天下一キーボードわいわい会Vol.11レポート(個人ブース編)

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ガイド
この記事の位置づけ
本記事は、製品選びや仕様理解を助けるためのガイド・比較記事です。実測・使用経験・公開情報をもとに整理していますが、最終的な選定基準は用途や好みによって異なります。収益化リンクを含む場合は、本記事内に明記します。

2026年6月6日、11回目となる天下一キーボードわいわい会、通称「天キー」が開催されました。

会場は六本木グランドタワー 24F DMM.comグループ セミナールームです。

Personal 19
窓から見える東京タワー

主催のゆかりさんが急遽欠席となり、オープニングトークとエンディングトークをサリチル酸さんが代打で行うイレギュラーがありました。

滞りなく会が最後まで進行できたという点では、運営体制が盤石なものとなっていることを感じ、このイベントが築き上げてきた歴史についても思いを馳せることができた貴重な会となりました。

当日の出展ブースは11ブースとなり、回を重ねるごとに出展企業が増えてきている印象です。

  1. moimate(当日は出展なし)
  2. HHKB
  3. LEOPOLD
  4. DIGIART
  5. ELECOM
  6. beekeeb
  7. Keychron
  8. EPOMAKER
  9. 遊舎工房
  10. 株式会社アスク
  11. 株式会社イーケイジャパン
  12. GOPPA

本記事では、個人ブースで気になったキーボードを編集部目線で紹介していきます。

タップできる目次

市販品キーボード

ここでは、一般的に購入できるという意味での 「市販品キーボード」で気になったモデルものについて紹介していきます。

Singa Kbd Kohaku

カスタムキーボードジャンルにおいては非常に有名な一台。

Kohaku はマレーシアにあるSinga Kbdが販売するキーボードです。

基本的にはGB(グループバイ)となっており、販売台数が限定されており「抽選販売」となるほど人気となるキーボードです。

Kouhaku 2
Kouhaku 5
Kouhaku 1

やはり目を見張るのは背面のデザインですね。

2ピースで構成されたボトムケースの造形により、錦鯉の模様が浮かび上がるというなんとも柔らかな表現がなされています。

Kouhaku 4

その上を強化ガラスで覆うことで、まるで水面で錦鯉が泳いでいるようなルックスが楽しめました。

Kouhaku 3

Geistmaschine Geist

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見るからにプレミアムなルックスとなっているのは、ドイツのキーボードブランド「Geistmaschine」のGeistです。

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これはキーボードというよりも、オブジェに近いような造形美を感じました。

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Cerakey Peak60 HE

セラミックキーキャップのパイオニアであるCerakeyが送り出す初の磁気式キーボードがPeak60です。

ケースもセラミック製でできており、その圧倒的な存在感に目を奪われました。

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ロウスタッガードキーボード

いわゆる「横ずれ」キーボード。

まずはサリチル酸さん設計の「AtEighty JP+ネジレスケース」です。

分割キーボード初心者が使いやすいよう、日本語配列でかつファンクションキーもそなえた75%レイアウトで作成されており、スイッチングコストが極めて低いキーボードとなっているように感じました。

Acid Caps LowProfileという自身が設計した日本語配列の印字となっているキーキャップを採用し、まさに分割キーボード入門に最適な一台となっているのが印象的でした。

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びあっこさんが展示していたのはTitan8000です。

これも前述と同じく、Acid Caps LowProfileが装着されていました。

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キーキャップのレジェンドカラーとケースカラーが統一されており、素晴らしい世界観を演出していましたね。

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また、以前のテンキーでは「カラスタ×トラックボール」のいわゆる「Keyballスタイル」のキーボードが多く展示してありましたが、今回の天キーでは、「ロウスタ×トラックボール」構成のキーボードが増えていたように感じました。

トラックボールの位置からも設計思想が読み取ることができました。

フルサイズに近く、レイヤー操作が不要であれば、右親指のホームポジション位置にトラックボールがきても問題にはなりにくくむしろ理になかっています。

一方で、40%以下のキーボードとなるとレイヤー操作が必須となるため親指位置にはキーをおいてトラックボールは手のひら側に避ける。

トラックボールを親指位置において且つ、サムクラスタに角度をつけて親指でのキー操作も実現するなど、いろいろな設計思想が垣間見得ました。

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カラムスタッガード

今回の天キーでは、Cornixの展示が多く見られました。

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Nobuki Inoueさん作のカバー。Jiffy75LP風のルックスがおしゃれ。
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また、Cornixに19mmトラックボールを搭載したカスタムも見られました。

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また、既存カラスタの文脈ではかなり珍しいULPスイッチを採用したCorneまで登場していました。

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オーソリニア

オーソリニアで実験的で面白かったのが、m.kiさん設計の「OKBall」と「cool642tb_Side_B」です。

同じ親指操作でありながらトラックボールの位置と大きさが異なります。

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同様の文脈では、muinoさんのFrostOrthoに関してもトラックボール位置が中央寄りとなっていました。

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共通しているのは、親指をホームに置いた時はキーを配置して、トラックボールの位置を避ける、という点ですね。

この辺りの最適解が設計者によって異なるのが面白いです。

また、スケルトンのconductorも非常にクリーンで美しかったですね。

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こちらは一体型オーソリニアのmeteorite40 LPです。

シンプルなルックスが美しい。

meteorite40に関しては、専用のブラウザ版エディタ「Meteorite Studio」でキーマップ変更が簡単にできるなど、UI面での作り込みが頭ひとつ抜けている印象です。

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最後はDRESSTHINGのフロストバージョン。

これはもうキーボードというよりも芸術作品ですね。

素晴らしかったです。

アクセサリー

shakupanさんの展示ブースには色とりどりのフロスト仕様のカラートラックボールが展示してありました。

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トラックボールまでカスタマイズできるなんて、素敵です。

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また、ふじっこさんの展示ブースでは、そのトラックボールを使ったマーブル模様のCOROPITをあしらったmoNa2が展示してありました。

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自作キーボード界隈同士でのコラボレーションも進んできているようで、これまでにない動きが活発になってきている印象です。

まとめ

以上、個人ブースの様子をピックアップしてお伝えしてきました。

GreenkeysではVol.6から継続して取材を行ってきましたが、自作キーボード界隈も少しずつトレンドが進化しつつあるように思います。

ここ数年では、アクリル素材を用いたケースはほとんど見かけなくなり、代わりに個人制作もできる3Dプリンタ製のケースや、アルミやポリカーボネート削り出しといったものも多く見られるようになっています。

キーボードのレイアウトの多様性に関しては相変わらずですが、明確にケース制作のクオリティが向上してきました。

また、オリジナルキーキャップを採用している作家さんも増えているように思います。

それを実現しているのがYUZU Custom Keycapsなどの個人が1ロットから制作できる印字サービスです。

また、パーツの入手性についても多様化しており、国内ショップだけでなく海外から個人輸入するケースも当たり前になってきました。

また、製造ブランドの動きにも変化が見られています。

Jezail FunderやKeychronが分割キーボードをリリースしたり、エレコムが支持球のモジュールバリエーションを増やしてきたりするなど、自作キーボードジャンルのエッセンスを取り入れた商品も次々に登場しています。

自作キーボードから始まったムーブメントが、日本で少しずつ大きくなってきているのを感じる機会も増えてきました。

次回開催も目が離せませんね。

  • 初版執筆日:2026年6月7日
  • 最終更新日:2026年6月7日
  • 取材方法:現地取材
  • 参照・引用元https://tenkey.connpass.com/event/384093/
  • 利益相反:商品提供:なし 本稿収益化リンク:なし

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河村 亮介のアバター 河村 亮介 Greenkeys chief editor

日本のキーボード専門メディア「Greenkeys」編集長。GreenEchoes Studio代表。

メカニカルキーボード、自作キーボード、入力デバイスに関するレビュー・取材・検証・撮影・執筆を担当しています。これまで100製品以上をレビューし、日本語配列キーボードの互換性問題や国内市場動向についても継続的に情報発信しています。

日本語配列キーボードの互換性向上を目的とした業界連携プロジェクト「Japan Layout Alliance(JLA)」を設立し、国内外メーカーと協力した活動も行っています。

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