2026年5月、beekeeb.jpは開発中の新作分割キーボードについて、超薄型キースイッチ(ULP)の採用を検討していることを公式Xで案内しました。
薄型キーボードに関する投稿は2日連続。
前日にはApple Magic Trackpadなどの薄型デバイスと並べても違和感が少なそうな片手6列のオーソリニアキーボードのレンダリング画像を公開しています。


今回の投稿は、この開発中の新しいキーボードのキースイッチについて、ユーザーにアンケートを実施ているという構図と見られます。
キースイッチについて Cherry MX ULP または Kailh PG1316S ULP の採用を検討しているようですね。
一方で、Cherry MX ULPとKailh PG1316S ULPの違いは、一般ユーザーにはやや分かりにくい部分でもあります。
Cherry MX ULPに関しては、日本で入手しやすい市販品での採用例は、「Barocco Mistel AirOne Pro」でしょう。

一方で、Kailh PG1316S ULPに関しては市販品採用例が編集部では思い当たりませんでした。
公式情報を参考にした比較表は下記のとおりです。
| 項目 | Cherry MX ULP | Kailh PG1316S ULP |
|---|---|---|
| メーカー | CHERRY | Kailh |
| 公式情報の確認性 | CHERRY公式ページで仕様確認可能 | Kailh公式ページは確認できず。beekeebなど販売・解説ページ情報ベース |
| 主なバリエーション | Click / Tactile | 25gf / 40gfなどの販売例あり |
| 打鍵特性 | Clickはタクタイル+クリック音あり。Tactileはクリック音なしのタクタイル | 25gf / 40gfともタクタイル系 |
| 作動力 | 65cN | 25gf:25±10gf、40gf:40±10gf |
| タクタイルピーク | 65cN付近 | 25gf:35±10gf、40gf:60±10gf |
| プリトラベル | 0.8mm | 公式値未確認 |
| 総ストローク | 1.8mm | 1.8mmとされる採用・解説例あり |
| スイッチ高さ | 3.5mm | スイッチ+キーキャップ+0.8mm PCBで約5mmとする採用例あり |
| 耐久性 | 5,000万回以上 | 公式値未確認 |
| 実装方式 | SMD実装向け | 表面実装型。リフロー前提の扱いが多い |
| キーキャップ互換 | 独自形状 | 独自形状 PG1316S / PG1316M対応キーキャップの販売例あり |
| 市販・採用例 | Mistel Airone / Alienware m15 / m17 R4、XMG NEO 17、CHERRY KW X ULP | mikefive / mikecinqなどの自作系 |
明確に異なるのは、Cherry MX ULPはリニア系のスイッチが用意されているのに対して、Kailhはタクタイル系のスイッチのみのラインナップということです。
また、Cherryの方は押下圧が65Nとやや重いのに対して、Kailhはタクタイルのみのラインナップながらも2種類の押下圧が良いされており、それぞれ25gf/40gfとやや軽めとなっています。
編集部ではいずれも試したことがありません。
想像にはなりますが、Macbook系の打鍵感に近いのはKailhなのかもしれません。
また、beekeeb.jpは新作キーボードの動画も公開しています。
動画では、画像だけでは分かりにくかった本体背面側の形状が確認でき、Type-C端子、電源ボタンと思われるスイッチ、背面側のスリット状の開口部などが見えます。



詳細な用途はまだ明らかにされていませんが、薄型の金属筐体として、かなり完成度の高い外観になりそうです。
本体の形状は、Apple Magic Trackpadなどの薄型デバイスと並べても違和感が少なそうな印象。
サイズ感も同じで並べて使うことができればかなりアツい展開ですね。
現時点では、製品名、配列、接続方式、販売時期、価格、採用スイッチの最終決定などは公開されていません。
ただ、beekeeb.jpが連日ティザーを出していることから、開発がある程度進んでいることはうかがえます。
今後、どちらのスイッチが採用されるのか、また正式な仕様がどのように固まるのか、引き続き注目していきます。
- 初版執筆日:2026年5月15日
- 最終更新日:2026年5月15日
- 取材方法:公式SNS投稿参照
- 参照・引用元:
- 利益相反:商品提供:なし 本稿収益化リンク:あり


