キーボードブランド「Keychron」は、公式ツイッターを更新し、 Keychron S1のリリースを発表しました。
Fully Customizable. Free to create. #KeychronS1 #2daysleft pic.twitter.com/V2s6t9CLh7
— Keychron (@KeychronMK) November 6, 2022
この記事では新しくリリースされた「Sシリーズ」と既存のロープロファイルキーボードとの違いについて考察していきます。

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Keychron S1とは?
Fully Customizable. Free to create.
Keychron Official Twitter
ツイートでは、有線接続のロープロファイルメカニカルキーボードが写っていますし、有線専用のK3 Proのような感じです。
https://www.keychron.com/products/keychron-s1-qmk-custom-mechanical-keyboard
完全にカスタマイズ可能。自由に創造できる」という文言からも、QMK/VIAでのキーリマッピング以上の何かがあるような気もするのですが…
Keychron S1とKeychron K3 Proの違い


ご覧いただいても分かるように、S1とK3 Proの見た目はほとんど同じです。

Keychron K3 Proは、Kickstarterで募集していました。
(わたしは当然ポチりましたが)
75%配列、カラーリングは異なりますが、最新のPBTロープロファイルキーキャップを採用している点もすべて同じ。
公式サイトの情報を元に相違点を比較してみました。
S1 | K3 Pro | |
---|---|---|
キーレイアウト | 75% | 75% |
接続方式 | USB Type-C | USB Type-C Bluetooth |
キースイッチ | Gateron LowProfile MX Mechanical | Gateron LowProfile MX Mechanical |
QMK /VIA | 対応 | 対応 |
ボディ/フレーム | フルCNC加工アルミニウム | ABS + アルミニウム フレーム |
重量 | 960g | 535g |
ティルト | 0/6度 | 0/6/9度 |
本体サイズ | 310.4 x 118.4 mm | 306 x 116 mm |
前面高さ | 7.8mm | 11mm |
後面高さ | 13.7 mm | 15mm |
赤字で記した部分がK3 Proとの大きな違いです。
特に素材の違いによる重量が大きな違いでしょう。
立ち位置としては、K3 Proが通常の「レギュラーラインナップ」というのに対して、S1は、薄型メカニカルキーボードでいうところの「Qシリーズ」という感じとなっています。
また、静音性についても大幅に改善されている可能性があります。
こちらをご覧ください。

K3 Proがプラスチックボディ+アルミフレームとなっているのに対して、S1はオールメタルボディに加えて、おそらくシリコン素材の吸音材が入っているのです。
打鍵感や静音性に感しては、間違いなくS1の方が優れているでしょう。
Keychron S1の価格
Keychron S1の価格は下記のようになっています。
- ホットスワップ対応モデル:$129(RGBバックライト)
- ホットスワップ非対応モデル:$119(RGBバックライト)
- ホットスワップ非対応モデル:$109ドル(ホワイトバックライト)
いつものKeychronのラインナップらしく、RGBバックライトモデル×ホットスワップ対応モデルが最も高額となっており、ホワイトバックライト×ホットスワップ非対応モデルが最も安価です。
個人的にGateronのロープロファイルメカニカルスイッチは茶軸以外に魅力を感じないため、ホットスワップ非対応モデルでもいいような気がしています。

早いバンプ感のあるロープロファイルメカニカルスイッチが出て欲しいですね。。。
まとめ|S1は自宅用におすすめ
以上、 Keycheon S1についての情報をまとめました。
重量が1キロ近くあることや、有線接続専用モデルとなっていることからも、S1はあえて「ロープロファイルキーボード」を自宅のみで利用したい方におすすめできそうです。
ただし、これは好みの問題となりますが、ノーマルプロファイルスイッチに比べるとロープロファイルスイッチはバリエーションに乏しく、醍醐味である「スイッチを交換して楽しむ」幅が非常に狭くなってしまうのが難点です。
ロープロファイルスイッチで打鍵感を求めるのであれば、Keychron Optical Switchesを採用した「K3」や「K7」をおすすめします。

ロープロファイルスイッチの打鍵音はこちらの動画も合わせてご覧ください。