HEAVY SHELL PARE65実機レビュー|超重量級ボディが演出する最高の打鍵感

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キーボードを選ぶ基準は非常にたくさんあります。

ボディの材質や重さ、ホットスワップの有無やマウント方法など、こだわりを持てばキリがないほどにいわゆる「沼」要素が強いことに関しても周知の事実でしょう。

HEAVY SHELL PARE65は、打鍵感だけでなく、満足感の大きいものを求めている方にぜひおすすめしたいキーボードです。

本記事では、KPepublicで期間限定でGBを開催している「HEAVY SHELL PARE65」の実機の使用感についてレビューしていきます。

ぜひ最後までご覧ください!

GB終了日程および当サイトのクーポンコード有効期限が延長となりました。変更後のGB締め切りおよびクーポンコード有効期限は11月4日です。

クーポンコード

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クーポンコード利用で$5.00割引

有効期限:2023年11月4日

PARE65は、KPepublicからレビュー用に無償で提供されました。当サイトリンクからPARE65が購入されると、GreenKeysを運営するGreenEchoes Studioが報酬を得る場合がございます。本ページから生じた利益については、GreenKeysの運用に当てられます。あらかじめご了承ください。

この記事の著者
Kawamura top R

GreenEchoes Studio代表

河村亮介(カワムラリョウスケ)

サイト運営者兼WEBライターとして自社メディアを立ち上げ、現在では複数の法人運営メディアの企画運営を行う。仕事上、ヘビーに文字を打つことが多く効率化を求めるうちにキーボード沼にハマり、「GreenKeys」を開設。

HEAVY SHELL PARE65
Heavy Shell PARE65 17
総合評価
( 5 )
メリット
  • 打鍵感が非常に優れている
  • 完成度が非常に高くキーボード全体の外観が美しい
  • 使いやすい65%レイアウト
  • コストパフォーマンスが高く満足感がある
  • LEDライトマウントが特殊で美しい
デメリット
  • 購入できる期間が非常に短い
  • 支払い方法がPaPalに限定される
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PARE65のスペックについて

まずはPARE65のスペックについてみていきましょう。

PARE65の仕様

  • 価格: $311.00(フルキット-ノブあり)/$303.00(フルキット-ノブなし)/$249.00(ベアボーンキット-ノブあり)/$242.00(ベアボーンキット-ノブなし)
  • ケースカラー:黄色/白/黒/グレー/トップケースが黄色・ボトムケースが白/トップケースが白・ボトムケースが黄色
  • 支払い方法:PayPalのみ(クレジットカードも選択できますがキャンセルされます)
  • GB期間:2023年10月31日締め切り →11月4日まで延長
  • 到着時期:2023年12月を予定
  • 製造元:HEAVY SHELL STUDIO
  • 販売元:KPrepublic
  • 重量:約1.6KG
  • キーマップ変更:VIAをサポート 
  • ケース材質:アルミニウム合金ケース
  • PCB:ホットスワップ対応/南向きスイッチLED
  • プレートの材質:FR4プレート
  • マウント方法:ガスケットマウント
  • 無線接続:対応(3500mAhバッテリー)
  • 有線接続:USB Typs-C
  • ティルトアングル:約8.5度
  • 配列:65% レイアウト
  • 備考:ミッドカバーとボトムケースでサンドイッチするような構造になっており、トップケースはあくまでも審美用。

選択できるカラー

キット詳細

  • フルキット内容:組み立て済。TTC HEX スイッチとDomikey キーキャップ(トリプルショットABS・CHERRYプロファイル)がインストールされているためすぐに使用することが可能
  • ベアボーンキット内容:キーキャップ・キースイッチは付属しておらず自分で容易する必要あり。また、キーボードは自身で組み立てる必要があります。

※ベアボーンキットについては、ハンダ付けは不要となっているため、組み立て難易度はかなり低いです。

TTC HEX スイッチ

  • POMハウジング
  • POK ステム
  • 作動力 50gf
  • ボトムフォース 56.5gf
  • 2段グロッドメッキスプリング
2000x2000 906a8f22 3bf0 4592 8794 3c6d3cf1a164

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PARE65の実機写真でレビュー

それでは早速、実機写真を見ながらレビューしていきましょう。

今回、先行レビューように提供していただいたのは、DIYキットです。

Heavy Shell PARE65 29

PARE65はこのような頑丈なセミソフトケースに入っています。

中身を開けてみましょう。

このようにかなり盛りだくさんの内容になっています。

コンテンツ下部で作成方法について解説)

組み立て慣れている方であれば1時間程度で作成可能でしょう。

PCB基盤にはあらかじめKailhのホットスワップソケットやロータリーエンコーダーがハンダつけされているため、追加でのハンダ作業はありません。

レイアウトの選択はできず、スタンダードな65%レイアウトのみに対応しています。

基板はクッション性を考慮したスリットがありますね。

マウント方法は、スイッチプレートを介したシリコンソックスガスケットマウントです。

単純明快なクッション機構ですが、MeletrixのZoomシリーズや、QWERTY KEYSのQKシリーズにも採用されているメジャーなマウント方法となっており、柔らかすぎない芯のある打鍵感が特徴です。

Heavy Shell PARE65 10

非常に珍しいことに、スイッチプレートにLEDが付いています。

電力供給については、ロータリーエンコーダー脇の接点から行っているようでした。

Heavy Shell PARE65 31

通常のLEDよりも一段上に位置しているためか、光り方が美しいです。

ケースの造形については息を呑むほど美しく、細部にわたって塗装ムラなどもみられません。

無骨なデザインとその重さが所有欲を満たしてくれます。

キーボードの寸法については、ベゼル幅が約 10mm、ケースの手前側の高さは約20mm、背面側の高さは約40mmと、一般的にな65%レイアウトキーボードとほとんど同様です。

ティルトアングルは固定で約8.5度となっています。

特徴的なのはトップケースが外れることです。

この構造であれば、ネジ穴を目立たせることなく、底面にネジ穴を見せることなくキーボード全周を見て楽しむことができますね。

Heavy Shell PARE65 25

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PARE65のメリットについて

外観を見てきたところで、実際に使用してみて感じたPAR65のメリットについて紹介していきましょう。

PARE65のメリット
  • 打鍵感が非常に優れている
  • 完成度が非常に高くキーボード全体の外観が美しい
  • 使いやすい65%レイアウト
  • コストパフォーマンスが高く満足感がある
  • LEDライトマウントが特殊で美しい

打鍵感が非常に優れている

まずはこちらの打鍵音レビューをご覧ください。

キースイッチはNuPhy Night Breezeを使用しています。

Night Breezeは比較的底打ち音が大きい、クラッキーな打鍵感のキースイッチとなっていますが、吸音機構が未熟なキーボードではかなり音が大きくなってしまうというデメリットがあります。

今回はあえて音が大きめのキースイッチを選択してインストールしましたが、PARE65のソックスガスケットマウント機構と3層にわたるクッションフォームが作用して、タイトな打鍵感を演出しています。

Kawamura top RKawamura

Domikey DeepseaのようなThockyなキースイッチを用いれば、さらにコトコトとした打鍵音を味わうことができるでしょう。

完成度が非常に高くキーボード全体の外観が美しい

Heavy Shell PARE65 31

これは文章ではなく、写真をよくみていただいた方がいいですね。

PARE65は本当に造形が美しいキーボードです。

キーボード全体としてネジ穴を見せない徹底したこだわりも手伝って、一つの金属躯体としては芸術品の域に達しています。

使いやすい65%レイアウトでキーマップの変更が可能

Heavy Shell PARE65 17

PARE65は、レイアウトバリエーションこそないものの、一般的に普及している65%レイアウトとなっているため、どんなキーボードからもスムーズに持ち替えることができるでしょう。

ファンクションキーに関しても、スペースバー右側のFnキーと数字キーとのコンビネーションタイピングをすることで入力可能です。

何よりも、独立したアローキーというところがポイントが高いですね。

Kawamura top RKawamura

個人的に右側1列はミスタッチが多くなってしまうため、キースイッチブロッカーで塞いでいます。

また、VIAに対応しているため、キーマップの変更のほか、マクロキーの登録も可能です。

VIAに関しては、.jsonがマージされていないため、専用の.jsonファイルが必要です。GB終了後にKPrepiblicのDiscord内で配布を予定しています。

コストパフォーマンスが高く満足感がある

PARE65は非常にコストパフォーマンスに優れています。

ベアボーンキットは$242.00からとなっており、これだけ贅沢な金属素材を使っていてこの価格帯で購入できるのは、安いと言えます。

Kawamura top RKawamura

一般的な普及品のキーボードと比較するとかなり高額ですが、通常このくらいの仕様の高級キーボードは $400.00位します。

LEDライトのマウントが特殊で美しい

PARE65のLEDライトは、PCB基盤ではなくスイッチプレート裏面に付いています。

これによって、通常のキーボードよりもさらに鮮やかなライティングを楽しむことができるでしょう。

Heavy Shell PARE65 10

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PARE65のデメリットについて

PARE65の魅力についてわかったところで、購入前に確認しておきたいデメリットについて見ていきましょう。

PARE65のデメリット
  • 購入できる期間が非常に短い
  • 支払い方法がPaPalに限定される
Kawamura top RKawamura

正直なところ、そこまで製品的に気になるようなデメリットは見つかりません。ですので、商品全体というよりも商品を取り巻くファクターをデメリットとしてあげました。

購入できる期間が非常に短い

PARE65の最も大きなデメリットは、購入できる期間が非常に短いということでしょう。

PARE65が購入できるのは、ベンダーである「KPrepublic」からとなっており、通常販売品ではなく、「グループバイ形式(GB形式)」となっており、購入できる期間が非常に短くなっているのです。

購入締め切りは米国東部標準時(EST)で11月3日(日本時間では11月4日まで)までとなっており、早めの決断が必要です。

Kawamura top RKawamura

おそらく、ストック販売はありません。
この機会にしか買えないため、少しでも気になったらゲットした方が後悔は少ないです。

支払い方法がPayPalに限定される

PARE65の支払い方法に利用できるのはPayPalのみです。

クレジットカード決済では購入できませんので注意しましょう。

Kawamura top RKawamura

個人的に海外通販はご自身のクレジットカード情報を入力して購入するよりも、PayPalを利用した方が セキュリティ面で安心できると思っています。

PARE65のビルド方法について

それでは簡単にPARE65 DIYキットの組み立て方法を見ていきましょう。

動画で見たい方は、公式動画をご覧ください。

STEP
スタビライザーを組み立ててPCB基盤にネジ止めする

スタビライザーとは、スペースバーやエンターキーなど、横に長いキースイッチを安定して利用するための支持機構です。

下の図のように組み立てる必要があります。

白いパーツの向きは、一方向しかはまらないようになっているため、迷うことはないでしょう。

ワイヤーを窪みに「パチン」とするまではめ込めば完成です。

必要に応じて注油(ルブ)することをお勧めします。

スタビライザーが完成した後、スイッチシートを敷いてから、スタビライザーを窪みに嵌め込み、ネジ止めをします。

ネジについては、プラスドライバーで締められるものを使用し、透明プラスチック製のワッシャーを入れるのを忘れないようにしましょう。

万が一、スイッチシートを敷く前にスタビライザーを装着してしまっても、スイッチプレートを一部カットすれば問題なく進行可能です。

Heavy Shell PARE65 37 scaled
STEP
基盤とドーターボードを接続する

基盤の黒いパーツを跳ね上げて、ドータボードから出ている薄型ケーブルを挿入しましょう。

挿入したら、黒いパーツを下げてケーブルを固定します。

STEP
各種シートをフォームを順番に敷いていく

ドーターボードと基盤の接続ができたら、順番にシートを敷いていきます。

接続したドーターボードとPCB基盤が離れないように、慎重に絶縁シートとPCBフォームを基盤の下に敷きましょう。

Heavy Shell PARE65 33 scaled
Heavy Shell PARE65 34 scaled

ここまで終わったら、基盤の上にスイッチフォームを置きます。

Heavy Shell PARE65 39 scaled
STEP
スイッチプレートにシリコンガスケットソックスを装着→基盤にネジ止めする
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写真のように、白いシリコンガスケットソックスを、スイッチプレートの突起に入れていきましょう。

その後、金色のネジを使って、基盤とスイッチプレートをネジ止めします。

STEP
ミドルケースを装着してスイッチプレートを固定する
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星型特殊ネジを使って、ミドルケースとボトムケースを固定します。

STEP
トップケースを乗せる
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最後にトップケースの乗せて完成です。

トップケースは、ケース内側に貼り付けられたシリコンパッドが滑り止めの役割を果たし、固定する役割を担っています。

まとめ|迷ったら買った方がいい一生物のキーボード

以上、PARE65についてレビューしてきました。

打鍵感としては、同じアルミニムボディを使用し、ソックスガスケットマウント方式を採用していているZoom65やQK65と似ている部分もありますが、やはり圧倒的重量感のあるケースのせいもあって、打鍵時の安定感が抜群に良いです。

こんなにも贅沢な金属の塊を使って、この価格で購入できるキーボードは、本当に希少価値が高いと言えるでしょう。

GB期間も短く、考えるよ余地はほとんどありませんが…少しでも迷っているなら買った方が後悔しません。

PARE65があなたの素敵なキーボードライフのパートナーになることを期待しています。

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GreenKeys著者情報

河村 亮介のアバター 河村 亮介 GreenKeys運営責任者/事業代表

WEBサイト運営事業GreenEchoes Studio代表をしています。他社法人メディアの運営ほかキーボードメディアや通信系メディアへの寄稿を行うなど、ウェブライターとしても活動しています。今年はオリジナルキーキャップセットを作る予定。

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