2026年3月23日、Vortexは公式Xを更新し、新作キーボードとなる「M50」を公開しました。

商品ページでは、M50を「Vortex初の真のワイヤレス対応ロープロファイル分割キーボード」と案内しており、トラックボールとエンコーダーを搭載するとしています。
現時点では価格は0.00 USD表示、販売状況はSold out、カテゴリ上はIN PROGRESS扱いとなっており、正式販売前の公開段階という形でしょう。
公開画像から読み取れる情報もかなり多く、M50は55キーのSplit Ergoレイアウト、キー数から見ると50%となっており、ほぼ左右対称のキーレイアウトですが右手側のサムクラスタが3キー少なくなっています。
34mmトラックボール、ZMK、Bluetooth、1000mAh×2バッテリー、Mac / Win対応、さらにGateron LP 3.0とKailh Choc v2対応という、日本の自作キーボード界隈で流行している仕様をすべて兼ね備えている印象です。
ロープロ、分割、トラックボール、エンコーダー、ワイヤレスという要素をここまで一台に詰め込んだ完成品はかなり珍しく、今年のロープロ分割界隈でも目を引く存在になりそうです。
公開情報を整理しましょう。
| 項目 | 現時点で確認できる内容 |
|---|---|
| 製品名 | Vortex M50 |
| タイプ | 分割ワイヤレスキーボード |
| レイアウト | Split Ergo |
| キー数 | 55キー |
| ホットスワップ | 対応 |
| トラックボール | 34mm |
| エンコーダー | 搭載 |
| ファームウェア | ZMK |
| 接続 | Bluetooth |
| バッテリー | 1000mAh × 2 |
| 対応OS | Mac / Win |
| 対応スイッチ | Gateron LP 3.0 / Kailh Choc v2 |
| 商品ページ上のスイッチ表記 | Low Profile Silent Red / Low Profile Brown |
| 販売状況 | Sold out / In progress |
| 価格 | 0.00 USD表示 |
特に気になるのは、Gateron LP 3.0とKailh Choc v2の両対応としている点です。
ロープロファイル機でもこの2系統を採用している設計は珍しく、単に“薄い分割キーボード”では終わらない構成になっています。
Choc v2とGatero LP 3.0では、単純にプレートの厚さが異なるため、基板側で対応できてもスイッチプレート側で対応するのが難しい可能性があります。
この課題をどういったアプローチで解決しているのかについても気になりますね。
商品ページ上ではスイッチ選択肢としてLow Profile Silent RedとLow Profile Brownの二種類が確認できます。
さらに注目したいのが、ルックスから見えるキーボード構造です。
公開画像を見る限り、筐体はアルミ削り出し系の質感で、スイッチプレートとトップ側が一体化しているように見えます。
ここは現時点では公式仕様として明記されているわけではありませんが、ルックスの時点でかなり完成度の高いプロダクトに見えるのは確かでしょう。

M50の面白さはスペックだけではありません。
Vortexのような既存ブランドが、ロープロ分割というややニッチな領域に、しかもトラックボール内蔵というかなり尖った形で踏み込んできたことから、日本のキーボードマーケット、しかも「自作キーボードジャンル」を強く意識していると見えます。
分割キーボードは自作や小規模ブランド側から盛り上がることが多いジャンルですが、こうしたメーカー発の完成品が増えるなら、見え方も変わってきそうです。
少なくとも公開情報だけでも、M50は今年のロープロ分割界隈でかなり気になる新製品候補ですね。
今後、価格や発売時期、実機展示の有無まで含めて続報を追っていきます。
- 初版執筆日:2026年3月23日
- 最終更新日:2026年3月23日
- 取材方法:公式SNS投稿参照
- 参照・引用元:https://x.com/Vortexkeyboards/status/2036005091099209802
- 利益相反:商品提供:なし 本稿収益化リンク:なし

