Keychron × ギズモード「Orca echo」が本日クラウドファンディング開始。トラックボール付き左右分割キーボード

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この記事の位置づけ
本記事は、新製品・販売開始・仕様更新・キャンペーンなどの事実整理を目的としたニュース記事です。実機を用いた長期レビューや評価記事ではありません。提供・広告・収益化に関する情報がある場合は、本記事内に明記します。

大注目のプロダクトがついに公開です。

2026年6月18日、ギズモード・ジャパンは公式Xにて、「Keychron Orca echo」のクラウドファンディングページ公開をアナウンスしました。

販売は、株式会社メディアジーンが運営する「CoSTORY」で実施予定。

プロジェクト実行者は、Keychronの日本販売代理店であるコペックジャパンです。

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支援開始は、2026年6月19日20時です。

Orca echoは、左右分割レイアウトに、トラックボール、ホイール、上下スクロールパッドを組み合わせた49キーのワイヤレス分割キーボード。

右手親指位置には19mmトラックボール、左手親指位置にはホイール、左右ユニット上部には上下スクロールパッドを搭載。タイピング、ポインター操作、スクロール操作を、キーボード上で完結しやすいように設計されています。

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2026年6月6日に開催された「天下一キーボードわいわい会Vol.11」にてモック版が展示され、話題となりました。

Keychronとギズモード・ジャパンのコラボレーションとしては、小型トラックボールデバイス「Nape Pro」に続く第2弾プロジェクトとなります。

タップできる目次

本体単体は22,908円から。ケース付きセットは24,112円から

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CoSTORYでは、Orca echo本体単体と、専用キャリーケースを含むパッケージセットが用意されています。

記事執筆時点で確認できる主なラインナップは以下の通りです。

ラインナップ価格割引購入可能期間配達予定
Orca echo 単体 ブラック22,908円超超早割15%OFF2026年7月1日12:00まで2026年11月下旬予定
Orca echo 単体 ホワイト22,908円超超早割15%OFF2026年7月1日12:00まで2026年11月下旬予定
パッケージセット ブラック24,112円超超早割20%OFF2026年7月1日12:00まで2026年11月下旬予定
パッケージセット ホワイト24,112円超超早割20%OFF2026年7月1日12:00まで2026年11月下旬予定
専用キャリーケース3,190円2026年11月下旬予定
交換用トラックボール 19mm1,540円2026年11月下旬予定
価格はすべて税込

もっとも割引率の高い「超超早割」は15%オフとなっており、22,908円(税込)で購入可能。

商品到着時期は11月下旬となっている点については注意が必要です。

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左右分割完全無線対応トラボ付き、スイッチキーキャップ込みの完成品でこの価格は安いです。

Keychron Orca echoの特徴

改めて、今回全貌が公開されたOrca echoの特徴について整理します。

右手親指位置に19mmトラックボールを搭載

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Orca echoの大きな特徴は、右手側ユニットに19mmトラックボールを搭載している点です。

トラックボールは右手親指位置に配置されており、キーボードに手を置いたままカーソル操作ができるように設計されています。

キーボードのタイピングとカーソル操作は並行して行う必要があり、カーソル操作のたびに右手をマウスへ伸ばすと言う行為は、日常的にかなりの頻度で行わなければいけないという課題があります。

Orca echoは、その課題に対して、キーボード自体にトラックボールを組み込むことで応えています。

19mmというボール径は、一般的な据え置き型トラックボールと比べるとかなり小型サイズ。

大きなボールを指先で転がすタイプのトラックボールとは操作感が異なる可能性があります。

一方で、左右分割キーボードの右手親指位置に組み込むことを考えると、筐体サイズ、携帯性、親指の可動域とのバランスを優先した設計と見られます。

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一般的な親指操作タイプの据え置きトラックボールでは34mm前後のボールが多く、小型モデルでも25mm前後が見られます。
この辺りは使用してみないとわからない部分がありそうです。
また、モック版とは異なり、ボールソケットに落下防止機構がつきましたね。

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修正されたソケット形状

左手側にはホイール、左右中央上部には上下スクロールパッド

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Orca echoは、トラックボールだけを搭載したキーボードではありません。

左手側の親指位置には水平回転のロータリーエンコーダーホイールを搭載しています。

横スクロールや音量調整などの「ちょっとした調整」に割り当てられそうですね。

さらに、左右両方の中央上部には上下スクロールパッドを備えています。

公式案内では、ジェスチャー操作にも対応すると説明されています。

この構成により、Orca echoはマウスカーソル操作だけでなく、スクロール、ホイール操作、ジェスチャー、ショートカットまで、キーボード周辺で完結しやすい入力環境を目指しています。

Orca echoはトラックボール付きというだけでなく、ほぼすべての操作を手元で完結しようとする設計思想が読み取れます。

小指にModキーを備えた49キー構成

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Orca echoは49キー構成です。

左右分割キーボードやカラムスタッガード配列では、より少ないキー数でレイヤーを多用する製品も多くあります。

一方で、キー数を減らしすぎると、初めて使うユーザーにとっては学習コストが高くなります。

その点、Orca echoでは、Ctrl、Shift、Tabなどの修飾キーや、一部の記号キーを残した構成となる「40%レイアウト」が採用されています。

Orca echoは、カラムスタッガード、左右分割、トラックボール統合という時点で、一般的なキーボードから見るとかなり攻めた製品です。

49キーというのは、一般的に利用されるサイズよりもかなりキー数が少なく、一部のキーに関しては、レイヤーキーを押しながら入力することが前提となります。

Orca echoの狙いが「分割キーボードに慣れたユーザーだけのための製品」ではなく、「新しい入力体験に踏み出すユーザーを受け止める製品」だと考えると、かなり現実的な設計です。

一方で、キー数が少なく、レイヤー操作を前提とするという設計は、スイッチングコストが大きい可能性もあります。

カラムスタッガード配列を採用

Orca echoは、一般的なロウスタッガード配列ではなく、カラムスタッガード配列を採用しています。

ロウスタッガード配列は、横方向に段がずれた一般的なキーボード配列です。

一方でカラムスタッガード配列は、指の長さや自然な動きに合わせて、列ごとにキー位置をずらす考え方です。

カラムスタッガード配列は、慣れるまでに一定の学習コストがある一方で、慣れた後は指を横方向に無理に動かす量を減らしやすく、自然な運指を目指しやすい配列でもあります。

Orca echoの場合、左右分割、2段階テンティング、カラムスタッガードを組み合わせることで、姿勢、手首角度、指の動きの3方向から入力姿勢を見直す設計が特徴的ですね。

2段階テンティングスタンドを内蔵

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Orca echoは、2段階のテンティングスタンドを内蔵しています。

テンティングとは、キーボードの中央側を持ち上げ、手首を内側にひねりすぎない角度に近づけるための機構

テンティングは一般的な一体型キーボードではまだ多くありませんが、左右分割キーボードでは手首を自然な角度に近づけるための重要な要素です。

「手を内側にねじらない方が楽な姿勢がとれる」という思想のもとで考案されたと見られます。

長時間のデスクワークで、肩や手首の負担を減らしたいと考える方には有用かもしれません。

市場先行市販品とは異なり、一体型のテンティングスタンドとなっている点は特徴的ですね。

Keychron Launcherを用いてキーマップ変更に対応

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画像はデモ画面です

Orca echoは、Keychron Launcherに対応し、任意のキーマップへ変更することが可能です。

Keychron Launcherは、ブラウザ上で動作するKeychronの設定ツール。

キースイッチのマッピングに加えて、トラックボール、ホイール、スクロールパッドの動作もカスタマイズ可能です。

設定は本体に保存されるため、接続先を変更しても同じセッティングで使える点はメリット言えるでしょう。

新型ロープロファイルスイッチ「Ninja」「Samurai」を選択可能

Orca echoのスイッチには、新開発のKeychron Apex POM low-profile switchesが採用されています。

購入時には、リニアタイプのNinjaと、タクタイルタイプのSamuraiから選択できます。

Ninjaは、滑らかな沈み込みと素直な底打ち感を楽しめるリニアスイッチ、Samuraiは、指先にはっきりとした打鍵感を感じられるタクタイルスイッチとして紹介されています。

現時点では打鍵感については不明ですが、どちらもPOM素材を採用していることを考えると、なめらかでコトコトとした打鍵感を目指したスイッチと言えそうです。

現時点では押下圧やトータルトラベルなどは掲載されていません。

新技術「Nova Socket」も採用

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参照:https://www.youtube.com/watch?v=4hM8D0spBM0
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通常のソケット
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Nova Socket

Orca echoでは、Keychron独自の新技術としてNova Socketも採用されています。

Nova Socketは、Keychron独自の超薄型キースイッチソケット。

ロープロファイルキーボードの薄さを保ちながら、よりシンプルなPCB設計を可能にし、スイッチピンの破損・変形リスクを抑える技術として説明されています。

また、Orca echoでは、将来的に別売予定の通常プロファイル用スイッチプレートを使用することで、市場に多く存在するMX互換の通常プロファイルキースイッチを装着できるようになると案内されています。

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編集部では、この互換性機構について、NuPhy Kick75で注目されたHigh-Low構造やGateron Low Profile 3.0系の考え方に近い部分があるのではないかと見ています。
この辺りについては、後日考察コンテンツを出す予定です。

また、Nova Socketについては将来的にメカニカルスイッチと磁気スイッチでPCBを共通化できる可能性にも触れられていますが、Orca echo自体は現時点で磁気スイッチ非対応です。

Nova Socketの技術的な意味については、製品本体とは別に掘り下げたいテーマです。

ロープロファイルキーボードの薄さと、通常プロファイルのMX互換スイッチの拡張性をどうつなぐのかという点で、今後のKeychron製品にも関わる可能性があります。

マグネット吸着と専用キャリーケースで持ち運びも意識

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Orca echoでは、左右ユニットの裏面にマグネットを内蔵し、左右ユニットをくっつけて1台のようにまとめられる構造が採用されています。

さらに、専用キャリーケースも用意。

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このあたりはセットで購入したくなりますね。

技適認証はお届け時期までに完了予定

Orca echoの技適の認証取得は到着時までに取得見込みとなっています。

なお、記事執筆時点では技適番号などの詳細は確認できません。

ワイヤレス機器として国内利用に関わる重要な項目のため、出荷時の案内も確認しておきたいところです。

Orca echoの主な仕様・特徴

項目内容
製品名Keychron Orca echo
コラボレーションKeychron × ギズモード・ジャパン
販売形式CoSTORYでクラウドファンディング
公開予定2026年6月19日20時
レイアウト左右分割 / カラムスタッガード
キー数49キー
トラックボール右手側親指位置、19mm
ホイール左手側親指位置
スクロールパッド左右ユニット上部に搭載
テンティング2段階テンティングスタンド内蔵
スイッチKeychron Apex POM low-profile switches
スイッチ選択Ninja / Samurai
ソケットKeychron独自のNova Socket
将来的な拡張別売予定の通常プロファイル用スイッチプレートでMX互換スイッチ対応予定
磁気スイッチOrca echo本体は現時点で非対応
キーキャップLSAプロファイル
カスタマイズKeychron Launcher対応
ファームウェアZMK
設定保存オンデバイスメモリ
接続有線 / Bluetooth 3台 / 2.4GHz
バッテリー左右ユニットに650mAhずつ
サイズ左手 144 × 106 × 22mm、右手 144 × 106 × 32mm
技適お届け時期までに認証完了予定
お届け予定2026年11月下旬予定

付属品

  • Keychron Orca echo本体左右ユニット(キーキャップ・キースイッチ装着済)
  • 専用USB-Cケーブル
  • USB-A to Cアダプター
  • Windows向け交換キーキャップ
  • スイッチ・キーキャッププラー
  • 2.4GHz接続用ドングル(Type-C)
  • 取扱説明書

オプション販売品

  • 専用キャリーケース
  • 交換用19mmボール(ブラック・ホワイト・レッド・ブルー・イエロー)

※本記載内容は現時点のものであり、販売時に変更される場合があります。

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イエロー装着

Orca echoは「入力環境の再設計」を狙うデバイス

以上、Orca echoのクラウドファンディング開始についてお伝えしてきました。

Orca echoは、スペックだけを見ると「トラックボール付きの左右分割キーボード」と見えますが、実際には「入力環境の再設計」を狙うデバイスという設計思想が見えます。

ホームポジションをキープしたまま、パソコンに関するほぼすべての操作を完結したいという思想は、非常に共感できる部分が大きいです。

一方で、Orca echoは万人向けのキーボードではありません。

カラムスタッガード配列には慣れが必要です。

49キー構成も、一般的なキーボードと比べればレイヤー操作への理解が求められます。

さらに19mmトラックボールは、通常の親指操作トラックボールと比較すると小さく、操作感覚が異なる可能性があります

それでも、Orca echoが興味深いのは、こうしたハードルを完全に隠すのではなく、むしろ「広範な意味でのガジェット」として訴求し、トラックボール付き分割キーボードの魅力を広めようとしている点にあります。

左右分割キーボードの快適性と、ポインティングデバイス統合の楽しさを、Keychronの量産力で一般ユーザーに届けようとしている。

Orca echoは、その意味でかなり重要なプロジェクトと言えそうです。

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河村 亮介のアバター 河村 亮介 Greenkeys chief editor

日本のキーボード専門メディア「Greenkeys」編集長。GreenEchoes Studio代表。

メカニカルキーボード、自作キーボード、入力デバイスに関するレビュー・取材・検証・撮影・執筆を担当しています。これまで100製品以上をレビューし、日本語配列キーボードの互換性問題や国内市場動向についても継続的に情報発信しています。

日本語配列キーボードの互換性向上を目的とした業界連携プロジェクト「Japan Layout Alliance(JLA)」を設立し、国内外メーカーと協力した活動も行っています。

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