2024年4月11日、日本のクラウドファウンディングサイト「Makuake(マクアケ)」にて、Keychron Q1 Max 日本語配列のクラウドファウンディングが開始されました。
2023年12月12日に公式で発売されたモデルに関しては「US配列」のみでしたが、今回のクラウドファウンディングでは、日本ユーザー待望の日本語配列が追加されました。
メカニカル方式(Normal Profile)
US/JIS
Keychron Q1 Max 日本語配列の特徴
今回のクラウドファウンディングでの注目点は、日本語配列でかつ、キーキャップが「Double shot PBT」となった点でしょう。
それまでの日本語配列モデルに関しては、日本での正規販売代理店である「コペックジャパン」が販売していましたが、ABS素材となっており、US配列とのキーキャップの色味の違いが顕著でした。
ABS素材については打鍵感についても「軽く」なりやすく、昨今の風潮の低くてコトコトした打感感とは少々異なります。(このあたりは好みの問題が大きいですが)
それが今回初めて、カラーリングも合わせて全てUSレイアウトと同じになったのは、ファンにとっては嬉しいことでしょう。
ただし、キーキャップのプロファイルについては、US配列が最新の「KSA」を採用しているのに対し、日本語配列モデルでは「OSA」を採用しています。
これは好みの問題ですので、どちらが優れているというのはありません。
KSAの方が背が高く、中央に向かって窪んでいるのに対して、OSAはKSAより背が低くアーチ状に窪んでいます。
KSA Profile
OSA Profile
全体のカラーリングについては、シェルホワイトとカーボンブラックの2色をラインナップ。
また、VIAでのキーマップ変更を維持しつつ、オリジナルアプリの「Keyhcron Launcher Web App 」での変更も可能となりました。
これは仕組みが気になる…UIだけオリジナルでベースはQMKで動いているのかなー?
それ以外の仕様については、おおよそ本家Q1Maxと同様です。
Keychron Q1 Max JIS仕様概要
- フルアルミニウムボディ
- ねじ込み式スタビライザーを採用
- キースイッチは新しくGateron Jupiterスイッチを採用。
- 無線接続方法は、USBドングルを用いた2.4GHz帯と、Bluetooth5.1の2種類
- 2.4GHz帯では、ポーリングレートが1000Hzとなっている。
- 有線接続方法は従来通りUSB Type-Cを採用。
- ガスケットマウント構造に加えて、IXPE、PET、Latex などのプレミアム音響フォームを搭載したことで打鍵感が大幅に改善している。
- QMK/VIAに対応
- ホットスワップ対応
- 採用キースイッチは下記3種類
Gateron Jupiter Switches
Switch | Red | Brown | Banana |
---|---|---|---|
Picture | |||
Feel | Linear | Tactile | Tactile Like Panda Feel |
Color | Red | Brown | Yellow |
Lubed | Pre-Lubed | Pre-Lubed | Pre-Lubed |
Operating force | 45±15gf | 55±15gf | 59±10gf |
Pre-Travel | 2.6±0.6mm | 2.6±0.6mm | 2.6±0.6mm |
Total Travel | 4.0mm MAX | 4.0mm MAX | 3.4mm MAX |
価格
- 早割|32,350円(税込)
- 早割パームレストセット|32,800円(税込)
- 早割フルセット|34,750円(税込)
- 限定割|32,850円(税込)
- 限定割パームレストセット|33,300円(税込)
- 限定割フルセット|35,250円(税込)
- 限定割本体×2|64,350円(税込)
Keychron「本家」としては初の日本進出
別の角度から見ると、Keychron本家としては、初の日本進出となりました。
「日本初上陸」という部分で引っかかった方も多いのではないでしょうか。
今回のクラウドファウンディングは、日本の代理店ではなく、Keychron本家が実施してます。
それまで、日本での販売は「コペックジャパン」が行ってきましたが、日本版公式Xアカウントも創設している点を踏まえると、日本法人として直接展開していく可能性も十分考えられるでしょう。
実はこのアカウントですが、登場当初はちょっと「?」となる部分もありました。以前は「keychron.jp」というドメインがありましたが、突如クローズし、リンクの引き継ぎを行わないまま「keychron.co.jp」というURLが立ち上がり、そのサブドメインに日本のクラウドファウンディングサイト名称が入っていたためです。(co.jpドメインは日本の法人しか取得不可の属性型jpとなっており、この事実からすでにKeychronは日本国内で事業登記実施済みだと推察されます)
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