Niz Micro84レビュー!静電容量無接点方式の決定版だけど買うならMicro82かも[PR]

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静電容量無接点方式といえば、HHKBがあまりにも有名でしょう。

しかし、HHKBは60%英語配列、もしくは65%日本語配列モデルしかなく、一般的に普及している75%サイズは販売していません。

そんな時に検討していただきたいのがこの「Niz」です。

本記事では、静電容量無接点方式を採用した75%キーボードである「Niz Micro84」についてレビューしていきます。

この記事のまとめ
  • Nizの静電容量無接点方式のキーボードは打鍵感が素晴らしい
  • HHKBでファンクションキーが欲しい方は第一選択肢
  • キーキャップの変更をして楽しみたい方は、Micro82を買いましょう。

Niz Micro84はNizの日本販売代理店であるAKEEYO(株式会社モリツー)から提供していただきました。

Niz Micro 84
Niz Micro841
総合評価
( 3.5 )
この記事の著者
Kawamura top R

GreenEchoes Studio代表

河村亮介(カワムラリョウスケ)

サイト運営者兼WEBライターとして自社メディアを立ち上げ、現在では複数の法人運営メディアの企画運営を行う。仕事上、ヘビーに文字を打つことが多く効率化を求めるうちにキーボード沼にハマり、「GreenKeys」を開設。

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Niz Micro84について

ここでは、Niz Micro84についての概要を紹介していきましょう。

スペック

Mode Design Envoy 60 scaled
  • ブランド: NIZ
  • タイプ: EC キーボード
  • サイズ:長さ*幅*高さ(32cm*12.5cm*2.5cm)
  • 重量:  760-1150g
  • キーキャップ: PBT
  • キーキャップカラー:グレーホワイト(2色のキーキャップを採用した新モデル)
  • スプリング:10g (デフォルト40-50個)
  • スイッチ:35g/45g 静電容量式スイッチ
  • キー: 84 キー
  • インターフェース: USB / Bluetooth 5.0

製造メーカーNizについて

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製造元であるNizは、中国に拠点を置くキーボードブランドです。

日本では後述するAKEEYOが販売代理店を務める他、アリエクスプレスにもNIZストアを持っています。

商品ラインナップが非常にきめ細かいのが特徴です。

日本での販売代理店AKEEYOについて

前述したとおり、Nizは中国で製造販売を行っているメーカーとなっており、日本では株式会社モリツーが販売代理店となって国内販売を行っています。

株式会社モリツーは「AKEEYO」というブランド名です。

販売事業者株式会社モリツー
代表者氏名楊暁平
運営統括責任者國生 雅義
アドレス東京都中央区 勝どき5丁目
お問合せ先AKEEYO
電話 :05058402668
Mail : help@akeeyo.co.jp
こちらからお問合せできます
※9:00AM~6:00PM(年末年始を除く)

AKEEYO

実機写真でみるNiz Micro84レビュー

それでは早速実機写真を用いてMicro84を見ていきましょう。

Mode Design Envoy 58 scaled

サイズは一般的にな75%キーボードと同じくらいです。

方向キーは独立しており、最下段のキーが非常に多いのがわかります。

配列は英語配列です。

日本語かな表記がないため、すっきりしてみえるキートップは印象的ですね。

Mode Design Envoy 61 scaled

背面には、プラスチック製のティルト機構が搭載されています。

Niz Micro8413

角度は、フラットな状態から2段階の増加が可能です。

個人的には、デフォルトの状態ですでに傾斜がある程度ついているため、ティルトレッグを使用しないで使っています。

Niz Micro8412

特徴的なのはUSBの差し込み口です。

本体から出ないように陥没した形状となっており、ケーブルガイドの溝が用意されています。

USB Type-C ケーブルの形状によっては、差し込み口に干渉する可能性があるため、注意が必要です。

Niz Micro 84の注目ポイント

それでは、ここからはMicro84の注目点について見ていきましょう。

注目ポイント
  • 技適に対応しているため日本国内でも無線接続が可能
  • 打鍵感が非常に気持ちいい
  • 押下圧を好みの重さに調整できる
  • 静電容量無接点方式なのにファンクションキーがある

技適に対応しているため日本国内でも無線接続が可能

海外製品のキーボードで一番問題になるのが、技適問題です。

キーボードに無線機能を搭載していても、技術基準適合証明を取得していなければ電波法違反となり利用できないのです。

その点Nizに関しては、AKEEYOが販売代理店となり、技適を取得しているため、日本国内でも安心して利用できます。

打鍵感が非常に気持ちいい

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静電容量無接点方式の打鍵感といえば、「ポコポコ」という擬音で表現されることが多いのですが、Nizはまさにその言葉にふさわしい打鍵音です。

なかなか形容するのが難しいのですが、打っていて気持ちよく感じます。

これは文面では伝わりにくいですので、私が作成した動画をご覧ください。

Kawamura top RKawamura

ほんと、気持ちがいいんです。

押下圧を好みの重さに調整できる

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Niz Micro84の押下圧は35gと非常に軽いため、通常もパンタグラフ式のキーボードからの持ち替えでも、違和感なく使用することが出来るでしょう。

加えて、HHKBと同じく、別売りのスプリングに交換することで、45gfへ簡単に変更できます。

静電容量無接点方式なのにファンクションキーがある

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静電容量無接点方式とは、接触点を持たず、ドーム内の容量の変化に応じて入力を感知して電気信号へ変換することを指します。

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機械的な接触点がないことで、入力耐久性に優れており、非常に滑らかな打鍵感が特徴となっています。

この方式を採用している世界的に有名なキーボードがHHKBです。

非常に人気の高いキーボードですが、方向キーがないこと、ファンクションキーがないことがデメリットとしてよく聞かれます。

その点においてNiz Micro84は、方向キーもファンクションキーも備えている点で人気となっているといえるでしょう。

購入前に確認したいNiz Micro84の注意点について

HHKBのデメリットを見事に解消している本機ですが、やはり購入前に注意しておきたいデメリットが存在します。

順番に紹介していきましょう。

注意点
  • スペースバーの長さが特殊で交換用キーキャップがない
  • 日本語配列がなく英語配列のみ
  • キーマップ変更ソフトが直感的ではない
  • Macで本格運用するにはWindows機が必要

スペースバーの長さが特殊で交換用キーキャップがない

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Micro84は、Cherry MX互換となっているため、一般的に普及している交換用キーキャップと適合します。

しかし、スペースバーの長さが特殊サイズとなっているため、通常の交換用キーキャップセットではスペースバーのみ交換することができないのです。

同様に、Niz Plum66 でも同じ現象に見舞われます。

キーキャップを交換して自分好みのキーボードに仕上げられるのは、メカニカルキーボードの醍醐味の一つです。

HHKBは「東プレ軸」という独自形状のキーキャップを採用しており、交換用のキーキャップが非常に少ないことから、Micro84でも同じようにキーキャップの選択肢が狭まるのは大きなデメリットと言えるでしょう。

キーキャップの交換が可能でかつ、75%レイアウトのキーボードが欲しい方は、スペースバーが交換可能なサイズとなっているMicro82の購入をおすすめします。

日本語配列がなく英語配列のみ

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残念ながら、Micro84 には英語配列しか存在せず、日本語配列は存在しません。

日本語入力をWindowsで行う方は、特に「半角/全角」キーがないことが一番困るでしょう。

英語配列のキーボードで英数ーかな切り替えを行うには、「Alt」+「~」のコンビネーションで切り替え可能です。

そのほか、@の位置や、カギかっこ、丸かっこの位置などがことなるため、ある程度の慣れが必要でしょう。

キーマップ変更ソフトが直感的ではない

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キーマップ変更ツールはこちら▷▷

Micro84は、印字とは異なった物理配列にキーマップ自体を変更することが可能です。

変更したキーマップは、キーボード本体に保存されるため、別のパソコンに接続してもキーマップが保持されます。

しかし、このキーマップ変更ソフトですが、直感的に利用するのが難しく、慣れが必要です。

インターフェースの言語はすべて英語となっており、とっつきにくさを感じる方も多いでしょう。

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指定したキーが、別のキーに置き換わるのであれば見やすいのですが、変更前と変更後が併記されてしまう点でわかりにくさを助長している印象です。

Macで本格運用するにはWindows機が必要

前述のキーマップ変更ソフトですが、残念ながらWindowsでしか使用することができません。

よって、MacユーザーでNizを利用したい方は、Windows機を用意する、もしくはMac内シミュレーターでWindowsを起動しなければいけないのです。

既存の配列でも問題なければキーマップ自体を変更することはありませんが、カスタマイズしたい方にとってはデメリットでしょう。

まとめ

以上、Micro84についてレビューしてきました。

全体的に見ても非常に完成度の高い本機ですが、スペースバーのサイズが特殊でキーキャップの互換性の問題がある点は大きなデメリットといえます。

よって、静電容量無接点方式で75%レイアウトのキーボードを探している方は、Micro84ではなく、Micro82をおすすめします。

Niz販売代理店のAKEEYOには、この他にもテンキーレスタイプや、フルサイズの静電容量無接点方式のキーボードがラインナップされています。

Amazonなどでは売っていないモデルもありますので、ぜひ公式販売サイトでお買い求めください!

これからもあなたのキーボードライフのお手伝いをさせてください!

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GreenKeys著者情報

河村 亮介のアバター 河村 亮介 GreenKeys運営責任者/事業代表

WEBサイト運営事業GreenEchoes Studio代表をしています。他社法人メディアの運営ほかキーボードメディアや通信系メディアへの寄稿を行うなど、ウェブライターとしても活動しています。今年はオリジナルキーキャップセットを作る予定。

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