近年ではキーボードのキー配列を自身で設定できるものが増えてきましたが、基本的な設定画面は日本語配列ではなく「英語配列」です。
とりわけ、日本で使われているWindowsでは、デフォルト配列は「JIS Key board (106/109)」となっているため、US配列で設定したキーマップとは出力が異なります。
OSを「日本語」とすることで、入力されたキーコードを元に「日本語配列用の出力」に置き換えていると思われます。
よって、キーマップを変更してかつ、「日本語レイアウト」で利用したい場合は、US配列でどういうキーコードを設定すれば、日本語に設定したOSで意図したものが出力されるのかを視覚的に把握することができれば「いつもの日本語配列」でキー入力ができるでしょう。
ということで、相関表を作ってみました。
参考:https://www.aandd.co.jp/pdf_storage/tech_doc/balance/t_gc_jis_us_keybord.pdf
日本語配列と英語配列の基本的な考え方
基本的な考え方は、英語配列の同部位のキーが日本語配列の同部位と対応しているという形です。
ただし、日本語配列にしかない「¥」「_\」「無変換」「変換」「カタカナ/ひらがな」は、個別にキー設定が必要です。
半角/全角キーは「~」が対応しています。
- Vialローカル版をインスール、もしくはWeb版Vialへアクセスする
- Keyboard Layoutの項目から「Japanese (QWERTY)」を選択する
- ISO /JISのタブを選択する
- 対象文字がオレンジ色でハイライトされている
情報を下さった@catfistさん、@yubinagasaruさん、@kuzumotchiさん、@ymkn_gbfさん、@sago35tkさん、ありがとうございました。
それでは見ていきましょう。
まずはファンクションキーの下の行(R4)から。
特別な設定を行わなければいけないキーは「¥(KC_JYEN)」のみです。
つづいてR3とR2。
エンター周りがちょっとやっかいですが、特殊設定が必要なキーはありません。
R4(Z行)に関しては、「ろ」が英数配列にはないため、「KC_RO」を設定します。
R4(一番下の行)は日本語配列特有のキーの設定が必要です。
無変換は「KC_MHEN」、変換は「KC_HENK」、かなは「KC_KANA」(Windows)
英数は「KC_LANG2」、かなは「KC_LANG1」です。
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