2026年8月1日、米国のキーボードブランド「Wired In」は、磁気式キーボード「Protagonist HE」の販売を開始したことを発表しました。
販売価格は189ドルです。
販売形態は「ストック販売」となっています。
Protagonist HEは、Wired Inが展開してきたカスタムキーボード「Protagonist」のデザインを受け継ぎながら、Geonworksの磁気式PCB「Venom 60HE」を搭載したモデルです。
6063アルミニウム製の3ピース筐体を採用し、トップマウントとガスケットマウントの2種類に対応。8,000Hzポーリングレートやラピッドトリガー、アクチュエーションポイントの調整にも対応します。
これまでGreenkeysでも発売までの経過を追ってきました。

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Protagonist HEの販売情報

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 製品名 | Protagonist HE |
| 販売価格 | 189ドル |
| 発売日 | 2026年8月1日(米国時間) |
| カラー | Carbonite/Raven |
| 販売形態 | キーボードキット |
| 販売元 | Wired In |
| キースイッチ | 付属しません |
| スタビライザー | 付属しません |
| キーキャップ | 付属しません |


※価格や販売状況は変更される場合があります。購入時に商品ページをご確認ください。
Protagonist HEの内容物
- Protagonist HEのアルミニウム筐体
- Venom 60HE PCB
- アルミニウム製スイッチプレート
- トップマウント用パーツ
- ガスケットマウント用パーツ
- フォーム類
一方、組み立てに必要な次のパーツは付属しません。
- 磁気式キースイッチ
- ねじ込み式スタビライザー
- キーキャップ
つまり、購入できるのは完成品ではなく、磁気式キーボードを組み立てるためのキットです。
対応する磁気スイッチ、7Uスペースバーを含むTsangan配列対応キーキャップ、スタビライザーを別途用意する必要があります。
実際に使用できる状態とするためには別途パーツを自身で用意しなければいけないため注意が必要です。
Geonworks Venom 60HEを搭載
Protagonist HEには、Geonworksが開発した磁気式PCB「Venom 60HE」が搭載されています。
公称仕様では、8,000Hzのポーリングレートと、キーごとに14,000Hzで入力を読み取るスキャンレートに対応。
イテンシーは0.16msとされています。
アクチュエーションポイントやラピッドトリガー、キーごとの入力設定は、Webブラウザ上の「venom.how」から変更可能です。
専用ソフトウェアをPCへインストールする必要はありません。
| 項目 | 仕様 |
|---|---|
| PCB | Geonworks Venom 60HE |
| 入力方式 | ホールエフェクト・磁気式 |
| 接続方式 | USB Type-Cによる有線接続 |
| ポーリングレート | 最大8,000Hz |
| スキャンレート | キーごとに14,000Hz |
| 公称レイテンシー | 0.16ms |
| プロセッサー | RISC-V 32bit |
| 設定方法 | venom.how |
| レイアウト | 7U Tsangan |
| ホットスワップ | 対応 |

なお、商品ページでは「ホットスワップ対応」と案内されていますが、使用できる磁気スイッチの種類や互換性については、購入前にVenom 60HE側の対応情報を確認した方がよいでしょう。
6063アルミニウム製の3ピース筐体
Protagonist HEは、トップケース、ボトムケース、ウェイトで構成される3ピース構造を採用しています。

トップケースには、従来のProtagonistで採用されてきた「Keyframe」デザインを継承。
エッジやラインを調整し、Wired Inが掲げるネオインダストリアル・ブルータリズムのデザインへ仕上げたと説明されています。
このあたり、トレンドをよく掴んでいますね。
ブルータリズムを公言しているという点では、Atelier MagnusのSlate Zeroにも通じる部分があります。
主要な筐体パーツには、6063アルミニウムを採用しています。
| 構成部品 | 素材・仕様 |
|---|---|
| トップケース | 6063アルマイト処理アルミニウム |
| ボトムケース | 6063アルマイト処理アルミニウム |
| ウェイト | 6063アルマイト処理アルミニウム |
| スイッチプレート | アルミニウム |
| ガスケット | シリコーン |
| ボトムケースの刻印 | アルミニウムへの直接彫刻 |
底面のWired Inロゴは別パーツによるインレイではなく、アルマイト処理されたアルミニウムへ直接彫刻されています。

トップマウントとガスケットマウントを選択可能
Protagonist HEには、2種類のマウント方式に必要なパーツが同梱されています。
ひとつは、硬めで安定した打鍵感を狙った「トップマウント」。
もうひとつは、より柔らかな打鍵感を狙った「ガスケットマウント」です。
購入後に追加パーツを用意することなく、好みに応じて組み替えられます。
磁気式キーボードでは、スイッチとPCB上のセンサーとの距離が入力検出へ影響します。
そのため、一般的にはプレートとPCBの位置関係を固定しやすい構造が向いています。
Protagonist HEがガスケットマウント時のたわみと、Venom 60HEの入力精度をどのように両立しているのかは、実機で確認したいポイントです。
これを見るか限りでは、スイッチプレートを介したガスケットマウント構造に見えます。中央や背面部分にボトムプレートまで突き抜けるような構造物も見られるため、これを軸にスイッチプレートとPCB間の距離を一定に保っているのかもしれません。

まとめ
以上、Wired Inの新作磁気式キーボード「Protagonist HE」についてお伝えしてきました。
これまでゲーミングキーボードといえば、LEDを全面に出した「いかにもゲーミング」というようなルックスのものがほとんどでした。
一方で、Protagonist HEは、磁気式でありながらも上品で、まさにWired Inらしさを感じるキーボードだと感じます。
Lofree Hyzenなど、昨今では意匠性の高いゲーミングキーボードが続々と登場してきています。
その中でもWired InのProtgonist HEは極めて目を惹くキーボードと言えそうです。
- 初版執筆日:2026年8月2日
- 最終更新日:2026年8月2日
- 取材方法:メーカー公式ページ・公式SNS投稿参照
- 参照・引用元:
- 利益相反:商品提供:なし 本稿収益化リンク:あり

