Keychron C75 TMR 8Kが国内発売|TMRセンサー・日本語配列・8,000Hz対応で13,970円

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この記事の位置づけ
本記事は、新製品・販売開始・仕様更新・キャンペーンなどの事実整理を目的としたニュース記事です。実機を用いた長期レビューや評価記事ではありません。提供・広告・収益化に関する情報がある場合は、本記事内に明記します。

2026年7月27日、コペックジャパンは、TMRセンサーを採用した磁気式キーボード「Keychron C75 TMR 8K」の国内販売を開始したことを公式Xにて告知しました。

価格は13,970円(税込)。

日本語配列の75%レイアウトを採用し、最大8,000Hzのポーリングレート、0.01mm単位のアクチュエーションポイント調整、ラピッドトリガーなどに対応します。

最大の注目点は、「TMR(トンネル磁気抵抗)センサー」を採用していることでしょう。

TMRセンサーは、磁気信号をより明瞭に読み取りやすく、ノイズを抑えながら細かな押下位置を検出できる設計上の利点を持つとされています。

参考:https://superkopek.jp/pages/tmr-vs-hall-effect-magnetic-keyboard

TMRセンサー、日本語配列、8,000Hzポーリングレートを備えた磁気式キーボードとして、かなり手に取りやすい価格です。

Keychron Cシリーズは、有線接続に限定することでコストパフォーマンスを最大限に高めたシリーズと捉えることが可能です。

今回りリースされたC75 TMR 8Kは、気軽にTMRセンサー搭載磁気式キーボードを試したい方に向いていそうですね。

Keychron C75 TMR 8KをSUPER KOPEKで確認する

Table of Contents

Keychron C75 TMR 8Kの価格・販売情報

項目内容
製品名Keychron C75 TMR 8K
価格13,970円(税込)
配列日本語配列(JIS)
キー数87キー
カラーブラック/ホワイト
スイッチKeychron Ultra-Fast Lime磁気スイッチ
接続方式USB Type-Cによる有線接続
販売ページSUPER KOPEK

本稿執筆時点では、日本語配列モデルのみが掲載されています。

カラーはブラックとホワイトの2色。どちらもKeychron Ultra-Fast Lime磁気スイッチを搭載します。

やはり注目すべきは価格の安さでしょう。

有線接続だけに絞ってコストを削減するだけでなく、ボディ素材をプラスチックに限定することで、さらに製造コストを下げていると見られます。

一方で、キーキャップにはOSAダブルショットPBTを採用、ねじ込み式PCBスタビライザーを採用するなど、ハード面でのクオリティは保たれてますね。

底面のチルトスタンドによる角度調整にも対応しているようです。

Greenkeys fabicon topGreenkeys Office

マウント方式について言及されていませんが、特別な配慮が不要なトップマウントとなっている可能性がありそうですね。
吸音材も搭載しており、打鍵感は悪くなさそうです。

TMRセンサーを採用した75%日本語配列キーボード

Keychron C75 TMR 8Kは、ファンクション列と独立した矢印キーを残した75%レイアウトのキーボード。

c75 a6

キーレイアウトとしては、上位機種のQ1ライクなものとなっており、右シフトキーを圧縮することでアローキーを特殊キーの幅まで抑えているのが大きな特徴といえます。

磁気式キーボードというと、これまでは「HE(Hall Effect/ホールエフェクト)」という名称が広く使われてきました。

ただし、磁気式キーボードとホールエフェクトは、厳密には同じ意味ではありません。

磁気式キーボードは、スイッチ内部の磁石とPCB上のセンサーを使い、磁界の変化からキーの押し込み量を読み取るキーボードの総称です。

ホールエフェクトとTMRは、その押し込み量を検出するために使われるセンサー方式の違いにあたります。

TMRとホールエフェクトは何が違う?

ホールエフェクトセンサーは、磁界によって生じる電圧の変化を利用して、スイッチの押し込み量を検出します。

一方、TMRは「Tunneling Magnetoresistance」の略称です。日本語では「トンネル磁気抵抗」と呼ばれます。

TMRセンサーは、磁界によって素子の電気抵抗が変化する性質を利用して、磁石の位置を読み取ります。

コペックジャパンの解説では、両方式の違いについて次のように整理されています。

比較項目ホールエフェクトTMR
検出方法磁界による電圧変化磁気抵抗の変化
信号比較的小さく、増幅する設計も多い大きく明瞭
ノイズ増幅時に影響を受ける場合がある比較的少ない
連打時の安定性高いさらに安定させやすい
消費電力設計によって高くなる抑えやすい
ラピッドトリガー対応可能より細かく安定させやすい

TMRは、より明瞭な信号を得やすく、ノイズを抑えながら細かな押下位置を安定して読み取れる設計が可能になると説明されています。

TMRセンサーとホールエフェクトの違いを見る(コペックジャパンサイトへジャンプします)

TMRなら必ずホールエフェクトより高性能とは限らない

ここで注意したいのは、TMRセンサーを搭載しているだけで、すべてのホールエフェクトキーボードより優れた性能になるわけではないことです。

磁気式キーボードの実際の性能や操作感は、センサー方式だけでなく、次の要素にも左右されます。

  • スイッチ内部の磁石とセンサーの位置関係
  • ステムの揺れや動作の安定性
  • キャリブレーション
  • MCUの処理性能
  • ファームウェア
  • 設定ソフトウェア
  • ポーリングレート
  • キーボード全体の構造

コペックジャパンの解説ページでも、「実際の性能や体感差は製品全体の設計に左右される」と明記されています。

したがって、TMRはホールエフェクトの単純な上位互換というよりも、「より明瞭な磁気信号を得やすく、細かな押下位置を安定して検出するための新しい選択肢」と捉えた方が良さそうです。

最大8,000Hzのポーリングレートに対応

Keychron C75 TMR 8Kは、最大8,000Hzのポーリングレートに対応します。

Keychron Launcherから、次の3段階で変更できます。

  • 1,000Hz
  • 4,000Hz
  • 8,000Hz

ゲーミング性能を求めるのであればポーリングレートが高いほど低遅延の方が有利になるとされています。

そういった面では、有線接続に割り切ってコストを抑えた本機は、非常にバランスの取れた一台とも言えそうです。

アクチュエーションポイントを0.01mm単位で設定可能

各キーのアクチュエーションポイントは、0.1mmから3.35mmまでの範囲で変更できます。

設定単位は0.01mmです。

「0.01mm単位で設定できる」ことと「実際の押下位置を常に0.01mmの精度で検出できる」ことは同じではありません。センサーの測定精度として0.01mmが保証されているとは明記されていない点は注意しましょう。

ラピッドトリガーやスナップクリックに対応

C75 TMR 8Kは、磁気式キーボードで利用される主要なゲーミング機能に対応します。

  • ダイナミック・ラピッドトリガー
  • SOCD
  • スナップクリック
  • DKS(ダイナミックキーストローク)

磁気式キーボードでは当たり前となってきた機能がしっかりと搭載されている点は非常に嬉しいですね。

Keychron Launcherからブラウザ上でキーマップ・マクロ・ゲーミング設定が可能

各種設定には、ブラウザ上で動作する「Keychron Launcher」を使用します。

HE Mode of C75 HE 8K on Launcher jpg

Launcherでは、次のような設定が可能です。

  • キーのリマッピング
  • アクチュエーションポイント
  • ラピッドトリガー
  • SOCD
  • スナップクリック
  • DKS
  • マクロ
  • RGBバックライト
  • ポーリングレート

利用時は、最新バージョンのChrome、EdgeまたはOperaでLauncherを開き、キーボードを有線接続します。

Windowsだけでなく、macOSとLinuxにも対応しています。

OSに依存しないWEBブラウザで各種設定ができるのは、環境に左右されません。

Keychron Ultra-Fast Lime磁気スイッチを搭載

スイッチには、工場出荷時に潤滑された「Keychron Ultra-Fast Lime磁気スイッチ」を採用します。

c75 3

スイッチは取り外して交換できます。

ただし、現時点では「Keychron Ultra-Fast Lime磁気スイッチのみに対応」と明記されています。

これはおそらくは、専用のTMR対応スイッチが必要となるだけでなく、キースイッチによってキャリブレーションが必要となり、そのソフトウェア側の整備が完了していない可能性が考えられます。

Keychron C75 TMR 8Kの主なスペック

項目仕様
レイアウト75%・日本語配列
キー数87キー
接続方式USB Type-C有線接続
ポーリングレート1,000Hz/4,000Hz/8,000Hz
アクチュエーション範囲0.1~3.35mm
設定単位0.01mm
磁気センサーTMRセンサー
スイッチKeychron Ultra-Fast Lime磁気スイッチ
スイッチ交換ホットスワップ対応
対応スイッチUltra-Fast Lime磁気スイッチのみ
キーキャップOSAダブルショットPBT・非透過
バックライトRGB
ケース素材プラスチック
スタビライザーねじ込み式PCBスタビライザー
MCUAT32F402RCT7-7
対応OSmacOS/Windows/Linux
サイズ約325×145mm
前方高さ約19.7mm
後方高さ約29.1mm
カラーブラック/ホワイト
価格13,970円(税込)

Keychron C75 TMR 8Kまとめ

以上、Keychron C75 TMR 8Kのリリースについてのニュースをお伝えしてきました。

このスペックで15,000円を下回る価格が実現できるのは、さすがKeychronですね。

非常に競争力が高い価格設定です。

気になった方はぜひ公式サイトも確認してみてください。

Keychron C75 TMR 8KをSUPER KOPEKで確認する

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河村 亮介のアバター 河村 亮介 Greenkeys chief editor

日本のキーボード専門メディア「Greenkeys」編集長。GreenEchoes Studio代表。

メカニカルキーボード、自作キーボード、入力デバイスに関するレビュー・取材・検証・撮影・執筆を担当しています。これまで100製品以上をレビューし、日本語配列キーボードの互換性問題や国内市場動向についても継続的に情報発信しています。

日本語配列キーボードの互換性向上を目的とした業界連携プロジェクト「Japan Layout Alliance(JLA)」を設立し、国内外メーカーと協力した活動も行っています。

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