーのオレンジが購入可能です。

詳細仕様は下記コンテンツも併せてご覧ください。

【写真で見る】Jezail Funder Cornixレビュー

それでは早速、実機を見ていきましょう。

キーボードセットは、このような専用の段ボールに入っています。

説明書の同梱はなく、QRコードを読み取ってオンライン上で使い方を確認する形です。

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裏面のラベルに関してもすべて日本語ですね。

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製造元は中国広東省の深圳市の隣にある東莞市(ドングァン)という都市にある「鍵造坊电子科技有限公司」です。

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中国企業は、国内向けの企業名と海外向けのブランド名で分けているケースがほとんどです。
直訳すると「キーボード工房エレクトロニクス株式会社」という感じですね。
海外向けには「Jezail Funder」 となります。
日本販売代理店は東京都台東区にある合同会社陶熹が行っています。
日本語読みだと「トウキ」、中国読みだとたぶんTáo Xī(タオ・シー)でしょうか。

「Prebuild」にチェックが付いているということは、もしかすると日本モデル以外はベアボーンモデルも存在するのかもしれません。

しっかりと技適マークがありますね。

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型押しの配列プリントがおしゃれです。

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段ボールを開けると、上部にはアクセサリー用の細長い段ボールが入っており、その下のスペースにキーボードが2段構造になって収納されています。

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キーボード外径に沿ってくり抜かれた専用のウレタンフォームで包まれているため、傷などは一切ありません。

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内容物は、キーボード(左右)、マイコン着せ替え用台紙、サイドのゴム足の予備、Type A to Cケーブル、交換用キーキャップ、キースイッチ/キーキャッププラー、キースイッチ2個(Kailh White Rain)となっています。

キーボードとキースイッチ、キーキャップは装着済みです。

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専用ポーチ(別売り、990円(税込))はお買い得ですし、持ち運ぶ可能性があるのであれば買ったほうが良いでしょう。

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キーボードケースカラーは4種類から選択可能です。

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黒と白はキーキャップがLAKプロファイル(光を透過しないマットな質感)、赤と紫はLCKプロファイル(透明で光を透過する)となっているため、注意しましょう。
キーキャップの形状が大きく異なります。

私が購入したのはブラックカラーです。

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縦ずれの間隔は本家Corneと同様ですが、中央部のキースイッチ二つがなく、ロータリーエンコーダーが左右に一つずつ搭載され、最下段に3つキースイッチが追加されている片手24キー構成となっています。

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キーキャップはLAKプロファイル。

素材はPBTでキートップの印字はUV印刷となっています。

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印字の滲みは一切なく、綺麗ですね。

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多色印刷部分も非常に美しい仕上がりです。

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基本形状はシリンドリカル(円柱でキートップを弓形にえぐりとったような形状)となっており、一部親指操作キーのみコンベックス形状(上面が盛り上がっている)となっています。

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サイドウォールは肉厚で、十字ステム受けの成型精度も問題ありません。

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プレート素材はFR4(おそらくは1.2mm厚)です。

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キースイッチはKailh choc v2 Spring Mini(総トラベル:2.8±0.25mm /作動トラベル:1.2±0.30mm /作動フォース: 40±10gf)を採用しています。

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打鍵音はこちらをご覧ください。

軽快な底打ち音が気持ちいいですね。

ただし、静かなオフィスなどで使用すると若干音が気になる可能性が高いため、外出先で頻回に使うことがあるのであれば、静音リニアスイッチがおすすめです。

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おすすめ静音キースイッチはLofree Voidです。
クーポンコード「ryo10」にて10%オフで購入可能です。

親指キー周辺はLEDインジケーターが仕込まれており、さまざまなシグナルを確認できます。

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当初は無線モジュールのみでの技適申請予定でしたが、本体まるごとで申請を出したため、より安心して使えるようになりました。

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キーボード側面は、背面部分にType C接続口とBT接続のオンオフスイッチが備わっています。

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両方のスイッチをオンにすると、PC上に無線接続の項目が出現するため、許可すると無線接続は完了です。

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デフォルトファームウェアのV1.6の画面
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LEDインジケーター部分とマイコンカバー部分は射出成形パーツを採用しており、かなり高級感があります。

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裏面を見ていきましょう。

アルミニウムボティはやはり美しいですね。

底面の特徴的な構造としては、テンティングレッグが挙げられます。

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0度、6度、12度、18度、24度の5段階で調整可能です。

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0度
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 6度
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12度
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18度
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24度

テンティングを高くしても、サイドのゴム製の滑り止めでかなりぴったり止まるため、ずれる心配はありません。

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別売りとはなりますが、専用交換用キーキャップも4種類ラインナップしており、それぞれ3,800円(税込)で購入可能です。

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LAK黒(画像参照:Jezail Funder Japan

今後、LAK黒のリニューアルバージョンもキーキャップのみの販売を予定しています。

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専用交換用キーキャップは、デフォルトでついてくるキーキャップとは若干印字パターンが異なります。特にサブレジェンドやBT接続マークなどがない点についてはご注意ください。また、アローキーが印字されたキーキャップが付属しないため、確認の上購入しましょう。

キーマップ変更について

Cornix LPは無線接続の状態でキーマップの変更が可能です。

Chromeなどブラウザから「Vial」にアクセスし、「Start Vial」をクリックします。

ついで出てくる下記画面でCornixを指定すると、Vialでのキーマップ変更画面へ移行できます。

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注意点

  • 無線での接続は不安定になりやすいため、うまくいかない場合はBTスイッチをオンにした状態で左側のキーボードのUSBポートから有線接続を行なってキーマップの変更をしましょう。
  • MOD-TAP関連の設定はV1.6では無効化されています。V1.7から実装されています。
  • MOD-TAP関連設定はV1.7でも一部制限されていますが、順次開発を進めていくとのことです。
  • 初期マニュアルに記載されているVialからのファームウェアアップデート方法は失敗する可能性が高いです。リセットボタンを押す方法が確実です。

Cornix LPのメリット

Cornixのメリット
  • 技適取得品のため安心して利用できる
  • 完全無線のため場所やデバイスを選ばずに使える
  • ロープロファイルキーボードのためパームレストが不要
  • コストパフォーマンスに優れている
  • Vialを使った無線でのキーマップ変更に対応
  • テンティングレッグが本体に装着されている

技適取得品のため安心して利用できる

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Cornix LPは技適を取得しているため、安心して利用することができます。

日本国内で無線機器を利用する場合、総務省が管轄している「技術基準適合証明」を取得する必要があり、これを取得していないと「利用者側」が罰則を受ける規定となっています。

  • 電波法第4条では「無線局を開設するには免許が必要」とされ、技適マークが付いていない機器は基本的に「未認可の無線局」とみなされます。
  • そのため、利用者が電波を発射すれば「不法無線局の開設」となり、電波法違反で 罰則(1年以下の懲役または100万円以下の罰金など) の対象になります。
  • 販売者が「日本国内で使用できない機器」を「国内利用可能」と誤認させて販売した場合は、電波法第38条の37(表示義務違反等) や景品表示法に抵触する可能性があります。
  • ただし「単に輸入販売している」だけなら、使用しない限り直ちに違法にはならず、販売者の責任は「表示や説明の不備」に関わるケースが中心です。
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参照:総務省

こういった海外製のメカニカルキーボードに関しては、日本に入ってくる際に技適を取得していないケースも見られますが、Cornix LPは技適を取得しているため、安心して利用できます。

これは、キーボードを無線接続で利用する上ではとても大きなメリットと言えるでしょう。

完全無線のため場所やデバイスを選ばずに使える

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CorneはPCとキーボード間だけでなく、左右間の接続に関しても完全無線接続が可能です。

つまり、ケーブル類を全く使用せずに利用することが可能です。

よって、WindowsやMacといったいわゆる「パソコン」だけでなく、iPhoneやiPadといったデバイスでも利用可能です。

特にiPhoneやiPadとの親和性が高いです。

iPadを中央に置き、その両脇にCornix LPを置いた最先端スタイルでタイピング体験を楽しむことができるでしょう。

ロープロファイルキーボードのためパームレストが不要

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Cornix LPはロープロファイルキースイッチを採用したメカニカルキーボードのため、パームレストなしで利用することができます。

Cornix LPは特に外出先での利用でも活躍しそうな印象ですで、パームレストを持ち運ぶ必要がなくなるのは大きなメリットと言えそうです。

コストパフォーマンスに優れている

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Screenshot

アルミニウム削り出しケースを用いた完成品キーボード、しかも完全無線接続に対応した商品というのは、これまで数多くのキーボードをレビューしてきた中でもこれが初めてです。

これだけの技術の粋を集めた商品が3万円に満たない価格で販売できるのは本当に驚くべきことだと言えます。

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こういったニッチ寄りの商品は自作キーボード界隈では比較的多いのですが、やはり小ロット製造のため高額となりやすいです。
それをこの価格で提供できるのは企業の製造力が成せる技だと感じました。

Vialを使った無線でのキーマップ変更に対応

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Screenshot

Cornix LPは、VialというWEBアプリを用いてキーマップを自身の好きなように変更することが可能です。

通常、この仕組みを使うには、キーボードとパソコンをUSBケーブルで接続する必要があるケースがほとんどとなっています。

それを「無線接続のまま」できるのは非常に便利だと言えるでしょう。

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個人的には、無線接続でキーマップが変更できるキーボードには初めて出会いました。

テンティングレッグが本体に装着されているため準備不要

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Cornix LPには、あらかじめアルミニウム製のテンティングレッグがついています。

そのため、別途テンティングレッグを準備する必要がない点はメリットと言えるでしょう。

テンティングとは

テンティングとは、手のひらを下に向ける方向から親指を外側に開く方向へキーボードを傾斜させることを指します。

ボールを持つような姿勢でタイピングができるようになることで、指の動かし方が若干変化し、打ちやすいと感じる人も多いと言われています。

Cornix LPのデメリット

Cornixのデメリット
  • 無線接続が故の若干のレイテンシーが気になる
  • MOD-TAPの設定がフルオプションではない
  • カラムスタッガード配列初心者にはちょっとハードルが高い
  • マイコンカバー装飾パーツや一部キーキャップの装飾が独特

無線接続が故の若干のレイテンシーが気になる

普段から有線接続のキーボードを利用している人でしか感じないことかもしれませんが、やはりBluetooth接続で入力しているため、文字を入力してから反映されるまでの遅延(レイテンシー)が気になる方もいらっしゃるでしょう。

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私は普段はポーリングレートが500Hzー1000Hz程度の有線接続キーボードを使っているため、結構気になるタイプの人です。
これは Cornixに限った話ではなく、BT接続のキーボード全般に言えることです。

有線接続のポーリングレート一覧

ポーリングレートポーリング間隔最悪遅延平均遅延
125 Hz8.0 ms8.0 ms4.0 ms
250 Hz4.0 ms4.0 ms2.0 ms
500 Hz2.0 ms2.0 ms1.0 ms
1000 Hz (1 kHz)1.0 ms1.0 ms0.5 ms
2000 Hz (2 kHz)0.5 ms0.5 ms0.25 ms
4000 Hz (4 kHz)0.25 ms0.25 ms0.125 ms
8000 Hz (8 kHz)0.125 ms0.125 ms0.0625 ms

BLEのポーリングレート一覧

接続間隔 (ms)ポーリングレート換算最悪遅延平均遅延
30.0 ms約 33 Hz30.0 ms15.0 ms
15.0 ms約 67 Hz15.0 ms7.5 ms
11.25 ms約 89 Hz11.25 ms5.63 ms
7.5 ms(最小代表値)約 133 Hz7.5 ms3.75 ms

MOD-TAPの設定がフルオプションではない

個人的には、こういったスモールキーボードのタイピングを行う際は、スペースキーにレイヤーキーを割り当てる「MOD-TAP」機能をフル活用してタイピングを実施します。

この時に重要になってくるのが「MOD-TAP設定」です。

v1.7ファームウェアから追加されたものの、オプションの選択肢が若干Corne v4 とは異なります。

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特に私のように「Ignore Mod Tap Interrupt」(タップ判定を優先して誤打を防ぐ機能)をキモにタイピングを行う生き急ぎタイピングマンにはちょっと不便を感じるかもしれません。
(まぁ慣れの要素が大きいので特に困ってないです)

また、MCUの容量の関係か、いくつかの機能に制限がかかっています。

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これらに関しては、要望を出せばファームウェアアップデートで対応してくれる可能性があるため、気になったことやバグがあればこちらから報告しましょう。

カラムスタッガード配列初心者にはちょっとハードルが高い

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見てのとおり、 Cornixはいわゆる「特殊配列」に分類されるジャンルのキーボードです。

つまり、通常の「横ズレ(ロウスタッガード」ではなく、縦ずれ(カラムスタッガード)レイアウトとなっているため、キーボード初心者には若干利用ハードルが高い可能性があります。

キーマップを自身の使いやすいように煮詰める作業に加えて、縦ずれの運指に慣れる必要もあるため、購入後しばらくは「練習」が必要です。

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普通のタイピング速度で使えるようになるには、1日1時間くらいの練習で1ヶ月程度はかかるのではないでしょうか。
まぁその苦しむ過程だったり、練習してできるようになることに喜びを感じる人が向いていると言えるかもしれません。

マイコンカバー装飾パーツや一部キーキャップの装飾が独特

これは好みの問題が大きいかもしれませんが、日本に住む人の目線から見ると、装飾デザインが若干海外向けかなーと印象を受ける部分があります。

これに関しては、あくまでも個人の主観的なものですし、あえて使わない選択が取れるようにも配慮してあるので、そこまで気にする必要はないかもしれません。

まとめ|Cornixはカラムスタッガードキーボードの一つの到達点

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以上、 Cornixについてレビューをお伝えしてきました。

カラムスタッガードレイアウトキーボードに関しては、興味はあるものの、その多くは自作キーボードキットで組み立てが必要だったり、キーキャップやキースイッチを自分で用意しなければいけなかったりと、より導入ハードルが高いものになっていたのは事実です。

加えて、「普通の」キーボードではあたり前にできる「無線接続」に対応していないモデルがほとんどで、対応していたとしても、ファームウェアのインストールや設定が煩雑なものが多いことから、導入を諦めていた方も多いのではないでしょうか。

これらのハードルに関して、Cornixであればすべて解消できています。

開封して、左右キーボードの Bluetoothスイッチをオンにしてペアリング設定を行うだけですぐに無線接続利用ができるのは本当に革新的な商品だと評価しています。

技適も取得しており、手の届く適性価格で購入できるかなり貴重な商品と言えるでしょう。

Cornixでぜひあなたも新しいチャレンジをしてみてはいかがでしょうか。

  • 初版執筆日:2025/10/10
  • 最終更新日:2025/10/29
  • 取材方法:メーカー公式リリース・公式SNS投稿参照
  • 参照・引用元Jezail Funder Japan(画像含む)
  • 利益相反:商品提供:なし(自費購入) 本稿収益化リンク:あり

English Summary

This review covers the Cornix LP, a compact split low-profile keyboard designed by Jezail Funder Japan. It highlights three main points:

  • Comfort and ergonomics: The stagger and column spacing are tuned for everyday typing, not extreme ergonomic posture, so it still feels familiar to normal keyboard users.
  • Portability and build: The aluminum case, low height, and Bluetooth support make it easy to carry and use in tight desk setups.
  • Execution as a product: It’s not just a DIY kit — the finish, packaging, and keycap design feel like a polished consumer product.

Overall, the article says Cornix LP is important for showing that a low-profile split board can be both practical and commercially ready in Japan, not just a niche hobby build.

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GreenKeys著者情報

河村 亮介のアバター 河村 亮介 Greenkeys運営責任者/GreenEchoes Studio代表



本サイトの記事はすべて筆者が取材・編集・執筆を行っています。
キーボードを100台以上を所有・レビューし、国内外のメーカー・販売店への寄稿実績があります。また、自社運営のキーボード専門ショップ「Greenkeys Shop」を運営。
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