2026年4月16日、アメリカを拠点とするMode Designsは、65%キーボード「Encore 2026」の予約受付開始を自身のdiscordおよびYouTubeチャンネルにて案内しました。
発送開始時期は2026年7月予定とされています。
動画では新たなカラーウェイの紹介が中心ですが、おそらく今回のバージョンでの一番の注目点は新たなマウント方法の採用だとGreenkeysではみています。
あたらしくなった「Encore 2026」について、みていきましょう。
Encore 2026の概要

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 製品名 | Encore 2026 |
| ブランド | Mode Designs |
| レイアウト | 65% |
| 主な特徴 | Natural hardwoods、Crown Mounting System |
| 価格 | From $289+ |
| 対応OS | macOS / Windows / Linux |
| 接続 | Wired USB-C |
| ファームウェア | QMK / VIA対応 |
| PCB | Hotswap / Solder |
| スイッチ互換 | 約68個のMX-styleスイッチ |
| PCB厚 | 1.6mm |
| MCU | ARM |
| プレート素材 | POM / Aluminum / Carbon Fiber / Copper |
| タイピング角度 | 5.5度 |
| フロント高 | 12.5mm(面取り部 19.7mm) |
| 幅 | 326mm |
| 奥行 | 125mm |
| 組み立て後重量 | 2.9lbs–6.2lbs |
| 付属品 | Keyboard Chassis / PCB and Daughterboard / Assembly Tools / Microsuede Bag / Mounting System / Feet / Fastener Pack |
| 別途必要なもの | Keycaps / Switches / Stabilizers |
| カラーウェイ | Black Sesame / Matcha Cream / Mocha Mushroom / Monterey Dune / Studio Light |
| 木材 | Walnut / Maple / White Oak |
| 発売時期表記 | SS 2026 |
| 発送開始予定 | 2026年7月予定 |
Encore 2026は、専用矢印キーを備える65%レイアウトを採用しています。
接続は有線USB-Cで、QMK / VIAに対応。PCBはhotswapとsolderの2種類が用意され、プレート素材はPOM、Aluminum、Carbon Fiber、Copperから選択できます。
無線接続版は確認されていません。
また、カラーウェイはBlack Sesame、Matcha Cream、Mocha Mushroom、Monterey Dune、Studio Lightの5種類です。
木材にはWalnut、Maple、White Oakが用いられており、Mode Designsらしい素材感の強い世界観は今回も健在です。
注目点は「Crown Mounting System」

Encore 2026は、厚みのあるベゼルやチェリー風の面取りを施したフロントエッジ、天然木アクセントといった、従来のEncoreらしい意匠を引き継いでいます。
公開情報からは、素材やカラーの世界観を磨き直したアップデートにも見えるのが自然でしょう。
ここで注目したいのは、「65% layout」「Natural hardwoods」だけではなく、「Crown Mounting System」という新しい内部構造です。


今回のEncore 2026は、単なる見た目のアップデートではなく、打鍵体験の設計を含めた更新が本題だとGreenkeysではみています。
「Crown Mounting System」は8か所のマウントポイントごとに、wave spring、silicone spool、bushing、custom shoulder boltを組み合わせて、プレートとPCBアセンブリをシャーシへ接続する構造です。

クラウンマウントシステムは、8つの取り付けポイントそれぞれにおいて、ウェーブスプリング、シリコンスプール、ブッシングをカスタムショルダーボルトに重ねて使用することで、プレートとPCBアセンブリをシャーシに接続します。
クラウンファスナー
アセンブリ全体をトップケースにしっかりと固定し、毎回安定した圧縮を実現します。形状は時計のリューズ(時刻合わせ用のつまみ)から着想を得ており、工具を使わずに指で締め付けることができます。
シリコンスプール
バネを支え、ダンパーとして機能し、接触点を制御して振動がケースに到達する前に低減します。
ウェーブスプリング
システムにおける「バネ」の役割を果たし、従来のバネよりも垂直方向のスペースを少なく抑えながら、素早い戻りを実現します。
ブッシング
マウントとプレート間の摩擦が少ないインターフェースにより、動きがスムーズになり、引っかかりやビビリが発生しません。
公式説明では、Silicone Spoolが振動をケースへ伝える前に抑え、Wave Springが省スペースで反発感を担い、Bushingが滑らかな動きと異音の抑制を支えるとされています。
これは彼らが開発してきた「Block Mount System」をさらにブラッシュアップした機構のように見えます。
いったいどんな打鍵感になっているのか、楽しみですね。
新65%PCBは従来モデルとも互換性がある

もうひとつ見逃せないのが、65%PCB資産との互換性です。
Encore 2026は、これまでMode Designsが展開してきたEnvoyやSixtyFive系の65%PCBと互換性があります。
つまり、これまでのケースのみを使用して、新しいPCBを利用できます。
ただし、マウント機構に関してはケース構造に依存するため、新たに採用された構造を体感するには、新しいEncore 2026を購入する必要があります。
まとめ|「Encoreの再販」ではなく「65%の再設計」
以上、Encore 2026の販売開始ニュースをお伝えしてきました。
Encore 2026は、ぱっと見では新色を加えたEncoreの2026年版、という受け取られ方もするかもしれません。
ただ、今回の発表をそう片づけてしまうと、少しもったいない印象もあります。
新しいCrown Mounting Systemを導入しつつ、既存の65%PCB資産との連続性も保っている今回のEncore 2026は、Mode Designsが自社の65%キーボードをどう更新し、どう続けていくのかを示したモデルとして見るほうが面白い。
表面的にはカラーウェイの刷新が目を引きますが、今回拾いたいのはその内側です。
Encore 2026は、外観刷新というより、Mode Designsなりの65%再設計として受け止めたい一台ですね。
- 初版執筆日:2026年4月16日
- 最終更新日:2026年4月16日
- 取材方法:メーカー公式リリース
- 参照・引用元:https://www.youtube.com/watch?v=347cjDY4V1A https://modedesigns.com/pages/encore-landing-page
- 利益相反:商品提供:なし 本稿収益化リンク:あり

