キーボードファンの「待っていたもの」がここに。
2025年7月30日、Lofree Japan(三陽合同会社,東京)Lofree Flow Liteの日本語配列モデル「Flow Lite JIS」の一般販売を開始しました。
Flow Liteは、ロープロファイルメカニカルキーボードで大ヒットとなった「Lofree Flow」の廉価版モデルとなっており、ガスケットマウントと高品質キースイッチが作り出す極上の打鍵感はそのままに、製品設計全体を見直すことで価格を抑えたいわば「Lofreeの普及モデル」というポジションのキーボードです。
また、Flowとは異なり、キーマップ変更に対応したのもFlow Liteの魅力の一つでしょう。
ただし、Flow Liteは英語配列モデルのみのラインナップとなっていたため、多くのキーボードファンにとっては「使いにくい」と思っていたのも事実です。
今回リリースされた「Flow Lite JIS」は待望のJISモデル(日本語配列モデル)となっており、従来のFlow Liteの機能はそのままに「分割スペースバー」を採用するなど、「革新」に意欲的なモデルとなっています。
本記事では「ロープロファイルメカニカルキーボードのニュースタンダード」となるであろう「Flow Lite JIS」の魅力についてレビューしていきます。
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- 日本語配列で無理なく快適に使える
- キーマップ変更×分割スペースで新しいタイピング体験を発見できる
- 打鍵感が素晴らしい
- 打鍵音が静かで利用シーンを選ばない
- どんな場所にもマッチするカラーリング
- 「普通のキーボード」としてはやや価格が高い
- WEB版キーマップ変更ソフトの再リリースを待つ必要あり
- 交換用キーキャップの選択肢が現時点ではない
- 持ち運ぶには少し重い
- カラーリングに黒系がない
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Flow Lite JISの特徴とは
Flow Lite JISの特徴は下記のようになっています。
- 使いやすい日本語配列
- ファンクションキーを備えた75%レイアウトキーボード
- ロープロファイルのため手首が痛くならない
- 分割スペースバー登載
- キーマップ変更が可能
- 価格が安価
- デフォルトキースイッチが静音リニア
- ホットスワップ対応でカスタマイズ可能
- 軽量で持ち運びもできる
- トリプルモード対応
Flow Lite JISは、Greenkeys運営・GreenEchoes Studio代表の河村亮介氏が配列監修を行った日本語配列キーボードです。

Kawamura実は私が監修・販売前のプロトタイプの検証を行ったキーボードになります。
スタンダードで使いやすい日本語配列キーボードと目指しつつも、他とは違う「利便性の高いスパイス」を入れるべく、通常4.25uサイズの採用が多い日本語配列のスペースバーを「2.0u」「2.25u」に分割しました。
これにより、スペースバーの新たな可能性が生まれ、「新しい効率のよいタイピング体験」が可能になります。

Lofree Japanが実施したアンケートによると、回答者の約7割がスペースバーを「左手親指」で押していることが判明しています。
これは、「長いスペースバーを分割した時に右側のキーが他に振り分けられる」という新たな可能性を秘めていることを示唆しているのです。
Flow Lite JISは、キーマップの変更が可能となっているため、分割した半分のスペースバーに好きなキーを割り当てることができます。
Kawamura使用頻度が高いのに、右手小指で押さなければいけないバックスペースキーやエンターキーを割り当てることで、より快適にタイピングができるようになる可能性を秘めています。
このように、Flow Lite JISは、キー配列の固定概念を払拭する「ニュースタンダードキーボード」を提唱していると言えるでしょう。
【動画音声あり】Lofree Flow Lite JISの打鍵音
サイレイントリニアキースイッチを採用しているため、ほとんどタイピング音がしません。
ヘッドフォンをつけて聴くと、わずかに「コトコト」という音が聞こえる程度です。
【写真でみる】Lofree Flow Lite JISレビュー

それでは、実際のLofree Flow Lite JISの写真をみていきましょう。
シンプルな外観の箱に入っています。
Flow Liteの文字が書いてある右半分はスリープになっていて、横からスライドして入れ込んであります。

箱にはキーレイアウトの型押しがあります。
しっかりと日本語配列になっているのが嬉しいですね。

今回はビンテージグレーをチョイスしました。
内容物は取り扱い説明書、USBケーブル(Type A to C)、本体とシンプルな構成です。

サイズに関しては、ANSIレイアウトのLofree Flow Lite 84と同様で、横幅316.8mm、縦幅138mm、厚さ23.5mmとなっています。

手前側のキートップまでの高さは約2cmとなっており、手首が痛くならない良い高さですね。

裏面は、ゴム足が4箇所、ティルトレッグが設置されており、本体左底面には2.4GHz接続用のUSBドングルが収納されています。

有線ポートは本体右寄りに位置し、Type-C端子です。
その左隣には無線・有線切替の3wayセレクターがついています。

デフォルトティルトアングルは約3度に設定されており、ティルトレッグを出すと約6度となります。


それでは、日本語配列について、従来モデルと比較する形でみていきましょう。

日本語配列と英語配列とでは、割り当てられているキーが異なる以上に、物理的にレイアウトが異なる点がいくつか存在します。
それが顕著となっているのは、「最下段」「エンターキー周辺」と「アローキー周辺」の3箇所です。
最下段については、日本語配列特有のキーが多く配置しているため、一つひとつのキーが小さく、キー数が多くなっています。

左から、Ctrl / Win / Alt /日本語配列特有の「無変換」「短いスペースバー二つ」「変換」「カタカナ」とそれぞれ特徴的なキーが並んでいる点が、ANSIレイアウトと大きく異なります。
Enterキー周辺については、2uサイズのバックスペースキーが二つに分割され、その下にある「\ |」と「Enter」キーが一体化し「ISO Enter」となっています。
また、Enterキーの隣に1つキーが増えているのも特徴ですね。

アローキー周辺に関しては、日本語配列特有の「\ _(ろ)」キーが「/ ?」キーの右隣にある関係で、右Shiftキーが1uサイズに小さくなっています。

「ろ」を右側レイアウトに詰めて入れ込んだ関係上、Z行のズレがANSIレイアウトよりも0.25u左へずれています。

また、Windowsユーザーでは欠かすことのできない「全角/半角」キーももちろん登載しています。

その他には、目玉機能である「分割スペースバー」や、Flow Liteでも好評だった縦型のロータリーエンコーダーがついていますね。


キースイッチ、キーキャップ周りについてもみていきましょう。
トッププレートの素材については明記されていませんが、おそらくはPOM系の比較的柔らかい素材が使われている印象です。

キースイッチは、新作サイレントリニアスイッチの「Void」を採用しており、これ以外に選択肢はありません。


LEDを拡散するディフューザーレンズを登載しているため、前作と比較するとLEDライトの拡散具合が改善してました。

押下圧も40gfとちょうどいい重さとなっており、旧作のサイレントリニアと比較すると、底打ち感がしっかりあるのが大きな違いとなっています。

KawamuraHadesの底打ちはもふっとしてちょっと安定しないフィーリングでしたが、これは見事に改善されていました。
つづいてキーキャップについて見ていきましょう。
キーキャップ素材はPBTとなっており、ポリカーボネート素材のダブルショットで印字されています。



よって、この文字の部分だけバックライトを透過し、非常に美しいライティングとなっています。




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Lofree Flow Lite JISのメリット
私が感じたLofree Flow Lite JISのメリットは下記のとおりです。
- 日本語配列で無理なく快適に使える
- キーマップ変更×分割スペースで新しいタイピング体験を発見できる
- 打鍵感が素晴らしい
- 打鍵音が静かで利用シーンを選ばない
- どんな場所にもマッチするカラーリング
その他のメリット
- リストレストなしで快適にタイピングできる
- オフィスでの利用に最適
- 超低遅延(有線/2.4GHz帯域で1000Hzのポーリングレートを実現)
- BT接続ではシームレスにマルチデバイスの切替が可能
- 2000mAhバッテリーで80時間駆動ー3時間でフル充電可能
日本語配列で無理なく快適に使える

Flow Lite JISの最大のメリットはやはり「日本語配列」であることでしょう。
日本で利用されているキーボードの大半はこの「日本語配列」ですが、もっと大きな視点からみると、日本語配列は「超マイナー」なレイアウトなのです。
グローバルスタンダートレイアウトは「ANSI(英語配列)」となっており、英語圏だけでなく中国で利用されているスタンダードレイアウトも英語配列となっています。
昨今のメカニカルキーボードブランドは中国ブランドが非常に強く、多くの国で利用されているということもあり、日本に入ってくるメカニカルキーボードのほとんどが英語配列となっているのです。
しかし、日本人は英語配列を使ったことがないため、一部のキーボードマニアにしか「メカニカルキーボード」は流行りませんでした。
そこで登場したのが「Flow Lite JIS」です。
Lofreeの日本販売代理店である「三陽合同会社」主導のもと、「日本人のためのキーボード」ということでゼロからレイアウトを構築したのがこのFlow Lite JISとなっています。
Kawamura国内メーカーのキーボードは二極化しており、「打鍵感は求めずにとにかく安価」もしくは「打鍵感や使用感を求めて高価格化」の2つしかありませんでした。
Flow Lite JIS はその中間の「ちょうどいいポジション」にあるキーボードだと評価しています。
いままでの海外製キーボードとは違う「日本語配列」というのはやはり、大きな魅力と言えるでしょう。
キーマップ変更×分割スペースで新しいタイピング体験を発見できる

Flow Lite JISは、分割スペースバーを備えつつ、特定キー以外のキーを自分の好きな場所に再配置できる「キーマップ変更機能」が備わっています。

Lofree インフルエンサーミーティング資料より
これにより、自分の「使いやすい場所」にキーを再配置することが可能です。
やはり、カスタマイズの楽しみは「分割スペースバー」でしょう。
左側を「スペース」、右側を「バックスペース」へ割り当てれば、ミスタッチの際に文字を消す時に右手小指の負担を大幅に軽減することができます。
Kawamura結局、現代のキーボードって、元々のタイプライターの名残りがデファクトスタンダートとして残っているだけで、効率的なキー配置とは言えません。
自分がやりやすいキー配置に割り振った方が効率的、というのが最近のカスタムキーボードのトレンドになりつつあります。
キーマップ変更WEBアプリ「Lofree Control HUB」

打鍵感が素晴らしい

Flow Lite JISは、「ガスケットマウント」と呼ばれる構造を採用しています。
これは、キースイッチをはめ込んでいる「スイッチプレート」をケース内で浮かせる様な構造とすることで、打鍵時の衝撃を和らげる働きをします。
この「柔らかない打鍵感」を実現する仕組みに加えて、事前に潤滑されたなめらかに動くキースイッチの相乗効果で、いままでに体感したことがないような打鍵感となっているのです。
特に、ノートパソコンのキーボードしかタイピングしたことがない方は、その違いに衝撃を受けることでしょう。
打鍵音が静かで利用シーンを選ばない

メカニカルキーボードと聞くと「打鍵音がうるさい」というイメージを持つ方もきっと多いでしょう。
これまでのメカニカルキーボードのキースイッチに関しては、「打っている聴覚フィードバックも含めて楽しむ」という潮流が主流だったため、あえて「音がするような仕組み」のキースイッチがほとんどでした。
一方で、徐々にメカニカルキーボードムーブメントが世界中に広がるにつれて、ビジネスシーンでもメカニカルキーボードを利用したいというニーズが生まれました。
そんなニーズに応えるべく開発されたのが「静音スイッチ」です。
その静音スイッチの中でもこの「Void」は非常に完成度が高く、ガシガシタイピングをしていても周囲を気にする必要はありません。
そのくらい小さい音でタイピングすることができます。
どんな場所にもマッチするカラーリング

Flow Lite JISは、「オフィスで使える」を開発コンセプトとしています。
オフィスユースにあわせて、静音リニアスイッチのみのラインナップとしたことに加えて、ビジネスシーンでの使用に抵抗がないようなベーシックなカラーラインナップとしました。
カラーリングは「ホワイト」もしくは「ビンテージグレー」から選択できます。
このカラーリングであれば、どんなシーンでも差し支えることなく利用できるでしょう。
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Lofree Flow Lite JISのデメリット
私が感じたLofree Flow Lite JISのメリットは下記のとおりです。
- 「普通のキーボード」としてはやや価格が高い
- キーマップ変更には慣れが必要
- 交換用キーキャップの選択肢が現時点ではない
- 持ち運ぶには少し重い
- カラーリングに黒系がない
「普通のキーボード」としてはやや価格が高い
Lofree Flow Lite JISの販売価格は、19,800円(税込)です。
日本の家電量販店で陳列されているキーボードの価格帯は「5,000円以下」となっているkとが多く、その中でも1万円を超えるものは稀です。
競合機種として挙げられてかつ、ある程度日本でも知名度が高い「ロジクール」のロープロファイルメカニカルキーボード「MX MECHANICAL Mini」は定価22,200円(税込)となっています。
やはり、「Lofree」というブランドバリューは日本においてはまだまだ小さく、エレコムやバッファローといった「日本のキーボード界隈で有名で安いブランド」と比較すると「選びにくい」と考える方もきっと多いでしょう。
Kawamura私はこういったメジャーな商品も含めて触ってきています。
それらと比較してもLofreeのキーボードは非常に高品質と太鼓判を押せます。
交換用キーキャップの選択肢が現時点ではない
Lofree Flow Lite JISは、Lofree Japanが別注した「日本語配列専用キーボード」です。
Lofree Flow用のキーキャップはリリースされてはいますが、すべて「英語配列用」となっており、日本語配列用のキーキャップが現時点では用意されていません。
キーキャップカスタマイズを楽しみたい方にとっては、デメリットと言えるでしょう。
また、今後NuPhyなどの別メーカーから交換用のキーキャップがリリースされたとしても、スタビライザーの位置が共通とは限らないため、注意が必要です。




持ち運ぶには少し重い
Lofree Flow Lite JIS は、「ライト」という名称が付いていますが、それほど軽くはありません。
重さは約600gとなっており、ペットボトル一本分よりも重くなっています。
大きめのバックパックを担いでいる方では容易に持ち運びができるかもしれませんが、手持ちのブリーフケースなどでは少々重く感じるかもしれません。
Kawamuraそんな時は、「大人買い」をしましょう。
色違いで一台ずつかって、自宅に一台、オフィスに一台置けば解決します。
キーボード沼へようこそ。
黒系のカラーリングがない
これはちょっと残念でしたが、黒系のカラーリングがありません。
イメージとしてはこんな感じです。

これはきっと流行りそう。
Lofree Flow Lite JISのよくある質問
ここではSNSなどで見かけた困り事に対するアンサーを紹介します。
macOSでLofree Flow Lite JISが日本語配列キーボードとして認識されません。どうしたらいいですか?
「Keyboard Setup Assistant」機能をつかましょう。
これは、なんらかの理由でMacがJISキーボードだと認識しない場合にJISやISOキーボードとして認識させる機能です。
システム設定→キーボード→キーボードの種類を変更 と進んでいき、ガイドに従って指定キーを押すと日本語配列として認識させることができます。

iPadOSでLofree Flow Lite JISが日本語配列キーボードとして認識されません。どうしたらいいですか?
残念ながら、現時点ではLofree Flow Lite JISを無線接続でiPadに接続して日本語配列キーボードとして認識させる手段はありません。
接続可能デバイスとしてiOSとAndroidは掲載されていますが、現時点ではこれらのデバイスでの対応は公式には触れられていません。
動作OS: Windows, macOS
この要因としては、下記の2つが考えられます。
- Bluetoothキーボードでデバイス側がUS配列として認識させている(ファームウェア内にJISとして認識させるための識別子情報が不足している)
- OS側のデバイスプロファイルに該当製品が存在しない
しかし、無線接続ではなく、有線接続であれば、問題なく切り替えが可能です。
下記手順に従ってください。

キースイッチが固くて外れません。これは本当にホットスワップですか?無理に外すとスイッチプレートが欠けてしまいます。
Lofree Flow Liteに関しては、スイッチプレートに柔らかい素材を使っていることに加えて、キースイッチプラーの引っ掛ける穴が上下についているため、MXキースイッチと比較するとキースイッチの外し方がちょっと特殊かもしれません。





この方法であればスイッチプレートもキースイッチも欠けずに外すことができます。
動画
まとめ|日本語配列キーボードのニュースタンダードを見逃すな
以上、Lofree Flow Lite JISについてレビューしてきました。
筆者個人としては、これまで多くのキーボードをレビューしてきたり、取材をしている中でよく感じていたのは「日本語配列キーボードの少なさ」でした。
国産メーカーは「安さ」を重視したキーボードが多く、高級路線を意識した日本語配列キーボードは価格面において普及するのに課題が大きい…
安価でクオリティの高い海外製キーボードは英語配列のみ‥
世界的に見ても、メカニカルキーボードムーブメントはどんどん大きくなってきているにも関わらず、日本だけ盛り上がりに欠けているのはやはり「コスパのよい日本語配列キーボードがないため」だと言っても過言ではないでしょう。
そんなポジションにすっぽりハマるのをイメージして考えたのがこの「Lofree Flow Lite JIS」だと考えています。
あなたもぜひ、「日本語配列のニュースタンダード」を体感してみてはいかがでしょうか。
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