FILCOから初の分割キーボード「Majestouch Xacro M10SP」が発売される

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画像参照元:https://www.diatec.co.jp/shop/xacro/m10sp.php

ダイヤテック株式会社は、FILCOブランド初となる分割キーボード「Majestouch Xacro M10SP」を2023年10月26日から発売することを発表しました。

国産メーカーでは珍しい量産型の分割キーボードということもあり、非常に注目度の高い製品となっています。

本記事では、新発売となったMajestouch Xacro M10SPについて簡単に紹介していきます。

この記事の著者
Kawamura top R

GreenEchoes Studio代表

河村亮介(カワムラリョウスケ)

サイト運営者兼WEBライターとして自社メディアを立ち上げ、現在では複数の法人運営メディアの企画運営を行う。仕事上、ヘビーに文字を打つことが多く効率化を求めるうちにキーボード沼にハマり、「GreenKeys」を開設。

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Majestouch Xacro M10SPの特徴

https://www.diatec.co.jp/shop/xacro/m10sp.php

それでは早速、Majestouch Xacro M10SPの特徴についてみていきましょう。

概要

  • 2023年10月26日に発表予定
  • 価格は23,100円~24,200円(税込)
  • 60%配列にマクロキーが加わったような配列(70%レイアウトと公式では呼称)
  • 有線接続に対応
  • 選択できるキースイッチはCherryのRed/Brown/Blue/Silent Red
  • 日本語配列/英語配列をラインナップ
  • QMK/VIAには非対応となっており、積極的なキーマップ変更は不可
  • ホットスワップ非対応  

注目したい部分

Majestouch Xacro M10SPは、基本的なレイアウトはアローキーを廃した60%をベースとしており、中央部にマクロキーを配置することで、70%レウアウトとして呼称しているのが特徴です。

この中央部に配置された10個のマクロキーの配置については、意匠登録をしてあるなど、かなりの力の入れようが伺えます。

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このマクロキーについては、ソフトウェアで簡単に設定が可能となっているようです。

専用ソフト:FILCO Assist 接続方法はUSB Type-Cを用いた有線のみとなっており、左右間の接続に関してもType-Cケーブルを用いています。

付属しているティルティング用の足の位置をお好み変更することが可能で、奥から手前にかけて傾斜する通常のティルトに加えて、分割した際にテント上になるテンティングにも対応しています。

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キーマップの変更については、ハードウェア方式を採用しており、底面にあるDIPスイッチの組み合わせによって、CapsLockを左CTRLに変更するなどの対応が可能です。

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 Majestouch Xacro M10SP マニュアルデータ [Xacro_M10SP_Manual_A4.pdf] 

日本語配列・英語配列の2種類のモデルを用意しており、4種類のCherry製のキースイッチ(赤軸・茶軸・青軸・静音赤軸)との組み合わせで、合計8種類の中からお好みのモデルを選択できるのも魅力的と言えるでしょう。

また、DIPスイッチ操作によって、基本のQWERTY配列以外にも簡単に他の配列に変更できます。

専用配列キーキャップについては、公式サイトから購入可能です。

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https://www.diatec.co.jp/shop/xacro/m10sp.php

ハードウェアの部分にも力を入れており、打鍵感を向上させるべく、PBT製のキーキャップを採用、シリコンシートを挟み込むなど抜かりがありません。

気になった点

国産の一般販売品としてはかなり珍しい分割キーボードというだけあって、発売日前から各種メディアで取り上げられるなど、注目度の高い本商品だけあって、購入を検討している方も多いのではないでしょうか。

ここからは私が気になった点についてお伝えしていきます。

購入前に確認することで、「買わなければよかった」を避けることができるかもしれませんので参考にしてください。

Kawamura top RKawamura

ほんとこれは好みにもよりますし、魅力的な商品というのは間違いありません。あくまでも私感ですので、参考までにお願いします。

普段自作キーボードを使用している身としては、やはりキーマップ変更の柔軟性の低さがもっとも気になりました。

実機を見ているわけではありませんのでなんとも言えませんが、公式サイトの記述をみる限りでは、GUIでのキーマップ変更には対応していないような印象を受けました。

ハードウェアマクロでオリジナルのキー配列を設定できるような印象を持ちましたが、QMKなどのオープンソースを用いたVIA /Vial /Remapを普段から使用している身としては少々キーマップ変更の柔軟性に乏しいような印象を持っています。

正直なところ、十分過ぎるほどキーがあるたえ、ほぼ一層目のレイヤーでほとんどのキーが入力できると思いますので、気にする方は少ないようにも思いますが‥

ただし、アローキーの位置を変更したい方は特に注意が必要です。

通常の60%キーボードであれば、「WASD」がアローキーとなっていますが、本機は「ESDF」もしくは「IJKL」となっており、感覚的にちょっとキーボード中央部にずれ込んでいます。

これをリマップできるのであればそれほど大きな問題はなさそうですが、ちょっと難しいような印象もあるため、気になる方は注意した方が良いでしょう。

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細かい点ですが、ホットスワップには対応していないため、キースイッチの変更は難しい印象です。

キーキャップについては、US配列モデルであればある程度は変更にも対応できるでしょう。

日本語配列モデルの場合は、Acid Capsあたりであれば対応できる可能性があります。

まとめ

以上、Majestouch Xacro M10SP について簡単に説明してきました。

一般販売品で国産メーカーが分割キーボードを販売するようになるなんて、嬉しい時代が来たものですね。

分割キーボードと言えば、海外メーカーのものも少なく、こだわるのであれば自作キーボードキットを買って組み立てるしか方法がありませんでした。

今回の発売を機に、日本国内でも分割キーボードについての注目度が高くなることを期待しています。

興味がある方は、こちらの記事も併せてご覧ください。

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GreenKeys著者情報

河村 亮介のアバター 河村 亮介 GreenKeys運営責任者/事業代表

WEBサイト運営事業GreenEchoes Studio代表をしています。他社法人メディアの運営ほかキーボードメディアや通信系メディアへの寄稿を行うなど、ウェブライターとしても活動しています。今年はオリジナルキーキャップセットを作る予定。

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