アルミニウム筐体を採用した日本語配列キーボードの入門用におすすめできるかもしれません。
PMO Aurora80 JISは、日本語配列(JIS)とフルCNCアルミニウム筐体を組み合わせた80%テンキーレスレイアウトのメカニカルキーボードです。
WOBKEYのサブブランド「PMO(PMOKEY)」が展開する製品で、同系統のSmackape Impact80とは異なり、アルミニウム筐体による高い質感と、内部構造にこだわった打鍵感を特徴としています。

本機の注目点は、ガスケットマウントとトップマウントを切り替えられるデュアルマウント構造です。
FR4プレートと多層フォーム、Kailh Lunaスイッチを組み合わせることで、低音寄りの落ち着いた打鍵音を実現しています。
さらに、Bluetooth・2.4GHz無線・USB有線の3つの接続方式に対応。QMK/VIAによるキーマップ変更も可能で、日本語配列の実用性とカスタマイズ性を両立しています。
2026年7月30日にMakuakeで先行販売を開始し、9月12日にプロジェクトを終了。
現在は国内での一般販売が始まっており、日本語配列モデルは税込26,500円で取り扱われています。
日本語配列・アルミニウム筐体・80%TKLという組み合わせは、国内市場ではまだ選択肢が限られています。
その中でAurora80 JISは、価格と製品の完成度を両立したモデルとして注目に値する存在でしょう。
本記事では、実際に使用したAurora80 JISの打鍵感・打鍵音、日本語配列の使い勝手、内部構造、購入前に知っておきたい注意点を詳しく検証します。
さらに、WOBKEY Crush80 JISやKeychron Q3シリーズとも比較し、どのようなユーザーに向いているのかを考察します。

- TKL×アルミニウム筐体×日本語配列という希少性
- 秀逸なルックスに魅了される
- デュアル構造で好みに応じた打鍵感を選べる
- 細やかな調整で没入感が持てるRGBライティング
- Thockyを体現したような打鍵感
- カスタマイズ時はネジを外す必要あり(ボールキャッチ式ではない)
- 3.75uスペースバーのため交換用キーキャップが少ない
- 無線接続スイッチはキーキャップを外さないと操作できない
- 持ち運びは困難だと考えた方がよい
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PMO Aurora80 JISの価格・販売情報|一般販売が開始
PMO Aurora80 JISは、2026年9月12日にMakuakeでのクラウドファンディングを終了し、現在は国内で一般販売されています。
日本語配列モデルの販売価格は税込26,500円。カラーはBlackとWhiteの2種類から選択できます。
2026年10月19日時点では、KIBU SHOPやパソコンSHOPアークなどで取り扱いを確認できます。
- 製品名: PMO Aurora80 JIS
- 販売価格: 26,500円(税込)
- 配列: 日本語配列(JIS)
- カラー: Black / White
- 販売形態: 国内一般販売
- 主な取扱店: KIBU SHOP、パソコンSHOPアーク
販売店によって在庫状況が異なるため、購入前に最新の価格と在庫を確認してください。
PMO Aurora80 JISをKIBU SHOPで確認する
Makuakeでの先行販売価格について
Aurora80は、2026年7月30日から9月12日までMakuakeでクラウドファンディングを実施しました。
当時は早割プランが用意され、日本語配列モデルは22,520円(税込)から購入できる設定となっていました。
これはクラウドファンディング期間中の特別価格であり、現在の一般販売価格とは異なります。
一般販売価格の26,500円でも、フルCNCアルミニウム筐体、デュアルマウント構造、3モード接続を備えた日本語配列TKLキーボードとして、競争力のある価格帯だと評価しています。
PMO Aurora80 JISをおすすめできる人
PMO Aurora80 JISは、以下のような人におすすめです。
PMO Aurora80 JISをおすすめしたい人
- 日本語配列×アルミニウム筐体×TKLを探している人
- 打鍵感の良いキーボードを探している人
- 価格に見合った価値を見出せる人
まず、Aurora 80 JISは「日本語配列×アルミニウム筐体×TKL」という非常に珍しい仕様のキーボードです。
これが約25,000円程度で購入できるというのは、知っている人からみたらかなり割安感があるということがわかるでしょう。
「希少な仕様のものが価格以上の価値を感じられる価格で買える」という価値を理解できる方におすすめできるキーボードといえます。
PMO Aurora80JISをおすすめしにくい人
一方で、PMO Aurora80 JISはすべての人に向いているキーボードではありません。
PMO Aurora80 JISをおすすめしにくい人
- キーボードに日本での一般的な価値観をあてはめやすい人
- 持ち運びを検討している人
日本でキーボードを購入するとなると、一般的な予算感はおそらくは1万円5千円程度が上限ではないでしょうか。
そう言った「一般的な」キーボードに対する金銭感覚を持っている方にとって、Aurora 80 JISは大変高価なキーボードだといえます。
このキーボードは、「価値を理解できてこそ安い」と思って購入できる商品です。
レビュー環境
レビュー環境は下記の通りです。
- 接続環境:macOS
- 使用スイッチ:Kailh Luna Switch
- 主な用途:コンテンツ執筆(日本語のタイピング)
キースイッチスペックはこちら▷▷
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| スイッチ名 | Kailh Luna Switch |
| タイプ | リニア |
| ステム素材 | POK |
| トップハウジング素材 | POM |
| ボトムハウジング素材 | POM |
| 押下圧 | 45±10gf |
| 作動点 | 1.8±0.4mm |
| 総ストローク | 3.5±0.3mm |
すべてのキースイッチスペック

| 項目 | Arctic(HMX) | Prism(Kailh) | Luna(Kailh) |
|---|---|---|---|
| タイプ | タクタイル | リニア | リニア |
| ステム素材 | 未公表 | 未公表 | POK |
| トップハウジング素材 | 未公表 | 未公表 | POM |
| ボトムハウジング素材 | 未公表 | 未公表 | POM |
| 押下圧 | 65±10gf | 42±10gf | 45±10gf |
| 作動点 | 1.7±0.3mm | 2.0±0.6mm | 1.8±0.4mm |
| 総ストローク | 3.6±0.3mm | 3.5±0.3mm | 3.5±0.3mm |
Aurora 80には3種類のキースイッチが用意されていますが、配列・カラーによって搭載スイッチが異なります。
今回レビューするJIS配列モデルには、カラーを問わずLuna Switchが搭載されています。
PMO Aurora80 JISはQMK/VIAによるキーマップ変更に対応
PMO Aurora80 JISは、キーボードのキー割り当てを変更できるQMK/VIAに対応しています。
VIAはWebブラウザーからキー配置などをカスタマイズできるツールです。日本語配列キーボードでは、変換・無変換キーを含む最下段のキーや、普段あまり使わないキーの割り当てを変更することで、より自分の使い方に合った環境を構築できます。
VIAの利用には専用JSONファイルが必要
Aurora80 JISでVIAを使用する場合、製品に対応した専用JSONファイルを読み込む必要があります。
JSONファイルやファームウェアは、国内販売元KIBUが公開しているダウンロードセンターから入手できます。
なお、本記事ではVIAの各機能について個別の動作検証までは実施していません。実際の設定方法や利用できる機能については、製品の取扱説明書および配布ファイルを確認してください。
VIAで.jsonファイルを読み込む方法▷▷

VIAへアクセスして、歯車マークをクリック→一番上にある「Show Design tab」のスライダーを「オン」に切り替えます。

Designタブの「Load」からダウンロードした.jsonファイルを読み込みます。

CONFIGUREタブから「Authorize device」をクリックし、USB接続したキーボードを選択するとキーマップ変更ができるようになります。
MOD-TAP(単押し長押し設定)や同時押し設定方法はこちらからご確認いただけます。
打鍵感・打鍵音の評価
- 打鍵音の大きさ:★★★☆☆(そこまで大きくはないが周囲は気になるレベル)
- 音の高さ:やや低い(一般的なキースイッチ同等)
- キーの重さ:通常(45gfは平均的なリニアスイッチの重さ)
- 底打ち感:ミュート感あり
- キーのぐらつき:ふつう
PMO Aurora80 JISのメリット
PMO Aurora80 JISのメリットは下記の5点です。
PMO Aurora80 JISのメリット
- TKL×アルミニウム筐体×日本語配列という希少性
- 秀逸なルックスに魅了される
- 好みに応じて選べる打鍵感(デュアル構造)
- 細やかな調整で没入感が持てるRGBライティング
- Thockyを体現したような打鍵感
TKL×アルミニウム筐体×日本語配列という希少性

Aurora 80 JISの最大のメリットは、非常に稀有なポジションの商品ということです。
80%テンキーレスレイアウト、日本語配列に加えて、アルミニウムボディのキーボードというポジションを持った商品は現在の日本のキーボードマーケットでは、Crush80 JISやKeychron Q3 Ultra 8k JISなどの限られたモデルしかありません。
それらの2つの競合機種と比較しても非常に安価に購入できるという点も優れた利点だと言えます。
さらに、競合より価格が安価だと言って内容については一切の妥協が見られていない点も注目すべきでしょう。
確かに8kポーリングレートこそ搭載していませんが、ゲーミングユースを想定しないのであれば大きな問題にはなり得ません。
Aurora 80 JISは、日本語入力を高品質に楽しみたいTKLファン待望の一台となるでしょう。
また、この手の商品では珍しく、日本語配列でありながらもカラーリングの選択肢が用意されている点も嬉しいポイントですね。

秀逸なルックスに魅了される
Aurora 80 JISは、バックプレートまで含めて非常に完成度が高いキーボードです。
背面のプレートは、ブラッシュドステンレススチールプレートに刻印が刻まれています。

キーボードには実用性が求められるのが常ですが、ハイエンドカスタムキーボードというジャンルでは「審美性」や「所有感」が求められます。
Aurora 80 JISはそう言ったハイエンドカスタムキーボードの要素も踏まえた「玄人にも刺さる」一品と言えそうです。

デュアル構造で好みに応じた打鍵感を選べる

Aurora 80 JISの特徴として、打鍵感の気持ち良さが挙げられます。
「デュアル構造」を採用していることで、ガスケットマウントとトップマウントの2つの打鍵感を、好みに合わせて組み替えることができます。(デフォルトではガスケットマウント、付属のネジを使用して組み替えることでトップマウントへ変更可能です。)
いずれのマウントでも複数層の吸音材を搭載していることから、低音寄りにチューニングされたキースイッチが非常に気持ちよい打鍵感を作り出してくれています。
ガスケットを選択するとやや柔らかな打鍵感となり、トップマウントでは明確な底打ち感覚で明瞭な打鍵感を味わうことができます。
細やかな調整で没入感が持てるRGBライティング
Aurora 80 JISは、RGBライティングを搭載しています。
通常、このコントロールは1つの操作ですべての箇所を集中管理する形のキーボードが多いのですが、Aurora 80 JISはなんと3つの箇所のLEDライティングパターンが独立して管理・調整することが可能です。



これは、ライティングファンにとってはかなり刺さる仕様と言えるでしょう。
また、英語配列版では「フロスト加工済みのクリアキーキャップ」を採用しているため、270°RGBライトバーと合わせて、さらに魅力的なライティングを楽しむことができるでしょう。

Thockyを体現したような打鍵感
Aurora 80 JISは、非常に打鍵音に優れています。
Wobkeyといえば、Rainy75での「雨音のような打鍵音」で一躍有名になったブランドです。
Aurora 80 JISもその系統を色濃く継いでおり、ミュートされたような詰まった打鍵音は癖になります。

フォームの内容については、ボトムケース側からPETボトムシート、Poronケースフォーム、PETフィルム、IXPEスイッチパッド、Poronサンドイッチフォーム、Force Breakフォームと、なんと6層も搭載。
加えて、FR4プレートのしっかりした打鍵感により、全体的なサウンドメイクのクオリティが引き上げられている印象です。
PMO Aurora80 JISの購入前に注意したいポイント
PMO Aurora80 JISの購入前に注意したいポイントとは下記の4点です。
PMO Aurora80 JISのデメリット
- カスタマイズ時はネジを外す必要あり(ボールキャッチ式ではない)
- 3.75uスペースバーのため交換用キーキャップが少ない
- 無線接続スイッチはキーキャップを外さないと操作できない
- 持ち運びは困難だと考えた方がよい
- JIS版はキースイッチの選択ができない
カスタマイズ時はネジを外す必要あり(ボールキャッチ式ではない)
Aurora 80 JISをカスタマイズする際は、ネジを8箇所外す必要があります。
これは、Rainy75 と同じ方式です。
WOBKEYといえば、ZEN65やCrush80に代表されるようなボールキャッチ式のカスタマイズ機構を搭載するイメージとなっていますが、本機にその機構は付属していません。
分解カスタマイズには通常のカスタムキーボードと同様にある程度の時間を要する点は注意しましょう。

3.75uスペースバーのため交換用キーキャップが少ない

Aurora80 JISを購入する際に注意したいのが、キーキャップの互換性です。
本機の日本語配列モデルは3.75uサイズのスペースバーを採用しています。
3.75uは一般的な英語配列キーボードで広く採用されている6.25uや7uとは異なるサイズで、交換用キーキャップの選択肢が限られています。
また、日本語配列のキーキャップセットであっても、必ずしも3.75uスペースバーが含まれているわけではありません。
このため、好みのキーキャップセットを購入しても、スペースバーだけ交換できない可能性があります。
特にキーキャップを含めた外観のカスタマイズを楽しみたい場合は、購入前にスペースバーのサイズや取り付け位置、対応するキーキャップセットの有無を確認することをおすすめします。
標準キーキャップをそのまま使用するのであれば大きな問題にはなりませんが、カスタムキーボードとしての拡張性を考えるうえでは、見逃せないポイントです。
無線接続スイッチはキーキャップを外さないと操作できない
これはWOBKEY系統のキーボードでは定番となっていますが、無線接続の際のオンオフスイッチは、CapsLockキーを外した場所にあります。
よって、無線接続のオンオフ切り替えはキーキャップを外す必要があります。

おそらくは、この仕様を採用しているが故に、この価格を実現できている印象です。
Kawamura側面にスイッチを作ると、その分筐体の切削加工にコストがかかります。
コスト面のみを考えると、この位置が理想的なのかもしれません。
持ち運びは困難だと考えた方がよい
Aurora 80 JISの重量は約2.3kgです。
とても持ち運べる重さではありません。
購入するのであれば、自宅据え置きと割り切ったほうが良さそうです。
JIS版はキースイッチの選択ができない
Aurora 80には3種類のキースイッチが用意されていますが、配列・カラーによって搭載スイッチが異なります。
JIS配列モデルには、カラーを問わずLuna Switchが搭載されており、他のキースイッチは選択できません。
キースイッチの選択肢が用意されているのはUS版だけです。
似たコンセプトのキーボードとの比較
似たコンセプトのキーボードと比較しましょう。
PMO Aurora 80 JISは、日本語配列・TKLレイアウト・アルミニウム筐体という条件を満たす、国内ではまだ希少なプレミアムメカニカルキーボードです。
比較対象としては、同じWOBKEY系のCrush 80 JIS、Keychron Q3 Max JIS、Keychron Q3 Ultra 8K JISなどが挙げられます。
| 製品名 | 価格 | 配列 | 筐体 | 接続方式 | ポーリングレート | 重量 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| PMO Aurora 80 JIS | 26,500円 | JIS / TKL | CNCアルミニウム | USB-C / Bluetooth / 2.4GHz | 未公表 | 約2,280g | 270°ライトバー、8000mAhバッテリー、QMK/VIA+PMO HUB対応 |
| WOBKEY Crush 80 JIS | 41,000円 | JIS / TKL | 6063アルミ合金 / CNC | USB-C / Bluetooth / 2.4GHz | 未確認 | 約2.4kg | Rainy75系の打鍵感を受け継ぐWOBKEY製TKL、VIA対応 |
| Keychron Q3 Max JIS | 43,890円 | JIS / TKL | CNC機械加工アルミニウム | USB-C / Bluetooth / 2.4GHz | 1000Hz | 約2,045g | QMK/VIA対応、定番のアルミTKL、作業用途とゲーム用途のバランス型 |
| Keychron Q3 Ultra 8K JIS | 39,930円 | JIS / TKL | 6063アルミニウムCNC | USB-C / Bluetooth / 2.4GHz | 8000Hz | 未確認 | 8Kポーリングレート対応、ZMK採用、ゲーミング寄りの上位モデル |



Aurora80 JISを選ぶ理由は価格だけではない
Aurora80 JISの魅力は、単純に競合製品よりも安価であることだけではありません。
例えば、Keychron Q3 Ultra 8K JISは高いポーリングレートを特徴とする一方、Aurora80 JISは打鍵感や筐体の質感、RGBライティングなど、日常的なタイピング体験や所有する満足感に重点を置いたモデルです。
また、同じWOBKEY系のCrush80 JISと比較しても、Aurora80 JISは価格を抑えながら、フルCNCアルミニウム筐体やデュアルマウント構造を採用しています。
ただし、価格が安いからといって、すべての面で優れているわけではありません。
ケースの開閉にはネジを外す必要があり、専用スペースバーの互換性にも制約があります。
つまり、Aurora80 JISは最高のスペックを追求する製品というよりも、日本語配列で良好な打鍵感と上質な筐体を楽しみたいユーザーにとって、魅力的な選択肢といえるでしょう。
【写真で見る】PMO Aurora80 JISレビュー
それでは早速、Aurora 80 JISの実際の写真を見ていきましょう。
このようなかなりしっかりしたパッケージに入っています。

今回提供してもらったのはAurora 80 JISのBlackです。
外箱にも技適マークの印字が確認できます。


内容物は、Aurora 80 JIS本体、簡易説明書、取り扱い説明書、アクセサリー類です。
アクセサリー類は横長の箱に入っています。



Type A to Cケーブル、2.4GHz接続用ドングル、予備スイッチ3個、Mac用キーキャップ

まずはキーキャップから見ていきましょう。
キーキャップの素材はダブルショットPBTとなっており、かな印字部分も同色で揃えられています。

おそらくはサブレジェンド部分までダブルショットとなっているような印象です。
Kawamuraこれは非常にコストをかけてしっかり作っているキーキャップという印象です。
ホーミングキーは、バータイプです。






続いてキースイッチです。
キースイッチはKailh Lunaスイッチを採用していました。
リニアタイプ、押下圧は45gfと一般的な軽さであり、LEDティフューザーの拡散レンズが装着されています。


トータルトラベルは3.5mmと通常のキーストロークよりはやや短く設定されています。
トップとボトムハウジングに自己潤滑性の高いPOM素材を用いつつ事前潤滑も施されているため、かなりスムーズな打鍵感を味わうことができました。

スイッチプレートはFR4素材となっており、スリット入りを採用しています。

このようにスリットが入っているため、通常のFR4プレートを採用したキーボードと比較しても柔らかい打鍵感ですね。


マウント方法についても見ていきます。

このように、スイッチプレート端にシリコンソックスを履かせて上下ケースで挟み込む「シリコンソックスガスケット構造」を採用しています。

また、トップケースとスイッチプレートを直接ネジ止めする「トップマウント」にも対応しています。

硬めの打鍵感が良い方は、自分で組み換えてみるのも面白いでしょう。

なお、Wobkey Crush 80やZEN65とは異なり、ボールキャッチマウント構造ではないため、トップケースを外して内部構造にアクセスするためにはネジを8本外す必要があるため注意が必要です。

吸音材および内部構造についても見ていきます。
このように、スイッチプレートとPCBの間には吸音フォームがサンドイッチされています。

PCB裏面。
スイッチのホットスワップソケットはKailh製ではなく、派生品のように見受けられます。

PCBの下にも吸音フォームが設置されています。

さらに、ボトムケース直上にもフォームが設置されており、合計3枚もの吸音フォームが備えられていました。

細かい部分ですが、基板部分と接続端子部分はフラットケーブルで接続されています。
ドーターボード構成となっている点も、ガスケットマウントによる打鍵ムラを防ぐ上で有効な点と言えそうです。


さらに細かな点ですが、独立したRGBコントロールができる特殊キー下部分はかなり密度高くLEDが埋め込まれているのが印象的です。


CapsLock下には無線接続のオンオフスイッチが搭載されています。
これに関しては賛否が分かれる部分ではあります。
WOBKEY系のキーボードの多くはこの設計になっている点は注意が必要かもしれません。

全体的な外観を確認していきます。
オーソドックスな日本語配列となっており、Z行のずれに関してもANSIレイアウトに準じた形になっている点はポイントが高いですね。
Mac用の交換用キーキャップが付いている点もユーザーへの配慮がなされています。
スペースバーは3.75uサイズとなっており、交換用キーキャップの流通は少ない印象。

手前側の高さは約2cmと、メカニカルキーボードとしては一般的な高さです。
ケース全体は黒に見えますが、ラメっぽい塗装がされています。


パームレスト利用を前提とした方が使い心地が良いでしょう。


やはり、TKLレイアウトは、エンターキーの下に十分なサイズで右シフトキーがあるのがいいですね。
操作性が良さそうです。
また、ワンポイントアクセントとして、特殊キーの下に丸いLEDライティングがあります。

この部分のみ、独立したライティングコントロールができるのも見逃せません。

採用しているキーキャップのプロファイルはCherryプロファイルとされています。
使い慣れたプロファイルとなっており、タイピングで違和感を感じることは少なそうです。

ティルトレッグなし、タイピングアングルは約7度で固定となっています。

この側面から背面部分も独立したライティングコントロールができる点はかなり珍しいですね。

ケース側面の角のR処理も非常に美しいです。


背面にはUSB Type-C挿入口がひとつのみで、それ以外にスイッチ類はありません。
アルミケースに穴を開けるという工程を避けてコストを削減しつつ、それをライティングという形で昇華したケースデザインは色々な側面から見ても非常に学びが大きいですね。

ケース裏面についても見ていきましょう。
ケース裏面はゴム脚が4箇所、PMO LAB表記のバッジが埋め込まれたシンプルな外観となっています。

注目すべきはこのバックプレートですね。
この価格帯でここまで造形が凝ったものを採用しているキーボードは非常に稀です。

バックウェイトはステンレス製となっており、ヘアラインに加えてロゴの刻印があるなど、シンプルながらも非常にクールなルックスが魅力的。


キーボードの背面は普段は見ることはありません。
しかし、ハイエンドカスタムキーボードというジャンルでは、こう言った部分にこだわりを見せることで、「審美性」を重要視する文化があります。

こういったハイエンド由来の文脈をこの価格帯のキーボードで味わうことができるのは素晴らしいですね。
所有欲を満たす一台となりそうです。

デスクに置いた雰囲気はこちら。




PMO Aurora80 JIS スペック概要

以下はMakuakeで公開されているJIS配列モデルの仕様と、実機確認に基づく概要です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 製品名 | PMO Aurora 80 |
| ブランド | PMO (WOBKEYサブブランド) |
| 配列 | 80% TKLレイアウト |
| ケース素材 | CNCアルミニウム |
| 本体重量 | 約2.3kg |
| サイズ | 360mm x140mm x 34mm |
| マウント構造 | ガスケットマウント / トップマウント対応 |
| プレート素材 | FR4 |
| 接続方式 | USB-C有線 / Bluetooth / 2.4GHz無線 |
| バッテリー | 8000mAh |
| スイッチ | ホットスワップ対応 JIS版ではLunaスイッチのみ |
| RGB | キーごとのRGBバックライト 側面および背面に配置された「270°ライトバー」 アローキー付近の丸型LED (いずれも独立したライティングが可能) |
| ソフトウェア | QMK / VIA対応 PMO HUB対応 ※VIAの使用にはKIBUが配布するAurora 80専用.jsonファイルが必要 |
| キーキャップ | ダブルショットPBT、Cherryプロファイル (日本語配列のみ。英語配列はフロストクリアキーキャップ) |
| 対応OS | Windows / macOS / iOS / iPadOS / Android / Linux |
| カラーバリエーション | White / Black(日本語配列) Blue / Purple(英語配列) |
| 技適 | 取得済み |
| 製品保証 | 商品発送から180日間 |
付属品
- ダストカバー ×1
- 専用収納ボックス ×1
- 配列カード ×1
- キーキャップ・スイッチ兼用プラー ×1
- USB Type-Cケーブル ×1
- 日本語・英語取扱説明書 ×1
- 2.4GHzワイヤレスレシーバー ×1
- 予備スイッチ ×3
- ゴムリング ×8
- TOP構造変更用予備ネジ ×8
まとめ|Aurora80 JISは日本語配列の高品質アルミTKLを探している人におすすめ
以上、PMO Aurora80 JISのレビューをお伝えしてきました。
本機の最大の魅力は、フルCNCアルミニウム筐体、80%TKL、日本語配列という組み合わせを、税込26,500円という価格帯で実現していることです。
約2.3kgの重厚な筐体と美しい外観に加え、Kailh Lunaスイッチと多層フォームが生み出す低音寄りの打鍵音は、本機を選ぶ大きな理由になるでしょう。
また、ガスケットマウントとトップマウントを切り替えられる構造も魅力的です。単なる完成品キーボードとしてだけでなく、好みの打鍵感を追求する余地があることも評価できます。
一方で、3.75uスペースバーによるキーキャップ互換性の制約や、分解時にネジを外す必要がある点、約2.3kgという重量には注意が必要です。
総合すると、Aurora80 JISは以下のようなユーザーにおすすめできます。
- 日本語配列の80%TKLキーボードを探している人
- アルミニウム筐体の質感や重量感を重視する人
- 低音寄りの落ち着いた打鍵音を好む人
- 3万円以下で高品質なメカニカルキーボードを購入したい人
- デスクに据え置いて長く使えるキーボードを探している人
一方、頻繁に持ち運ぶ人や、キーキャップを自由に交換したい人には、必ずしも最適な選択肢ではありません。
Greenkeysとしては、Aurora80 JISを「日本語配列で上質なタイピング体験を楽しめる、価格と完成度のバランスに優れた一台」と評価します。
日本語配列のアルミニウム製キーボードを検討しているのであれば、ぜひ候補に入れてほしい製品です。
現在はMakuakeでの先行販売を終了し、国内で一般販売されています。
PMO Aurora80 JISの価格・販売情報をKIBU SHOPで確認する
- 初回公開日:
- 最終更新日:
- 取材方法:メーカー公式リリース・公式SNS投稿参照
- 参照・引用元:https://kibushop.com/products/pmokey-aurora80
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