2026年4月28日、Cerakeyは新作キーボード「Peak60 HE Full Ceramic Magnetic Switch Keyboard」を予告しました。
公式Xでは、Peak60 HEについて “World’s first full ceramic magnetic keyboard” と表現し、近日公開予定の製品として案内しています。
すでに商品ページは公開されており、販売価格は$299.00となっています。
現時点ではセール価格となっており、$279.00から購入できるようです。

Cerakeyはこれまで、セラミックキーキャップを中心に展開してきたブランドです。
近年はIce Crystal Glazeのような意匠性の高いセラミックキーキャップも展開しており、素材そのものの質感や打鍵感を前面に出してきました。

今回のPeak60 HEは、彼らにとってはNADA65に続くオリジナルキーボードの第二弾です。
Cerakeyが送り出す新作キーボードについて、仕様をみていきましょう。
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フルセラミック筐体と磁気スイッチを組み合わせる

PEAK60の大きな特徴としては、筐体には特殊なセラミック素材を使用している事でしょう。

焼成された釉薬によってそれぞれ異なる表情を持つケースに仕上げているとされており、二つとして同じケースがないのも面白い。
さらに、セラミック素材は磁場環境に干渉しないため、磁気スイッチの性能を十分に発揮できるとも説明されています。
磁気スイッチキーボードとしての性能訴求もかなり全面に押し出してきています。

Peak60 HEは、8000Hzのポーリングレートによる0.125msの超低遅延、64KHzのキースキャンレート、0.01mmのラピッドトリガー精度をうたい、0デッドゾーン、0ミス入力をサポートすると案内されています。
FPSなどの反応速度が重視される用途を明確に意識した製品と言えるでしょう。
打鍵音に関してはかなり硬質な印象です。
ケース構造を見る限りは、PCBガスケット構造ではなく、トレーマウントもしくはトップマウントに見えます。
加えて、チタニウム製のスイッチプレートを採用していることからも、かなり硬い打鍵感が想像できそうです。

Cerakey製の磁気スイッチとCerakey Lab

Peak60 HEには、Cerakeyが自社開発した磁気スイッチが採用されると案内されています。
商品ページでは、高磁束の磁気スイッチにより安定したステムと滑らかな作動を実現し、POMステムによるシルキーな押下感、半透明トップとライトガイドによる均一なRGB表現を特徴として挙げています。
また、設定ツールとして「Cerakey Lab」も用意されるようです。

Cerakey Labでは、各キーのカスタマイズに加えて、SOCD、RS、DKSなどの高度な機能を設定できるとされています。
単に素材感を楽しむキーボードではなく、競技向けの磁気スイッチキーボードとしての機能も前面に出している点が特徴です。
Ice Crystal Glazeのセラミックキーキャップも採用

キーキャップには、CerakeyらしいIce Crystal Glazeのセラミックキーキャップが使われています。
これは先日販売を開始したIce Crystal Glazeの別注カラーという位置付けとなっているようで、まさに「陶熹」カラーに近く高級感が感じられます。

プロファイルはCherry Profile、ステムはV2 ABS ステム。
Cerakeyにとって、セラミックキーキャップはブランドの核となる存在です。
Peak60 HEでは、そのキーキャップに加えて、筐体側もセラミック素材で構成することで、入力デバイスというよりも、素材表現を強く持ったデスク上のオブジェクトとしてのポジションを狙っているように見えました。
「世界初」は公式の主張として扱いたい
Cerakeyは公式Xで、Peak60 HEを “World’s first full ceramic magnetic keyboard” と表現しています。
一方で、過去にはKeychron Q16 HE 8Kのように、セラミック筐体とセラミックキーキャップ、磁気スイッチ系技術を組み合わせた製品も登場しています。
この点については「公式の主張」としてみたほうが良いでしょう。
ケース単体販売で、既存PCBの載せ替え需要にも対応


Peak60 HEで面白いのは、完成品キーボードだけでなく、セラミックケース単体でも販売されている点です。
Cerakey公式ページでは「Peak 60 Ceramic Keyboard Case Kit」として、セール価格107ドル、通常価格119ドルで掲載されています。カラーはWhiteのほか、White Crazed、Blue Crazed、Pink Crazedが案内されています。

ケース単体ページでは、Peak60はGH60 60%レイアウト標準に基づいており、標準的なGH60ネジ穴レイアウトを使う多くのPCBに対応すると説明されています。
さらに、Wooting 60HE / 60HE+、Gateron GT60 / GT60PRO、MONSGEEK FUN60、GeonWorks Venom60HE、WuqueStudio BABAO60 HEなど、磁気スイッチ系を含む多数のPCB互換リストも掲載されています。
これは、CerakeyがPeak60を単なる完成品キーボードとしてだけでなく、既存の60%磁気スイッチキーボードをセラミックケース化するための選択肢としても見せていることを意味するのではないでしょうか。
特にWooting 60HEのように、性能面では強いものの筐体カスタム需要が大きい製品を考えると、Peak60ケース単体販売はかなり分かりやすいですね。
また、ケース単体ページでは「Zero Interference, GH60 Layout Fit」として、セラミックケースが磁場へ干渉せず、ホール効果センサーの精度を保つと説明されています。
対応するPCBリスト
| Brand | Compatible PCB Models |
|---|---|
| Wooting | 60HE, 60HE+ |
| RAKKA | H60/Left-shift 64 Layout PCB |
| HeMu | HM66/HM61Z/HM64Z |
| Xiaoye | Xiaoye 61/Xiaoye 64 |
| MM Studio | M6 Ultra+/M6 PRO+/M6 LITE+ |
| IceSoul | ISO64XE |
| GeonWorks | Venom60HE |
| Gateron | GT60/GT60PRO |
| Mad Catz | MAD60 Series |
| AULA | WIN60HE Series/AG60 Series |
| IMK | Color61 Zhuri SE |
| MONSGEEK | FUN60 |
| Titan Nation | TITAN60 |
| Team Wolf | RAVEN61 |
| WuqueStudio | BABAO60 HE |
まとめ

Cerakeyはこれまで、セラミックキーキャップという素材体験を軸に展開してきたブランドです。
最近ではスタンダードラインナップのさらに上の「ラッカー仕上げ」「漆仕上げ」のキーキャップをラインナップするなど、「プレミアム路線」への舵取りが伺えます。
一方で、今回リリースを告知したPeak 60 HEキーボードに関しては、同社のセラミックキーキャップを搭載してかつ$300.00を下回る価格というのは、対比としてリーズナブルにも見えるでしょう。
近年、磁気スイッチキーボードはゲーミング用途を中心に急速に増えています。
その中でCerakeyが出してきたのは、単にラピッドトリガーや8000Hzといった性能だけを前面に出す製品ではなく、セラミックという素材感と磁気スイッチの性能を組み合わせたキーボードとなっている部分は非常に興味深い。
また、磁気特性と干渉しないケース、という訴求もかなり面白い切り口ですね。
詳細な発売日や販売形式については今後の案内を待つ必要がありますが、Cerakeyがキーキャップブランドから完成品キーボード領域へ踏み込む動きとして、Peak60 HEは注目しておきたい製品と言えるでしょう。
- 初版執筆日:2026年4月29日
- 最終更新日:2026年4月29日
- 取材方法:公式SNS投稿参照
- 参照・引用元:https://www.cerakey.com/products/peak60-he-full-ceramic-magnetic-switch-keyboard
- 利益相反:商品提供:なし 本稿収益化リンク:あり

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