キーボードを使うには、コンピューターが必要ですね。
Greenkeysを運営する私が愛用しているのがMacです。
日本ではやはりWindowsユーザーが優勢ですが、以前とは異なりMacユーザーが多くなってきているのはご存知でしょうか?
Qbookのコンテンツによると、2024年5月時点での日本国内におけるOSシェア率では、Windowsが約71%で1位となっており、MacOSXは約12%で3位となっています。
昔はマイナーだったMacですが、おしゃれさに加えて、最近ではArmベースの自社開発CPU-Mシリーズの性能とコスパの良さも相まって、人気が高まってきているように思います。
そんな中、抜群の性能でコスパ最強との呼び声が高い、M4チップを搭載して登場したのが「Mac mini m4」です。
94,800円(税込)から購入可能となっており、デスクトップパソコンとしては非常に安価。
加えて、わずか12.7cm×12.7cm×5cmのサイズしかなく、Mac史上最小最軽量を誇ります。
そんな可愛いMacを「Mac Pro」風に変身させてくれるのが「ZEERA MacForge Gen2」ケースです。
見た目もさることながら、機能性も備えた優れたケースといえます。
本記事では、ZEERA MacForge Gen2ケースについてレビューしていきます。
【写真で見る】ZEERA MacForge Gen2-Mac mini m4専用ケースレビュー
それでは早速見ていきましょう。
クールな黒い専用ダンボールに入っています。
中にはクッション材が詰まっており、輸送時に傷がつかないような配慮がされています。
内容物は、本体、インナーケース、SSDエンクロージャー用の蓋、SSDエンクロージャーの中蓋、ゴム足、Mac mini 冷却用のシリコンパッド、取り扱い説明書、不織布です。
説明書に関しては多国語パッケージとなっていますが、しっかりと日本語でも書かれていますね。
実際にMac本体と大きさを比較してみましょう。
このように、結構な高さがあるため、横置きにしていた方は設置場所を再検討する必要がありそうです。
ケースの全高は約17cmあります。
アルミニウムを切削加工(CNC)で作られているため、円筒型のケースに接合部分はありません。
このくり抜かれた空間も非常に美しいです。
しかもこのデザイン、ヒートシンクの役割も兼ねているという素晴らしさ。
電源ボタンに関しては、フォームで接着されています。
上部にはMac miniに載せるような形でSSDが収納できるスペースがあり、そこを磁石付きの蓋をする感じです。
SSD収納スペースのサイズは約52mm x 124mm。
m2.SSD本体と比較するとこんな感じのサイズ感です。
ただし、SSDの後ろにファンがついているような40Gbps対応のケースだとサイズオーバーで入らないので注意が必要です。
市販されているThunderbolt3 (USB 3.2 Gen1 /Gen2 / Gen 2×2)対応のものであれば問題なく収納できます。
近日中にZEERA社からこのケースのために専用設計されたSSDエンクロージャーがリリースされるようです。
期待したいですね!
底面の足にはゴム足を貼ります。
これを貼ると「ちょっと浮いている」ような見た目になるのも非常に芸術点が高いですね。
続いてインナーケース。
上下を嵌め込むような構造になっており、この中にMac本体を挟み込む形となります。
電源ボタン部分はプラスチックのたわみで突起部分が電源ボタンを押せるようになっていました。
押した後はプラスチックの剛性に任せて元の位置まで戻るというのもナイスアイディアですね。
ZEERA MacForge Gen2の組み立て方
それでは早速組立てましょう。
なんと、ネジなしで組立てられます。
まずは底面の刻印された部分に冷却用のシリコンパッドを貼り付けます。
続いて、Mac mini 本体をインターケースに入れます。
向きはこんな感じ。
電源ボタンが窪みと一致するようにはめ込みます。
あとは、向きに注意して上からスラインドインするだけです。
最後にSSDエンクロージャー用のインナーカバーを入れます。
切り込みがある方をケースの角がある部分と一致させてください。
私は一度はめる方向を間違えて、こじって取ったらスクラッチ傷がついてしまいました。
まぁ全く気にならないので問題ありませんが。
みなさんは向きに注意しましょう。
ZEERA MacForge Gen2完成図
さて、完成図がこちらです。
うーん、完璧ですね。
ポートを塞ぐことなく、Mac mini を「Mac Pro mini」風に変身させることができました。
デスクでの存在感もいい意味で抜群ですね!
(ケーブルがちょっと気になったのでAIで消去しています)
ZEERA MacForge Gen2の良いところ
- 見た目が素晴らしく美しい
- ケースを装着してもWi-Fiの接続強度が落ちない
- フロントポートを塞がない
- m2.SSDサイズのエンクロージャーが収納できる
見た目が素晴らしく美しい
やはりこのケースの1番の魅力は「抜群のルックス」です。
Mac Proをイメージさせるようなデザインがたまりません。
しかも、このスリットを多く用いたデザインはヒートシンクとしても機能しています。
接合部分のないアルミ筐体のボディに施された装飾は非常に美しく、その見た目は競合製品と比較しても群を抜いた美しさだと評価しました。
また、この重量感もたまりません。
外装のアルミニウムケースは約850g、内臓のプラスチックケースと合わせるとその重量は1000gとなります。
競合他社が採用する軽量ケースと比較してもその重量感は「所有する喜び」を感じさせてくれるでしょう。
ケースを装着してもWi-Fiの接続強度が落ちない
メカニカルキーボードによくありがちですが、金属筐体を用いると無線接続ができなくなるケースが多くありました。(現在では技術の革新によって解消されてきています)
このケースについても、フルアルミニウム製となっているため、その問題は十分に考慮する必要があります。
この問題についてZEERA社に質問したところ、下記のような回答が得られました。
Mac mini M4のWi-FiおよびBluetoothモジュールは本体の底部にあり、ちょうどMacForgeケースの側面に位置します。そのため、信号を遮らないように、通気口を大きく設計し、冷却を確保しつつ、信号干渉を避けるようにしました。
実際に使用したところ、周波数特性上、遮蔽物に弱い5GHz帯域での接続でも問題なく通信できました。
フロントポートを塞がない
実際に、こういったMac Pro風の競合他社製品は存在しますが、残念なことにフロントポートを塞いでしまうものもあります。
その点、ZEERA社のケースはそういったこともなく、ケースを装着する前と同じ使い勝手を維持してくれるのです。
個人的には、フロントポートにはカメラを繋いでRAW画像を読み込むために使用しているので、ここが使えるのは非常に便利です。
ただでさえポート数が限られているMac miniなので、こうした配慮はすごく嬉しいですね。
m2.SSDサイズのエンクロージャーが収納できる
また、ZEERA MacForge Gen2では、m2.SSDサイズのエンクロージャーが収納できるスペースが空いているため、外付けSSDケースが収納できます。
サイズに制限がありますが、ファンのないUSB 3.2 Gen 2×2(最大20Gbps)までの外付けSSDケースであれば、おおよそのものは収納できるでしょう。
ただし、Thunderbolt4対応(40Gbps)のSSDケースでは、ファンの分長いものが多く、その形状の物は入りません。
よって、このスペースにThunderbolt4対応ケースを入れたいのであれば、ファンがSSDの上部にあるものを選ぶ必要があります。
タイプとしてはこんな感じのケースです。
実際に装着していないのでフィッティングの保証はできません。
実際に超高速SSDをMac miniで計測した結果がこちら。
素晴らしいですね。
ZEERA MacForge Gen2のちょっと気になるところ
- 競合製品と比較すると価格がやや高い
- Mac miniの置き場所を検討する必要がある
- 電源ボタンのクッションの配置がシビア
競合製品と比較すると価格がやや高い
ZEERA MacForge Gen2のデメリットをあげるとすれば、競合他社製品と比較して高額ということでしょう。
他社製品は1万円程度ですが、こちらのケースは2万円以上します。
ただ、アルミニウム削り出しのこれだけ重厚なケースであれば、その価格にも納得できるでしょう。
プレミアムなルックスを求めるのであれば、間違いなくZEERA MacForge Gen2をおすすめします。
Mac miniの置き場所を検討する必要がある
通常のMac miniを縦に置いている人はほとんどいないでしょう。
きっと、横向きに置いているはずです。
このケースを装着すると、ケースデザインを考えると縦置きにしかできません。
よって、これまでの設置場所がモニターの下など、高さに制限がある場所に置いていた場合には、置き場所を再検討する必要があるでしょう。
電源ボタンのクッションの配置がシビア
電源ボタンはこんな感じでクッションフォームで止めてあります。
「これはいらないのかな?」と思って外したら、どうも電源ボタンのクリック感がありません。(しっかりと電源オンオフはできる)
どうやらこのフォームは外してはいけない物だったようです。
再度フォームを貼り直しても、微妙なずれでクリック感があるときとないときがあります。
出荷時の状態が最適だと思いますので、くれぐれも私のように剥がさないようにしてください笑
まとめ
以上、Mac mini m4専用アルミニウムケース「ZEERA MacForge Gen2」のレビューをお伝えしてきました。
少々値段は張りますが、放熱性能、Wi-Fiを遮断しないデザイン、高度な冷却性能、何よりもこのデザイン製の高さと1000gもの重厚感を考えると、十分購入するだけの価値がある商品だと思います。
カラーラインナップはシルバーの他に、クールな黒もあります。
Mac mini m4ケースで後悔したくない方、おすすめです。
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