2022年1月17日、中国とフランスに拠点を置くキーボードブランド「Keychron」は、「Keychron Q1 Pro」のクラウドファンディングを、クラウドファンディングサイト「Kickstarter」にて開始しました。
2023年1月19日の執筆時点で既に目標金額である$50,000を達成しており、総プレッジ額は$241,515、支援者は1128人となっており、その人気ぶりが伺えます。
画像参照および情報参照元:Kickstarter
追記:2023年10月26日から日本での正規販売が開始されました。


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Keychron Q1 Proの購入金額
Keychron Q1 Proの支援金額は下記の2種類があります。
- Fully Assembled -Q1 Pro US(Each Color):$194
- Barebone(US/ISO):$174
$20の違いでキースイッチとキーキャップが付属するのであれば、フルセットの方がお得感が大きいですね。
ただし、ISOレイアウトを希望する場合はフルセットは用意されていないためご注意ください。
支援するにはこちらからどうぞ。
Keychron Q1 Proの特徴
Keychron Q1 Proは、既存モデルである「Keychron Q1」に無線接続機能を搭載したモデルです。

従来のQ1の機能は全く変わらず、フルアルミニウム合金ボディ、75%レイアウト、ダブルショットPBTQMK/VIA対応でキーマップの変更が可能といった特徴をそのままに、無線接続が可能となっています。
大まかな特徴を見ていきましょう。
- 無線接続が可能
- QMK/VIA対応でキーマップの変更が可能
- プログラマブルノブを搭載
- Windowsとの互換性を残しつつMacレイアウトに完全に対応
- ダブルガスケットデザインを採用しタイピングの快適さを実現
- 独自プロファイルのダブルショットPBTキーキャップを搭載
- 3種類のキースイッチから選択可能
無線接続が可能

一番の進化点は、無線接続が可能となったことでしょう。
Keychron Q1 Proは、打鍵感の改善に寄与するフルメタルボティを通過できる安定したBluetooth信号の実現に成功しました。
最大3台のデバイスを接続することができます。
QMK/VIA対応でキーマップの変更が可能

Keychron Q1 ProはQMK/VIAに対応しており、ご自身の好きなキー配列へと変更することができます。
キーマップを変更するには有線接続をする必要があります。
おそらく、本体に記憶されるため、一度キーマップを変更すれば、その後無線接続へ切り替えても問題はないでしょう。
この機能で、CTRL + V などのコマンドを、マクロとして特定のキーに登録することも可能です。
プログラマブルノブを搭載
Keychron Q1 Proでは、右上にロータリーエンコーダーノブを搭載しています。
ズームイン/ズームアウト・ブラシのサイズや音量の調整など、様々な役割を持たせることができるようカスタムが可能です。
Windowsとの互換性を残しつつMacレイアウトに完全に対応

Keychronは。物理的にレイヤーを切り替えることができる「OS切り替えスイッチ」を搭載しているため、Macとの互換性を残したままWindowsでも利用することが可能です。
もちろん、Windows/Mac両方のキーキャップを含んでいます。
ダブルガスケットデザインを採用しタイピングの快適さを実現
Keychron Q1 Proは、ガスケット構造を搭載しており、タイピングの衝撃を和らげることが可能です。
これにより、タイピング時の静音性の改善に寄与しているのです。
独自プロファイルのダブルショットPBTキーキャップを搭載


今回から、「KSA」と呼ばれる新しいキーキャップ形状を独自に設計し、取り入れているようです。
指に対して面が向くような構造となっており、打ちやすさが期待されます。
3種類のキースイッチから選択可能

今回から、自社開発のキースイッチに変更となりました。
特に注目は「バナナスイッチ」でしょう。
Holy Pandaライクなショートストローク・アーリーバンプのタクタイル感が味わえるスイッチとなっているようです。
まとめ|日本国内においてはKeychron Q1で十分か
以上、Keychron Q1 Proについて紹介してきました。
新しいプロファイルのキーキャップが採用となるなど、新しい話題はありましたが、全体を通してみると、無線接続が可能となった以外は既存のKeychron Q1と大きく変化していないことがわかります。
そして、ここからが重要です。
Kickstarterで出ている段階では、技適未取得となっているため、たとえ製品自体に無線接続機能があったとしても、日本国内では利用できません。
これであれば、既存のKeychron Q1と何も変わらないといっても過言ではないでしょう。
日本人がKickstarterで購入するのは時期尚早と言えます。
日本国内での正規販売を待った方が良さそうですね。