2026年4月、Lofreeの新型キーボード「Hyzen」を試す機会を得ました。
先に公開しているハンズオンレビューにてかなりの部分を論じているため、本レビューでは実機を確認してのショートレビューとしています。
要点まとめ表




- Hyzen Tri-mode:$189〜$219(通常 $299)
- Hyzen Wired-mode:$169〜$199(通常 $279)
- Prism Wrist Rest:$29
- Desk Mat:$29
- Wireless Mouse:$49
- Hypace Gaming Mouse:$119 / $129
- Charm Charging Cable:$9.9
販売タイムライン

発送予定:7月(初版)/8月(第二版)
| 観点 | 内容 |
|---|---|
| 立ち位置 | 磁気スイッチの速度・精度と、メカニカルスイッチの打鍵感を両立することを目指したモデル |
| 訴求軸 | 8Kポーリング、TMR磁気検知、Rapid Trigger、調整可能なアクチュエーション |
| デザイン軸 | CNCアルミボディ、控えめなライティング、デスク空間との調和 |
| 操作系の特徴 | 側面ノブ、物理モードスイッチ、F-row表示切替ウィンドウ |
| カスタマイズ性 | Webアプリベースでキーマップ、マクロ、レイヤー、各種磁気機能に対応 |
| 注意点 | 角度は12度と強め。一般的なロープロやフラット寄りとは使用感が異なる可能性あり |
Lofree Hyzenのスペック
Hyzenは“世界初のメカニカル磁気キーボード”を掲げるモデルです。
スペックから見ていきましょう。
主要スペック
- 67キー配列
- 3モード接続対応(USB / Bluetooth / 2.4GHz)
- 8,000Hzポーリングレート(有線 / 2.4GHz)
- 10,000mAhバッテリー
- CNCアルミニウム合金ボディ
- PCBガスケット構造 + FR4プレート
- Lofree × Kailh共同開発 Nexus Switch 搭載
- 0.01mm単位のアクチュエーション調整とRapid Trigger対応
- Webベースのキーマップ / マクロ / レイヤー設定対応
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 製品名 | Lofree Hyzen |
| キャッチコピー | World’s First Mechanical Magnetic Keyboard |
| 配列 / キー数 | 67キー |
| 接続方式 | 有線(USB Type-C)、Bluetooth、2.4GHz |
| ポーリングレート | 8000Hz(有線 / 2.4GHz)、125Hz(Bluetooth) |
| レイテンシ | 0.36ms(有線)、0.65ms(Bluetooth / 2.4GHz) |
| バッテリー容量 | 10,000mAh |
| 本体サイズ | 330.9 × 142.3 × 48.4mm |
| 重量 | 約1,860g |
| カラー | Space Gray、Silver |
| 本体素材 | アルミニウム合金 |
| 構造 | PCB Gasket + FR4 Fiberglass Plate |
| タイピングアングル | 12度 |
| キーキャップ素材 | 高透明PC |
| キーキャップ仕様 | 前面印刷 + マットUVコーティング |
| デフォルトスイッチ | Lofree × Kailh共同開発「Nexus Switch」 |
| スイッチ方式 | Mechanical Magnetic Switch(リニア) |
| スイッチの特徴 | メカニカル構造と磁気検知を組み合わせたデュアル構造 |
| モード | Mechanical Mode / Magnetic Mode |
| ラピッドトリガー | 対応(0.01mm精度) |
| アクチュエーション調整 | 0.01mm単位で調整可能 |
| ホットスワップ | 対応 |
| 対応メカニカルスイッチ | 3ピン / 5ピン対応 |
| 対応磁気スイッチ | Gateron系を含む複数の磁気スイッチに対応(再校正前提) |
| キーマップ設定 | Webベースのみ |
| マルチレイヤー | 対応 |
| マクロ | 対応 |
| Mod-Tap / Layer-Tap | 対応 |
| ボリュームキー | リマップ不可 |
| ファームウェア更新 | Web経由で対応 |
| 対応OS | Mac / iOS / Android / Windows |
| RGB | 対応 |
| バックライト | 12種類 |
| フロントアンビエントライト | 6種類 |
| レシーバー側ライト | 4エフェクト / 1カラー |
| 特徴的な機構 | F-row / 数字列を切り替えるマルチファンクションキーウィンドウ |
| デザイン訴求 | ミニマル、プレミアム、Hi-Fi機器に着想を得た造形 |
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| スイッチタイプ | リニア |
| 作動圧 | 40 ±10gf |
| 総トラベル | 3.4 ±0.05mm |
| アクチュエーションポイント | カスタム設定可能 |
| 初期磁束量 | 90 ±5Gs |
| 底打ち磁束量 | 480 ±20Gs |
| 磁束量測定条件 | 1.6mm PCB上で測定 |
| ステム素材 | POM |
| トップハウジング | PC |
| ボトムハウジング | ナイロン |
| スプリング素材 | ステンレススチール |
| 接点素材 | Composite Gold |
| ライトパイプ素材 | PC |
| 磁石素材 | NdFeB(ニッケルメッキ) |
実写でみるLofree Hyzenレビュー
それでは実際の写真を見ていきましょう。
実際に触れてみてまず印象に残ったのは、磁気スイッチ対応キーボードとしての機能面以上に、プロダクトとしての完成度の高さでした。


CNC加工のアルミ筐体を中心に構成された外観は非常に端正で、余計な装飾を抑えたミニマルなデザインに仕上がっています。

Lofree側もHyzenを「intentional, minimal, premium」と位置づけており、素材感や全体のプロポーションを重視した製品であることがうかがえます。

特に印象的だったのは、デスク上に置いたときの佇まいです。

Hyzenは一般的な“ゲーミングキーボード”のような強い主張を前面に出すタイプというよりも、空間に自然になじみながら存在感を放つキーボードに見えます。

印象に残るバータイプのサイドライティングやアルミボディの質感も含め、単なる入力機器というより、デスク環境を構成するプロダクトとして設計されている印象です。

一方で、タイピングアングルはスペック上は12度とされおり、実測でも11.3度やや傾斜が強い印象です。

Lofree側は多数の角度を試作し、最終的に幅広いユーザーに適合すると判断した*としていますが、この点は実際には好みが分かれそうです。
フラット寄りの角度に慣れている方にとっては、第一印象で少し強く感じられる可能性があるでしょう。
また、手前側の段差に関して2cm程度あることから、パームレストセットでの用意が望ましいかもしれません。


さらに言えば、専用パームレスト込みでHyzenの世界観が構築されるといっても過言ではないと考えています。

製品版に向けては、ロゴまわりの整理に加え、キーキャップへのMac向け表記追加、日本語対応の追加など、細部のブラッシュアップも予定されています。

こうした調整が入ることで、製品としての完成度はさらに高まりそうです。


























まとめ

Hyzenは、磁気スイッチ対応キーボードとしての新しさだけでなく、アルミ筐体の質感や全体の造形を含めて、“見た目の良さも含めて選びたくなるキーボード”として印象に残る一台でした。
機能面の新規性に目が行きがちな製品ではありますが、実際にはそのデザイン性の高さこそが、本機の大きな魅力のひとつと言えそうです。
Lofree Hyzenは4月23日からKickstarterでクラウドファンディングを実施しています。

- 初版執筆日:2026年4月24日
- 最終更新日:2026年4月24日
- 取材方法:メーカー発表資料, Kickstarter
- 参照・引用元:メーカー発表資料, Kickstarter
- 利益相反:商品提供:あり 本稿収益化リンク:あり

