TacType Ceramic Keycapsレビュー|ジルコニアセラミックという選択肢

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この記事の位置づけ
本記事は、実機使用または継続検証に基づくレビューです。使用感や評価には筆者の主観を含みますが、編集方針に基づき、提供・広告・収益化の有無を明示したうえで執筆しています。製品提供・広告出稿・アフィリエイトリンクの有無は、本記事内に明記します。

最近では、キーキャップ素材に「セラミック」という選択肢が加わりつつあります。

セラミック素材を使ったキーキャップは、ABSやPBTといった一般的な樹脂製キーキャップとは異なる硬質な触感、ひんやりとした質感、そして独特の打鍵音を持ち、キーキャップ素材そのものが打鍵体験に影響することを示しました。

今回紹介するTacType Ceramic Keycapsは、ジルコニアセラミックを採用している点を特徴とする製品です。

セラミックキーキャップの元祖である「Cerakey」は、アルミナセラミックをキーキャップ素材として採用しており、レジェンドとして存在する彼らのキーキャップは、セラミックキーキャップのマイルストーンとなっているといっても過言ではありません。

TacType Ceramic Keycapsの見どころは、セラミックキーキャップであることそのものではなく、Cerakeyとは異なるジルコニアセラミックを採用している点にあります。

Cerakeyがセラミックキーキャップというジャンルを広げた存在だとすれば、TacTypeはその中で「ジルコニアセラミック」という素材差を打ち出すブランドといえるでしょう。

本記事では、セラミックキーキャップの新たな選択肢を提示した「TacType」のキーキャップについてレビューしていきます。

TacTypeとは

  • ジルコニアセラミック製キーキャップを展開する新興ブランド
  • 素材は95% Zirconia Ceramic
  • Cherry Profile
  • ANSI配列向け
  • MX互換スイッチ対応
  • White Glossy /White Matte/ Black Glossy / Black Matte の4種類を展開
  • Side PrintとBlankから選択可能
  • Full / TKL / 60% / Alphas / Modifier / RX1Uなどのキット展開
  • 発売日:
    • ホワイト:2026年5月19日
    • ブラック:2026年6月中
  • Full Kitが74ドル、TKL Kitが59ドなど購入しやすい価格帯
  • リリース後3日間は特別価格で販売

本記事では、TacTypeとの提携により読者向けクーポンを掲載しています。59ドル以上の注文で利用できる5ドル割引クーポンで、セール時でも併用可能です。

クーポンコード「GREENKEYS」を使用すると$59.00以上の注文で$5.00オフ

TacType Ceramic Keycapsはプロモーション目的で提供されました。Greenkeysから成約した場合、運営元のGreenEchoes Studioが紹介対価として収益を得る場合があります。製品の評価はGreenkeysの編集方針に基づき、実際の使用感をもとに記載しています。

TacType Ceramic Keycaps
TacType 2
総合評価
( 4.5 )
メリット
  • セラミックキーキャップとして価格が抑えられている
  • ジルコニアセラミックという素材差がある
  • 表面の均一性が高く、特にGlossyタイプの質感が美しい
  • PCステムによる柔らかいバックライト透過を楽しめる
  • スペースバー用の補助スプリングが同梱されている
  • Full Kitだけでなく、分割キットで部分導入しやすい
デメリット
  • スペースバーの重量には注意が必要
  • Matteタイプはスクラッチに注意したい
  • 基本的にはANSI配列向けで、日本語配列にはそのまま使いにくい
  • 黒系キーキャップは白系と比べてバックライト透過が控えめ
  • Cerakeyとは白の色味が異なる
  • 打鍵音の違いは劇的ではない
タップできる目次

TacType Ceramic Keycapsとは

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TacType Ceramic Keycapsは、ジルコニアセラミックを採用したキーキャップセットです。

一般的なキーキャップで多く使われるABSやPBTとは異なり、セラミック素材ならではの硬質感、なめらかな触感、重量感を特徴としています。

ラインナップは、フルサイズ向けのFull Kit、TKL向けのTKL Kit、60%向けのSplit Kit-60、アルファキーやモディファイアキーを個別に選べるSplit Kit、さらに1Uキー4個セットのRX1U Kitなどが用意されています。

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カラーはWhiteとBlack、表面仕上げはGlossyとMatte、レジェンドはBlankとSide Printから選択可能です。

項目内容
ブランドTacType
製品名Ceramic Keycaps
素材95% Zirconia Ceramic
ステムPC Plastic
プロファイルCherry Profile
対応スイッチCherry MX互換スイッチ
レイアウトANSI
カラーWhite / Black
仕上げGlossy / Matte
レジェンドBlank / Side Print
キットFull / TKL / 60% / Alphas / Modifier / RX1U
価格Full $74、TKL $59、60% $39、Alphas $33、Modifier $26、RX1U $6.99
保証製造上の欠陥に対する1年間限定保証

発売日

  • ホワイト:2026年5月19日23時(日本時間)から
  • ブラック:2026年6月中

セール期間:5月19日23時ー5月22日23時まで

クーポンコード「GREENKEYS」を使用すると$59.00以上の注文で$5.00オフ

キット構成と価格

キット価格キー数想定用途
Full Kit$74123キーフルサイズ向け
TKL Kit$59101キーTKL / 75% / 65% / 60%など
Split Kit-60$3971キー60%クラス向け
Split Kit-Alphas$3356キーアルファキー中心
Split Kit-Modifier$2645キー修飾キー中心
RX1U 4 pcs$6.994キー差し色・追加用

発売から3日間は特別価格で購入可能です。よって5月22日23時までが割引対象期間です。

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TacTypeはフルセットだけでなく、AlphasやModifierといった分割キットも用意しています。

すべてのキーを置き換えるだけでなく、アルファキーだけ、モディファイアだけ、あるいは一部の1Uキーだけをセラミック化する使い方もできる点は嬉しいですね。

プロファイルは一般的なCherryライクなものとなっているため、既存のキーキャップと組み合わせることも想定できるでしょう。

重さについて

キーサイズ重量
1U4〜4.5g
1.25U〜1.75U5〜6.5g
2U〜2.75U7.5〜9.5g
6.25U Spacebar25g

セラミックキーキャップは、通常の樹脂製キーキャップと比較するとかなり重量感があります。

1Uキーでも4〜4.5g、6.25Uスペースバーでは25gとされており、一般的なABS/PBTキーキャップと比べると明らかに重い構成です。

キーキャップの重量は、打鍵音だけでなく、スイッチの戻り感やスタビライザーの挙動にも影響する点は事前に確認すべきポイントと言えるでしょう。

特に軽いキースイッチでは戻りが遅くなる可能性があります。

Greenkeys fabicon topGreenkeys Office

編集部で検証したキースイッチの押下圧は42gfでしたが、戻りに大きな影響はありませんでした。
しかし、スペースバーに関しては戻りに影響があったため、押下圧が大きいキースイッチへ変更しました。
これ以外にも付属しているバネを入れる方法でも良いでしょう。

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Cerakeyと比較

やはり気になるのは、先駆者であるCerakeyとの違いです。

下記にスペック上の違いをまとめました。

項目TacTypeCerakey
主な素材ジルコニアセラミックアルミナセラミック
主成分ZrO2Al2O3
ブランドの立ち位置新興セラミックキーキャップブランドセラミックキーキャップの代表的ブランド
特徴靭性、密度、重厚感を打ち出しやすい硬度、耐摩耗性、既存評価の多さ
プロファイルCherry ProfileCherry Profile
ステムPC PlasticABS Plastic

アルミナセラミックは硬度や耐摩耗性に優れた工業用セラミックとして知られています。

一方、ジルコニアセラミックは靭性、つまり割れや欠けに対する粘り強さに優れる素材として知られています。

ジルコニアセラミックとアルミナセラミックの違い

比較項目ジルコニアセラミックアルミナセラミック
主成分酸化ジルコニウム / ZrO2酸化アルミニウム / Al2O3
代表的な特徴粘り強さ、破壊靭性の高さ、高級感のある質感硬さ、耐摩耗性、安定性、工業用途での実績
割れ・欠けへの強さ比較的強い傾向硬いが、衝撃では欠けや割れに注意
硬度一般にはアルミナよりやや低い場合が多い非常に高い
重量感アルミナより密度が高く、重くなりやすいジルコニアより軽めになりやすい
質感の方向性高密度でなめらか、宝飾品・時計・歯科材料などの文脈に近い工業用セラミック、食器・碍子・耐摩耗部品などの文脈に近い

ジルコニアセラミックは、酸化ジルコニウムを主成分とするファインセラミックスの一種という位置付け。

一般的には、高い強度や靭性、なめらかな質感を特徴とし、歯科材料、時計、装飾部品などにも使われる素材として用いられているようです。

実際のキーキャップとしての違い

下記の比較軸で、CerakeyとTacTypeを検証してみました。

検証項目見るべきポイント
価格各キットの価格の違い
触感ひんやり感、なめらかさ、Glossy / Matteの違い
打鍵感重量による沈み込み、戻り感、指への反発
打鍵音低音化するか、硬質な響きが出るか
重さによるスイッチへの影響軽いスイッチで戻りが鈍くならないか
装着精度ステムの硬さ、ぐらつき、抜き差しのしやすさ
外装耐性指紋、皮脂、拭き取りやすさ
バックライトセラミック越しの光り方、RGBとの相性
色味について同じ白でも色温度が異なる点に注目

価格

価格に関しては、TacTypeの方が競合と比較して競争力があるといえそうです。

比較項目TacType Full KitCerakey V2 Full Set
通常価格$74.00$140.00
クーポン適用後$69.00
TacTypeとの差額+$66
キー数123キー114キー
素材ジルコニアセラミックアルミナセラミック
比較項目TacType TKL KitCerakey V2 TKL相当
通常価格$59.00$108.00
クーポン適用後$54.00
TacTypeとの差額+$49
キー数101キーA+B構成
素材ジルコニアセラミックアルミナセラミック

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触感と打鍵感

触感はCerakeyもTacTypeも大きな違いがありません。

セラミックの硬い感じや、冷たい印象は同じです。

一方で、指先に汗をかいた時に滑りやすさについてはCerakeyの方が若干スムーズな印象を持ちました。

ただし、本当にわずかの差です。

打鍵音

こちらの動画をご覧ください。

使用キーボード:TPS40

編集部の主観とはなりますが、TacTypeの打鍵音はCerakeyよりも若干軽い印象です。

ただし、それはあくまでもCerakeyと比較した時であり、セラミック特有の「低くコトコト」という二ュアンスは同一です。

一方で、Keychronのセラミックキーキャップの打鍵音は、TacTypeよりももう少し軽快な印象を持ちました。

重さによるスイッチへの影響

セラミックキーキャップは、通常の樹脂製キーキャップよりも重量があります。

編集部での検証では、42gfのリニアキースイッチを用いた場合、スペースバーのみキースイッチの戻りに遅延が確認されました。

これはスペースバーの重量が25gと非常に重いためだと推察されます。

この現象はCerakeyだけでなく、金属製のキーキャップでも見られました。

TacTypeでは対策として、既存キースイッチを置き換えなくても戻りが悪くなる問題を解決できるようにスプリングを同梱しています。

TacType 34
Greenkeys fabicon topGreenkeys Office

Cerakeyは押下圧の重いキースイッチを同梱するアプローチをしています。

装着精度

TacType 65

TacTypeはPC(ポリカーボネート)製、CerakeyはABS製のステムを採用しています。

TacTypeはキーキャップ裏面に全面接地するような接着方法をとっていますが、Cerakeyは埋め込むような接着方法をとっているように見えます。

ステムの精度としてはほとんど大差は見られませんが、おそらくは素材特性上、PCの方がキースイッチに装着しやすく抜けやすい印象を持ちました。

この文面だけ見ると、TacTypeの方が「スイッチから脱落しやすい」という印象を受けるかもしれませんが、そうではありません。

あくまでも、Cerakeyやほかの樹脂素材キーキャップと比較して、抜き差しをする際の滑走性が高いというニュアンスです。

外装耐性

つづいて外装耐性についてみていきます。

このように、光沢のあるキーキャップに関しては、釉薬によるコーティングが施されているためか、スクラッチ耐性は高いと評価します。

TacType 70

一方で、指紋のつきにくさについては、TacTypeの方が目立ちにくいと評価しました。

TacType 69

また、マットタイプに関しては、若干ではありますが、TacTypeの方がスクラッチ耐性が高い印象です。

TacType 67

ただし、CerakeyもTacTypeもマットタイプのキーキャップはスクラッチによる傷がつきやすいと認識しており、専用の取り外し工具が同梱されています。

いずれにしても、マットタイプに関しては取り扱いに注意が必要です。

TacType 68
TacType 32
同梱されている専用取り外し工具

バックライト透過性

セラミック素材は非常に光の透過性が高いのが魅力的です。

その中でも、特に白いセラミックキーキャップは特に光の透過性が高く、ぼんやりとした独特な光り方をします。

黒いキーキャップに関しては光の透過性がそれほど高くないため注意しましょう。

面光源の上にキーキャップを置いて検証したのが下記の写真です。https://www.youtube.com/watch?v=ZgVSeN7VPsQ

TacType 60
左:TacType 右:Cerakey

このように、光の透過性自体は大きく変わりませんが、ステム部分の透過性が大きく異なります。

TacTypeは光の透過性が高いPC素材を用いているため、キーキャップ全体が光を透過しているのがわかるでしょう。

ただし、あくまでもこれは透過性の実験に過ぎません。

実際にはSouth-facing LEDを採用するキーボードも多いため、この違いは大きく影響しない可能性があります。

色味について

特に色味に違いがあったのは白いキーキャップです。

TacType 60
左:TacType 右:Cerakey
TacType 69
左:Cerakey 右:TacType
TacType 68
左:Cerakey 右:TacType

このように光沢の有無に関わらず、Cerakeyと比較するとTacTypeの白は「暖色系」ということがわかります。

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【写真で見る】TacTypeレビュー

それでは、実際のTacType Ceramicキーキャップの写真を見ていきましょう。

今回サンプルとして提供していただいたキットは、刻印あり・白・光沢アリのベースキットと、マット白・光沢黒・マット黒のキーキャップがそれぞれ4つ入ったサンプルセットです。

このような段ボールに入って届きました。

TacType 56

内容物は、Base Kit(2ケース)、キーキャッププラー、マットキーキャップ用キーキャッププラー、スペースバー用スプリング(2個入り)、取り扱い説明書です。

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簡易マニュアルには、スペースバー用のスプリングの使い方と、マットタイプ用のキーキャッププラーの使い方が記されています。

TacType 33
TacType 32
マットタイプは傷がつきやすいため底面をひっかけて外すタイプ

キーキャップ一つ一つが独立してパッキングされており、輸送中に傷がつく心配はなさそうです。

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トップレジェンドではなく、サイドレジェンドとなっています。

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フォントは一般的なセリフ体となっており、文字の線はやや太めでしっかりしています。

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キーキャップの表面は非常に均一性が高く、パールのような輝きを放っています。

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その他にも、RX1U Kitのマット白、マット黒、光沢黒のサンプルも提供していただきました。

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色味はCerakeyの白よりもクリーム色に近く、こちらの方がキートップの均一性が高い印象です。

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高級チョコレートのような外装は素晴らしいですね。
ディスプレイしたくなる美しさです。

TacType 9
TacType 8

それぞれのカラーの違いを見ていきましょう。

左からマット白、光沢白、マット黒、光沢黒です。

TacType 37

ひとつずつ特徴を見ていきましょう。

光沢白は純白よりもクリーム色に近い暖色系のカラーとなっており、均一なテクスチャーがより一層光沢感を引き立てています。

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光の透過性も非常に高く、PC製ステムと相まってかなりクリアに光を通す印象です。

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マット白に関しては、光の反射が少なく艶消しの質感が上品です。

こちらも表面が非常に均一ですね。

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光の透過性は光沢白同様に非常に高いですね。

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光沢黒はうっとりするほどの光沢感が楽しめます。

ここまで表面が均一だとまるで磨き上げた大理石のような印象すら受けます。

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一方で、マット黒は、黒色というよりも墨色に近いルックスをしています。

硯のような美しさがありますね。

黒いセラミックキーキャップに関しては光の透過性は低い印象でした。

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ステムに関しては、PC素材で作られており、セラミックキーキャップの裏面に貼り付けるような形となっています。

精度自体には問題はありませんが、PCという素材特性上、脱着時の滑りが良い印象を持ちました。

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それでは実際にキーボードに装着した様子を見ていきましょう。

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TacType Ceramic Keycapsを使って感じた良い点と注意点

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TacType Ceramic Keycapsは、ジルコニアセラミックという素材を採用した、非常に個性的なキーキャップです。

一般的なABS/PBTキーキャップとは異なる質感や重量感を楽しめる一方で、セラミックキーキャップならではの注意点もあります。

ここでは、実際に使用して感じた良かった点と、購入前に確認しておきたい注意点を整理します。

TacType Ceramic Keycapsの良かった点

TacType 1
TacType Ceramic Keycapsの良かった点
  • セラミックキーキャップとして価格が抑えられている
  • ジルコニアセラミックという素材差がある
  • 表面の均一性が高く、特にGlossyタイプの質感が美しい
  • PCステムによる柔らかいバックライト透過を楽しめる
  • スペースバー用の補助スプリングが同梱されている
  • Full Kitだけでなく、分割キットで部分導入しやすい

セラミックキーキャップとして価格が抑えられている

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Full Kitが74ドル、TKL Kitが59ドルと、Cerakeyと比較して導入しやすい価格設定は非常に魅力的です。

3日間限定セール中はさらに購入しやすくなる点は見逃せません。

Greenkeys読者向けクーポンを利用すれば、59ドル以上の注文でさらに5ドル割引されます。

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ジルコニアセラミックという素材差がある

Cerakeyがアルミナセラミックを採用しているのに対し、TacTypeはジルコニアセラミックを採用しています。

セラミックキーキャップの中でも、素材の違いを比較できる点が興味深いですね。

表面の均一性が高い

TacType 2

特にGlossyタイプはパールのような質感があり、セラミック素材ならではのなめらかさを感じられます。

光の当たり方によって印象が変わるため、デスク上でも存在感がある点は魅力的といえます。

PCステムによる光の透過感がきれい

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左:TacType 右:Cerakey

白系キーキャップでは、セラミック素材とPCステムによる柔らかい光り方が楽しめます。

一般的なシャインスルーキーキャップとは異なり、素材越しに光がにじむような見え方が特徴的ですね。

スペースバー用のスプリングが同梱されている

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セラミック製スペースバーは重量があるため、軽いスイッチでは戻りが遅くなる場合があります。

TacTypeではその対策として、スペースバー用の補助スプリングが同梱されています。

分割キットで部分導入しやすい

Full Kitだけでなく、60% Kit、Alphas、Modifier、RX1Uなどの分割キットも用意されています。

すべてのキーを置き換えるだけでなく、アルファキーだけ、修飾キーだけ、一部キーだけをセラミック化する使い方もできる点は評価すべき点でしょう。

TacType Ceramic Keycapsの気になった点・注意点

TacType Ceramic Keycapsの気になった点・注意点
  • スペースバーの重量には注意が必要
  • Matteタイプはスクラッチに注意したい
  • 基本的にはANSI配列向けで、日本語配列にはそのまま使いにくい
  • 黒系キーキャップは白系と比べてバックライト透過が控えめ
  • Cerakeyとは白の色味が異なる
  • 打鍵音の違いは劇的ではない

スペースバーの重量には注意が必要

6.25Uスペースバーは25gと重く、軽いスイッチと組み合わせると戻りが遅くなる可能性があります。

付属スプリングを使うか、ある程度押下圧のあるスイッチと組み合わせるのがよさそうです。

Matteタイプはスクラッチに注意

TacType 41

Matte仕上げは落ち着いた見た目が魅力ですが、セラミック同士が擦れた際のスクラッチには注意が必要です。

持ち運びや保管時には、キーキャップ同士が強く擦れないようにしたほうがよいでしょう。

ANSI配列向け

TacType 48

TacType Ceramic Keycapsは基本的にANSI配列向けのキーキャップです。

日本語配列キーボードでは、すべてのキーをそのまま置き換える用途には向きません。

黒系キーキャップはバックライト透過が弱い

TacType 27

白系キーキャップでは柔らかい光の透過を楽しめますが、黒系キーキャップでは光の透過は控えめです。

RGBライティングを重視する場合は、カラーによる見え方の違いを考慮したほうがよさそうです。

Cerakeyとは色味が異なる

TacType 69
左:Cerakey 右:TacType

TacTypeのWhiteは、Cerakeyの白と比べるとやや暖色寄りの印象です。

真っ白なキーキャップを期待している場合は、写真で色味を確認しておくとよいでしょう。

打鍵音の違いは劇的ではない

Cerakeyと比較した場合、TacTypeだけが明確に別物というよりも、どちらもセラミックキーキャップらしい低くコトコトとした方向性です。

素材差による違いはありますが、音だけで大きく差別化する製品ではないと感じました。

まとめ

TacType 58

TacType Ceramic Keycapsは、Cerakeyに続くセラミックキーキャップの新しい選択肢です。

Cerakeyがアルミナセラミックによってセラミックキーキャップというジャンルを広げた存在だとすれば、TacTypeはジルコニアセラミックという素材差と、導入しやすい価格設定によって、新たな選択肢を提示している製品といえます。

一方で、セラミックキーキャップならではの重量には注意が必要です。

特にスペースバーは軽いスイッチと組み合わせると戻りに影響する可能性があるため、付属スプリングの使用や、押下圧の高いスイッチとの組み合わせを検討したいですね。

セラミックならではの硬質な触感、低くコトコトとした打鍵音、そして素材そのものの存在感を楽しみたい方にとって、TacType Ceramic Keycapsはかなり面白い選択肢になるでしょう。

クーポンコード「GREENKEYS」を使用すると$59.00以上の注文で$5.00オフ

  • 初版執筆日:2026年5月7日
  • 最終更新日:2026年5月7日
  • 取材方法:メーカー公式リリース参照
  • 参照・引用元https://tactype.com/
  • 利益相反:商品提供:あり 本稿収益化リンク:あり

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河村 亮介のアバター 河村 亮介 Greenkeys chief editor

日本のキーボード専門メディア「Greenkeys」の編集長です。
メカニカルキーボード、自作キーボード、入力デバイスに関するレビュー・取材・検証・撮影・計測・執筆を一貫して担当しています。
これまで100製品以上のキーボードや入力デバイスをレビューし、日本語配列キーボードの互換性問題に関する情報整理と市場解説を行っています。
また、日本語配列キーボードの互換性標準化を目的とした業界連携プロジェクト Japan Layout Alliance(JLA) を設立し、国内外メーカーと協力した活動を進めています。
Greenkeysでは、編集の独立性と透明性を重視しており、提供品・広告・アフィリエイトの有無について記事内で明示しています。
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